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しおりを挟む「実は・・・ずっと好きだったんだ!俺と付き合って、、ください…」
2年生へと進級する前日、俺…祐希は思い切ってずっと片想いをしていた幼馴染兼親友の海斗に告白をした。海斗のことを好きになったのはいつ頃なのか正直あまり覚えていない…気づいたらいつも隣にいてくれる海斗を失いたくないと思ってしまった。
・・・誰もいない空き教室。そこに海斗を呼び出し思い切って告白をする。
シーンと静まり返った教室。
海斗が口を開く
「…ごめん、祐希の気持ちは嬉しいんだけど俺は祐希とは親友…でいたいんだ…。」
案の定、フラれた…
「そっか!そうだよな…ごめんな、急に気持ち悪いこと言って……」
「別に気持ち悪くなんて…!」
「あー大丈夫!!大丈夫…なんか気を遣わせちゃったな~あはは
俺のことはもういないと思って扱ってくれていいから、俺もそうするし!!」
そう言うと俺はいてもいられなくなり教室を飛び出した。泣いているところなんて見られたくない、だから海斗の呼び止める声にも反応をしなかった。こんなのもう今まで通りなんて無理だ、、、。告白なんてしなければ…こんな辛い思いなんてしなくて済んだ、それにいつまでも海斗と面白おかしくバカやってさ…。そうすれば親友としてアイツのそばにいられたんじゃないか?
そんなことを考えながら家へと帰宅した。
一体どんな顔をして明日学校へ行けばいいのだろう…
家に帰ってからもそのことをずっと考え、気づけばもう朝だった。寝れなかった…。
仮病など使えるわけもなく、諦めて登校する。ほんとうなら当たり前のように海斗と一緒に行くのだが今は合わせる顔がない。そのためいつもより早めに家を出た。
学校に着くと俺はすぐさま保健室へと逃げた。
だって教室にいたら海斗と顔をあわせることになってしまう、それだけは避けたかった。このまま1日保健室にいてしまおうか?…そんなことを考えたりもしたが午前の授業がおわったら戻ることにし、ひとまず寝ることにした。ちなみに保健の先生には了承済みだ。
…いつの間に寝てしまったのだろう?気がつけばもうお昼休みの時間だった。ベッドから起き上がりカーテンの隙間から辺りを見回す、どうやら保健の先生は席を外しているようだった。
すると外からパタパタと足音が近づいてくるのが聞こえた。あ!先生が戻ってきた、起きてるのがバレたらすぐさま教室に戻されそうなのでとりあえず寝たフリをした。
ガラガラと扉を開け、誰かが部屋に入ってきた。シャッとカーテンを開けられたが目を閉じているので誰かは分からない、、
「…寝てるのか、」
その声に一瞬驚く。だって俺が1番今会いたくない人の声だったのだから。なんで海斗がここにいるんだよ!昨日の告白忘れたのかよ、俺なんかに会いに来て。でも正直うれしかった…あー、友達として心配して見に来てくれたんだろうな と考えついたからだ。それと同時に辛くもあった。友達か…と。
まだ人の気配があり近くに海斗がいるのがわかった。
急に頭を撫でられる。とてもびっくりした。優しく撫でられまた寝そうになる。あーこれは夢か。そんなことを考えていれば何やら唇に柔らかく温かい感触が…。一瞬、理解ができず思考が止まった。え…、キス、された??
俺は我慢できず閉じていた目を開く。
すると再びキスしようとしている海斗の顔がドアップにあり俺は力強く押しのけた。
「お、おま!…何してんだよ!!///」
「別に。祐希が俺を避けるから…」
だからって普通キスするか?
「はあ~?だからってキスすんなや!それに昨日のは冗談だし…普通に俺は体調悪かったから寝てたの」
もういい。こうなったら昨日のは冗談ってことにしよう。そのほうがお互いのためだよな。
「…冗談、か。」
「そうそう」
冗談と聞いて安心してるだろうなと顔を見るも何やら怒っているようだ。不機嫌なのはどうしてだ?
すると海斗が俺の近くにやってくるとまたキスしてきた。しかも次は長くて舌も入れてきやがった!!
「ん~~ッ!?///」
やっと口が離れ、ぷはっと息を吸った。死ぬかと思った。海斗をみると何だか嬉しそうに俺を見つめており不覚にもドキっとした。
「な、何すんだよ!!」
俺の質問に海斗は…
「…んー、冗談?」
💢💢
ふーん。そうですか、そうですか。そういう態度できましたか。俺は怒りのあまり「絶交だ!」そう言って保健室を出た。俺の後を海斗もついてきたが俺は気にせず走って逃げた。
それがいけなかった。足元をみておらず階段から落ちる。落ちる途中、海斗の「祐希っ!!」て力強く叫ぶ声と焦った表情に、俺はざまあみろって心の中で思った___、
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