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ローラン・ロートレック・ド・デュランベルジェの人生
Fais de beaux rêves(良い夢を)
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アンリの感じる場所や快楽を引き出すのに夢中になっていたら。
いつの間にか明け方になっていた。
気を失うように寝てしまったアンリに、回復魔法を掛けてやる。
この白い肌に所有の証を刻み込みたかったが。それは結婚式の後にしておこう。
俺は挿入しただけで理性が吹っ飛びそうになるくらい気持ち良かったが。
アンリは、俺の身体で満足できたのだろうか。
目を覚まして。
やっぱり結婚をやめる、と言われたらどうしよう。
*****
寝顔を眺めていたら。
アンリがふ、と微笑んだ。貴重な笑顔だ。
記録に残したいが、ぐっと堪える。
どんな夢を見ているのだろう?
寝ぼけているのか、俺の胸板にすりすりと頬を寄せてくる。
そんな可愛いことをしたら、犯したくなるじゃないか。
「……んん、……ん?」
ぺちぺちと、胸板を叩かれる。起きたようだ。
「ロロ……?」
ぼんやりしていて可愛い。
いつも寝起きはこうなのか? 毎朝見たいものだ。
「おはよう、アンリ。まだ寝てていいぞ」
頭を撫でて、額に口づける。
「いや、起きる。城に帰らないと……」
辺りを見回している。
羽織るものはないか、探しているようだ。
今日中に片づけないといけない仕事があるのだという。
職務に真面目なところも好ましいが。
さすがに、初めて肌を重ねた朝にその反応は寂しい。
「つれないな、……俺はアンリの伴侶として、合格だったか?」
「?」
首を傾げている。
これは、猥談もしたことがないな。そこまで純粋だったか。
はっきり言わないとわからないようだ。
「夫婦になるには身体の相性も大事な訳だが。俺のこれはお気に召したかな?」
朝の生理現象を起こしているものを握らせた。
「!?」
真っ赤になった。反応が可愛いな。
*****
俺の移動魔法ではベリエに戻れないため、アンリの魔法で戻った。
出迎えたアンドレが心労のためか、幽鬼のような物凄い形相になっていて、アンリが驚いていた。
俺も同じ立場であれば、そうなるのも理解できるが。
もはやアンドレは恋敵でもなんでもなく、アンリの元世話係のようなものである。
これからは、アンリの世話は俺が全てするのだから。
ベリエの城に置き去りにされ、アンドレの愚痴を一晩中聞かされる羽目になったページは、俺の顔を見るなり文句を言ってきたが。
事情を話すと、涙を流さんばかりに喜び、祝ってくれた。
今日から結婚式までここに住むので、仕事はこっちへ持ってくるように言ったらさすがに嫌そうな顔をされた。
馬を飛ばせば往復6ウール、馬車では8ウール掛かるのだからそれも仕方ない。
アンリに、城の前までページの移動魔法の使用を一時的に許可してもらう。
ページと馬車を帰したら。
アンリは不思議そうに「一緒に帰らないのか?」と訊いてきた。
「言っただろう? 俺のアンリの肌を誰にも見せたくないと。だから王城に移り住むまで、ずっとここにいさせてもらう」
「……仕事は?」
何よりも伯爵としての職務を気にするとは、相変わらずアンリは真面目だ。
仕事をおろそかにすれば、アンリに嫌われる。
ちゃんと義務は果たすつもりだ。
「問題ない。ページが通うので、城門前までの移動魔法を許可して欲しい」
*****
アンリと国王の座を争っていたはずの俺がベリエに留まるのは不自然である。
表向きは国王候補であるアンリを支援するために会議をしていることにして、城に留まった。
俺は今すぐにでも結婚を発表したいところだが。
まだ早い。
それにはアンリが完全体であることを公表しなければいけなくなるからだ。
どの時期で発表するのが一番効果的か、皆でじっくりと話し合う必要がある。
アンドレが言うには、アンリについての話し合いには必ず国王も参加することになるらしい。後見人だからな。
いつの間にか明け方になっていた。
気を失うように寝てしまったアンリに、回復魔法を掛けてやる。
この白い肌に所有の証を刻み込みたかったが。それは結婚式の後にしておこう。
俺は挿入しただけで理性が吹っ飛びそうになるくらい気持ち良かったが。
アンリは、俺の身体で満足できたのだろうか。
目を覚まして。
やっぱり結婚をやめる、と言われたらどうしよう。
*****
寝顔を眺めていたら。
アンリがふ、と微笑んだ。貴重な笑顔だ。
記録に残したいが、ぐっと堪える。
どんな夢を見ているのだろう?
寝ぼけているのか、俺の胸板にすりすりと頬を寄せてくる。
そんな可愛いことをしたら、犯したくなるじゃないか。
「……んん、……ん?」
ぺちぺちと、胸板を叩かれる。起きたようだ。
「ロロ……?」
ぼんやりしていて可愛い。
いつも寝起きはこうなのか? 毎朝見たいものだ。
「おはよう、アンリ。まだ寝てていいぞ」
頭を撫でて、額に口づける。
「いや、起きる。城に帰らないと……」
辺りを見回している。
羽織るものはないか、探しているようだ。
今日中に片づけないといけない仕事があるのだという。
職務に真面目なところも好ましいが。
さすがに、初めて肌を重ねた朝にその反応は寂しい。
「つれないな、……俺はアンリの伴侶として、合格だったか?」
「?」
首を傾げている。
これは、猥談もしたことがないな。そこまで純粋だったか。
はっきり言わないとわからないようだ。
「夫婦になるには身体の相性も大事な訳だが。俺のこれはお気に召したかな?」
朝の生理現象を起こしているものを握らせた。
「!?」
真っ赤になった。反応が可愛いな。
*****
俺の移動魔法ではベリエに戻れないため、アンリの魔法で戻った。
出迎えたアンドレが心労のためか、幽鬼のような物凄い形相になっていて、アンリが驚いていた。
俺も同じ立場であれば、そうなるのも理解できるが。
もはやアンドレは恋敵でもなんでもなく、アンリの元世話係のようなものである。
これからは、アンリの世話は俺が全てするのだから。
ベリエの城に置き去りにされ、アンドレの愚痴を一晩中聞かされる羽目になったページは、俺の顔を見るなり文句を言ってきたが。
事情を話すと、涙を流さんばかりに喜び、祝ってくれた。
今日から結婚式までここに住むので、仕事はこっちへ持ってくるように言ったらさすがに嫌そうな顔をされた。
馬を飛ばせば往復6ウール、馬車では8ウール掛かるのだからそれも仕方ない。
アンリに、城の前までページの移動魔法の使用を一時的に許可してもらう。
ページと馬車を帰したら。
アンリは不思議そうに「一緒に帰らないのか?」と訊いてきた。
「言っただろう? 俺のアンリの肌を誰にも見せたくないと。だから王城に移り住むまで、ずっとここにいさせてもらう」
「……仕事は?」
何よりも伯爵としての職務を気にするとは、相変わらずアンリは真面目だ。
仕事をおろそかにすれば、アンリに嫌われる。
ちゃんと義務は果たすつもりだ。
「問題ない。ページが通うので、城門前までの移動魔法を許可して欲しい」
*****
アンリと国王の座を争っていたはずの俺がベリエに留まるのは不自然である。
表向きは国王候補であるアンリを支援するために会議をしていることにして、城に留まった。
俺は今すぐにでも結婚を発表したいところだが。
まだ早い。
それにはアンリが完全体であることを公表しなければいけなくなるからだ。
どの時期で発表するのが一番効果的か、皆でじっくりと話し合う必要がある。
アンドレが言うには、アンリについての話し合いには必ず国王も参加することになるらしい。後見人だからな。
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