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近衛騎士、勇者になる
控え室にて
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念のため、扉には鍵を掛けておく。
「……失礼、見苦しいものをお目に掛けます……」
ギュルテルを緩め。
ホーゼを下ろし、鋼鉄製の装具を外す。
ようやく拷問の如き拘束から解放され、楽になり。大きく息を吐く。
「……?」
花嫁は、重い音を立てて落ちた装具を不思議そうに眺めて、私の方に視線を戻し。
「うわ、」
ホーゼから飛び出ている私の昂った陰茎を見、驚いた声を上げられたのだった。
鋼鉄製の装具で股間を拘束していたため、収まらぬ勃起に苦しんでいたのだ。
我ながら、何をしているのかと思う。
さすがに軽蔑の眼差しを向けられるかと覚悟していたが。
「……っ、ははは、そんなものを着けてまで、我慢しなくても良いものを……、」
明るく、笑い飛ばされてしまった。
笑って下さった。
*****
「ですが、我慢がきかず粗相して、陛下に恥をかかせるわけにはいかないと思いまして……」
今までは、昂ったとしても、何とか気力で鎮めていたのだが。
このところ、どうにも我慢が効かない。
最愛の花嫁と結婚できたことで、箍が外れてしまったのだろうか。
肩を震わせて笑っている、愛らしい花嫁。
手の届かない存在であったクリスティアン陛下。
それが今は、結婚式を挙げ、私の花嫁になっているとは信じられない。
本当に、私と結婚をしてくださったのだ。
未だに現実感が無いが。
「こんな愛らしくも可憐な花嫁を目の前にして、我慢が出来る訳がないでしょう?」
花嫁の手を引き寄せ。
貴方のせいでこうなったのだ、と。
昂ったものを握らせる。
花嫁は頬を染め、それをじっと見ている。
驚きに、口を軽く開いて。
「ん、」
その愛らしい唇だけでなく、額や頬に口付けを落とす。
軽く握られているだけだというのに、更に昂ってしまうのは仕方ないことだろう。
こうして抵抗せずに口付けを受け入れてくれる喜びで。
今にも天に昇りそうなのだから。
「!?」
驚くことに、花嫁は私のものを掴んでいた手を、動かせた。
自分で掴ませておいて何だが。
このように積極的に触れてくれるようになるとは。嬉しい誤算だった。
*****
「この状態では部屋から出られないだろう。出しておけ」
私を見上げ、照れ隠しのように言われ。
思わず押し倒してしまいたくなったが。
控え室で初夜を迎えることになるのはいけない。
きちんと用意のしてある寝室で、受け入れていただく準備をきちんと施さなければ。男同士で愛し合うことはできない。
しかし。
見たところ、しかるべき処置をしなければ部屋を出られないのは私だけでないようだ。
「……では、陛下も」
腰を引き寄せ、花嫁のホーゼの前を開け、膝まで下ろした。
愛らしい花茎が持ち上がっている。
私の口付けを受け、そうなったのだとしたら嬉しい。
口付けをしながら、控え室の長椅子に花嫁を座らせ、愛撫する。
こういう時、口が二つあれば良いのに、と思う。
そうすれば、可愛い唇と花茎を同時に愛して差し上げられる。
だが、手での愛撫でも充分感じられているようだ。
「ん、……キモチイイ、」
快楽に腰を揺すりながら、愛らしく不思議な響きの言葉で鳴く、私の花嫁。
披露宴など、もうどうでもいい。
今すぐ花嫁を抱き上げて寝室へ走りたいところだが。
一度この欲望を吐き出してしまわねば、どうにも収まらない。
「ふ……、ぅ、」
舌先を軽く噛み、舌を吸い。
口内を味わいつつ、手触りの良い花茎を刺激する。
小指で子種の詰まった袋を撫で、蜜を出すよう促すように握ると。
私の手に、甘い蜜を放ってくださったのだった。
*****
「悪……、先に」
切羽詰まっている状態の私よりも先に達してしまったことを、申し訳なく思っているように見上げられる。
途中から完全に手が止まってしまっていたが。
その気遣いも、私を幸せにする。
「いえ、」
心からの微笑みを浮かべ、頬に口づける。
「ええと、……ここ、使うか?」
と、太股を示された。
それは。
書物で見たことがある。
何らかの理由があり、挿入が可能でない場合。太股などで欲望を解消する性技のひとつである。
しかし。
何故、そのことを?
今までいかがわしい記述のある書物などは全て検閲し、目の届く範囲には置いていなかったはず。
どこで、そのような知識を?
まさか。
私が竜退治に行って不在の間、誰かが教えたのだろうか?
「それは、どこで覚えたのです? お教えした覚えはありませんが……」
自然と、声が低くなっていくのを感じた。
*****
私の可愛い花嫁は、しまったことを言った、という表情をした。
どのような表情でも愛らしいが。
確実に、それがどういう行為なのかを知っての発言であったのだ。
まさか。
すでにそれを経験して……?
相手は? 私の知る誰かか?
「無垢な貴方に、そのような知識を与えたのは。一体どなたなのですか?」
こみ上げてくる、嫉妬や憎悪などさまざまな感情を堪え。どうにか微笑みを浮かべてはいるのだが。
花嫁からは、怯えたような目を向けられている。
それは、何かやましいことがあるから?
今すぐその身体に訊いてでも教えていただきたかったが。
さすがにここでは、何の準備もしていない。無理に捩じ込めば、確実に怪我をするだろう。
「ここで犯しはしませんが、後でじっくり聞かせていただきます」
花嫁を長椅子にうつ伏せの姿勢で横たわらせ、足を閉じた状態にし。
その白くやわらかな内股に己の欲望を潜らせた。
「う、」
ビクッと肩を震わせた。
ご自分でしろと申されたことを、もうお忘れですか?
わかっているくせに。
そのように、何も知らない無垢な風情で。
「……誰かに、これを、……この行為を、許したのですか?」
汗をかき、しっとりした太股に。いきり立った肉棒を擦り付ける。
我ながら醜悪だと思うこれを。
貴方の中に突き入れたら、どんなに心地好いだろう。
だが、この荒れ狂った気持ちのまま抱けば、傷つけてしまう。
その心にも、身体にも。
「……失礼、見苦しいものをお目に掛けます……」
ギュルテルを緩め。
ホーゼを下ろし、鋼鉄製の装具を外す。
ようやく拷問の如き拘束から解放され、楽になり。大きく息を吐く。
「……?」
花嫁は、重い音を立てて落ちた装具を不思議そうに眺めて、私の方に視線を戻し。
「うわ、」
ホーゼから飛び出ている私の昂った陰茎を見、驚いた声を上げられたのだった。
鋼鉄製の装具で股間を拘束していたため、収まらぬ勃起に苦しんでいたのだ。
我ながら、何をしているのかと思う。
さすがに軽蔑の眼差しを向けられるかと覚悟していたが。
「……っ、ははは、そんなものを着けてまで、我慢しなくても良いものを……、」
明るく、笑い飛ばされてしまった。
笑って下さった。
*****
「ですが、我慢がきかず粗相して、陛下に恥をかかせるわけにはいかないと思いまして……」
今までは、昂ったとしても、何とか気力で鎮めていたのだが。
このところ、どうにも我慢が効かない。
最愛の花嫁と結婚できたことで、箍が外れてしまったのだろうか。
肩を震わせて笑っている、愛らしい花嫁。
手の届かない存在であったクリスティアン陛下。
それが今は、結婚式を挙げ、私の花嫁になっているとは信じられない。
本当に、私と結婚をしてくださったのだ。
未だに現実感が無いが。
「こんな愛らしくも可憐な花嫁を目の前にして、我慢が出来る訳がないでしょう?」
花嫁の手を引き寄せ。
貴方のせいでこうなったのだ、と。
昂ったものを握らせる。
花嫁は頬を染め、それをじっと見ている。
驚きに、口を軽く開いて。
「ん、」
その愛らしい唇だけでなく、額や頬に口付けを落とす。
軽く握られているだけだというのに、更に昂ってしまうのは仕方ないことだろう。
こうして抵抗せずに口付けを受け入れてくれる喜びで。
今にも天に昇りそうなのだから。
「!?」
驚くことに、花嫁は私のものを掴んでいた手を、動かせた。
自分で掴ませておいて何だが。
このように積極的に触れてくれるようになるとは。嬉しい誤算だった。
*****
「この状態では部屋から出られないだろう。出しておけ」
私を見上げ、照れ隠しのように言われ。
思わず押し倒してしまいたくなったが。
控え室で初夜を迎えることになるのはいけない。
きちんと用意のしてある寝室で、受け入れていただく準備をきちんと施さなければ。男同士で愛し合うことはできない。
しかし。
見たところ、しかるべき処置をしなければ部屋を出られないのは私だけでないようだ。
「……では、陛下も」
腰を引き寄せ、花嫁のホーゼの前を開け、膝まで下ろした。
愛らしい花茎が持ち上がっている。
私の口付けを受け、そうなったのだとしたら嬉しい。
口付けをしながら、控え室の長椅子に花嫁を座らせ、愛撫する。
こういう時、口が二つあれば良いのに、と思う。
そうすれば、可愛い唇と花茎を同時に愛して差し上げられる。
だが、手での愛撫でも充分感じられているようだ。
「ん、……キモチイイ、」
快楽に腰を揺すりながら、愛らしく不思議な響きの言葉で鳴く、私の花嫁。
披露宴など、もうどうでもいい。
今すぐ花嫁を抱き上げて寝室へ走りたいところだが。
一度この欲望を吐き出してしまわねば、どうにも収まらない。
「ふ……、ぅ、」
舌先を軽く噛み、舌を吸い。
口内を味わいつつ、手触りの良い花茎を刺激する。
小指で子種の詰まった袋を撫で、蜜を出すよう促すように握ると。
私の手に、甘い蜜を放ってくださったのだった。
*****
「悪……、先に」
切羽詰まっている状態の私よりも先に達してしまったことを、申し訳なく思っているように見上げられる。
途中から完全に手が止まってしまっていたが。
その気遣いも、私を幸せにする。
「いえ、」
心からの微笑みを浮かべ、頬に口づける。
「ええと、……ここ、使うか?」
と、太股を示された。
それは。
書物で見たことがある。
何らかの理由があり、挿入が可能でない場合。太股などで欲望を解消する性技のひとつである。
しかし。
何故、そのことを?
今までいかがわしい記述のある書物などは全て検閲し、目の届く範囲には置いていなかったはず。
どこで、そのような知識を?
まさか。
私が竜退治に行って不在の間、誰かが教えたのだろうか?
「それは、どこで覚えたのです? お教えした覚えはありませんが……」
自然と、声が低くなっていくのを感じた。
*****
私の可愛い花嫁は、しまったことを言った、という表情をした。
どのような表情でも愛らしいが。
確実に、それがどういう行為なのかを知っての発言であったのだ。
まさか。
すでにそれを経験して……?
相手は? 私の知る誰かか?
「無垢な貴方に、そのような知識を与えたのは。一体どなたなのですか?」
こみ上げてくる、嫉妬や憎悪などさまざまな感情を堪え。どうにか微笑みを浮かべてはいるのだが。
花嫁からは、怯えたような目を向けられている。
それは、何かやましいことがあるから?
今すぐその身体に訊いてでも教えていただきたかったが。
さすがにここでは、何の準備もしていない。無理に捩じ込めば、確実に怪我をするだろう。
「ここで犯しはしませんが、後でじっくり聞かせていただきます」
花嫁を長椅子にうつ伏せの姿勢で横たわらせ、足を閉じた状態にし。
その白くやわらかな内股に己の欲望を潜らせた。
「う、」
ビクッと肩を震わせた。
ご自分でしろと申されたことを、もうお忘れですか?
わかっているくせに。
そのように、何も知らない無垢な風情で。
「……誰かに、これを、……この行為を、許したのですか?」
汗をかき、しっとりした太股に。いきり立った肉棒を擦り付ける。
我ながら醜悪だと思うこれを。
貴方の中に突き入れたら、どんなに心地好いだろう。
だが、この荒れ狂った気持ちのまま抱けば、傷つけてしまう。
その心にも、身体にも。
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