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近衛騎士、勇者になる
衝撃的な告白
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「私が留守の間、不埒な輩に、されたのですか?」
想像しただけで。
激しい嫉妬と憎悪で目の前が真っ赤になる。
もし、そうだとしたら。
相手が誰であろうが、生かしてはおけない。
生まれてきたことを後悔するような目に遭わせ、八つ裂きにしてくれる。
そして。
もう二度と、浮気など出来ぬよう。
花嫁の身体にじっくりと教え込まねばならない。
*****
「ひぁ、」
ブルーゼの裾から手を入れ。
胸の粒をつまみ、捏ね、刺激する。
感じているせいか、きゅうきゅうと足を閉じられ。
たまらない快感を覚える。
……そのような手管を、どこで覚えたというのですか?
私の花嫁。
唯一愛し、心を捧げたひと。
狂おしいほど愛おしく。大切にしたいと思っているのに。
滅茶苦茶にしてしまいたくなる。
この破壊的衝動は、魔物の血のせいなのか。
それとも、生まれ持った醜い心根か。
胸を愛撫しながら、腰を打ち付ける。
汗と先走りでぬめる、なめらかでやわらかい腿を擦り上げる。
「やぁ、」
内腿を擦られているだけだというのに。そのように甘い声で鳴いて。
私の花嫁は、清廉でいて、何と淫らなのだろう。
私の花嫁になったといえども、国王陛下である事実は変わらない。
元臣下から長椅子に押し倒され、うつ伏せで上に伸し掛かられ。太股を犯される、という屈辱的な行為を強いられているというのに。
このような酷い扱いを受けて。
何故、一切抵抗をされないのか。心にやましいことがあるからなのか。
……可愛らしく、愛おしい花嫁。
いっそ憎らしいほどに。
怒りと興奮で狂う頭の片隅で。
理不尽な怒りをぶつけられる陛下に対しての憐憫が浮かぶ。
可哀想に、と。
私のような異常者に惚れられたばかりに。
豊かな国の、国王の王太子として美しく賢く生まれ、全ての者から愛され、輝かしくも祝福された人生を送るはずだったろう。
貴方の人生を狂わせたのは。
間違いなく私であると、わかっている。
だが、もうこの手を離すことはできない。
死んでも離さない。私の花嫁。
*****
「……っ、」
花嫁の華奢な身体を腕に掻き抱き、遂情を迎える。
射精しながら、その無防備な白い首筋に歯を立てると。
「や、ああん、」
花嫁は愛らしい声を上げ。
私の手の中で、再び花茎から蜜を放った。
私の精で汚してしまった白い脚と双丘を拭い。
窓を開け、換気をし。
同じく汚してしまった長椅子のフレを外し、交換する。
下の革までは染みていないようだ。
ホーゼはすでに穿いていたが。
再びギュルテルを緩め、再び鋼鉄製の装具を着ける。
壊れた勇者の鎧から作ったのだ。さすがにここに置いてはおけない。
そうして身形を整え。
遂情の余韻か、無体な真似をされた衝撃のせいか。
未だ呆然とした様子の花嫁の衣装を直し、脱力した身体を抱き上げる。
「あ、」
扉を開けると、私たちの様子を見に来たのだろう、ちょうど扉を叩こうとしていた近衛騎士が後ろへ下がった。
「陛下はお疲れのご様子だ。このまま部屋に戻ると伝えろ」
視線を向けると。
私の顔と、私の腕に抱かれ胸にもたれ掛かっている花嫁を交互に見、室内で何が行われていたかを察したのだろう。顔を真っ赤に染めた。
「はっ、」
近衛騎士は敬礼し、大広間へ早足で向かった。
主役が不在でも、宴会は問題なく進行するだろう。
*****
寝室へ向かったが。
花嫁は、通路に並んでいる警備の兵を見て、微笑んでいた。
これから花婿という名のケダモノに何をされるか、理解されていないのだろうか?
否、臣下に不安な顔を見せてはならないという気丈な心の表れか。
さすが、生まれながらの王族である。
私ごときでは、その広いお心を乱せないのだろう。
歩く内に、爆発寸前であった憤懣は落ち着いてきたが。
質問には応えていただかねば。
寝室に入り、寝台に花嫁をそっと降ろす。
膝に手を置き。
ちょこんと座って不安そうに私を見上げているお姿は大変愛らしく、抱き締めてお慰めしたくなるが。
尋問の手を緩めるつもりはしない。
「さて、先程の行為の話ですが。誰から教わったのか、正直にお話し下さるのと、御身に直接お訊かせいただくのと、どちらをお選びになりますか?」
「や、優しくすると約束したではないか、誓いを破るつもりか?」
声が震えている。
私から逃げるように、じりじりと後退するのを。
追い詰めるように寄っていく。
もちろん、約束は絶対に守る。傷つけはしない。
だが。
「痛みを与えずに正直にお話ししたくなるような方法はいくらでもありますが。お身体に教えて差し上げましょうか?」
思わせぶりに花嫁の手を取り、甲に口づける。
ああ、クリスティアン陛下。
国王にして、私の花嫁。
貴方は何と罪深い御方なのだ。
そのような、期待と恐れの入り混じったような魅惑的な瞳で見つめられたら。
ご期待に添うような快楽の拷問を、たっぷりと与えてしまいたくなってしまうではありませんか。
*****
「わかった。何故私が誰にも教えられていない知識を持っているか、答えよう。……これから話すことは、私の名にかけて全て真実だ」
花嫁は、覚悟を決めたようで。
真剣な、陛下の顔でそう仰った。
私も陛下の緊張につられ、思わず背筋が伸び、姿勢を正した。
今から私に告げようとしていることは、かなり重大な話であると理解したからである。
陛下はすう、と息を吸い、深呼吸をされ。
まっすぐに私を見据え、告げられたのは。
興奮も吹き飛ぶような、衝撃的な内容であった。
「信じられないかもしれないが。私は元々異世界の住人だったが29歳で事故死し、その記憶を持ったままここに王子として生まれ変わったのだ」
想像しただけで。
激しい嫉妬と憎悪で目の前が真っ赤になる。
もし、そうだとしたら。
相手が誰であろうが、生かしてはおけない。
生まれてきたことを後悔するような目に遭わせ、八つ裂きにしてくれる。
そして。
もう二度と、浮気など出来ぬよう。
花嫁の身体にじっくりと教え込まねばならない。
*****
「ひぁ、」
ブルーゼの裾から手を入れ。
胸の粒をつまみ、捏ね、刺激する。
感じているせいか、きゅうきゅうと足を閉じられ。
たまらない快感を覚える。
……そのような手管を、どこで覚えたというのですか?
私の花嫁。
唯一愛し、心を捧げたひと。
狂おしいほど愛おしく。大切にしたいと思っているのに。
滅茶苦茶にしてしまいたくなる。
この破壊的衝動は、魔物の血のせいなのか。
それとも、生まれ持った醜い心根か。
胸を愛撫しながら、腰を打ち付ける。
汗と先走りでぬめる、なめらかでやわらかい腿を擦り上げる。
「やぁ、」
内腿を擦られているだけだというのに。そのように甘い声で鳴いて。
私の花嫁は、清廉でいて、何と淫らなのだろう。
私の花嫁になったといえども、国王陛下である事実は変わらない。
元臣下から長椅子に押し倒され、うつ伏せで上に伸し掛かられ。太股を犯される、という屈辱的な行為を強いられているというのに。
このような酷い扱いを受けて。
何故、一切抵抗をされないのか。心にやましいことがあるからなのか。
……可愛らしく、愛おしい花嫁。
いっそ憎らしいほどに。
怒りと興奮で狂う頭の片隅で。
理不尽な怒りをぶつけられる陛下に対しての憐憫が浮かぶ。
可哀想に、と。
私のような異常者に惚れられたばかりに。
豊かな国の、国王の王太子として美しく賢く生まれ、全ての者から愛され、輝かしくも祝福された人生を送るはずだったろう。
貴方の人生を狂わせたのは。
間違いなく私であると、わかっている。
だが、もうこの手を離すことはできない。
死んでも離さない。私の花嫁。
*****
「……っ、」
花嫁の華奢な身体を腕に掻き抱き、遂情を迎える。
射精しながら、その無防備な白い首筋に歯を立てると。
「や、ああん、」
花嫁は愛らしい声を上げ。
私の手の中で、再び花茎から蜜を放った。
私の精で汚してしまった白い脚と双丘を拭い。
窓を開け、換気をし。
同じく汚してしまった長椅子のフレを外し、交換する。
下の革までは染みていないようだ。
ホーゼはすでに穿いていたが。
再びギュルテルを緩め、再び鋼鉄製の装具を着ける。
壊れた勇者の鎧から作ったのだ。さすがにここに置いてはおけない。
そうして身形を整え。
遂情の余韻か、無体な真似をされた衝撃のせいか。
未だ呆然とした様子の花嫁の衣装を直し、脱力した身体を抱き上げる。
「あ、」
扉を開けると、私たちの様子を見に来たのだろう、ちょうど扉を叩こうとしていた近衛騎士が後ろへ下がった。
「陛下はお疲れのご様子だ。このまま部屋に戻ると伝えろ」
視線を向けると。
私の顔と、私の腕に抱かれ胸にもたれ掛かっている花嫁を交互に見、室内で何が行われていたかを察したのだろう。顔を真っ赤に染めた。
「はっ、」
近衛騎士は敬礼し、大広間へ早足で向かった。
主役が不在でも、宴会は問題なく進行するだろう。
*****
寝室へ向かったが。
花嫁は、通路に並んでいる警備の兵を見て、微笑んでいた。
これから花婿という名のケダモノに何をされるか、理解されていないのだろうか?
否、臣下に不安な顔を見せてはならないという気丈な心の表れか。
さすが、生まれながらの王族である。
私ごときでは、その広いお心を乱せないのだろう。
歩く内に、爆発寸前であった憤懣は落ち着いてきたが。
質問には応えていただかねば。
寝室に入り、寝台に花嫁をそっと降ろす。
膝に手を置き。
ちょこんと座って不安そうに私を見上げているお姿は大変愛らしく、抱き締めてお慰めしたくなるが。
尋問の手を緩めるつもりはしない。
「さて、先程の行為の話ですが。誰から教わったのか、正直にお話し下さるのと、御身に直接お訊かせいただくのと、どちらをお選びになりますか?」
「や、優しくすると約束したではないか、誓いを破るつもりか?」
声が震えている。
私から逃げるように、じりじりと後退するのを。
追い詰めるように寄っていく。
もちろん、約束は絶対に守る。傷つけはしない。
だが。
「痛みを与えずに正直にお話ししたくなるような方法はいくらでもありますが。お身体に教えて差し上げましょうか?」
思わせぶりに花嫁の手を取り、甲に口づける。
ああ、クリスティアン陛下。
国王にして、私の花嫁。
貴方は何と罪深い御方なのだ。
そのような、期待と恐れの入り混じったような魅惑的な瞳で見つめられたら。
ご期待に添うような快楽の拷問を、たっぷりと与えてしまいたくなってしまうではありませんか。
*****
「わかった。何故私が誰にも教えられていない知識を持っているか、答えよう。……これから話すことは、私の名にかけて全て真実だ」
花嫁は、覚悟を決めたようで。
真剣な、陛下の顔でそう仰った。
私も陛下の緊張につられ、思わず背筋が伸び、姿勢を正した。
今から私に告げようとしていることは、かなり重大な話であると理解したからである。
陛下はすう、と息を吸い、深呼吸をされ。
まっすぐに私を見据え、告げられたのは。
興奮も吹き飛ぶような、衝撃的な内容であった。
「信じられないかもしれないが。私は元々異世界の住人だったが29歳で事故死し、その記憶を持ったままここに王子として生まれ変わったのだ」
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