39 / 61
近衛騎士、勇者になる
勇者への転身
しおりを挟む
私が、勇者かもしれない、と?
お戯れを。
「私が、ですか? 万が一にも、そうであろうと。常に陛下のお傍で御身をお護りするのが私の役目ですので」
この、醜い肉欲に塗れた私が。
伝説の聖剣を引き抜くに値するような立派な勇者であるはずがない。
しかし、陛下の傍で竜と戦うことになれば、さすがに危険だろう。
遠く、影響のない場所で斃すべきだ。
「父上の遺言で。竜を打ち倒した暁には、褒美として勇者に何なりと望みを叶えてやるよう言われている。アルベルト、お前には何か欲しいものは無いのか?」
先王の、遺言?
何なりと、勇者の望みを叶えてやるように、と?
*****
……私の欲しいもの。
それは。
貴方だ。
他には、何もいらない。
だが。そのような望みを口にすることは、赦されないだろう。
しかし、近衛騎士として、一生お傍に仕えることを願えば。
ずっとお傍に置いていただけるのだろうか?
「望みを……何でも、ですか?」
「ああ。私の大事な妹姫を花嫁に望もうが、次の国王の座を望もうが。私が実現できる願いならば、何でもだ」
陛下は笑顔で頷かれた。
……もしも。
聖剣を引き抜いた”勇者”が。陛下ご自身を、褒美として望まれたとしても?
陛下は、ご自分が妹姫よりも愛らしく、何としてもお近づきになりたいと謁見を望む者が絶えないことを存じ上げておられない。
陛下をよからぬ目で見る輩は全て私が追い払っているが。
一秒たりともお傍を離れるのは心苦しい。
しかし。
先王は、私に直接、クリスティアン陛下を頼むと仰られたのだ。
それは私が勇者だったから、という可能性がある。
ならば。
「急用が出来た。出かけるので、引継ぎを頼む」
「はっ、どちらへ?」
くれぐれも陛下の御身に触れぬよう、誰も近づけぬよう。近衛騎士のヴァルター・イエルクに後の事を頼み。
聖剣ヴァルムントの眠る、リリエンベルグへ馬を走らせた。
*****
誰にも行き先を告げなかったのは、聖剣が抜けなかった場合のことを考えてのことだ。
人目につかないように試さねばならない。
抜けなくとも、周囲の岩ごとぶち抜いてでも手に入れよう、とまで思っていたのだが。
まるで岩場に根が生えたように微動だにしなかったという聖剣は。
拍子抜けするほどあっさりと抜けてしまったのだった。
聖剣から放たれた、天を照らすほどの光が雲を裂き。
曇っていた空が、晴天に変わった。
「勇者様……!」
「あの方は麗しき国王陛下の近衛騎士、アルベルト・フォン・ロイエンタール卿だ!」
人が集まってきて、光輝く剣を持つ私を見ている。
……本当に、私が”勇者”だったとは。
柄を握りしめると。
聖剣から、凄まじい力が流れ込んでくるのを感じた。
私は、勇者になった。
これで。
私の手で、クリスティアン陛下をお護りすることが出来る。
力を貸してくれ、聖剣ヴァルムント。
どうか、陛下の御身にだけは、危険が訪れないように。
決して、暴竜を。
貴方のおられる城へ、踏み込ませなどしない。
*****
討伐に向かう人選に、陛下はかなり無理を通されたようだ。
渋る大臣の反対を押し切り。
我が国で一番の実力者を連れていけ、と命じられたのだ。
国一番の力自慢である戦士ランベルト・クラインベック。
国一番の攻撃魔法の使い手である魔法使いマルセル・ユーベルヴェーク。
そして、回復魔法や蘇生魔法を得意とする僧侶クラウス・ワーナーの三名である。
討伐に出ている間、国の守りが弱くなるのでは、と心配する大臣に対し。
陛下は、暴竜を世に放てば世界が滅びるというのに出し惜しみをするな、と叱責されたのだった。
問題は、私の居ない間、陛下の身に危険が及ばないかだが。
近衛騎士のヴァルター以外の騎士にも、よく言い聞かせたので。
命懸けで陛下をお護りするだろう。その年齢で命を散らしたくなければ。
あまり猶予はないので、すぐに出発することにした。
何とか国王陛下より勇者の剣に祝福を与える儀式だけは予定に組み込めたが。
すぐにでも行かねば、竜が完全に目を覚ましてしまう。
腹を満たした竜相手では、かなり不利な戦いになる。
着慣れた騎士の服から武骨な勇者の鎧に着替え。
陛下の御前へ向かった。
「我が君。旅の間、しばしお傍を離れますが、すぐに暴竜を打ち倒し、陛下の騎士として戻ってまいります。吉報をお待ちください」
もし、この肉体が戻ることが叶わなくとも。
魂だけでも貴方の元へ参ります。
*****
陛下は一瞬、いつもの困ったような顔をされたが。
私が捧げた聖剣を受け取り。剣に祝福を掛けて下さった。
「Oratio……susurrus……Gloria……In mente habeatis」
そして私の両肩に剣を当て。
剣と私に”神の加護”を付与された。
全身が、光の膜に包まれたのがわかった。
魔力の高い王族と、修業を積んだ高僧しか取得不可能といわれる、最高位である奇跡の御業、神聖魔法。
まさか、ここまで上達しておられたとは。
周囲からも感嘆の声が上がった。
「勇者アルベルトよ。聖剣ヴァルムントにて、暴竜バルバルスを打ち倒し、この世に平和を取り戻してみせよ」
祝福の儀式をやり遂げ。
どこか得意げな表情が愛らしい陛下の手から聖剣を受け取り、捧げ持つ。
「御意、必ずや勝利を御前に」
儀式が終わり、すぐ城を後にする。
滞りなくいけば、竜の棲家であるズューデン・ヴルカンまで四、五日ほどで到着するだろうか?
途中までは馬車だが、馬が怯えるため、近くまでは行けない。
それに、竜に餌を与えることになりかねない。
恐らく、向かう途中でこの”神の加護”の効果も切れるだろうが。陛下の魔法に守られているようで、嬉しいものだ。
世界を滅ぼす災厄、暴竜バルバルス。
我が生命に換えても、決して陛下の許には近寄らせはしない。
竜と直接対峙し、戦うのは私だけで。
魔法使いと僧侶は後衛で支援を、戦士は二人の護衛役である。
陛下から預かった大切な者達を、前線に立たせる気はない。
戦士ランベルトは前線に立てないのが不満そうだが。
聖剣も持たない戦士の攻撃が、竜の頑健な鱗に通用するはずもない。
何としても勝利を手に、陛下の元へ戻るつもりだが。
もしも刺し違えた場合、遺髪を陛下に届けて欲しいと僧侶に頼んでおく。
お戯れを。
「私が、ですか? 万が一にも、そうであろうと。常に陛下のお傍で御身をお護りするのが私の役目ですので」
この、醜い肉欲に塗れた私が。
伝説の聖剣を引き抜くに値するような立派な勇者であるはずがない。
しかし、陛下の傍で竜と戦うことになれば、さすがに危険だろう。
遠く、影響のない場所で斃すべきだ。
「父上の遺言で。竜を打ち倒した暁には、褒美として勇者に何なりと望みを叶えてやるよう言われている。アルベルト、お前には何か欲しいものは無いのか?」
先王の、遺言?
何なりと、勇者の望みを叶えてやるように、と?
*****
……私の欲しいもの。
それは。
貴方だ。
他には、何もいらない。
だが。そのような望みを口にすることは、赦されないだろう。
しかし、近衛騎士として、一生お傍に仕えることを願えば。
ずっとお傍に置いていただけるのだろうか?
「望みを……何でも、ですか?」
「ああ。私の大事な妹姫を花嫁に望もうが、次の国王の座を望もうが。私が実現できる願いならば、何でもだ」
陛下は笑顔で頷かれた。
……もしも。
聖剣を引き抜いた”勇者”が。陛下ご自身を、褒美として望まれたとしても?
陛下は、ご自分が妹姫よりも愛らしく、何としてもお近づきになりたいと謁見を望む者が絶えないことを存じ上げておられない。
陛下をよからぬ目で見る輩は全て私が追い払っているが。
一秒たりともお傍を離れるのは心苦しい。
しかし。
先王は、私に直接、クリスティアン陛下を頼むと仰られたのだ。
それは私が勇者だったから、という可能性がある。
ならば。
「急用が出来た。出かけるので、引継ぎを頼む」
「はっ、どちらへ?」
くれぐれも陛下の御身に触れぬよう、誰も近づけぬよう。近衛騎士のヴァルター・イエルクに後の事を頼み。
聖剣ヴァルムントの眠る、リリエンベルグへ馬を走らせた。
*****
誰にも行き先を告げなかったのは、聖剣が抜けなかった場合のことを考えてのことだ。
人目につかないように試さねばならない。
抜けなくとも、周囲の岩ごとぶち抜いてでも手に入れよう、とまで思っていたのだが。
まるで岩場に根が生えたように微動だにしなかったという聖剣は。
拍子抜けするほどあっさりと抜けてしまったのだった。
聖剣から放たれた、天を照らすほどの光が雲を裂き。
曇っていた空が、晴天に変わった。
「勇者様……!」
「あの方は麗しき国王陛下の近衛騎士、アルベルト・フォン・ロイエンタール卿だ!」
人が集まってきて、光輝く剣を持つ私を見ている。
……本当に、私が”勇者”だったとは。
柄を握りしめると。
聖剣から、凄まじい力が流れ込んでくるのを感じた。
私は、勇者になった。
これで。
私の手で、クリスティアン陛下をお護りすることが出来る。
力を貸してくれ、聖剣ヴァルムント。
どうか、陛下の御身にだけは、危険が訪れないように。
決して、暴竜を。
貴方のおられる城へ、踏み込ませなどしない。
*****
討伐に向かう人選に、陛下はかなり無理を通されたようだ。
渋る大臣の反対を押し切り。
我が国で一番の実力者を連れていけ、と命じられたのだ。
国一番の力自慢である戦士ランベルト・クラインベック。
国一番の攻撃魔法の使い手である魔法使いマルセル・ユーベルヴェーク。
そして、回復魔法や蘇生魔法を得意とする僧侶クラウス・ワーナーの三名である。
討伐に出ている間、国の守りが弱くなるのでは、と心配する大臣に対し。
陛下は、暴竜を世に放てば世界が滅びるというのに出し惜しみをするな、と叱責されたのだった。
問題は、私の居ない間、陛下の身に危険が及ばないかだが。
近衛騎士のヴァルター以外の騎士にも、よく言い聞かせたので。
命懸けで陛下をお護りするだろう。その年齢で命を散らしたくなければ。
あまり猶予はないので、すぐに出発することにした。
何とか国王陛下より勇者の剣に祝福を与える儀式だけは予定に組み込めたが。
すぐにでも行かねば、竜が完全に目を覚ましてしまう。
腹を満たした竜相手では、かなり不利な戦いになる。
着慣れた騎士の服から武骨な勇者の鎧に着替え。
陛下の御前へ向かった。
「我が君。旅の間、しばしお傍を離れますが、すぐに暴竜を打ち倒し、陛下の騎士として戻ってまいります。吉報をお待ちください」
もし、この肉体が戻ることが叶わなくとも。
魂だけでも貴方の元へ参ります。
*****
陛下は一瞬、いつもの困ったような顔をされたが。
私が捧げた聖剣を受け取り。剣に祝福を掛けて下さった。
「Oratio……susurrus……Gloria……In mente habeatis」
そして私の両肩に剣を当て。
剣と私に”神の加護”を付与された。
全身が、光の膜に包まれたのがわかった。
魔力の高い王族と、修業を積んだ高僧しか取得不可能といわれる、最高位である奇跡の御業、神聖魔法。
まさか、ここまで上達しておられたとは。
周囲からも感嘆の声が上がった。
「勇者アルベルトよ。聖剣ヴァルムントにて、暴竜バルバルスを打ち倒し、この世に平和を取り戻してみせよ」
祝福の儀式をやり遂げ。
どこか得意げな表情が愛らしい陛下の手から聖剣を受け取り、捧げ持つ。
「御意、必ずや勝利を御前に」
儀式が終わり、すぐ城を後にする。
滞りなくいけば、竜の棲家であるズューデン・ヴルカンまで四、五日ほどで到着するだろうか?
途中までは馬車だが、馬が怯えるため、近くまでは行けない。
それに、竜に餌を与えることになりかねない。
恐らく、向かう途中でこの”神の加護”の効果も切れるだろうが。陛下の魔法に守られているようで、嬉しいものだ。
世界を滅ぼす災厄、暴竜バルバルス。
我が生命に換えても、決して陛下の許には近寄らせはしない。
竜と直接対峙し、戦うのは私だけで。
魔法使いと僧侶は後衛で支援を、戦士は二人の護衛役である。
陛下から預かった大切な者達を、前線に立たせる気はない。
戦士ランベルトは前線に立てないのが不満そうだが。
聖剣も持たない戦士の攻撃が、竜の頑健な鱗に通用するはずもない。
何としても勝利を手に、陛下の元へ戻るつもりだが。
もしも刺し違えた場合、遺髪を陛下に届けて欲しいと僧侶に頼んでおく。
29
あなたにおすすめの小説
冷酷無慈悲なラスボス王子はモブの従者を逃がさない
北川晶
BL
冷徹王子に殺されるモブ従者の子供時代に転生したので、死亡回避に奔走するけど、なんでか婚約者になって執着溺愛王子から逃げられない話。
ノワールは四歳のときに乙女ゲーム『花びらを恋の数だけ抱きしめて』の世界に転生したと気づいた。自分の役どころは冷酷無慈悲なラスボス王子ネロディアスの従者。従者になってしまうと十八歳でラスボス王子に殺される運命だ。
四歳である今はまだ従者ではない。
死亡回避のためネロディアスにみつからぬようにしていたが、なぜかうまくいかないし、その上婚約することにもなってしまった??
十八歳で死にたくないので、婚約も従者もごめんです。だけど家の事情で断れない。
こうなったら婚約も従者契約も撤回するよう王子を説得しよう!
そう思ったノワールはなんとか策を練るのだが、ネロディアスは撤回どころかもっと執着してきてーー!?
クールで理論派、ラスボスからなんとか逃げたいモブ従者のノワールと、そんな従者を絶対逃がさない冷酷無慈悲?なラスボス王子ネロディアスの恋愛頭脳戦。
【完結】白豚王子に転生したら、前世の恋人が敵国の皇帝となって病んでました
志麻友紀
BL
「聖女アンジェラよ。お前との婚約は破棄だ!」
そう叫んだとたん、白豚王子ことリシェリード・オ・ルラ・ラルランドの前世の記憶とそして聖女の仮面を被った“魔女”によって破滅する未来が視えた。
その三ヶ月後、民の怒声のなか、リシェリードは処刑台に引き出されていた。
罪人をあらわす顔を覆うずた袋が取り払われたとき、人々は大きくどよめいた。
無様に太っていた白豚王子は、ほっそりとした白鳥のような美少年になっていたのだ。
そして、リシェリードは宣言する。
「この死刑執行は中止だ!」
その瞬間、空に雷鳴がとどろき、処刑台は粉々となった。
白豚王子様が前世の記憶を思い出した上に、白鳥王子へと転身して無双するお話です。ざまぁエンドはなしよwハッピーエンドです。
ムーンライトノベルズさんにも掲載しています。
悪辣と花煙り――悪役令嬢の従者が大嫌いな騎士様に喰われる話――
ロ
BL
「ずっと前から、おまえが好きなんだ」
と、俺を容赦なく犯している男は、互いに互いを嫌い合っている(筈の)騎士様で――――。
「悪役令嬢」に仕えている性悪で悪辣な従者が、「没落エンド」とやらを回避しようと、裏で暗躍していたら、大嫌いな騎士様に見つかってしまった。双方の利益のために手を組んだものの、嫌いなことに変わりはないので、うっかり煽ってやったら、何故かがっつり喰われてしまった話。
※ムーンライトノベルズでも公開しています(https://novel18.syosetu.com/n4448gl/)
嫌われた暴虐な僕と喧嘩をしに来たはずの王子は、僕を甘くみているようだ。手を握って迫ってくるし、聞いてることもやってることもおかしいだろ!
迷路を跳ぶ狐
BL
悪逆の限りを尽くした公爵令息を断罪しろ! そんな貴族たちの声が高まった頃、僕の元に、冷酷と恐れられる王子がやって来た。
その男は、かつて貴族たちに疎まれ、王城から遠ざけられた王子だ。昔はよく城の雑用を言いつけられては、魔法使いの僕の元を度々訪れていた。
ひどく無愛想な王子で、僕が挨拶した時も最初は睨むだけだったのに、今は優しく微笑んで、まるで別人だ。
出会ったばかりの頃は、僕の従者まで怯えるような残酷ぶりで、鞭を振り回したこともあったじゃないか。それでも度々僕のところを訪れるたびに、少しずつ、打ち解けたような気がしていた。彼が民を思い、この国を守ろうとしていることは分かっていたし、応援したいと思ったこともある。
しかし、あいつはすでに王位を継がないことが決まっていて、次第に僕の元に来るのはあいつの従者になった。
あいつが僕のもとを訪れなくなってから、貴族たちの噂で聞いた。殿下は、王城で兄たちと協力し、立派に治世に携わっていると。
嬉しかったが、王都の貴族は僕を遠ざけたクズばかり。無事にやっているのかと、少し心配だった。
そんなある日、知らせが来た。僕の屋敷はすでに取り壊されることが決まっていて、僕がしていた結界の魔法の管理は、他の貴族が受け継ぐのだと。
は? 一方的にも程がある。
その直後、あの王子は僕の前に現れた。何と思えば、僕を王城に連れて行くと言う。王族の会議で決まったらしい。
舐めるな。そんな話、勝手に進めるな。
貴族たちの間では、みくびられたら終わりだ。
腕を組んでその男を睨みつける僕は、近づいてくる王子のことが憎らしい反面、見違えるほど楽しそうで、従者からも敬われていて、こんな時だと言うのに、嬉しかった。
だが、それとこれとは話が別だ! 僕を甘く見るなよ。僕にはこれから、やりたいことがたくさんある。
僕は、屋敷で働いてくれていたみんなを知り合いの魔法使いに預け、王族と、それに纏わり付いて甘い汁を吸う貴族たちと戦うことを決意した。
手始めに……
王族など、僕が追い返してやろう!
そう思って対峙したはずなのに、僕を連れ出した王子は、なんだか様子がおかしい。「この馬車は気に入ってもらえなかったか?」だの、「酒は何が好きだ?」だの……それは今、関係ないだろう……それに、少し距離が近すぎるぞ。そうか、喧嘩がしたいのか。おい、待て。なぜ手を握るんだ? あまり近づくな!! 僕は距離を詰められるのがどうしようもなく嫌いなんだぞ!
お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!
MEIKO
BL
本編完結しています。お直し中。第12回BL大賞奨励賞いただきました。
僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…家族から虐げられていた僕は、我慢の限界で田舎の領地から家を出て来た。もう二度と戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが完璧貴公子ジュリアスだ。だけど初めて会った時、不思議な感覚を覚える。えっ、このジュリアスって人…会ったことなかったっけ?その瞬間突然閃く!
「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけに僕の最愛の推し〜ジュリアス様!」
知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。そして大好きなゲームのイベントも近くで楽しんじゃうもんね〜ワックワク!
だけど何で…全然シナリオ通りじゃないんですけど。坊ちゃまってば、僕のこと大好き過ぎない?
※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
転生悪役弟、元恋人の冷然騎士に激重執着されています
柚吉猫
BL
生前の記憶は彼にとって悪夢のようだった。
酷い別れ方を引きずったまま転生した先は悪役令嬢がヒロインの乙女ゲームの世界だった。
性悪聖ヒロインの弟に生まれ変わって、過去の呪縛から逃れようと必死に生きてきた。
そんな彼の前に現れた竜王の化身である騎士団長。
離れたいのに、皆に愛されている騎士様は離してくれない。
姿形が違っても、魂でお互いは繋がっている。
冷然竜王騎士団長×過去の呪縛を背負う悪役弟
今度こそ、本当の恋をしよう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる