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24 「俺は、いつからこんなに…欲張りになったんだ…」
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「つまり、俺の姿が見えるのは今日限りだ」
(そんな…。やっとまた一緒に居られるのに…)
「でも、…私、まだ雪さんと居たい‼」
シュンさんと居て分かった
私はほかの誰でもない雪さんと居たいんだって強く思った
「俺は死神だ。お前とは住む世界が違う」
(やだ、そんなこと言わないで…。)
「お前がいるべき場所はここじゃない」
「そんなこと、言わないでください!」
私はその先を聞きたくなくて、話を無理やり終わらせるべく雪さんに抱きつく
夢で見た、現実に起きて欲しくないことが起こりかけている
「私は、…雪さんが好きです。」
震えながら精一杯の気持ちをぶつけた
「ずっと一緒に居たいし、朝も昼も一緒にごはん食べたいし、もっと色んな所にでかけたいし、もっともっと触れていたいです!!」
吐き出した
今まで思っていたこと、喉まで出かかっていてそれを必死に押し殺していた気持ちを全部吐き出した
「俺だってもっと一緒に居てぇよっ…」
ぎゅぅっと抱き返す
「でもその方法がねぇんだ…」
悔しそうに眉にシワを寄せる
「今日だけなんて、…短すぎんだろ…」
日はもう沈みかけていた
「今日の残りの時間を、…私に下さいっ…。」
雪さんに運ばれ、家に入る
(雪さんの家だ…)
家具や家の香りが私を懐かしと思わせてくる
この家には少ししか居なかったのに、なんでかここが私の居場所だと思ってしまう
私を抱きかかえたまま、前に貸してくれた部屋に入る
(…そのまんまだ…)
ベッドに下ろすと救急箱を取り出す
タオルを脚の付け根裏に置き、消毒液を傷口にかける
「っうぐっ!」
「痛むか?」
「少し…。」
タオルで優しく垂れた消毒液を拭き取る
「…悪い。なるべくギリギリを狙ったんだが…。傷跡、残っちまうな…」
「ううん。この傷のおかげで助かったんだもん。むしろ感謝してる。」
「…女の体に傷があったら何かと不便だろ。結婚とかにも差し支えるぞ」
「…私は、雪さん以外は考えられない。」
「俺と会えるのも今日限りだ。お前はまだまだこれからだろ…」
消毒液を拭き終え救急箱を持ち立ち上がる
「雪さんは、忘れられるの?私のこと…」
別に聞きたかったわけじゃない
心の声が漏れただけだ
”忘れられる”そう言われたら、どうしよう…
「忘れられるわけねぇだろ!」
そう言って私はベッドに押し倒された
「っ!?」
「はじめて目が合った時からなんだか変だった。見えてるって分かった時もそうじゃなければいいのにって思った。風呂から出てきた時も、お前が触った所がすごく暖かくて生きてた時みたいな感じだった。」
「雪さん…。」
「傷跡触ったくせに気持ち悪くないとか言うし、なんかいい匂いさせてたし、倒れた時なんて動かないでおくのが精一杯だったし、抱きしめた時なんかちょっと力入れたら壊れちまいそうで、距離を取ろうと思っても笑顔見せてくるお前を手放したくなくって、…印の時もムキになった…」
「…。」
「俺は、いつからこんなに…欲張りになったんだ…」
雪さんのこんな姿はじめて見た
(私だけじゃ、…なかったんだ。)
(そんな…。やっとまた一緒に居られるのに…)
「でも、…私、まだ雪さんと居たい‼」
シュンさんと居て分かった
私はほかの誰でもない雪さんと居たいんだって強く思った
「俺は死神だ。お前とは住む世界が違う」
(やだ、そんなこと言わないで…。)
「お前がいるべき場所はここじゃない」
「そんなこと、言わないでください!」
私はその先を聞きたくなくて、話を無理やり終わらせるべく雪さんに抱きつく
夢で見た、現実に起きて欲しくないことが起こりかけている
「私は、…雪さんが好きです。」
震えながら精一杯の気持ちをぶつけた
「ずっと一緒に居たいし、朝も昼も一緒にごはん食べたいし、もっと色んな所にでかけたいし、もっともっと触れていたいです!!」
吐き出した
今まで思っていたこと、喉まで出かかっていてそれを必死に押し殺していた気持ちを全部吐き出した
「俺だってもっと一緒に居てぇよっ…」
ぎゅぅっと抱き返す
「でもその方法がねぇんだ…」
悔しそうに眉にシワを寄せる
「今日だけなんて、…短すぎんだろ…」
日はもう沈みかけていた
「今日の残りの時間を、…私に下さいっ…。」
雪さんに運ばれ、家に入る
(雪さんの家だ…)
家具や家の香りが私を懐かしと思わせてくる
この家には少ししか居なかったのに、なんでかここが私の居場所だと思ってしまう
私を抱きかかえたまま、前に貸してくれた部屋に入る
(…そのまんまだ…)
ベッドに下ろすと救急箱を取り出す
タオルを脚の付け根裏に置き、消毒液を傷口にかける
「っうぐっ!」
「痛むか?」
「少し…。」
タオルで優しく垂れた消毒液を拭き取る
「…悪い。なるべくギリギリを狙ったんだが…。傷跡、残っちまうな…」
「ううん。この傷のおかげで助かったんだもん。むしろ感謝してる。」
「…女の体に傷があったら何かと不便だろ。結婚とかにも差し支えるぞ」
「…私は、雪さん以外は考えられない。」
「俺と会えるのも今日限りだ。お前はまだまだこれからだろ…」
消毒液を拭き終え救急箱を持ち立ち上がる
「雪さんは、忘れられるの?私のこと…」
別に聞きたかったわけじゃない
心の声が漏れただけだ
”忘れられる”そう言われたら、どうしよう…
「忘れられるわけねぇだろ!」
そう言って私はベッドに押し倒された
「っ!?」
「はじめて目が合った時からなんだか変だった。見えてるって分かった時もそうじゃなければいいのにって思った。風呂から出てきた時も、お前が触った所がすごく暖かくて生きてた時みたいな感じだった。」
「雪さん…。」
「傷跡触ったくせに気持ち悪くないとか言うし、なんかいい匂いさせてたし、倒れた時なんて動かないでおくのが精一杯だったし、抱きしめた時なんかちょっと力入れたら壊れちまいそうで、距離を取ろうと思っても笑顔見せてくるお前を手放したくなくって、…印の時もムキになった…」
「…。」
「俺は、いつからこんなに…欲張りになったんだ…」
雪さんのこんな姿はじめて見た
(私だけじゃ、…なかったんだ。)
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