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塔内編
塔内編その33
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「ラバーズ。」
「・・・上手くいかなくて・・・。」
「・・・まぁ、いいわ。」
彼女はラバーズさんに笑顔で圧力を掛けてから、近くに居る部下の人にすぐさま指示を出した。
「・・・遠距離部隊を並べろ!」
めきょめきょめきょめきょ・・・ぐちゃっ!
「い、痛い・・・たすけ・・・。」
「い、嫌!止まって!お願い!止まってよ!私の足!!!」
「誰か!?誰か!助けてくれ!!!」
皆、涙しながら叫び、助けを乞い、そして死んでゆく。
皆、身体がひしゃげ、骨がむき出し、四肢がひき肉になっていく。痛みで叫ぼうが糞尿を漏らそうが、それでも止まることなく、足がねじ切れても腕だけで這いずって、息絶えるまで前進した。
時折、掛かりが浅い者が痛みと恐怖でラバーズさんの能力が解けて、引き返してくるのだが、
「引き返してくる奴は敵だ!!撃ち殺せ!!!」
「やめ・・・やめてくれーーーー!!!!ああああああああああああ!!!」
アーカイブさんが編成した遠距離部隊に撃ち殺されて命を散らした。
「お前、今、撃たなかったな。何故だ?」
「だって・・・あれは・・・仲間です・・・。」
「そうか・・・。ラバーズ!一人追加だ!」
「・・・はい・・・。」
「そんな・・・嫌・・・助けて!お願いします!次はちゃんとしますから!やだ!やだーーーー!!」
震えながら、涙ながらに訴えた女射手は、その優しさ故に命を終わらせることとなってしまった。彼女は顔を歪ませ泣きながら控えている突撃隊の列に加わった。
「随分と手を抜いてくれたわね。ラバーズ。みんな意識があるし、言葉も発せる。おまけに完全に能力が解けて引き返す者まで出てきている。」
「ご、ごめんなさい・・・。」
「相変わらず、安定しないのね。あなたの能力は誰よりも凄いのに、その幼さが足を引っ張っている。いつまで子供なの?大人になりなさい。」
「・・・ごめん・・・なさい・・・。」
アーカイブさんは項垂れるラバーズさんに対して威圧するように言うので、ラバーズさんはますます泣きそうになっていた。
繰り広げられる惨状にシャークさんは腰かけたまま顔を伏せて手で両耳を覆って、誰にでもなく謝り続けていた。
仮面を付けた大男は何を思っているのか、手ごろな木に身体を預けて、ただ静かにジッと惨状を見つめているだけだった。
「地雷の場所はチェックしているか?空中にも気を付けろ。おそらく地面ではなく座標だ。」
アーカイブさんは部下が次々と死んでいくのを目の当たりにしても顔色一つ、声色一つ変えない。横に付いている補佐官に涼しい顔で指示を飛ばしている。
「・・・よし、じゃあ!次、行こうか!」
ジャスティスの号令と共に次のグループがゾンビのようにゆらりゆらりとゆっくり歩いてゆく。だが、みんな意識があり、口も動く分、量り知れない恐怖に支配されていた。
「た、頼む!ジャスティス!助けてくれ!!」
「それは出来ない。肝心な時に職務を放棄したんだから。それはとても罪深い事なんだ。でもね、安心して欲しい。君たちは最後にみんなの役に立って死ねるんだ。とても素晴らしい、名誉なことだよ。」
「何を・・・。何言ってんだ!この人殺しが!」
「何を言う、人聞きの悪い。私は何時だって正義の体現者だ!」
ジャスティスさんとその仲間が揉める傍ら、あたしは女騎士さんに抱きつき、その歩みを止めようとしたけど、彼女の足は止まらず、私はズルズルと引きずられていく。
「女騎士さん!女騎士さん!!」
「カルディアさん!離れて!あなたまで危険が及ぶ!」
「おっと!君、彼女の友達かい?危ないから離れなさい。」
「嫌!嫌だ!」
あたしに気付いたジャスティスさんに拘束され引き剥がされてしまう。あたしは拘束されながらもラバーズさんの方を向き、彼女に懇願した。
「ラバーズさん!やめさせてください!!」
あたしの懇願に『ビクッ』と肩を震わせて、その怯えたような目があたしと合うとバツが悪そうに視線を逸らした。
「君、諦めるんだ。みんな役割がある。彼らの役割はああして命を使うことなんだ。」
「そんなの間違ってます!あたしは認めません!」
このジャスティスと言う人は全く話しが通じない。目を見ても自分がやっていることは何一つ間違っていないと言う正義感のようなものを感じる。
「・・・正しさこそが最も恐ろしいものだな・・・。」
次々と死んでゆく様を静かに眺めている仮面の大男が呟く。私はジッと静観する彼に八つ当たり気味に不満を漏らした。
「あなたはこんな事許せるんですか!?こんなに多くの人が死んで・・・!殺されて!!」
「それで?」
「あなたも仲間ならアーカイブさんを止めてください!」
「あいつにお願いしろってか?『やめろ』と。」
「そうです!」
「馬鹿か?お前?」
「な・・・!?」
「やめさせたかったら自力で止めればいい。お願いなんて甘っちょろい他人任せは捨てるんだな。」
「そんなこと言ったってあたしには戦う力なんて・・・。」
「だったら大人しく一生奪われてろ。いつか、誰かが何とかしてくれる何て考えていたら何も手に入らないし、全て手の平から零れるぜ?」
あたしは何も・・・出来ない・・・ただ、みんなの足を引っ張ってるだけだ。あたしは・・・なんて無力なんだ・・・。最初は剣士さん達と一緒に居ればあたしの欠けた記憶を取り戻せるかもしれないと、戦えなくても荷物持ちとして居ればいいんだと・・・。それがなんだ。荷物持ちどころか、みんなの足を引っ張って・・・あたし自身が荷物になっている。
力が抜け、俯き、ただ泣きながら死に向かってゆく女騎士さんの背中を見送ることしか出来ない・・・。あたしは何て無力なんだ・・・。あたしが抵抗しないと見たのかジャスティスさんはあたしから離れてまた死地に追いやる仲間の整理に向かっていった。
あたしがポツンと項垂れていると一人の伝令役が後方からアーカイブに駆け寄り、おずおずと話しかける。
その人物は目が泳ぎ後ろめたさが滲み出ていた。
「あ、あの・・・お忙しいところ、よろしいでしょうか・・・?」
「なんですか?」
「そのぉ・・・街の方からの報告と・・・・物資班からの報告が・・・。」
「・・・伝えなさい。」
アーカイブさんもその伝令のおどおどした様子から良い報告でないのは察しているみたいだ。一旦深呼吸してから伝令を聞きはじめた。
「そ、その・・・出発時に確認した物資が書類とズレがあり・・・その・・・財貨と未使用の携帯電話一組が足りないようでして・・・。」
「何をしている!!出入りのチェックは!!何故、今頃報告しているんだ!」
「ちぇ、チェックは完璧でした。物資庫には複数人で見張らせ、出入りも厳重に。勝手には人っ子一人行き来出来ないようにしていました。報告が遅れたのは、叱責されるのを恐れて物資班が隠していたようで・・・」
「へっ・・・自業自得だな、アーカイブ。恐怖政治のツケってやつだ。」
「だまれ、ペルソナ。」
ギロリと睨むと仮面の男は『フイっ』っと顔を逸らした。
「くそ・・・何らかの能力か・・・私の物資を盗むなんて死にたいようですわね。で、街の方の報告とは?」
「はい・・・お伝えしにくいのですが・・・ラピッドファイア達は任務に失敗。アイスエイジ、アドミラルは尚も健在とのことです。」
アイスエイジとアドミラルの名をピクリと肩を震わせる仮面の大男。
「何をしてるんだ!!!あいつ等はゴミ掃除も出来ないのか!!」
「ひいいいいぃぃぃ・・・。」
「ヴァリオラに『そろそろお遊びはやめて始末しろ』と伝えろ。」
「は、はいいいぃぃぃ!!!」
「くそ・・・どいつもこいつも・・・。」
部下は飛ぶようにその場から離れて後方へと消えていき、その背中を苦虫を噛み潰したかのような顔でアーカイブは見つめていた。
「・・・どういうことですか・・・アーカイブさん。」
「何がです?」
「みんなには酷いことしないって・・・女騎士さんにだって!!」
「あなたこそ。外で散々私の誘いを断っておいて、どうしてそんな屑共と一緒に入塔したんです?」
「それは・・・あの時は自信が無くて・・・。」
「今は違うんですか?」
「今は・・・。いえ・・・今も自信なんて無いです。でも皆とならあたしの無くしたものが見つかりそうで・・・。」
「なんなんです、あなたこそぼやっとした訳の分からないこと言って。あなたを上手く使ってあげられるのは私だけ!あなたは私と一緒に居るべきなのよ!他の誰でもない私と!この世界からだって出られる!私が実現するのよ!私が終わらせるの!そうすれば皆にとっても結果的にプラスでしょ?」
この人は異常だ。あたしが好きなんじゃない。あたしを仲間だとも思っていない。ただ、自分の為にあたしが欲しいんだ。自分にとってあたしの仲間は都合が悪いから消す。
自分自分自分自分自分・・・。もうこの人とは・・・。
「そう・・・ですか・・・。アーカイブさん。ここでお別れです。あたしはあたしの道を行きます!何も出来ない無力なあたしだけど、何もしないあたしにはなりたくない!」
あたしは言ってから女騎士さんの背中を追って駆け出した。
「・・・上手くいかなくて・・・。」
「・・・まぁ、いいわ。」
彼女はラバーズさんに笑顔で圧力を掛けてから、近くに居る部下の人にすぐさま指示を出した。
「・・・遠距離部隊を並べろ!」
めきょめきょめきょめきょ・・・ぐちゃっ!
「い、痛い・・・たすけ・・・。」
「い、嫌!止まって!お願い!止まってよ!私の足!!!」
「誰か!?誰か!助けてくれ!!!」
皆、涙しながら叫び、助けを乞い、そして死んでゆく。
皆、身体がひしゃげ、骨がむき出し、四肢がひき肉になっていく。痛みで叫ぼうが糞尿を漏らそうが、それでも止まることなく、足がねじ切れても腕だけで這いずって、息絶えるまで前進した。
時折、掛かりが浅い者が痛みと恐怖でラバーズさんの能力が解けて、引き返してくるのだが、
「引き返してくる奴は敵だ!!撃ち殺せ!!!」
「やめ・・・やめてくれーーーー!!!!ああああああああああああ!!!」
アーカイブさんが編成した遠距離部隊に撃ち殺されて命を散らした。
「お前、今、撃たなかったな。何故だ?」
「だって・・・あれは・・・仲間です・・・。」
「そうか・・・。ラバーズ!一人追加だ!」
「・・・はい・・・。」
「そんな・・・嫌・・・助けて!お願いします!次はちゃんとしますから!やだ!やだーーーー!!」
震えながら、涙ながらに訴えた女射手は、その優しさ故に命を終わらせることとなってしまった。彼女は顔を歪ませ泣きながら控えている突撃隊の列に加わった。
「随分と手を抜いてくれたわね。ラバーズ。みんな意識があるし、言葉も発せる。おまけに完全に能力が解けて引き返す者まで出てきている。」
「ご、ごめんなさい・・・。」
「相変わらず、安定しないのね。あなたの能力は誰よりも凄いのに、その幼さが足を引っ張っている。いつまで子供なの?大人になりなさい。」
「・・・ごめん・・・なさい・・・。」
アーカイブさんは項垂れるラバーズさんに対して威圧するように言うので、ラバーズさんはますます泣きそうになっていた。
繰り広げられる惨状にシャークさんは腰かけたまま顔を伏せて手で両耳を覆って、誰にでもなく謝り続けていた。
仮面を付けた大男は何を思っているのか、手ごろな木に身体を預けて、ただ静かにジッと惨状を見つめているだけだった。
「地雷の場所はチェックしているか?空中にも気を付けろ。おそらく地面ではなく座標だ。」
アーカイブさんは部下が次々と死んでいくのを目の当たりにしても顔色一つ、声色一つ変えない。横に付いている補佐官に涼しい顔で指示を飛ばしている。
「・・・よし、じゃあ!次、行こうか!」
ジャスティスの号令と共に次のグループがゾンビのようにゆらりゆらりとゆっくり歩いてゆく。だが、みんな意識があり、口も動く分、量り知れない恐怖に支配されていた。
「た、頼む!ジャスティス!助けてくれ!!」
「それは出来ない。肝心な時に職務を放棄したんだから。それはとても罪深い事なんだ。でもね、安心して欲しい。君たちは最後にみんなの役に立って死ねるんだ。とても素晴らしい、名誉なことだよ。」
「何を・・・。何言ってんだ!この人殺しが!」
「何を言う、人聞きの悪い。私は何時だって正義の体現者だ!」
ジャスティスさんとその仲間が揉める傍ら、あたしは女騎士さんに抱きつき、その歩みを止めようとしたけど、彼女の足は止まらず、私はズルズルと引きずられていく。
「女騎士さん!女騎士さん!!」
「カルディアさん!離れて!あなたまで危険が及ぶ!」
「おっと!君、彼女の友達かい?危ないから離れなさい。」
「嫌!嫌だ!」
あたしに気付いたジャスティスさんに拘束され引き剥がされてしまう。あたしは拘束されながらもラバーズさんの方を向き、彼女に懇願した。
「ラバーズさん!やめさせてください!!」
あたしの懇願に『ビクッ』と肩を震わせて、その怯えたような目があたしと合うとバツが悪そうに視線を逸らした。
「君、諦めるんだ。みんな役割がある。彼らの役割はああして命を使うことなんだ。」
「そんなの間違ってます!あたしは認めません!」
このジャスティスと言う人は全く話しが通じない。目を見ても自分がやっていることは何一つ間違っていないと言う正義感のようなものを感じる。
「・・・正しさこそが最も恐ろしいものだな・・・。」
次々と死んでゆく様を静かに眺めている仮面の大男が呟く。私はジッと静観する彼に八つ当たり気味に不満を漏らした。
「あなたはこんな事許せるんですか!?こんなに多くの人が死んで・・・!殺されて!!」
「それで?」
「あなたも仲間ならアーカイブさんを止めてください!」
「あいつにお願いしろってか?『やめろ』と。」
「そうです!」
「馬鹿か?お前?」
「な・・・!?」
「やめさせたかったら自力で止めればいい。お願いなんて甘っちょろい他人任せは捨てるんだな。」
「そんなこと言ったってあたしには戦う力なんて・・・。」
「だったら大人しく一生奪われてろ。いつか、誰かが何とかしてくれる何て考えていたら何も手に入らないし、全て手の平から零れるぜ?」
あたしは何も・・・出来ない・・・ただ、みんなの足を引っ張ってるだけだ。あたしは・・・なんて無力なんだ・・・。最初は剣士さん達と一緒に居ればあたしの欠けた記憶を取り戻せるかもしれないと、戦えなくても荷物持ちとして居ればいいんだと・・・。それがなんだ。荷物持ちどころか、みんなの足を引っ張って・・・あたし自身が荷物になっている。
力が抜け、俯き、ただ泣きながら死に向かってゆく女騎士さんの背中を見送ることしか出来ない・・・。あたしは何て無力なんだ・・・。あたしが抵抗しないと見たのかジャスティスさんはあたしから離れてまた死地に追いやる仲間の整理に向かっていった。
あたしがポツンと項垂れていると一人の伝令役が後方からアーカイブに駆け寄り、おずおずと話しかける。
その人物は目が泳ぎ後ろめたさが滲み出ていた。
「あ、あの・・・お忙しいところ、よろしいでしょうか・・・?」
「なんですか?」
「そのぉ・・・街の方からの報告と・・・・物資班からの報告が・・・。」
「・・・伝えなさい。」
アーカイブさんもその伝令のおどおどした様子から良い報告でないのは察しているみたいだ。一旦深呼吸してから伝令を聞きはじめた。
「そ、その・・・出発時に確認した物資が書類とズレがあり・・・その・・・財貨と未使用の携帯電話一組が足りないようでして・・・。」
「何をしている!!出入りのチェックは!!何故、今頃報告しているんだ!」
「ちぇ、チェックは完璧でした。物資庫には複数人で見張らせ、出入りも厳重に。勝手には人っ子一人行き来出来ないようにしていました。報告が遅れたのは、叱責されるのを恐れて物資班が隠していたようで・・・」
「へっ・・・自業自得だな、アーカイブ。恐怖政治のツケってやつだ。」
「だまれ、ペルソナ。」
ギロリと睨むと仮面の男は『フイっ』っと顔を逸らした。
「くそ・・・何らかの能力か・・・私の物資を盗むなんて死にたいようですわね。で、街の方の報告とは?」
「はい・・・お伝えしにくいのですが・・・ラピッドファイア達は任務に失敗。アイスエイジ、アドミラルは尚も健在とのことです。」
アイスエイジとアドミラルの名をピクリと肩を震わせる仮面の大男。
「何をしてるんだ!!!あいつ等はゴミ掃除も出来ないのか!!」
「ひいいいいぃぃぃ・・・。」
「ヴァリオラに『そろそろお遊びはやめて始末しろ』と伝えろ。」
「は、はいいいぃぃぃ!!!」
「くそ・・・どいつもこいつも・・・。」
部下は飛ぶようにその場から離れて後方へと消えていき、その背中を苦虫を噛み潰したかのような顔でアーカイブは見つめていた。
「・・・どういうことですか・・・アーカイブさん。」
「何がです?」
「みんなには酷いことしないって・・・女騎士さんにだって!!」
「あなたこそ。外で散々私の誘いを断っておいて、どうしてそんな屑共と一緒に入塔したんです?」
「それは・・・あの時は自信が無くて・・・。」
「今は違うんですか?」
「今は・・・。いえ・・・今も自信なんて無いです。でも皆とならあたしの無くしたものが見つかりそうで・・・。」
「なんなんです、あなたこそぼやっとした訳の分からないこと言って。あなたを上手く使ってあげられるのは私だけ!あなたは私と一緒に居るべきなのよ!他の誰でもない私と!この世界からだって出られる!私が実現するのよ!私が終わらせるの!そうすれば皆にとっても結果的にプラスでしょ?」
この人は異常だ。あたしが好きなんじゃない。あたしを仲間だとも思っていない。ただ、自分の為にあたしが欲しいんだ。自分にとってあたしの仲間は都合が悪いから消す。
自分自分自分自分自分・・・。もうこの人とは・・・。
「そう・・・ですか・・・。アーカイブさん。ここでお別れです。あたしはあたしの道を行きます!何も出来ない無力なあたしだけど、何もしないあたしにはなりたくない!」
あたしは言ってから女騎士さんの背中を追って駆け出した。
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