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荒々しいその手付きは、未動きの取れない私を着々と追い詰めていく
忌々しい私の髪を鷲掴みに引っ張って強引に顔を上に上げさせられる
身動きの自由が効かない今の私にとって、その行為に反抗することは出来ず痛みが生まれる
「この顔、よし」
「ッ……、ウッ」(どういう事?この人は誰?…)
「手こずらせやがって。今度は間違いないな」
「ッ…ヴゥ……」("今度は"!?)
まさか、あなたがシスターエリのことを…殺したの?
その面を拝んでやりたいのに、まだ定まらない焦点にイラつかされる
体も、どうして動かないのよ
確認が済んだのか、私の前髪を離すのと共に草の上に叩きつけるみたいに手を振り下ろした
なんて乱暴な野郎だ
ジャンさんだってこんなにはしたこと無いぞ
目を細めて睨んでやれば徐々に鮮明なものへと移り変わり、ぼんやりとしたシルエットからくっきりしたものになった
臼田さんよりも小さく、春さんよりも大きい身長
目つきはジャンさんよりもキツいものだった
全身黒ずくめだというのにいつぞやのジャンさんとは違って、全然スタイリッシュでも無かった
でも、どうしてこの人は私にこんな事をするんだろう?
会ったことない人に、こんな乱暴される覚えはない
拉致まがいの事されるなんて…
「どういうこと?って顔だな」
「ッ!?」(心…見透かされてる)
「お前は"金のなる木"なんだよ。俺はお前を運んで料金を貰う」
("運ぶ"?運ぶって何?…)
「"傷は付けるな"って指示だから殴ったりはしねぇけど、反抗すんなら話は別だからな。無駄なことすんなよ」
それは…と唾を飲み込んだ
もし反抗をしたら傷を付けない程度のことはするということ?…
なんて、怖い顔なんだ…
その顔がこれは冗談なんかじゃないぞと物語っていた
そんな状況のせいで反射的に涙ぐんでしまうではないか…
なんで私が運ばれなければいけないのか
どうしてこの人に捕まっているのか
でも負けたくないと眉に力が入った
泣くのを我慢して、しっかりしなきゃと意気込んだ
こんな時の対処法なんて本は読んでなかった
だからどうして良いのか分かんない
「手を出すなとは言われてないんだよな」
「ウヴッ…」
「中なら問題ないだろ。なぁ?」
「ッグヴ!…ッ」
問題大アリだ
仰向け状態に押し倒され背中こそ痛くないものの、首を絞められ苦しい
縛られている手ではそれを振り払う事はできない
ジタバタしてみても脚も自由を奪われていて無意味だった
そんな苦しむ私を上から余裕な表情で眺める男は私に跨り、翻したスカートから出た太ももに触れた
その瞬間に首元の苦しさとは違った何かに身体がゾワッ…とした
身の毛もよだつ思いに、我慢したはずの涙が薄っすら流れ落ちた
その手が太ももの上部へと這うと、何とも言えないものに縛られたかのように無力化になってしまった
鬼胎に身体は震え、声なんてものは出なくて死とは違った苦しみとの狭間に追いやられていた
這う手がパンツに触れた時、瞬間的に首を締める腕を縛られた両手で叩いた
それに気分を悪くしたのか、更に怖い形相へと変貌し私を見下ろし直した
それが恐ろしくって、無意識に逃げなきゃと体を動かした
自分の思いとは反した動きに精一杯粘りながら逃げようとするも、自由の効かない手足のせいで逃亡計画も開始前に終了となった
忌々しい私の髪を鷲掴みに引っ張って強引に顔を上に上げさせられる
身動きの自由が効かない今の私にとって、その行為に反抗することは出来ず痛みが生まれる
「この顔、よし」
「ッ……、ウッ」(どういう事?この人は誰?…)
「手こずらせやがって。今度は間違いないな」
「ッ…ヴゥ……」("今度は"!?)
まさか、あなたがシスターエリのことを…殺したの?
その面を拝んでやりたいのに、まだ定まらない焦点にイラつかされる
体も、どうして動かないのよ
確認が済んだのか、私の前髪を離すのと共に草の上に叩きつけるみたいに手を振り下ろした
なんて乱暴な野郎だ
ジャンさんだってこんなにはしたこと無いぞ
目を細めて睨んでやれば徐々に鮮明なものへと移り変わり、ぼんやりとしたシルエットからくっきりしたものになった
臼田さんよりも小さく、春さんよりも大きい身長
目つきはジャンさんよりもキツいものだった
全身黒ずくめだというのにいつぞやのジャンさんとは違って、全然スタイリッシュでも無かった
でも、どうしてこの人は私にこんな事をするんだろう?
会ったことない人に、こんな乱暴される覚えはない
拉致まがいの事されるなんて…
「どういうこと?って顔だな」
「ッ!?」(心…見透かされてる)
「お前は"金のなる木"なんだよ。俺はお前を運んで料金を貰う」
("運ぶ"?運ぶって何?…)
「"傷は付けるな"って指示だから殴ったりはしねぇけど、反抗すんなら話は別だからな。無駄なことすんなよ」
それは…と唾を飲み込んだ
もし反抗をしたら傷を付けない程度のことはするということ?…
なんて、怖い顔なんだ…
その顔がこれは冗談なんかじゃないぞと物語っていた
そんな状況のせいで反射的に涙ぐんでしまうではないか…
なんで私が運ばれなければいけないのか
どうしてこの人に捕まっているのか
でも負けたくないと眉に力が入った
泣くのを我慢して、しっかりしなきゃと意気込んだ
こんな時の対処法なんて本は読んでなかった
だからどうして良いのか分かんない
「手を出すなとは言われてないんだよな」
「ウヴッ…」
「中なら問題ないだろ。なぁ?」
「ッグヴ!…ッ」
問題大アリだ
仰向け状態に押し倒され背中こそ痛くないものの、首を絞められ苦しい
縛られている手ではそれを振り払う事はできない
ジタバタしてみても脚も自由を奪われていて無意味だった
そんな苦しむ私を上から余裕な表情で眺める男は私に跨り、翻したスカートから出た太ももに触れた
その瞬間に首元の苦しさとは違った何かに身体がゾワッ…とした
身の毛もよだつ思いに、我慢したはずの涙が薄っすら流れ落ちた
その手が太ももの上部へと這うと、何とも言えないものに縛られたかのように無力化になってしまった
鬼胎に身体は震え、声なんてものは出なくて死とは違った苦しみとの狭間に追いやられていた
這う手がパンツに触れた時、瞬間的に首を締める腕を縛られた両手で叩いた
それに気分を悪くしたのか、更に怖い形相へと変貌し私を見下ろし直した
それが恐ろしくって、無意識に逃げなきゃと体を動かした
自分の思いとは反した動きに精一杯粘りながら逃げようとするも、自由の効かない手足のせいで逃亡計画も開始前に終了となった
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