巨人の国に勇者として召喚されたけどメチャクチャ弱いのでキノコ狩りからはじめました。

篠崎笙

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キノコマスター、再び異世界へ。

ただいま、異世界

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「そうだ。バルは小さい人の世界に行ってみて、どうだった?」

「そうだな。やはり、私は優輝が小さく可愛らしいというだけで好きになった訳ではないのだと再確認した。優輝は優輝だから愛しているのだ、とね」
バルは、優しく微笑んで。

額に、そっとキスをされた。


こっちに来たら、17歳でこのサイズの俺は珍しくて、小さく可愛く見えたようだけど。
向こうでは俺より小さな人の方が多いし。

たくさん小さくて可愛い人を見て、考え直したりしないかな、とか。
ちょっと思ってたんだ。

信用してない訳じゃないけど。
バルがちゃんと否定してくれて良かった。


「そういうのは、二人きりの時だけにして下さいね……」
真っ赤になったエリアスから注意されてしまった。

はい、そうでした。
こっちでは、愛してる、って言うのは夫婦がベッドの中で言う言葉だったね。


*****


馬車が静かの森の城に着くと。
結婚式の時みたいに、抱き上げられたまま、馬車を降りた。


晴れた空を見て。
もう、次の日になってることに気付いた。

こっちに戻ったら、またすぐに来るって言ってたけど。
さすがにMPが切れたとか?

エリアスも連れて来てたし。すぐには戻れなかったのかな?


俺が疑問に思ったのに気付いたようだ。

「君だけに寂しい思いをさせるのはどうかと思ったので、一晩我慢してみたのだが。駄目だな。これ以上は優輝不足で、死んでしまいそうだった」

一晩でギブアップって。
早いよ!

でも。
「俺も、ずっと、寂しかったんだ。……この7ヶ月、すごく長く感じた」

「これからは、もう二度と離さない。君が嫌だと言っても」
ぎゅっと抱き締められる。

嫌だなんて。
そんなこと、言わないよ。


「……お食事は、後になさいます?」

エリアスは、笑顔だけど。
その笑顔が微妙に引きつっている。

「いや、すまん。今からでいい」
バルは気まずそうに咳払いをした。


完全に二人の世界を作ってしまっていた。
ごめんエリアス。


*****


昨日のうちに料理長に頼んで、本来、結婚式の後に出される食事を用意してもらったようだ。
いわゆる、精のつく料理ってやつで。肉とか、元気が出そうな料理ばかりだ。

お祝いの品、チャンピニョンも出された。
やっぱり美味い。


”魔王”が目覚めたって知らされて、封じに行って。
魔王は黒い子猫の姿で。

魔王クレプスクロは寂しがっていた。
自分が魔王だって自覚もなかった。

寂しくないよう連れ帰って。エリアスとも仲良くなって。

クレプスクロが遊び疲れて寝たら、消えて。
いなくなってしまった。


それは、人間に絶望していたのが、希望を得て。
元の、神様の中に還ったというんだけど。

俺は”クレプスクロ”に、もっと楽しい思いを知って欲しかった。
いなくなっちゃって、悲しかった。


……色々あったな。
もう、ずいぶん前のように思えるけど。

でも。
こっちでは、まだ一日しか経過してないんだ。おかしな感じだ。


クレプスクロ。
俺、向こうで色々勉強したよ。

すぐには無理だろうけど。
微力でも、バルと一緒に、よりよい世界を目指すから。


善神かみさまの中で、見守ってくれよな。


*****


食事が終わって。
バルに抱き上げられた状態で、風呂場に向かった。

袖で見えない位置まで上げていたシークロを、定位置に戻される。

痕は残ってない。
でも、肌にぴったり張り付いたみたいに動かなかったんだよな、これ。


まんま結婚式のやり直し、って感じだ。
ウィルフレドの嘘のせいでずいぶん待たされた、ってぶつぶつ文句言ってる。

バルにとっては、昨日のことなんだろうけど。

俺としては、久しぶりに見る、バルの身体だ。
何だか緊張してしまう。

俺もだいぶ鍛えたつもりだったんだけど。やっぱりバルにはかなわないや。
人種的な問題か?


つい、下半身に視線が行ってしまう。
……やっぱ、でかいよ!

これから、最後までするんだと思うと。
やたらドキドキする。

お互い初めてって話だけど。本当かなあ?
バル、何か落ち着いてない?

俺はこんなにドキドキしてるのに、悔しい。
と思って、バルの胸に手を当ててみたら。バルも相当ドキドキしてた。

顔に出さなすぎなだけだった。
すごいポーカーフェイスだ。

ばれたか、って苦笑いした。
余裕があるようにみせたい、大人の見栄だって。

えへへ。
でも、同じ気持ちみたいで嬉しいよ。


それにしても。
バルのは、臨戦状態じゃない、通常の状態でも入らないサイズだと思うんだけど。

これを入れるの、無理じゃないか?

お尻、裂けちゃうって。
大惨事だよ。

魔法でどうにかするつもりなのかな? やわらかくする魔法とか、あったっけ。


*****


抱き上げられて、ベッドまで運ばれて。
そっと寝かされる。

何度もキスをされて、身体を弄られるのは、以前と変わってない。

俺の身体、バルに慣らしておいて。
7ヶ月もおあずけされて。夢にまで見たんだからな?


「はぅ、」
慣らされるのは久しぶりだから、指一本でもきつく感じてしまう。

その指の大きさに。
やっぱり、巨人なんだな、と思う。


「……痛いか?」
「だ、大丈夫。久しぶりだから、違和感が、」

「そうか。優輝は7ヶ月ぶりだったな。……自分では、しなかったのか?」
「後ろ? し、しないよ!」


だって。部屋の壁、薄いし。

トイレでたまに抜くくらいだった。
それでもさっさと出てファブっとかないとバレるし。

年頃の男なんだから、当たり前だって見て見ぬ振りをされても。
恥ずかしいものは恥ずかしいんだってば!
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