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塔内編
異世界式文化祭
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「ふぅ~。ま、こんなもんでしょ。」
「なんで・・・こんな・・・」
「見た目弱そうなのに・・・」
ニチアサの二人は地面に這いつくばって既に立つこともできないでいた。
「なーんか失礼なこと言われてるけど、まーいいか。姐さん!やりました!無力化しやした!」
「おー、サブお疲れー。ほーら、ブーちゃん新鮮な上腕二頭筋でちゅよー。おいちいでちゅかー?」
振り返り報告すると、姐さんはそこら辺の野郎を潰して解体したのだろう、キングボアのブーに人間の腕を食べさせていた。
「って、ブーのエサやりしてるーーーー!!!ちょ!姐さん!見ててくれやしたよね?」
「え?あ、ごめん。暇だったし、ブーちゃんのエサ調達とエサ捌くので一ミリも見てなかったわ。」
「ひどっ!あっし頑張ったのに・・・。」
あっしの・・・貴重なモブの見せ場が・・・。いじけていると、珍しく姐さんがフォローしてくれる。
「いや、すごいわぁ、サブ。見直した。首も腕も足もくっ付いているし、すごいすごい。私がやったらどっかもげてたり、力加減間違えて殺してるかもしれないし、流石、弱者のなせる技。いよ!職人芸。」
「なんか、一ミリも褒められた気がしないんすけど・・・。」
「まー、そういじけるなよぉ・・・。お前のようなモブは今まで女と祭りなんて回ったことないだろぉ?お姉さんが一緒に回ってやるからさぁ。アオハル取り戻そうぜぇ~・・・?」
「え?いや・・・あっし、一緒に回るならそこで転がってるキュアな女の子がいいんすけどおおおおお・・・・。」
正直に好みを言うと片手で首を掴まれ、そのまま持ち上げられる。
「い、いき・・・・ぎ、ぎぶ・・・。」
「こんなきれいなお姉さんと回れて嬉しいよなぁ~・・・。サブぅ~・・・?」
「う゛、う゛れ゛じい゛でず・・・。ごほっ・・・ごほっ・・・」
ようやく開放されて空気が肺に戻る。
「それじゃ行くわよぉ~・・・。祭りに~・・・れっつご~、キシシシシ!」
「待ってくださいよ!姐さ~ん!」
ルンルンで先を行く姐さんは歩いてゆく。そこら中で繰り広げられる蹂躙劇を、まるで祭りの出し物を見るかのように楽しそうに眺めながら・・・。確かにあっしは姐さんが言うように今の今まで女の子と祭りなんて行くようなリア充青春イベントは無かった。しかし、あっしがかつてまだ純粋であった頃に体験したかったのは、片手で成人男性を軽々と持ち上げる拷問と殺戮好きの八尺様と並んで歩く、惨劇のバイオレンス祭りで無かったことは確かだ。
「うふふふふ・・・いいわぁ~・・・なんて心地いいのかしらぁ~。あ、その子とその子はテイクアウトね。」
姐さんは集落を歩きながら拠点に持ち帰る”おもちゃ”を品定めしていた。
「姐さん上機嫌ですね~。」
「久しぶりだから楽しいわぁ~。」
暫く進んでいると何やら大きな建物を団員が囲み、中に向かって叫んでいた。それに気づいた姐さんが叫んでいる大男に近づいて行く。
「くそう!抵抗しても、もうお前らが助かる可能性なんて無いんだぜ!諦めて出てこい!」
「どうかしたのかしらぁ・・・?」
「あ、姐さん・・・お見苦しいところお見せしました。この建物の中に集落の連中が立て籠もってまして・・・。」
「何をチンタラとしてるのかしらぁ・・・無理矢理突っ込めば良い話でしょお?お前たち私に殺されたいのぉ~?」
「ひぃ・・・!な、中に居る奴が結構手強くて・・・一対一だと何人かやられまして・・・。」
「お前は勝てないのかぁ?」
「あ・・・い、いや・・・その・・・。」
「自信が無いのかぁ?どうなの~?」
姐さんの目がどこまでも暗く映る。深淵の闇のように・・・
「あ・・・あの・・・その・・・」
(あるって言え!言わないと死ぬぞ!)
「な・・・ない・・・です。」
「そう、自信ないんだね。」
「は、はい!」
答えを聞いた姐さんはにこりと聖母のように微笑み、男はほっと安心した様な表情を見せる。
(馬鹿が・・・)
「じゃあ君には別の仕事をお願いして良いかな?」
「は、はい!何なりと!」
「じゃあ!よろしくね!」
「?」
きょとんとする大男の手を姐さんは『むんず』と掴むとそのままオーバースローで建物に投げつけた。轟音と肉が弾ける嫌な音が辺りに響き、壁が崩れる。辺りに土煙が舞い上がり視界が無くなった。
「こんにちはぁ・・・消防署の方から来ましたぁ・・・。いざと言う時の消火器は如何ですかぁ?強盗被害の際には武器としても役立ちますよぉ?」
「姐さん、古いっすね~。世代ですか?」
「サブぅ?お前も逝っとくか~?人間砲弾。」
睨まれたあっしは首がもげるくらい横に振る。馬鹿なやり取りをしてるうちに土煙が収まってくる。
「さ、サディスティッククイーン・・・。」
中で住民を守って戦っていたのは先程のオトナシと呼ばれた細身の女性だ。
「なんだ・・・お前か・・・。どんな遊べるおもちゃが出てくるのかと思ったら、とんだ期待はずれだわぁ・・・。サブ、お前がやるか?」
「え?あっしですかい?」
うわぁ~、こっち振られるとは思ってなかった。結構強そうなんだけど?勝てるかな~?いや、負けそうだからよしておくなんて言ったら姐さんに砲弾にされかねないし・・・そや!
「姐さん。」
「ん~?」
「今日の襲撃は久々だって言うのに全く動いて無いじゃないですか?知りませんよ~?運動不足になっても。普段からブーの散歩もあっしに任せてるのに。」
「む?」
「周り見てくださいよ。もうここ以外、皆お楽しみタイムですぜ?今ここでしか!あなたがお昼に食べた・・・。」
「あ~!わかったわかった。皆まで言うな。よし・・・私が直々にやる。」
よっしゃー!切り抜けたー!今回も切り抜けたー!
「というわけで・・・だ。えーっとなんだったかなぁ?雑魚ちゃん、遊んでやるからかかってきなぁ~。」
「舐めるな!原生生物を侍らせてないお前なら!!」
おお!速い!?オトナシ氏が動いたと思ったら、一気にトップスピードに。目で何とか追えるが速いぞ!?何より音がしない!名は体を表すってやつか!?でも・・・
「貰った!!!・・・えっ!?」
オトナシ氏が素早い動きで姐さんの側面から小刀を振り降ろす、・・・がしかし、いともたやすく、その手首を掴まれる。
「ん~・・・遅すぎ!」
「なんで!?こんな!?・・・お前!その目!?」
姐さんの目はいつの間にか猛禽類の様な目になっている。
「ざんね~ん、勝てると思った?私の新しい力なの。ごめんねぇ~。」
そのまま掴んでいる手に力を加えるとぐしゃりと手首が潰れて血が吹きだす。姐さんの手はいつの間にかゴリラのように太くなっていた。
「ああああああああああああああああ!!!」
「さぁ、まだまだ私のカロリー消化に付き合ってねぇ、雑魚ちゃ~ん。ひひひひ・・・あはははははははははははははは!!!!」
顔を歪ませる二人の女。片方は愉悦で、片方は絶望で・・・。その後の命を使った一方的なスパーリングは長くは続かなかった・・・。
「なんで・・・こんな・・・」
「見た目弱そうなのに・・・」
ニチアサの二人は地面に這いつくばって既に立つこともできないでいた。
「なーんか失礼なこと言われてるけど、まーいいか。姐さん!やりました!無力化しやした!」
「おー、サブお疲れー。ほーら、ブーちゃん新鮮な上腕二頭筋でちゅよー。おいちいでちゅかー?」
振り返り報告すると、姐さんはそこら辺の野郎を潰して解体したのだろう、キングボアのブーに人間の腕を食べさせていた。
「って、ブーのエサやりしてるーーーー!!!ちょ!姐さん!見ててくれやしたよね?」
「え?あ、ごめん。暇だったし、ブーちゃんのエサ調達とエサ捌くので一ミリも見てなかったわ。」
「ひどっ!あっし頑張ったのに・・・。」
あっしの・・・貴重なモブの見せ場が・・・。いじけていると、珍しく姐さんがフォローしてくれる。
「いや、すごいわぁ、サブ。見直した。首も腕も足もくっ付いているし、すごいすごい。私がやったらどっかもげてたり、力加減間違えて殺してるかもしれないし、流石、弱者のなせる技。いよ!職人芸。」
「なんか、一ミリも褒められた気がしないんすけど・・・。」
「まー、そういじけるなよぉ・・・。お前のようなモブは今まで女と祭りなんて回ったことないだろぉ?お姉さんが一緒に回ってやるからさぁ。アオハル取り戻そうぜぇ~・・・?」
「え?いや・・・あっし、一緒に回るならそこで転がってるキュアな女の子がいいんすけどおおおおお・・・・。」
正直に好みを言うと片手で首を掴まれ、そのまま持ち上げられる。
「い、いき・・・・ぎ、ぎぶ・・・。」
「こんなきれいなお姉さんと回れて嬉しいよなぁ~・・・。サブぅ~・・・?」
「う゛、う゛れ゛じい゛でず・・・。ごほっ・・・ごほっ・・・」
ようやく開放されて空気が肺に戻る。
「それじゃ行くわよぉ~・・・。祭りに~・・・れっつご~、キシシシシ!」
「待ってくださいよ!姐さ~ん!」
ルンルンで先を行く姐さんは歩いてゆく。そこら中で繰り広げられる蹂躙劇を、まるで祭りの出し物を見るかのように楽しそうに眺めながら・・・。確かにあっしは姐さんが言うように今の今まで女の子と祭りなんて行くようなリア充青春イベントは無かった。しかし、あっしがかつてまだ純粋であった頃に体験したかったのは、片手で成人男性を軽々と持ち上げる拷問と殺戮好きの八尺様と並んで歩く、惨劇のバイオレンス祭りで無かったことは確かだ。
「うふふふふ・・・いいわぁ~・・・なんて心地いいのかしらぁ~。あ、その子とその子はテイクアウトね。」
姐さんは集落を歩きながら拠点に持ち帰る”おもちゃ”を品定めしていた。
「姐さん上機嫌ですね~。」
「久しぶりだから楽しいわぁ~。」
暫く進んでいると何やら大きな建物を団員が囲み、中に向かって叫んでいた。それに気づいた姐さんが叫んでいる大男に近づいて行く。
「くそう!抵抗しても、もうお前らが助かる可能性なんて無いんだぜ!諦めて出てこい!」
「どうかしたのかしらぁ・・・?」
「あ、姐さん・・・お見苦しいところお見せしました。この建物の中に集落の連中が立て籠もってまして・・・。」
「何をチンタラとしてるのかしらぁ・・・無理矢理突っ込めば良い話でしょお?お前たち私に殺されたいのぉ~?」
「ひぃ・・・!な、中に居る奴が結構手強くて・・・一対一だと何人かやられまして・・・。」
「お前は勝てないのかぁ?」
「あ・・・い、いや・・・その・・・。」
「自信が無いのかぁ?どうなの~?」
姐さんの目がどこまでも暗く映る。深淵の闇のように・・・
「あ・・・あの・・・その・・・」
(あるって言え!言わないと死ぬぞ!)
「な・・・ない・・・です。」
「そう、自信ないんだね。」
「は、はい!」
答えを聞いた姐さんはにこりと聖母のように微笑み、男はほっと安心した様な表情を見せる。
(馬鹿が・・・)
「じゃあ君には別の仕事をお願いして良いかな?」
「は、はい!何なりと!」
「じゃあ!よろしくね!」
「?」
きょとんとする大男の手を姐さんは『むんず』と掴むとそのままオーバースローで建物に投げつけた。轟音と肉が弾ける嫌な音が辺りに響き、壁が崩れる。辺りに土煙が舞い上がり視界が無くなった。
「こんにちはぁ・・・消防署の方から来ましたぁ・・・。いざと言う時の消火器は如何ですかぁ?強盗被害の際には武器としても役立ちますよぉ?」
「姐さん、古いっすね~。世代ですか?」
「サブぅ?お前も逝っとくか~?人間砲弾。」
睨まれたあっしは首がもげるくらい横に振る。馬鹿なやり取りをしてるうちに土煙が収まってくる。
「さ、サディスティッククイーン・・・。」
中で住民を守って戦っていたのは先程のオトナシと呼ばれた細身の女性だ。
「なんだ・・・お前か・・・。どんな遊べるおもちゃが出てくるのかと思ったら、とんだ期待はずれだわぁ・・・。サブ、お前がやるか?」
「え?あっしですかい?」
うわぁ~、こっち振られるとは思ってなかった。結構強そうなんだけど?勝てるかな~?いや、負けそうだからよしておくなんて言ったら姐さんに砲弾にされかねないし・・・そや!
「姐さん。」
「ん~?」
「今日の襲撃は久々だって言うのに全く動いて無いじゃないですか?知りませんよ~?運動不足になっても。普段からブーの散歩もあっしに任せてるのに。」
「む?」
「周り見てくださいよ。もうここ以外、皆お楽しみタイムですぜ?今ここでしか!あなたがお昼に食べた・・・。」
「あ~!わかったわかった。皆まで言うな。よし・・・私が直々にやる。」
よっしゃー!切り抜けたー!今回も切り抜けたー!
「というわけで・・・だ。えーっとなんだったかなぁ?雑魚ちゃん、遊んでやるからかかってきなぁ~。」
「舐めるな!原生生物を侍らせてないお前なら!!」
おお!速い!?オトナシ氏が動いたと思ったら、一気にトップスピードに。目で何とか追えるが速いぞ!?何より音がしない!名は体を表すってやつか!?でも・・・
「貰った!!!・・・えっ!?」
オトナシ氏が素早い動きで姐さんの側面から小刀を振り降ろす、・・・がしかし、いともたやすく、その手首を掴まれる。
「ん~・・・遅すぎ!」
「なんで!?こんな!?・・・お前!その目!?」
姐さんの目はいつの間にか猛禽類の様な目になっている。
「ざんね~ん、勝てると思った?私の新しい力なの。ごめんねぇ~。」
そのまま掴んでいる手に力を加えるとぐしゃりと手首が潰れて血が吹きだす。姐さんの手はいつの間にかゴリラのように太くなっていた。
「ああああああああああああああああ!!!」
「さぁ、まだまだ私のカロリー消化に付き合ってねぇ、雑魚ちゃ~ん。ひひひひ・・・あはははははははははははははは!!!!」
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