限界オタクだった俺が異世界に転生して王様になったら、何故か聖剣を抜いて勇者にクラスチェンジした元近衛騎士に娶られました。

篠崎笙

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華麗なる少年王の半生

怒れる美貌の勇者

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「私が留守の間にでも、不埒なやからに、のですか?」
うわ、目つきがヤバい。

いや、王様相手にこんな不埒な真似をなさるヤカラは、世界で唯一、お前くらいだろ!!
必死に首を横に振るが。


アルベルトの暴走は止まらないのだった。


*****


「ひぁ、」

シャツの裾からアルベルトの手が入ってきて。
乳首をつままれた。

きゅっと引っ張るようにしたと思えば、指先でこねこねするような動きをされて。
何だかぞくそくしてくる。

エロ漫画の女の子じゃあるまいし。
何で俺、こんな場所で感じてしまうんだ?

寝ている間に、乳首までも開発されていたのだろうか?


アルベルトの剛直で、袋と裏筋を擦られるのも、気持ち良くて。
さっき出したばっかりだというのに、また勃ってしまう。

……素股って、一方的に擦って気持ち良くなるものじゃなかったんだ。


ネットで同人誌のサンプルとか見ながら。
ははは、いくら何でも「らめえ、おちんぽみるくでちゃうよぉ」とか言う男なんてこの世にいるかよ、とか笑ってたのに!

はにゃーん状態になってしまうのは、気持ち良すぎて、力が抜けてしまうせいだろう。


「やぁ、」
擦られるスピードが増していく。

そろそろアルベルトも、限界のようだ。


ぎゅっと抱き締められて。
びゅるびゅると、出ているのがわかる。

「や、ああん、」
うなじに噛みつかれて。俺も。


くっ。
二次元の、外見ょぅι゛ょな成人女性のリョナしか興味のなかったこの俺が。


元・近衛騎士の手で、オンナにされちゃうよぉ!


*****


恥ばかりの人生でした。


どうして男には、賢者タイムってものがあるんでしょうか。
素股されたくらいであんなに乱れてしまった自分が恥ずかしい……。

まあ、快楽に弱くても仕方ないよな。
カラダはまだぴちぴちのヤング・ボーイ、ガラスの十代。青い果実だしな。

などと自分に言い訳をしてみる俺だった。
イエス、他人に厳しく、俺に優しく。


アルベルトは黙々と、自分の精液で汚れた俺の尻を拭いている。

窓を開けて、換気して。
ソファーにはカバーが掛かっていたので、カバーを取り替えればギリギリセーフだ。
俺的にはアウトだが。高価な絨毯を汚さなくてよかった。


あ、ちんこカバー、また装着してる。ドMかな?

アルベルトもイったばかりだっていうのに。何もエロいことなんかしてませんでしたよ、みたいな涼しい顔をして。乱れた服を整えている。
どう見ても、立派な花婿さんだ。

乱れていた俺の服も直されて。
脱力した身体を、ひょいと抱き上げられた。


「あ、」
ちょうどここのドアをノックしようとしていた格好の近衛騎士を横目に。

「陛下はお疲れのご様子だ。このまま部屋に戻ると伝えろ」
アルベルトが命じて。

「はっ、」
近衛騎士は、びしっと敬礼して。

ぎくしゃくと回れ右すると。
ホールの方へ、早足で去って行った。


控え室に行ったまま、戻ってくるのが遅いから。大臣か誰かに命じられて、呼びに来たのだろう。
アルベルトが部下に命令する姿を見るのは、初めてかもしれない。
普段敬語で話すのしか知らないから、新鮮だな。

これでこいつも、同僚とか、友達の前では砕けた口調なんだろうか?

俺は、母上たちの前ですら砕けた話し方をしないから、ちょっと羨ましいかな。
こっちの言葉は、教育係から教わった、貴族らしい言葉遣いしか知らないし。


俺が異世界から転生してきた人間だということも、誰も知らない。

もしかしたら、父上は知っていたのかもしれないが。
あの人も、国のことで頭がいっぱいいっぱいな、生まれながらの王様だったからなあ。


本当の、俺のことなんて。誰も。


*****


抱き上げられたまま、寝室へ向かっている。

廊下には、警備の兵がずらりと並んでる。
こいつ、こんな涼しい顔してるけど、痛いのにちんこカバー着けて、勃起するの我慢してるんですよ? と思ってついニヤニヤしそうになったが、耐える。
美少年はデュフフなどと笑わない。


いや、そんなことを考えてる場合ではなかった。

結婚式の後。
夫婦が寝室ですることといえばひとつ。

これから、初夜な訳で。


俺の可憐で繊細な蕾が、あのグロテスクな剛直でメチャクチャに散らされてしまうのだ。
ふえーん、尻に薔薇の花が咲くのは嫌だよぅ。

ああ、可哀想な俺……。

悲劇の美少年王だな。
男ですら惑わすほど可愛すぎる容姿だったのが罪なのか。

アルベルトみたいなド変態に見初められてしまったばかりに。
こんなことになるなんて……。


寝室に入って。
ベッドにそっと降ろされる。

乱暴に放り投げられなくて、ほっとするが。

アルベルトの全身から立ち昇る、怒りのオーラは消えていなかった。
やだ、オーラバトルできそう。


アルベルトは、思わずベッドに乙女座りしてしまっている俺を見下ろす形で。
腕を組み、暗雲オーラを放ちながら言ったのだった。

「さて、先程の行為の話ですが。誰から教わったのか正直にお話し下さるのと、御身に直接お訊かせいただくのと。どちらをお選びになりますか?」


身体に訊くって。
エッチな拷問する気!?

実質、一択じゃね? 選択の余地がないんですけど!!
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