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「…ホテル、みたいですね」(おっきいビルみたいで…ここがカジノ?)
「やっぱり今からでも帰らない?」
「春さん、ここまで来たんですから帰るなんて言わないでくださいよ。私ちゃんとやりますから」
車の中から外を覗く私に、春さんはまだ間に合うからとカジノに行くのを辞めさせようとする
そんなことにはお構いなしに、瑞貴さんはマスクと濃い色のサングラス、キャップ帽子を被っている
アイドルMIZUKIがカジノに居ると知れたら、それこそニュースになっちゃう
今、新プロジェクトに取り組んでいるのに、カジノで遊んでるとか出されたら困るもんね…
絶対に行くと豪語する私に「1人になっちゃダメよ。」と春さんが念押ししてくる
そうね、こんな大きくて広い場所でひとりになったら一生みんなと合流できない
黒服の人が数人居る
電気代いくら払ってるんだろう?って思うくらい照明がギラッギラしてるし、鼓膜が破れるかと思うくらいうるさかった
2分に1度に必ず歓声のような叫び声が近くから、遠くから、あらゆる所から聴こえてくる
「ちさちゃんは僕とここに居ようね。」と臼田さんとトランプゲームの近くで彼が買ってくれた麦茶を飲んでいる
ここが一番静かに感じられるから、臼田さんが気を遣ってくれたんだ
「問題ない?!」
「大丈夫です!臼田さん!」
「よかった!あれだったら、みんなが戻って来るまで、何かゲームでもする?!」
「でも!私、やったことないです!」
いくら他より静かでも、やはり近付かなければ聞こえない
そのため声は張るように大きくなる
臼田さんはちょうどトランプゲームが近くにあるからと、私が退屈しないようにゲームを持ちかけてくれた
そしてポーカーと呼ばれている物をすることになった
基本ルールはプレイヤー側とディーラー側に配布された2枚のカードと、場に配布された5枚のカード(コミュニティカード)と合わせた合計7枚で作られた役のうち、高い方が勝ちとなる
具体的な手順はアンティをベットする
プレイヤーとディーラーに2枚ずつカードが配られ、ディーラーのカードは伏せられている
5枚のコミュニティーカードが場に配られ、手持ちの2枚のカードと5枚のコミュニティカードを確認し、次のいずれかのアクションを選択する
コール…、アンティの倍額を追加で支払い、勝負を続ける
フォールド…アンティを没収される、つまり勝負を降りる
プレイヤーとディーラーの役を比べて、高い役の方が勝ちとなる
勝利条件としてテキサスホールデムでの勝利条件は次の2通り、他のプレイヤーよりも役が強いか他のプレイヤーがゲームから降りるかだ
「ちさちゃん、別に負けても気に病む必要無いからね。」
そう、臼田さんは優しい
耳元で、負けても仕方ないよと慰めてくれる
(…でもね臼田さん、やるからには勝ちたいと思うのが私なんです。)
負けも時には大事
それは分かる
失敗や敗北から学ぶ事だって多くある
でも、でもね臼田さん、この勝負が私のお金で賭けたとしたんだったら、私もここまで熱くはならなかったよ
臼田さんが出したから余計に負けられない
場にはスペードとクローバーの7が2枚、ダイヤの5が1枚とハートの3が2枚コミュニティーカードとして置かれている
コールをし終えた私はディーラーと決着をつける時が来た
「3・4・5・6・7の連続する5枚の数字でストレートです。」
「私は…、ハートとダイヤの7、2枚でフォーカードです」
同じ数字4枚の組み合わせ+それ以外の数字は”フォーカード”
海外のカジノでは「フォー・オブ・ア・カインド」や「クワッズ」と呼ばれ、ストレートよりも強い
ハイカード、ワンペア、ツーペア、スリーカード、ストレート、フラッシュ、フルハウス、フォーカード、ロイヤルストレートフラッシュと強くなって行く
つまり、私の勝ちだ
「やっぱり今からでも帰らない?」
「春さん、ここまで来たんですから帰るなんて言わないでくださいよ。私ちゃんとやりますから」
車の中から外を覗く私に、春さんはまだ間に合うからとカジノに行くのを辞めさせようとする
そんなことにはお構いなしに、瑞貴さんはマスクと濃い色のサングラス、キャップ帽子を被っている
アイドルMIZUKIがカジノに居ると知れたら、それこそニュースになっちゃう
今、新プロジェクトに取り組んでいるのに、カジノで遊んでるとか出されたら困るもんね…
絶対に行くと豪語する私に「1人になっちゃダメよ。」と春さんが念押ししてくる
そうね、こんな大きくて広い場所でひとりになったら一生みんなと合流できない
黒服の人が数人居る
電気代いくら払ってるんだろう?って思うくらい照明がギラッギラしてるし、鼓膜が破れるかと思うくらいうるさかった
2分に1度に必ず歓声のような叫び声が近くから、遠くから、あらゆる所から聴こえてくる
「ちさちゃんは僕とここに居ようね。」と臼田さんとトランプゲームの近くで彼が買ってくれた麦茶を飲んでいる
ここが一番静かに感じられるから、臼田さんが気を遣ってくれたんだ
「問題ない?!」
「大丈夫です!臼田さん!」
「よかった!あれだったら、みんなが戻って来るまで、何かゲームでもする?!」
「でも!私、やったことないです!」
いくら他より静かでも、やはり近付かなければ聞こえない
そのため声は張るように大きくなる
臼田さんはちょうどトランプゲームが近くにあるからと、私が退屈しないようにゲームを持ちかけてくれた
そしてポーカーと呼ばれている物をすることになった
基本ルールはプレイヤー側とディーラー側に配布された2枚のカードと、場に配布された5枚のカード(コミュニティカード)と合わせた合計7枚で作られた役のうち、高い方が勝ちとなる
具体的な手順はアンティをベットする
プレイヤーとディーラーに2枚ずつカードが配られ、ディーラーのカードは伏せられている
5枚のコミュニティーカードが場に配られ、手持ちの2枚のカードと5枚のコミュニティカードを確認し、次のいずれかのアクションを選択する
コール…、アンティの倍額を追加で支払い、勝負を続ける
フォールド…アンティを没収される、つまり勝負を降りる
プレイヤーとディーラーの役を比べて、高い役の方が勝ちとなる
勝利条件としてテキサスホールデムでの勝利条件は次の2通り、他のプレイヤーよりも役が強いか他のプレイヤーがゲームから降りるかだ
「ちさちゃん、別に負けても気に病む必要無いからね。」
そう、臼田さんは優しい
耳元で、負けても仕方ないよと慰めてくれる
(…でもね臼田さん、やるからには勝ちたいと思うのが私なんです。)
負けも時には大事
それは分かる
失敗や敗北から学ぶ事だって多くある
でも、でもね臼田さん、この勝負が私のお金で賭けたとしたんだったら、私もここまで熱くはならなかったよ
臼田さんが出したから余計に負けられない
場にはスペードとクローバーの7が2枚、ダイヤの5が1枚とハートの3が2枚コミュニティーカードとして置かれている
コールをし終えた私はディーラーと決着をつける時が来た
「3・4・5・6・7の連続する5枚の数字でストレートです。」
「私は…、ハートとダイヤの7、2枚でフォーカードです」
同じ数字4枚の組み合わせ+それ以外の数字は”フォーカード”
海外のカジノでは「フォー・オブ・ア・カインド」や「クワッズ」と呼ばれ、ストレートよりも強い
ハイカード、ワンペア、ツーペア、スリーカード、ストレート、フラッシュ、フルハウス、フォーカード、ロイヤルストレートフラッシュと強くなって行く
つまり、私の勝ちだ
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