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NEXT3.学食は私を困らせる)
trouble7.)
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「あゆむんテストどうだった~?」
「…できたよ、自分の能力分は」
「赤点じゃないといいねぇ」
「あ、できてないと思われた!」
臨時寮の2階、向き合った私と斗空のドアの間には窓があってそこにさっちゃんと並んで外を眺めていた。
テストも無事終わってすっかり夏に入った。
窓を開けたぐらいじゃ暑いけど木々に囲われたここはまだマシで、もうすぐ日が暮れるし。
「テスト終わったら夏休みだね」
「そうだ、ここに来て初めての夏休みだ!」
「楽しみじゃーんっ」
窓のふちに頬杖をつきながらにひっと笑って、ふわっとハーフアップにまとめた髪が風に揺れた。
「さっちゃんって器用だよね」
「そう?」
「うん、お団子かわいい」
ボーダーのTシャツにジャンスカを重ねた姿にハーフアップでまとめた髪をくるんとしたお団子はすっごく似合ってる。
「…本当は男の子だけどね」
遠くを見るように視線を窓の外へ向けるさっちゃんの横顔を見て、まつ毛が長いなって思ったり。
つまりは私にはそんなことどっちでもいいんだ。
「でもさっちゃんはさっちゃんだから」
それもさっちゃんだよ。
「…うん」
顔だけ向けて微笑んだ、それに私も笑って返した。
いいなぁ、こーゆうゆったーりしたほわほわした空間。まったりしちゃう、こうして友達といられる時間…
「!」
こてんっと右肩に重さを感じた。
「さっちゃん!?な、何!?」
暑い夏の気温、さらに右側だけ熱くなる。てゆーか焦って顔まで赤くなる。
「え?何が?」
なのにさっちゃんはしれーっとした顔をしていた。上目遣いで私のことを見ながら。
「いや、これはダメでしょ!?何してるの!?」
「えー、だってさっちゃんはさっちゃんだからって言ったじゃん??」
「それ今関係ないから!だってさっちゃん男の子だもん!!」
あ、やば!
今のはよくなかった…!?
しかも思いっきり突き飛ばしちゃった、両手でどんって。
「……ふっ」
「え?」
一瞬びっくりした表情を見せたさっちゃんが今度は笑った。
声を出して体を震わせて…
これは笑われてる??
「ねぇあゆむんって斗空のこと好きなの?」
「えぇ!?」
笑い過ぎて流れて来た涙を拭きながらされた突然の質問に声が裏返っちゃった。
「全然!全然好きじゃないよ!?」
そんでもってそんなこと答えられるわけない!
「ふーん…」
ずいっと近付いた、下から覗き込むようにじぃっと見つめて。
「じゃあまだチャンスある?」
「チャンス!?」
な、なにを言ってるの!?
何のチャンス!?
うろたえる私にさっちゃんは笑って、そんな私を楽しんでるみたいに笑って…
楽しいのはいいけどもうこれ以上困らせないでほしい。
「なぁなぁ花火せーへん?」
くるっと寮の方を振り向くと花火を持った智成くんが立っていた。
「智成気が利く~!いいね、やろうよ~!」
「こそっと屋上の鍵借りて来てん、行こうや」
もう片方の手には鍵をチャリンと鳴らして。
上に階段は続いてると思ってたけど入っていいんだ屋上…それはちょっと気になる。
「歩夢ちゃん、斗空呼んで来て!たぶん部屋におると思うから!」
「うん、わかった!」
智成くんとさっちゃんが廊下を真っ直ぐ歩いて行く姿を見送って青いドアの前に立った。すぅっと息を吸って、少しドキドキする胸を押さえてコンコンッとドアを叩く。
「…斗空いる?みんなで花火しようって智成くんが」
ガチャッとドアが開いた。
あ、なんか緊張して来た!
ただドアが開いただけなのに、斗空のテリトリーを覗くみたい。
「花火?」
「あ、うん!これから屋上でしようって、もう2人とも行ってるから行かない!?」
つい語尾に焦りが混じって上がっちゃった。
「いいけど」
「じゃあ行こう!」
前のめりな自分も嫌だな、いいよって言われて嬉しくなっちゃったんだもん。
もう少し落ち着こうって深呼吸をしながら屋上へ繋がる階段の方へ歩いた。
さっきまでもう少しだった夕暮れはすっかり暮れていた。
「咲月と仲直り出来たんだな」
「え…あ、うん!」
生ぬるい風が入って来て肌を伝う。
「斗空のおかげだよ、いろいろ相談に乗ってくれて…ありがとう」
きっとね、別にとか勝手にとか素っ気なく返されると思ったんだ。
そしたら私も何だって言えたのに。
「よかったな、歩夢」
そんな柔らかい表情見せられると思わないよ。
そんな優しい声で言わないでよ。
私何も言えなくなっちゃうじゃん。
うんって小さく返事をしてただ俯いた。
今自分がどんな顔してるか考えたら斗空の顔を見られなかった。
「おー、来た来た!」
「あゆむんとあぴ早く早くー!」
階段を上がって智成くんが開けてくれたドアを通るとどーんっと何もないだだっ広い屋上が現れた。
これが屋上ってやつ…!
初めてだ、舞い降りたのは初めてだ…!!
「あゆむん花火どれがいー?」
「えっとねぇ、怖くないやつがいい!」
「…全部火は点くけどいい?」
さっちゃんから花火を1本もらってどこからか智成くんが持って来たロウソクで火を点ける。シャァーと音を立てて緑からへ青、青から赤へと火花が色を変える。
「キレイだね」
久しぶりだなぁ、花火なんて。
「ねぇねぇ線香花火もあるよ~!あとでみんなで勝負しよーよ、罰ゲームありで!」
「ええな、絶対負けへんわ」
「とあぴはやる罰ゲーム考えといた方がいいよ」
「なんで俺が負ける前提なんだよ!」
「でもたぶん負けやで」
どんどん暗くなっていく空、だけど全然寂しくない。
ずっと笑っていたから。
楽しくて、ずっとこの時間が続けばいいのに。
そう思いながら火花を見つめていた。
「ほないくで最後や!」
じゃん!と智成くんが打ち上げ花火を屋上の真ん中に置いた。私たちはドアの前で並んで立ってた。
「って離れすぎやろ!!」
「安全第一だよ智成~!」
「任しとき!」
スッとライターを取り出して火を点けた。
自分たちだけで打ち上げるとか、初めてのこと過ぎて心臓がバクバクして来た…!
智成くんが速やかに走って来る、どんなやつなんだろ…
ゴクリと息を飲む。
どーーーんっ
わ…、思ってたよりも…
「小さいな」
「斗空くん市販のなんてそんなもんや!!」
こじんまりしてた。
可愛らしい花火がちょこんって感じ。
だけど…
「キレイだったね!」
今まで見た花火で1番キレイな花火に思えたんだ。
「ねー、キレイだった~!」
「まぁ悪くないな」
「ええやろ、世界一や!」
みんなで見上げた空はどこの空よりも輝いて見えた。
そんな夏の思い出…
「こらぁー!君たち何してるんだ!!」
「あかんバレた!」
「「「え?」」」
階段の下から叫ぶ声がした、しかもめっちゃ怒ってるこの声は…
「でんちゃんや!」
のっしのっしと階段を上がってくる音が迫ってくる、そーいえばこそっと鍵借りて来たって言ってたけどそれって許可取ってないってこと!?
「みんな逃げるで!」
逃げるとこなんて屋上なんだからないんだけど、智成くんがそう言ってからいっせいに走り出した。でんちゃんがぜぇはぁ言いながら階段を上がって来る。
「こっ、こんなとこで…はなっひは…っ」
息切れで何言ってるか全然わかんない!
だから意味もなく走っちゃって、みんなで顔を合わせて笑った。
星の瞬く空の下、声を出して笑い合って。
私ここへ来てよかった。
ここが好きだよ。
私を困らせる男の子たちは、隣にいれば最強かもしれない。
「…できたよ、自分の能力分は」
「赤点じゃないといいねぇ」
「あ、できてないと思われた!」
臨時寮の2階、向き合った私と斗空のドアの間には窓があってそこにさっちゃんと並んで外を眺めていた。
テストも無事終わってすっかり夏に入った。
窓を開けたぐらいじゃ暑いけど木々に囲われたここはまだマシで、もうすぐ日が暮れるし。
「テスト終わったら夏休みだね」
「そうだ、ここに来て初めての夏休みだ!」
「楽しみじゃーんっ」
窓のふちに頬杖をつきながらにひっと笑って、ふわっとハーフアップにまとめた髪が風に揺れた。
「さっちゃんって器用だよね」
「そう?」
「うん、お団子かわいい」
ボーダーのTシャツにジャンスカを重ねた姿にハーフアップでまとめた髪をくるんとしたお団子はすっごく似合ってる。
「…本当は男の子だけどね」
遠くを見るように視線を窓の外へ向けるさっちゃんの横顔を見て、まつ毛が長いなって思ったり。
つまりは私にはそんなことどっちでもいいんだ。
「でもさっちゃんはさっちゃんだから」
それもさっちゃんだよ。
「…うん」
顔だけ向けて微笑んだ、それに私も笑って返した。
いいなぁ、こーゆうゆったーりしたほわほわした空間。まったりしちゃう、こうして友達といられる時間…
「!」
こてんっと右肩に重さを感じた。
「さっちゃん!?な、何!?」
暑い夏の気温、さらに右側だけ熱くなる。てゆーか焦って顔まで赤くなる。
「え?何が?」
なのにさっちゃんはしれーっとした顔をしていた。上目遣いで私のことを見ながら。
「いや、これはダメでしょ!?何してるの!?」
「えー、だってさっちゃんはさっちゃんだからって言ったじゃん??」
「それ今関係ないから!だってさっちゃん男の子だもん!!」
あ、やば!
今のはよくなかった…!?
しかも思いっきり突き飛ばしちゃった、両手でどんって。
「……ふっ」
「え?」
一瞬びっくりした表情を見せたさっちゃんが今度は笑った。
声を出して体を震わせて…
これは笑われてる??
「ねぇあゆむんって斗空のこと好きなの?」
「えぇ!?」
笑い過ぎて流れて来た涙を拭きながらされた突然の質問に声が裏返っちゃった。
「全然!全然好きじゃないよ!?」
そんでもってそんなこと答えられるわけない!
「ふーん…」
ずいっと近付いた、下から覗き込むようにじぃっと見つめて。
「じゃあまだチャンスある?」
「チャンス!?」
な、なにを言ってるの!?
何のチャンス!?
うろたえる私にさっちゃんは笑って、そんな私を楽しんでるみたいに笑って…
楽しいのはいいけどもうこれ以上困らせないでほしい。
「なぁなぁ花火せーへん?」
くるっと寮の方を振り向くと花火を持った智成くんが立っていた。
「智成気が利く~!いいね、やろうよ~!」
「こそっと屋上の鍵借りて来てん、行こうや」
もう片方の手には鍵をチャリンと鳴らして。
上に階段は続いてると思ってたけど入っていいんだ屋上…それはちょっと気になる。
「歩夢ちゃん、斗空呼んで来て!たぶん部屋におると思うから!」
「うん、わかった!」
智成くんとさっちゃんが廊下を真っ直ぐ歩いて行く姿を見送って青いドアの前に立った。すぅっと息を吸って、少しドキドキする胸を押さえてコンコンッとドアを叩く。
「…斗空いる?みんなで花火しようって智成くんが」
ガチャッとドアが開いた。
あ、なんか緊張して来た!
ただドアが開いただけなのに、斗空のテリトリーを覗くみたい。
「花火?」
「あ、うん!これから屋上でしようって、もう2人とも行ってるから行かない!?」
つい語尾に焦りが混じって上がっちゃった。
「いいけど」
「じゃあ行こう!」
前のめりな自分も嫌だな、いいよって言われて嬉しくなっちゃったんだもん。
もう少し落ち着こうって深呼吸をしながら屋上へ繋がる階段の方へ歩いた。
さっきまでもう少しだった夕暮れはすっかり暮れていた。
「咲月と仲直り出来たんだな」
「え…あ、うん!」
生ぬるい風が入って来て肌を伝う。
「斗空のおかげだよ、いろいろ相談に乗ってくれて…ありがとう」
きっとね、別にとか勝手にとか素っ気なく返されると思ったんだ。
そしたら私も何だって言えたのに。
「よかったな、歩夢」
そんな柔らかい表情見せられると思わないよ。
そんな優しい声で言わないでよ。
私何も言えなくなっちゃうじゃん。
うんって小さく返事をしてただ俯いた。
今自分がどんな顔してるか考えたら斗空の顔を見られなかった。
「おー、来た来た!」
「あゆむんとあぴ早く早くー!」
階段を上がって智成くんが開けてくれたドアを通るとどーんっと何もないだだっ広い屋上が現れた。
これが屋上ってやつ…!
初めてだ、舞い降りたのは初めてだ…!!
「あゆむん花火どれがいー?」
「えっとねぇ、怖くないやつがいい!」
「…全部火は点くけどいい?」
さっちゃんから花火を1本もらってどこからか智成くんが持って来たロウソクで火を点ける。シャァーと音を立てて緑からへ青、青から赤へと火花が色を変える。
「キレイだね」
久しぶりだなぁ、花火なんて。
「ねぇねぇ線香花火もあるよ~!あとでみんなで勝負しよーよ、罰ゲームありで!」
「ええな、絶対負けへんわ」
「とあぴはやる罰ゲーム考えといた方がいいよ」
「なんで俺が負ける前提なんだよ!」
「でもたぶん負けやで」
どんどん暗くなっていく空、だけど全然寂しくない。
ずっと笑っていたから。
楽しくて、ずっとこの時間が続けばいいのに。
そう思いながら火花を見つめていた。
「ほないくで最後や!」
じゃん!と智成くんが打ち上げ花火を屋上の真ん中に置いた。私たちはドアの前で並んで立ってた。
「って離れすぎやろ!!」
「安全第一だよ智成~!」
「任しとき!」
スッとライターを取り出して火を点けた。
自分たちだけで打ち上げるとか、初めてのこと過ぎて心臓がバクバクして来た…!
智成くんが速やかに走って来る、どんなやつなんだろ…
ゴクリと息を飲む。
どーーーんっ
わ…、思ってたよりも…
「小さいな」
「斗空くん市販のなんてそんなもんや!!」
こじんまりしてた。
可愛らしい花火がちょこんって感じ。
だけど…
「キレイだったね!」
今まで見た花火で1番キレイな花火に思えたんだ。
「ねー、キレイだった~!」
「まぁ悪くないな」
「ええやろ、世界一や!」
みんなで見上げた空はどこの空よりも輝いて見えた。
そんな夏の思い出…
「こらぁー!君たち何してるんだ!!」
「あかんバレた!」
「「「え?」」」
階段の下から叫ぶ声がした、しかもめっちゃ怒ってるこの声は…
「でんちゃんや!」
のっしのっしと階段を上がってくる音が迫ってくる、そーいえばこそっと鍵借りて来たって言ってたけどそれって許可取ってないってこと!?
「みんな逃げるで!」
逃げるとこなんて屋上なんだからないんだけど、智成くんがそう言ってからいっせいに走り出した。でんちゃんがぜぇはぁ言いながら階段を上がって来る。
「こっ、こんなとこで…はなっひは…っ」
息切れで何言ってるか全然わかんない!
だから意味もなく走っちゃって、みんなで顔を合わせて笑った。
星の瞬く空の下、声を出して笑い合って。
私ここへ来てよかった。
ここが好きだよ。
私を困らせる男の子たちは、隣にいれば最強かもしれない。
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