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建国記念日をつくろう。
皇妃:なんだかモヤモヤしてきたり。
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ガイウスとルプスって、いまいち仲が良いのか悪いのかわかりにくいよな。
ずっと一緒だったって訳じゃないようだけど。
もう200年以上の付き合いみたいだし、色々複雑な感情とかあるのかも。
俺には親しい友人とか居なかったので、よくわかんないけど。
縄張り争い的な?
ガイウスは、ルプスのことを、師匠であり戦友であり兄のような存在、って言ってたけど。
ルプスの方は、どう思ってるんだろう。
「ルプスにとって、ガイウスってどんな存在?」
そっとルプスに聞いてみる。
ルプスは、少し考えて。
「目の上のたんこぶ?」
邪魔なもの、うっとおしいものという意味である。こっちでも似たような言葉があるんだなあ。
……じゃなくて。
「酷い!」
*****
「ははは、冗談ですよ冗談。こーんな小さな時から知ってるもんで」
こんな、と。
手を腰辺りにやった。
そんなサイズのガイウスか。
見たかったすぎる。
「剣術を教えてやってたケント家の坊っちゃんが十年ちょっとで立派な王になって、その辺の国を纏めて帝政にするから手伝え、と言って来た時にはそりゃあ驚いたもんです」
剣闘士を目指してたのに。
戦争になってしまい、騎士として駆り出されたんだっけ?
「今でこそああだが。昔は血も涙も無い『氷の皇帝』なんて呼ばれてたりして。まあ、決して楽な道では無かった」
氷の皇帝、って元近衛隊の人も言ってたなあ。
「全ての国を統一して、都市国家として整備するのに百年以上掛かった上に、魔王登場で。それからまた立て直して、よく頑張ったと思う。ガイウス陛下が仕切るようになってから、大きな死傷者も出さずに今までやってこれたし。俺には国をどうこうする才能はないもんで。そこは素直に凄いと思ってますよ」
おお。高評価。
「偉大なる皇帝陛下、って感じ?」
「ははは、いやあ、元弟子であり戦友でもあり、かわいくない弟みたいなもんですかね?」
「……ガイウスと立場が逆なだけで、同じようなこと言ってる……」
師匠であり戦友であり兄のよう、って言ってたんだと教えて。
やっぱり仲良いんだ、と思わず笑ってしまったら。
ルプスは、照れた様子で耳を掻いた。
*****
「ガイウスにとってお兄さんなら、俺にとってもお兄さんかな? 俺にも敬語じゃなくて、普通に話して欲しいなあ」
そう言うと、ルプスはにやりと笑った。
「かわいくない弟分はともかく、こんなかわいい弟なら大歓迎だ」
頭を撫でられる。
お兄さん、か。
245歳、年上だけど。
見た目はお兄さんだよな。うん。
狼の血が入ってるからかな? ガイウスもルプスも、精悍さが他の犬人達とは違う気がする。
立っている姿だけでも何か格好良いんだよな。
「俺、兄弟居なかったから、嬉しい」
「そうか……存分に甘えていいからな、弟よ!」
手を拡げている。
え、胸に飛び込めと? 兄弟ってそういうものなの?
「ひゃ、」
後ろから、手に腰を回されて。
「弟だというなら、過剰な触れ合いをしないように」
ガイウス。
按察官と何か盛り上がってたみたいだったのに。
聞いてたの?
「かわいくない方の弟は抱き締めたくない」
ルプスはあからさまに嫌そうな顔をした。
「いや、いい年して抱き締められたくはないな……」
真顔だった。
*****
真面目に奉仕活動をしていた、元近衛隊の人たちが。
その仕事ぶりを買われて、奉仕期間を短縮してもらえるそうだ。
隊長は、セルジア・ウォード。国が違うから、名前の感じも違うのかな?
金髪に緑の目の美形で、騎士レベルは110だ。
皇帝や皇妃の命を狙っても死刑にならないって面白い国だと思うけど。
根は悪い人たちではないようだし、死ななくて良かった。
でも、死んじゃった仲間について、何か遺恨とか無いのかなあ。
「騎士というのは、他人の命を狙うからには、自分も殺されても仕方ないという覚悟を持っているからな」
騎士の生死感はあっさりしたものだとガイウスは言う。
いつ死んでもいい覚悟でいるのか。
でも俺は、ガイウスにはあっさり死んで欲しくないな。
そう思って、毎朝『神の加護』をかけてるんだけど。
……そういえば、俺もかかってるんだよな。常に。
なのに、何でガイウスにやられちゃったりしたんだろう。
ツガイ相手だったから、暴行扱いにはならないのかな?
でも、夫婦間でも無理強いすれば立派なDVなんだけど。
この世界はそういうのなさそうだしなあ。
*****
「カナメ」
耳を撫でられて。
くすぐったくて、耳が勝手に動いてしまう。
ヒトだった時には無かった感覚だ。
しっぽもそうだけど。勝手に動いちゃうんだよな。
感情を読まれすぎるのも考えものだ。
ガイウスは滅多に動かないけど。
俺がしょんぼりさせてしまった時くらいかな?
「ガイウスの耳は、どうしてあんまり動かないの?」
「ああ、感情が読まれないよう、訓練するんだよ。貴族階級はみんな必須だったな」
俺の耳を弄りながら、ガイウスは続けた。
「わたしも、カナメ関係以外のことで勝手に動くことはないな」
「しっぽも?」
滅茶苦茶振ってるけど。
「ああ。周囲の皆、動くのかと驚いていたな」
今までは、しっぽが勝手に動くような嬉しいことなど無かったからな、と言って微笑んでる。
「今は、嬉しいんだ?」
「ああ。愛する后とこうして共に過ごす幸せを知って。とても嬉しいよ」
「ガイウスが嬉しそうで、俺も嬉しい」
ぎゅっと抱き付いて。
鼻と鼻を合わせたりして、いちゃいちゃする。
鼻を合わせるのは、犬人の風習だそうだ。
「建国百年という記念すべき年に、カナメがここへ来たのは、運命的なものを感じる」
魔王復活の年でもあったんだっけ。
俺が来たことで、プロカスがこの国を滅ぼす可能性は無くなったんだ。
確かに、神がかり的なタイミングだよな。
「250年、独り身で待っていた甲斐があったというものだ」
ガイウスは、嬉しそうに俺にキスをした。
俺は待ってた訳じゃなくて、単にモテなかっただけだけどね!
*****
「……ん、やぁ、あぅ、あっ、」
ベッドに上半身を預けて、床に足をつけた状態で。
後ろから、体が浮き上がりそうなくらい、容赦なく突き上げられる。
この姿勢だと、俺に体重を掛けないよう気を遣わなくて済むせいか、いつもより激しい。
男性器で腸壁を擦り上げられるのが、こんなに気持ち良いなんて。
でも、それは相手がツガイであるガイウスだからなのかな。
俺は他の人を知らないけど。
ガイウスも、特別気持ち良いと思ってるのか気になる。
かといって。
他の人と比べられたらムカつくかも。
ああ、これが嫉妬ってやつか?
なんか、モヤモヤする!
もやもやしてたら。
ガイウスの動きが止まった。
「どうした? もう、いやになった?」
気遣う声。
また、勝手に耳が動いちゃってたようだ。
ちゃんと様子を見てくれてるんだ、と思って嬉しくなるけど。
「や、じゃない。……何か、もやもやしただけ」
拗ねたような声が出た。
45にもなって、我ながら子供っぽいと思うけど。
ガイウスは205歳も年上なんだし。
甘えてもいいよな?
*****
「俺は初めてなのに、ガイウスは色々知ってるのかと思うと、もやもやする」
発情期になったことがあるから、わかる。
出したくてたまらなくて、どうしようもなくなるあの衝動。
ガイウスが上手かったから、早めに終わったんだろうけど。
「……時間は元には戻せないが、単なる肉欲の解消であって、他に何の意味もない。私が好きになったのはカナメが初めてだし、ここに精を吐き出したのも、カナメだけだ」
ガイウスが入ってる、腹を撫でられて。
じゃあ、マグロでも、満足してるのかな。
受け入れるのにいっぱいいっぱいで、まだ何も出来ないけど。
「ガイウスも、気持ちいい?」
ガイウスを見ると、ふっ、と笑った。
「ああ、最高に気持ちいい。許されるなら、一日中こうしていたいくらいだ」
「はぅ、」
入れたまま抱き寄せられて、耳元で囁かれた。
「第一、悦くなければ、こう毎日勃たないと思わないのかい?」
そういえば、そうだ。
してもいい、って言ってから。ほぼ毎日、してた。
朝方まで終わらないこともしばしばあって。
ガイウスだって、疲れないわけじゃないのに。
それだけ、俺のことを欲しがってるんだ。
うわあ。……恥ずかしい。
真っ赤になってるだろう顔を隠そうとしたら、ひっくり返されて。
「かわいい私の后。どれだけ私が君を愛しているか、いやというほど教えてあげよう」
その宣言通り。
朝方まで、愛されてしまった。
ずっと一緒だったって訳じゃないようだけど。
もう200年以上の付き合いみたいだし、色々複雑な感情とかあるのかも。
俺には親しい友人とか居なかったので、よくわかんないけど。
縄張り争い的な?
ガイウスは、ルプスのことを、師匠であり戦友であり兄のような存在、って言ってたけど。
ルプスの方は、どう思ってるんだろう。
「ルプスにとって、ガイウスってどんな存在?」
そっとルプスに聞いてみる。
ルプスは、少し考えて。
「目の上のたんこぶ?」
邪魔なもの、うっとおしいものという意味である。こっちでも似たような言葉があるんだなあ。
……じゃなくて。
「酷い!」
*****
「ははは、冗談ですよ冗談。こーんな小さな時から知ってるもんで」
こんな、と。
手を腰辺りにやった。
そんなサイズのガイウスか。
見たかったすぎる。
「剣術を教えてやってたケント家の坊っちゃんが十年ちょっとで立派な王になって、その辺の国を纏めて帝政にするから手伝え、と言って来た時にはそりゃあ驚いたもんです」
剣闘士を目指してたのに。
戦争になってしまい、騎士として駆り出されたんだっけ?
「今でこそああだが。昔は血も涙も無い『氷の皇帝』なんて呼ばれてたりして。まあ、決して楽な道では無かった」
氷の皇帝、って元近衛隊の人も言ってたなあ。
「全ての国を統一して、都市国家として整備するのに百年以上掛かった上に、魔王登場で。それからまた立て直して、よく頑張ったと思う。ガイウス陛下が仕切るようになってから、大きな死傷者も出さずに今までやってこれたし。俺には国をどうこうする才能はないもんで。そこは素直に凄いと思ってますよ」
おお。高評価。
「偉大なる皇帝陛下、って感じ?」
「ははは、いやあ、元弟子であり戦友でもあり、かわいくない弟みたいなもんですかね?」
「……ガイウスと立場が逆なだけで、同じようなこと言ってる……」
師匠であり戦友であり兄のよう、って言ってたんだと教えて。
やっぱり仲良いんだ、と思わず笑ってしまったら。
ルプスは、照れた様子で耳を掻いた。
*****
「ガイウスにとってお兄さんなら、俺にとってもお兄さんかな? 俺にも敬語じゃなくて、普通に話して欲しいなあ」
そう言うと、ルプスはにやりと笑った。
「かわいくない弟分はともかく、こんなかわいい弟なら大歓迎だ」
頭を撫でられる。
お兄さん、か。
245歳、年上だけど。
見た目はお兄さんだよな。うん。
狼の血が入ってるからかな? ガイウスもルプスも、精悍さが他の犬人達とは違う気がする。
立っている姿だけでも何か格好良いんだよな。
「俺、兄弟居なかったから、嬉しい」
「そうか……存分に甘えていいからな、弟よ!」
手を拡げている。
え、胸に飛び込めと? 兄弟ってそういうものなの?
「ひゃ、」
後ろから、手に腰を回されて。
「弟だというなら、過剰な触れ合いをしないように」
ガイウス。
按察官と何か盛り上がってたみたいだったのに。
聞いてたの?
「かわいくない方の弟は抱き締めたくない」
ルプスはあからさまに嫌そうな顔をした。
「いや、いい年して抱き締められたくはないな……」
真顔だった。
*****
真面目に奉仕活動をしていた、元近衛隊の人たちが。
その仕事ぶりを買われて、奉仕期間を短縮してもらえるそうだ。
隊長は、セルジア・ウォード。国が違うから、名前の感じも違うのかな?
金髪に緑の目の美形で、騎士レベルは110だ。
皇帝や皇妃の命を狙っても死刑にならないって面白い国だと思うけど。
根は悪い人たちではないようだし、死ななくて良かった。
でも、死んじゃった仲間について、何か遺恨とか無いのかなあ。
「騎士というのは、他人の命を狙うからには、自分も殺されても仕方ないという覚悟を持っているからな」
騎士の生死感はあっさりしたものだとガイウスは言う。
いつ死んでもいい覚悟でいるのか。
でも俺は、ガイウスにはあっさり死んで欲しくないな。
そう思って、毎朝『神の加護』をかけてるんだけど。
……そういえば、俺もかかってるんだよな。常に。
なのに、何でガイウスにやられちゃったりしたんだろう。
ツガイ相手だったから、暴行扱いにはならないのかな?
でも、夫婦間でも無理強いすれば立派なDVなんだけど。
この世界はそういうのなさそうだしなあ。
*****
「カナメ」
耳を撫でられて。
くすぐったくて、耳が勝手に動いてしまう。
ヒトだった時には無かった感覚だ。
しっぽもそうだけど。勝手に動いちゃうんだよな。
感情を読まれすぎるのも考えものだ。
ガイウスは滅多に動かないけど。
俺がしょんぼりさせてしまった時くらいかな?
「ガイウスの耳は、どうしてあんまり動かないの?」
「ああ、感情が読まれないよう、訓練するんだよ。貴族階級はみんな必須だったな」
俺の耳を弄りながら、ガイウスは続けた。
「わたしも、カナメ関係以外のことで勝手に動くことはないな」
「しっぽも?」
滅茶苦茶振ってるけど。
「ああ。周囲の皆、動くのかと驚いていたな」
今までは、しっぽが勝手に動くような嬉しいことなど無かったからな、と言って微笑んでる。
「今は、嬉しいんだ?」
「ああ。愛する后とこうして共に過ごす幸せを知って。とても嬉しいよ」
「ガイウスが嬉しそうで、俺も嬉しい」
ぎゅっと抱き付いて。
鼻と鼻を合わせたりして、いちゃいちゃする。
鼻を合わせるのは、犬人の風習だそうだ。
「建国百年という記念すべき年に、カナメがここへ来たのは、運命的なものを感じる」
魔王復活の年でもあったんだっけ。
俺が来たことで、プロカスがこの国を滅ぼす可能性は無くなったんだ。
確かに、神がかり的なタイミングだよな。
「250年、独り身で待っていた甲斐があったというものだ」
ガイウスは、嬉しそうに俺にキスをした。
俺は待ってた訳じゃなくて、単にモテなかっただけだけどね!
*****
「……ん、やぁ、あぅ、あっ、」
ベッドに上半身を預けて、床に足をつけた状態で。
後ろから、体が浮き上がりそうなくらい、容赦なく突き上げられる。
この姿勢だと、俺に体重を掛けないよう気を遣わなくて済むせいか、いつもより激しい。
男性器で腸壁を擦り上げられるのが、こんなに気持ち良いなんて。
でも、それは相手がツガイであるガイウスだからなのかな。
俺は他の人を知らないけど。
ガイウスも、特別気持ち良いと思ってるのか気になる。
かといって。
他の人と比べられたらムカつくかも。
ああ、これが嫉妬ってやつか?
なんか、モヤモヤする!
もやもやしてたら。
ガイウスの動きが止まった。
「どうした? もう、いやになった?」
気遣う声。
また、勝手に耳が動いちゃってたようだ。
ちゃんと様子を見てくれてるんだ、と思って嬉しくなるけど。
「や、じゃない。……何か、もやもやしただけ」
拗ねたような声が出た。
45にもなって、我ながら子供っぽいと思うけど。
ガイウスは205歳も年上なんだし。
甘えてもいいよな?
*****
「俺は初めてなのに、ガイウスは色々知ってるのかと思うと、もやもやする」
発情期になったことがあるから、わかる。
出したくてたまらなくて、どうしようもなくなるあの衝動。
ガイウスが上手かったから、早めに終わったんだろうけど。
「……時間は元には戻せないが、単なる肉欲の解消であって、他に何の意味もない。私が好きになったのはカナメが初めてだし、ここに精を吐き出したのも、カナメだけだ」
ガイウスが入ってる、腹を撫でられて。
じゃあ、マグロでも、満足してるのかな。
受け入れるのにいっぱいいっぱいで、まだ何も出来ないけど。
「ガイウスも、気持ちいい?」
ガイウスを見ると、ふっ、と笑った。
「ああ、最高に気持ちいい。許されるなら、一日中こうしていたいくらいだ」
「はぅ、」
入れたまま抱き寄せられて、耳元で囁かれた。
「第一、悦くなければ、こう毎日勃たないと思わないのかい?」
そういえば、そうだ。
してもいい、って言ってから。ほぼ毎日、してた。
朝方まで終わらないこともしばしばあって。
ガイウスだって、疲れないわけじゃないのに。
それだけ、俺のことを欲しがってるんだ。
うわあ。……恥ずかしい。
真っ赤になってるだろう顔を隠そうとしたら、ひっくり返されて。
「かわいい私の后。どれだけ私が君を愛しているか、いやというほど教えてあげよう」
その宣言通り。
朝方まで、愛されてしまった。
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