天涯孤独になって路頭に迷いそうなところを大企業の跡取りが許嫁として現れて花嫁にされてしまいました。

篠崎笙

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初めての同衾

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「……嫌だったら、無理はしなくていいんだよ? まだ、時間はあるだろうし」
顕正さんは、困ったような顔をして言った。

嫌、というか。そんなの無理です。
そう言いたかったけど。


顕正さんと結婚するのなら。
近い未来、をする、ということで。

顕正さんの性器は、時間を掛けて慣らさないと入らないほどの大きさなようだし。
それなら。
しなくてはならない、必要な行為な訳で。

だったら。


*****


顕正さんは避妊具……コンドームを出していたけど。
性器を挿入をする訳でもないのに、何に使うんだろう?

自分では、どうしたらいいかわからない。
今までそんなに性的なことに興味も持たなかったから、ぼくには最低限の知識しかない。

だから。
そういうことに詳しいだろう顕正さんから教わるしかない。


「あの、……顕正さんがお嫌でなければ、教えてください。お願いします……」
起き上がって。頭を下げたら。

「……嫌なわけが、あるか……!」
そう言って。

顕正さんは、ぼくをベッドに押し倒すようにして。
上に乗り上げて来た、と思ったら。

「っ!?」
口を塞がれた。


これ。キスだ。
……口に、キスをされてしまった。

ぬるりと、入って来た、これは。
舌……?


嘘。
ぼく、顕正さんと、キスをしてるんだ。


何でキスをしてるの?
後ろを、慣らしてくれるのではなかったの……?

それとも。そうするよう、指南書に書かれていた、とか?

質問をしたかったのに。
後頭部をしっかり掴まれて、固定されてしまって。顔が動かせない。


抗おうとしても。
体格差があり過ぎて。大きな身体はびくともしない。

大きな口に塞がれて、息が出来ない。
このままでは、酸欠になってしまいそうだ。


*****


「んん、」

浴衣の裾を割られて。
顕正さんの大きな手が、ぼくの太股を撫でている。

滑らかな、綺麗な指だった。
その指が。

ぼくのお尻を掴んで……揉んでる。


何だか信じられない。
そういう、いやらしいことなんてしなさそうに見えたのに。

「んむっ、」
片足を抱え上げられて。


うわ。
当たってるこれ、顕正さんの……?

本当に大きい。
熱気を感じるほどだ。


「……っは、」
酸欠で死ぬかと思った寸前で、口が離れて。

「いっ、」
顕正さんが、ぼくの首に齧りついてきた。

ピリッと痛みが走る。


熱い舌が胸を這っている。
くすぐったいような、ぞわぞわするような。おかしな感覚。

「ひっ、」
胸の先を、チュッ、と吸い上げられた。

ぼくは女の子じゃないのに。
平らな胸に吸い付いて、何が楽しいんだろう?


お尻を揉んでいた手は、その間を弄っている。

何か、ぬるぬるしているのは。
潤滑剤だろうか?


*****


「ひあっ!?」
周辺をつついていた指先が、中に入って来たのがわかった。


「……痛い、か?」
え?

痛くはない。
どちらかといえば、さっき首を噛まれた方が、痛かった。

顕正さんが指を入れてるところは。
痛いというか。

「何か、へんな感じ、……ひっ、」

顕正さんの……多分、中指が。ずぶって、入ってきた。
簡単に入ってしまったというか、思ったより引っかからなかったのは、潤滑剤でぬるぬるしてるせいかな?

親指で、お尻の際を撫でられて。
「きつく締め付けるのは、ここの、括約筋だ。を過ぎてしまえば、後は楽になるだろう」


楽、なのかな? これ。
指が入ってるところ、何だか変な感じがするけど。

でも、物知りな顕正さんが言うことだし。
嘘じゃない、よね?


「いっ、」
中指を、抜き差しされて。

その度に、じゅぶじゅぶと音がしている。
これが、自分の身体から出てる音かと思うと、死ぬほど恥ずかしい。


「ちゃんと、反応してる。覚えが良い身体で、嬉しいよ」

その思わせぶりな視線に、ぼくの股間を見たら。
いつの間にか、コンドームが被せられていた。その先端には、液体が溜まっていた。

え、精液が出てたの? いつの間に?
射精した覚えなんてないのに。


……ああそうか。出した精液で、シーツとかを汚さないように、コンドームを用意したんだ。
理解できた。

さすが、大人だ。こうなるってわかったてんだ。

よく見れば、顕正さんの性器にもコンドームが装着されていた。
こっちは、何のため?

ぼくも。何か、したほうがいいのかな?


「は、……あん、あっ、」

潤滑剤を継ぎ足して。
そこを拡げられていく。いつか、顕正さんの性器を受け入れることが可能なくらいに。


張型というのは、男性器を模した棒、と言っていた。
今はディルドとかバイブ、プラグとかいうんだって、教えてくれた。

でも、そんな無粋な物を使うより、自分の手で慣らしたいって言われて。
指にコンドームを被せて、慣らされている。


……張型は、少しずつ大きくしていくと書かれていた。

顕正さんは手が大きいから、指も、ぼくより太いけど。
いったい何本の指を受け入れたら、顕正さんの性器が入るようになるんだろう。

すごく、大きかったのに。


*****


「すまない、私も、限界のようだ。……少しだけ、我慢してくれないか?」
うつ伏せの状態に寝かされたと思ったら。

太股に、濡れた感触。……これ、潤滑剤?


太股の間に、熱い塊が当たって。
ぬるり、と動いている。

「ここで、したい。……いいか?」
ぼくの太股で挟んで、性器を擦って、射精したいのだと理解した。

「……はい、」
ぼくも、ぐっと太股を締めるようにして、それに協力する。

「……いい子だ」
甘く低い囁きに、ぞくぞくする。


ぼくの太股から、顕正さんの性器が飛び出しているのがわかった。

太股で挟んでいるのに、先端がはみ出してしまっている。
それで、その太さと大きさを実感した。

……これ、本当に入るの?
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