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最終章 廻る因果の果てに
エピローグ 兄妹は異世界で生きていく
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「……あ、知ってる天井だ」
目を覚ます。
そこにはあの病院の天井が目に入った。
「イテテテテ……そっか、俺死ななかったんだな」
動こうとした途端、腹部の鋭い痛みが生きている事を実感させる。
「……あれからどうなったんだろう?」
今の状況を確認しようと辺りを見回す。
窓の外には大木の枝が見える。木の高さからしてここは三階くらいだろうか?
……やっぱり勝手に抜け出したのはまずかったな。完全に警戒されてる。
「カチ……カチ……」
針の音につられて時計を見ると午後一時。
時間を認識した途端になんだかお腹が空いてくる。
「……点滴みたいなのは繋がれてるけど、ここ数日何も食べてなかったな」
そんな状態で良くエリトに殴り勝てたものだ……
自分でも驚いていると、爽やかな香りが鼻に飛び込む。
「果物……誰かがお見舞いに来てくれたのかな?」
ベッドの横にカゴに入った色とりどりの果物が置いてあった。
せっかくなので、赤色のリンゴっぽい果実を手に取り食べる。
シャク……
「甘い……これ結構良い奴なんじゃないか?」
空腹のせいもあるだろうが、今まで食べた中で一番美味しく感じた。
リンゴをあっという間に平らげてしまい、
次を取ろうとカゴに手を伸ばした瞬間、手に紙の感覚が触れた。
「?……手紙だ」
封に包まれた手紙を開く。
「あまり一人で背負い過ぎるな。私だっていつでも力になる、
今度からは誰かを頼ってくれ。
マロン」
短いながらも彼女なりの思いが伝わる手紙だった。
「この果物はマロンからだったんだな……はは、退院したら皆に
謝らないとな。……なんて言い訳しよう?」
そんな事を考えている間に時間は過ぎていき……
*
「うーん……治癒魔法とかを駆使しても傷跡は消せないんだな……」
なんとか退院出来た俺は久しぶりに寮の部屋に戻っていた。
目の前の姿見鏡にはエリトに刺された腹傷と火傷の後が写っている。
「まぁ……名誉の負傷って事にしておこう」
気を取り直して、俺は鞄を持って寮を出る。
*
それから……
「ふっ!」
ズバァ!
「ぎゃあああ!」
「うぉぉ……相変わらず凄い剣術だね……」
「ふっ……この程度大したことは無い。
それよりあまり離れるなよ?近くに居てくれなければ
守れるものも守れないからな」
「……あはは、そんな心配してくれなくても良いのに」
マロンは相変わらず頼りにしっぱなしで、課外授業などでも
気づくと一緒に行動している。
剣の腕にはますます磨きがかかっているが、彼女曰くまだまだらしい。
……ただ、俺の退院以降少し過保護気味のような?
俺だって一人で充分戦えるのだが……
「ゼー!ハー!いやー……
記事にしたい物が多すぎて嬉しい悲鳴が止まりませんよ! 」
「……カイ、最近授業で見かけないけど大丈夫か?」
「これが全然大丈夫じゃありません!
出席が足りない分のレポートに殺されかけて三徹目ですよ!」
「死ぬ前に寝ろ! 」
カイは以前にも増して記事の執筆に励んでいる。
この世界がゲームのシナリオに従って進んでいる事もあって、
記事に出来るイベントが途絶えないのは彼女にとって幸福なのか不幸なのか……
「ふははははは!とうとう我が青組が黄色組に行事の成績で勝ったぞ!」
「……まぁ、エリトは逮捕されてセイラもリーダーからは引退しましたから……ぶっちゃけ黄色組には勝てて当然みたいな感じでしたよね……
結局赤組にはまた負けましたし……」
「うるさい!勝ちは勝ちなんだよ!おら!次は赤組に勝つ策を考えるぞ!」
「もおお!ラグロさんのプライドに振り回される立場も考えてくださいよ! 」
ラグロは……最近楽しそうだ。
まぁ負けるのも癪なので、俺達赤組は
毎度毎度返り討ちにしているが諦める気配が無い。
その根性はある意味見習いたい物が有る。
「ういーす、ノーティス。お疲れ!」
「なにか用か?ザコス」
「いや、まぁ用って訳でも無いけどさ……放課後にアイス屋でも行かねぇか?
一人で食べるのは寂しいんだよ」
「……まぁ分かった。マロンとかも誘うけど良いよな?」
「もちろんオッケーだぜ!」
ザコスは色々と解放されたからか、ごく普通の男子高校生らしくしている。
……前世では普通に遊ぶ事も出来なかった俺にとって、
普通の学生らしい事に誘ってくれる彼には結構感謝している。
ちなみにこの後、調子に乗って五段アイスを頼んだ彼は当然腹を壊した。
……その性格さえ治ればそこまで欠点の無い良い奴なのになぁ。
「ふっ……!」
「うぉおおお!?」
「まぁ、こんなもんかな」
「もう全部お前一人で良いんじゃないかな……?」
ライトは……相変わらず無双している。
ゲームのイベントである、他国との戦争や魔物の話もとりあえず
彼がいれば大体解決するので色んな意味で安心出来る。
ただ、俺を気に入ったからと言って毎回毎回連れ出すのは勘弁して欲しい。
好きなイベントを実際に体験できるとはいえ、
国や世界スケールの問題の中心に立つのは心臓に悪すぎる……
そして……奈緒は……
「ごめんね、ちょっと遅れた」
彼女はそう言って俺のすぐ隣に座る。
「おう、なんかあったのか?」
「ほら、この前に助けた親子……あの子達に偶然会ってさ……
今は農家やってるんだって。これ、もらったの」
「これは結構な量だな……
そうだな、家庭科室借りて作ってやろうか?お前の好きな根菜炒め」
「……良いの?」
「当たり前だろ?」
「ありがとう。ねぇ……」
「?、なんだよ?」
「私……お兄ちゃんがお兄ちゃんで良かった。ありがとう」
「……はは、そう思ってるなら、この野菜と俺の鞄運ぶのはお前の役目だ! 」
「……え、これ結構重いんだけど」
「感謝してるんだろ?」
「そうだけど……それとこれは話が別でしょ! ていうかこう言う力要るのは
お兄ちゃんがやるもんでしょ!普通! 」
「あはは! じゃあよろしくな!先に学校行ってるからさ! 」
「あっ!ちょっと待て!」
俺が走り出すと、奈緒も荷物を抱えて走り出す。
「待てって言われて待つ奴はいねぇよ! 」
「くっ……せめて鞄は持ってよ! 」
俺は立ち止まり、鞄を受け取る。
「ちょっとからかっただけなんだから機嫌悪くするなって……」
「やだ、根菜炒めに鶏肉も足さないと許さない」
「こいつ……ふふふ……アハハ!」
前世と変わらない、歳相応の膨れっ面を見せる奈緒の顔が可笑しくて。
俺は安堵の笑いがとびだす。
(お父さん……お母さん……姿は変わっても、
俺達兄妹は仲良く生きてるからさ……安心しててくれ……)
「?、急に笑ったと思ったら今度は目を閉じて……大丈夫?」
「なんでも無い。それより、鶏肉買いに露店に寄らなきゃな!」
この世界で……俺達は確かに生き続ける。
たった一人の兄妹として……根っこは変わらずに。
両親にもきっと伝わってるはずさ。
俺はそう信じて、露店に……いや、この世界での明日に向けて次の一歩を踏み出した。
*
これで長い兄妹喧嘩はおしまい。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
目を覚ます。
そこにはあの病院の天井が目に入った。
「イテテテテ……そっか、俺死ななかったんだな」
動こうとした途端、腹部の鋭い痛みが生きている事を実感させる。
「……あれからどうなったんだろう?」
今の状況を確認しようと辺りを見回す。
窓の外には大木の枝が見える。木の高さからしてここは三階くらいだろうか?
……やっぱり勝手に抜け出したのはまずかったな。完全に警戒されてる。
「カチ……カチ……」
針の音につられて時計を見ると午後一時。
時間を認識した途端になんだかお腹が空いてくる。
「……点滴みたいなのは繋がれてるけど、ここ数日何も食べてなかったな」
そんな状態で良くエリトに殴り勝てたものだ……
自分でも驚いていると、爽やかな香りが鼻に飛び込む。
「果物……誰かがお見舞いに来てくれたのかな?」
ベッドの横にカゴに入った色とりどりの果物が置いてあった。
せっかくなので、赤色のリンゴっぽい果実を手に取り食べる。
シャク……
「甘い……これ結構良い奴なんじゃないか?」
空腹のせいもあるだろうが、今まで食べた中で一番美味しく感じた。
リンゴをあっという間に平らげてしまい、
次を取ろうとカゴに手を伸ばした瞬間、手に紙の感覚が触れた。
「?……手紙だ」
封に包まれた手紙を開く。
「あまり一人で背負い過ぎるな。私だっていつでも力になる、
今度からは誰かを頼ってくれ。
マロン」
短いながらも彼女なりの思いが伝わる手紙だった。
「この果物はマロンからだったんだな……はは、退院したら皆に
謝らないとな。……なんて言い訳しよう?」
そんな事を考えている間に時間は過ぎていき……
*
「うーん……治癒魔法とかを駆使しても傷跡は消せないんだな……」
なんとか退院出来た俺は久しぶりに寮の部屋に戻っていた。
目の前の姿見鏡にはエリトに刺された腹傷と火傷の後が写っている。
「まぁ……名誉の負傷って事にしておこう」
気を取り直して、俺は鞄を持って寮を出る。
*
それから……
「ふっ!」
ズバァ!
「ぎゃあああ!」
「うぉぉ……相変わらず凄い剣術だね……」
「ふっ……この程度大したことは無い。
それよりあまり離れるなよ?近くに居てくれなければ
守れるものも守れないからな」
「……あはは、そんな心配してくれなくても良いのに」
マロンは相変わらず頼りにしっぱなしで、課外授業などでも
気づくと一緒に行動している。
剣の腕にはますます磨きがかかっているが、彼女曰くまだまだらしい。
……ただ、俺の退院以降少し過保護気味のような?
俺だって一人で充分戦えるのだが……
「ゼー!ハー!いやー……
記事にしたい物が多すぎて嬉しい悲鳴が止まりませんよ! 」
「……カイ、最近授業で見かけないけど大丈夫か?」
「これが全然大丈夫じゃありません!
出席が足りない分のレポートに殺されかけて三徹目ですよ!」
「死ぬ前に寝ろ! 」
カイは以前にも増して記事の執筆に励んでいる。
この世界がゲームのシナリオに従って進んでいる事もあって、
記事に出来るイベントが途絶えないのは彼女にとって幸福なのか不幸なのか……
「ふははははは!とうとう我が青組が黄色組に行事の成績で勝ったぞ!」
「……まぁ、エリトは逮捕されてセイラもリーダーからは引退しましたから……ぶっちゃけ黄色組には勝てて当然みたいな感じでしたよね……
結局赤組にはまた負けましたし……」
「うるさい!勝ちは勝ちなんだよ!おら!次は赤組に勝つ策を考えるぞ!」
「もおお!ラグロさんのプライドに振り回される立場も考えてくださいよ! 」
ラグロは……最近楽しそうだ。
まぁ負けるのも癪なので、俺達赤組は
毎度毎度返り討ちにしているが諦める気配が無い。
その根性はある意味見習いたい物が有る。
「ういーす、ノーティス。お疲れ!」
「なにか用か?ザコス」
「いや、まぁ用って訳でも無いけどさ……放課後にアイス屋でも行かねぇか?
一人で食べるのは寂しいんだよ」
「……まぁ分かった。マロンとかも誘うけど良いよな?」
「もちろんオッケーだぜ!」
ザコスは色々と解放されたからか、ごく普通の男子高校生らしくしている。
……前世では普通に遊ぶ事も出来なかった俺にとって、
普通の学生らしい事に誘ってくれる彼には結構感謝している。
ちなみにこの後、調子に乗って五段アイスを頼んだ彼は当然腹を壊した。
……その性格さえ治ればそこまで欠点の無い良い奴なのになぁ。
「ふっ……!」
「うぉおおお!?」
「まぁ、こんなもんかな」
「もう全部お前一人で良いんじゃないかな……?」
ライトは……相変わらず無双している。
ゲームのイベントである、他国との戦争や魔物の話もとりあえず
彼がいれば大体解決するので色んな意味で安心出来る。
ただ、俺を気に入ったからと言って毎回毎回連れ出すのは勘弁して欲しい。
好きなイベントを実際に体験できるとはいえ、
国や世界スケールの問題の中心に立つのは心臓に悪すぎる……
そして……奈緒は……
「ごめんね、ちょっと遅れた」
彼女はそう言って俺のすぐ隣に座る。
「おう、なんかあったのか?」
「ほら、この前に助けた親子……あの子達に偶然会ってさ……
今は農家やってるんだって。これ、もらったの」
「これは結構な量だな……
そうだな、家庭科室借りて作ってやろうか?お前の好きな根菜炒め」
「……良いの?」
「当たり前だろ?」
「ありがとう。ねぇ……」
「?、なんだよ?」
「私……お兄ちゃんがお兄ちゃんで良かった。ありがとう」
「……はは、そう思ってるなら、この野菜と俺の鞄運ぶのはお前の役目だ! 」
「……え、これ結構重いんだけど」
「感謝してるんだろ?」
「そうだけど……それとこれは話が別でしょ! ていうかこう言う力要るのは
お兄ちゃんがやるもんでしょ!普通! 」
「あはは! じゃあよろしくな!先に学校行ってるからさ! 」
「あっ!ちょっと待て!」
俺が走り出すと、奈緒も荷物を抱えて走り出す。
「待てって言われて待つ奴はいねぇよ! 」
「くっ……せめて鞄は持ってよ! 」
俺は立ち止まり、鞄を受け取る。
「ちょっとからかっただけなんだから機嫌悪くするなって……」
「やだ、根菜炒めに鶏肉も足さないと許さない」
「こいつ……ふふふ……アハハ!」
前世と変わらない、歳相応の膨れっ面を見せる奈緒の顔が可笑しくて。
俺は安堵の笑いがとびだす。
(お父さん……お母さん……姿は変わっても、
俺達兄妹は仲良く生きてるからさ……安心しててくれ……)
「?、急に笑ったと思ったら今度は目を閉じて……大丈夫?」
「なんでも無い。それより、鶏肉買いに露店に寄らなきゃな!」
この世界で……俺達は確かに生き続ける。
たった一人の兄妹として……根っこは変わらずに。
両親にもきっと伝わってるはずさ。
俺はそう信じて、露店に……いや、この世界での明日に向けて次の一歩を踏み出した。
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