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双新星編
サブストーリー6 聖女様の旅の果て・・・
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女騎士さんが背の高い男性と戦っている。
(私が近くに居すぎると戦いの邪魔になる)
戦いの邪魔にならないように私は少し後ずさる。
その時だった。
後ろから『ガバッ』と抱きつかれ胸を揉みしだかれる。
「はぁはぁ・・・サクラ!!サクラぁ!!!!」
「い、いや!!離して!!!!」
私はもがいて抱きついて来た人物を何とか引きはがす。
目が血走った侍の人・・・
こ、この人、最初に転移した日に居たお侍さん!?
「なんで・・・なんでだよぉぉぉ!!!さくらああああ!!!」
叫びながらこちらににじり寄ってくる。
(こ、恐い・・・なん・・・なの?・・・サクラ?誰と勘違いしてるの?)
「こ、来ないでーーー!!!!」
私は遮二無二逃げ出した。
後ろから侍の人が追ってくる。
走って逃げてる方角にシスターが見える。
私の様子に気づいてシスターが庇うため間に入ってくれた。
「あなた!!!何をしているのです!!!やめなさい!!!」
「邪魔だ!!!ブスはどいてろおおおお!!!」
躊躇いもなく侍の人がシスターを斬り捨てる。
「そんな・・・いやあああああああああああ!!!!シスターーーーー!!!!!」
私はすぐさまシスターに駆け寄り傷を見る。
「だ、駄目・・・早く逃げなさい・・・」
深く切られおびただしい出血。いや・・・私の能力ですぐ治療すれば助かる。けど・・・
「サクラぁ・・・」
侍の人が上から『ニタァ』と気味悪い笑いを顔に張り付かせ覗き込むように私を見る。
「あ・・・あ・・・あ・・・・いやあああああああ!!!!!」
私は恐怖のあまり逃げ出してしまった。シスターを見捨てて・・・助けることが出来たのに私はシスターを見殺しにしたんだ。
「待てよぉ!サクラぁ・・・・待て・・・待てって!!!!」
ついに後ろから抱き疲れる形で捕まる。
べたべた気持ち悪い手つきで触れられる。
顔を近づけられ首筋を舐め回される。
「・・・や・・・・あ・・・・か・・・・・」
私は叫ぼうとしたけど、あまりの恐怖と嫌悪感でのどが張り付き声が出なかった。
なんとか逃れようと身体をくねらせ、思いっきりその顔を必死で殴り、拘束から逃れた。
しかしそれが逆鱗に触れたのか、
「なんで・・・なんでだよおおおおおサクラあああああああ!!!!」
これまでと違い、怒気を含む咆哮。
私は恐怖を感じて逃げようと背を向け・・・
『ザシュッ』
背中から斬られた。
そのまま前のめりにこける。
(背中が・・・痛い・・・熱い・・・)
追いついた男に仰向けに転がされ、服と下着を刀で裂かれる。
男は私に覆いかぶさり、その欲望を私にぶつける・・・
下腹部に痛みが走る。
(ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・勇者様)
涙が溢れる・・・
男が何かを言っているが、もう私には何を言っているのかもわからない、理解もできない。
男が私に抱きつき必死に腰を振る。
(気持ち・・・悪い・・・苦しい・・・)
男の動き一際早くなり私に密着し抱きつくように止まる。
そして下腹部に熱いものが『じわっ』と広がった。
次の瞬間、急に男が私から離れた。
瞳だけ何とか動かし、見ると女騎士さんが来てくれていた。
女騎士さんと男は激しく戦い、
そして女騎士さんの片腕が斬り飛ばされ、
男は致命傷を受け倒れた。
女騎士さんが私に近寄り、私を見て、その綺麗なお顔が見る見るうち歪んでいき、涙がこぼれた。
(泣かないで・・・女騎士さん。それより腕を早く治療をしないと・・・)
そう思っても言葉が出ない。
勇者様も駆け付けてくれて、私を抱き起こしてくれる。
私は最後の力をふり絞って二人に伝えたいことがあった。
(ありがとう・・・一緒に旅ができて。)
(ありがとう・・・一緒に居てくれて。)
(ありがとう・・・とても楽しかったです。)
でも、口からは言葉では無く、鮮血がこぼれる。
勇者様が「しゃべらないで!」と言うが、
私はどうしても二人に伝えたい。
最後かもしれないから、
お願いします。ライブラ神様。
一言でいいんです。
一言だけお力を下さい。
でも・・・どうやっても言葉を紡ぐことは出来なかった。
(私が近くに居すぎると戦いの邪魔になる)
戦いの邪魔にならないように私は少し後ずさる。
その時だった。
後ろから『ガバッ』と抱きつかれ胸を揉みしだかれる。
「はぁはぁ・・・サクラ!!サクラぁ!!!!」
「い、いや!!離して!!!!」
私はもがいて抱きついて来た人物を何とか引きはがす。
目が血走った侍の人・・・
こ、この人、最初に転移した日に居たお侍さん!?
「なんで・・・なんでだよぉぉぉ!!!さくらああああ!!!」
叫びながらこちらににじり寄ってくる。
(こ、恐い・・・なん・・・なの?・・・サクラ?誰と勘違いしてるの?)
「こ、来ないでーーー!!!!」
私は遮二無二逃げ出した。
後ろから侍の人が追ってくる。
走って逃げてる方角にシスターが見える。
私の様子に気づいてシスターが庇うため間に入ってくれた。
「あなた!!!何をしているのです!!!やめなさい!!!」
「邪魔だ!!!ブスはどいてろおおおお!!!」
躊躇いもなく侍の人がシスターを斬り捨てる。
「そんな・・・いやあああああああああああ!!!!シスターーーーー!!!!!」
私はすぐさまシスターに駆け寄り傷を見る。
「だ、駄目・・・早く逃げなさい・・・」
深く切られおびただしい出血。いや・・・私の能力ですぐ治療すれば助かる。けど・・・
「サクラぁ・・・」
侍の人が上から『ニタァ』と気味悪い笑いを顔に張り付かせ覗き込むように私を見る。
「あ・・・あ・・・あ・・・・いやあああああああ!!!!!」
私は恐怖のあまり逃げ出してしまった。シスターを見捨てて・・・助けることが出来たのに私はシスターを見殺しにしたんだ。
「待てよぉ!サクラぁ・・・・待て・・・待てって!!!!」
ついに後ろから抱き疲れる形で捕まる。
べたべた気持ち悪い手つきで触れられる。
顔を近づけられ首筋を舐め回される。
「・・・や・・・・あ・・・・か・・・・・」
私は叫ぼうとしたけど、あまりの恐怖と嫌悪感でのどが張り付き声が出なかった。
なんとか逃れようと身体をくねらせ、思いっきりその顔を必死で殴り、拘束から逃れた。
しかしそれが逆鱗に触れたのか、
「なんで・・・なんでだよおおおおおサクラあああああああ!!!!」
これまでと違い、怒気を含む咆哮。
私は恐怖を感じて逃げようと背を向け・・・
『ザシュッ』
背中から斬られた。
そのまま前のめりにこける。
(背中が・・・痛い・・・熱い・・・)
追いついた男に仰向けに転がされ、服と下着を刀で裂かれる。
男は私に覆いかぶさり、その欲望を私にぶつける・・・
下腹部に痛みが走る。
(ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・勇者様)
涙が溢れる・・・
男が何かを言っているが、もう私には何を言っているのかもわからない、理解もできない。
男が私に抱きつき必死に腰を振る。
(気持ち・・・悪い・・・苦しい・・・)
男の動き一際早くなり私に密着し抱きつくように止まる。
そして下腹部に熱いものが『じわっ』と広がった。
次の瞬間、急に男が私から離れた。
瞳だけ何とか動かし、見ると女騎士さんが来てくれていた。
女騎士さんと男は激しく戦い、
そして女騎士さんの片腕が斬り飛ばされ、
男は致命傷を受け倒れた。
女騎士さんが私に近寄り、私を見て、その綺麗なお顔が見る見るうち歪んでいき、涙がこぼれた。
(泣かないで・・・女騎士さん。それより腕を早く治療をしないと・・・)
そう思っても言葉が出ない。
勇者様も駆け付けてくれて、私を抱き起こしてくれる。
私は最後の力をふり絞って二人に伝えたいことがあった。
(ありがとう・・・一緒に旅ができて。)
(ありがとう・・・一緒に居てくれて。)
(ありがとう・・・とても楽しかったです。)
でも、口からは言葉では無く、鮮血がこぼれる。
勇者様が「しゃべらないで!」と言うが、
私はどうしても二人に伝えたい。
最後かもしれないから、
お願いします。ライブラ神様。
一言でいいんです。
一言だけお力を下さい。
でも・・・どうやっても言葉を紡ぐことは出来なかった。
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