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1日目 高校入学!
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私、有栖川サキは今日から花ノ宮学園に入学する高校1年生。
私ははっきりいって、今まで友達という存在がいませんでした。
だから今日こそ友達を作るんだ!と思った矢先に事件は起きたのです。
~入学式~
「おはよー」
朝、挨拶が飛び交う校門。
「新入生はこっちでーす」
その声がする方に行く人がぞろぞろ。
とりあえずみんなについて行ってみる。
へぇ、この学校は先輩たちが新入生にブローチを渡してくれるんだ。
私もブローチを受け取る列に並ぶ。
すると…
「きゃー!風雅会長よー!!」
という女子の甲高い声に思わず、
「ふうがって…誰?」
しまった…と思ったころにはもう遅かった。
「あなた、風雅会長も知らないで入学したの!?」
「信じられない!この学校のシンボルといってもいいほどのお方なのに!」
「いーえ、シンボルはやっぱり神谷副会長よ!」
「なんですって!」
なに、これ…
さっきから出てくる風雅会長と神谷副会長って、もしかしてここの生徒会の会長と副会長?
なんでこんなに騒がれてるの?
っていうかことの発端は私だよね…
この状況をなんとかしなければ…!
「あ、あの…!」
「あんたらうるさいよ」
私の声にかぶさるように、後ろから声が聞こえた。
「ただの男ごときにきゃーきゃー騒いでさ、迷惑だってこと気付かないの?」
「なによ、あんた」
「ただのって、先輩達はとても高貴な存在なのよ!」
「高貴なって、この状況じゃあ好奇の間違いじゃないの?」
「な!」
「だってそうじゃん。あんたらが勝手に言ってるだけだろ。周りの迷惑も考えなよ」
すごい…
この人、あんなに騒いてた人達を黙らせた…
勇気あるんだなぁ…
って、今はそんなこと考えてる場合じゃなくて!
お礼言わなきゃ!
「あの、ありがとう!」
「何が?」
「え、えっと…この騒ぎを止めてくれて…」
「別に…俺が雄叫びを聞きたくなかったから止めただけ」
「ぷっ、雄叫びって…」
「じゃあ俺もう行くから」
「あ…」
行っちゃった…
せめて名前だけでも聞いとけば良かったなぁ。
まぁブローチつけてたから同じ1年生みたいだし、また会えるよね。
そう思いながら、私は掲示板に貼ってあるクラス分けの紙を見に行った。
私ははっきりいって、今まで友達という存在がいませんでした。
だから今日こそ友達を作るんだ!と思った矢先に事件は起きたのです。
~入学式~
「おはよー」
朝、挨拶が飛び交う校門。
「新入生はこっちでーす」
その声がする方に行く人がぞろぞろ。
とりあえずみんなについて行ってみる。
へぇ、この学校は先輩たちが新入生にブローチを渡してくれるんだ。
私もブローチを受け取る列に並ぶ。
すると…
「きゃー!風雅会長よー!!」
という女子の甲高い声に思わず、
「ふうがって…誰?」
しまった…と思ったころにはもう遅かった。
「あなた、風雅会長も知らないで入学したの!?」
「信じられない!この学校のシンボルといってもいいほどのお方なのに!」
「いーえ、シンボルはやっぱり神谷副会長よ!」
「なんですって!」
なに、これ…
さっきから出てくる風雅会長と神谷副会長って、もしかしてここの生徒会の会長と副会長?
なんでこんなに騒がれてるの?
っていうかことの発端は私だよね…
この状況をなんとかしなければ…!
「あ、あの…!」
「あんたらうるさいよ」
私の声にかぶさるように、後ろから声が聞こえた。
「ただの男ごときにきゃーきゃー騒いでさ、迷惑だってこと気付かないの?」
「なによ、あんた」
「ただのって、先輩達はとても高貴な存在なのよ!」
「高貴なって、この状況じゃあ好奇の間違いじゃないの?」
「な!」
「だってそうじゃん。あんたらが勝手に言ってるだけだろ。周りの迷惑も考えなよ」
すごい…
この人、あんなに騒いてた人達を黙らせた…
勇気あるんだなぁ…
って、今はそんなこと考えてる場合じゃなくて!
お礼言わなきゃ!
「あの、ありがとう!」
「何が?」
「え、えっと…この騒ぎを止めてくれて…」
「別に…俺が雄叫びを聞きたくなかったから止めただけ」
「ぷっ、雄叫びって…」
「じゃあ俺もう行くから」
「あ…」
行っちゃった…
せめて名前だけでも聞いとけば良かったなぁ。
まぁブローチつけてたから同じ1年生みたいだし、また会えるよね。
そう思いながら、私は掲示板に貼ってあるクラス分けの紙を見に行った。
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