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11話 「四十九日」
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今日は母の四十九日だ。
福岡に住んでいる母方の祖父母も、わざわざ東京から駆けつけてきて、父方の祖父母やみーちゃんも後からやってきた。
「美由紀ちゃん、元気にしよったね?」
「うん。してた。」
「こんなに大きくなって、びっくりしたばい!」
母方のおじいちゃんとおばあちゃんと話すの、久しぶりだなぁ。
「お義父さん、お義母さん。わざわざ遠くからお越しくださり、ありがとうございます。」
お父さん、礼儀正しい……。
「いえいえ~。清亮さんも、相変わらず変わっとらんね~。紀香の葬儀以来やね。」
「これ、お土産。」
と、おじいちゃんが私に袋を渡した。
これは私の大好きな、博多通りもんだ!
嬉しい!あとで食べよう!
「お兄ちゃん、もうすぐお坊さん、来るって。」
「おう。」
しばらくして、お坊さんが来て、お経を読み上げ始めた。
途中で足が痺れたけど、我慢して最後はありがたいお話も聞けてよかったなぁ。
お経を唱え終わると、今度は母の御骨を持ってお墓へ。
お母さんの御骨は、ひいじいちゃんやひいばあちゃんが眠るお墓に一緒に入れることになった。
ひいじいちゃんが亡くなったのは、お父さんが大学生の頃って言ってたっけ。
ひいばあちゃんは、私がまだ赤ちゃんだった頃に亡くなったって。
私はまだ赤ちゃんだったから覚えてないけど、産まれてからずっと抱っこしてたらしい。
家族が眠るお墓に来ると、色んな思い出が蘇る。
お母さんと笑った時や、怒られた時も、褒められた時も。なんだか懐かしくて。
……お母さん。これからも私達家族を見守ってくださいと、私はそう思いながら、手を合わせた。
お墓を出てから、私の家でみんな集まってオードブルや刺身を食べながら、わいわい楽しんだ。
「美由紀、料理頑張ってるじゃないの~。」
「そう言われると、なんだか照れる……。」
「今度、上級の料理を教えてやるよ!」
「料理上手なら、お嫁に行けばいいのに。」
と、父方のおばあちゃんは、お酒を飲みながらきっぱりと言った。
「あ、相手がいないからいいでしょ!」
みーちゃんの顔、赤くなってる……。
「職場にはいないのか。」
「職場は……男性一人だから。」
みーちゃんの職場は、保育園だ。
「でも、私と4つ年下だよ?」
「年下でもいいじゃなーい。」
「私は年上がタイプなんですぅ!」
と、みーちゃんは頬を膨らました。
「母さん。光玖の運命の人は光玖自身で決めるから、ほっといてやれよぉ。」
「でも、光玖は今年でえーっと……。」
「28だ。」
「そそそ!」
まあた始まった。みーちゃんの結婚話。
親戚一同集まると、こーなるんだよねぇ。
「もーお母さん。結婚はね、そんなに焦らなくても、いつかできるんだから!」
「もう、最近の若い人はマイペースね!」
と、おばあちゃんは、呆れ顔。
「そういえば、美由紀。好きな人でもできたの?」
「……!」
「えっ!?」
お父さんが、赤くなってる私の顔を見て驚いた。
「い、いるわけないじゃん!」
と、私は必死にごまかす。
「正直に話さんね~。」
「どがん男ね~。」
もう……福岡のおじいちゃんもおばあちゃんもノリノリになっちゃってぇ。
「ゴホン!」
あ……お父さんが咳払いをしたから、ようやく収まった。
「そうそう!お兄ちゃんって、のんちゃんとは合コンで知り合ったんだよね~。」
「ブー!」
と、お父さんがビールを吐き出しちゃった。
「光玖!その話はやめろっ!」
「私は知ってるよぉ。」
「美由紀!」
お父さん、恥ずかしがってる。
「紀香ったら、あの時、飲めないのに無理してお酒ば飲んどったらしかよ。」
「そうなんだ。」
「酔っ払った娘をアパートまでおぶってくれたのが、清亮さんやったね。」
「翌日、酔いが覚ますまで、清亮さんがずっと傍にいてくれたとよね~。」
さらにもっと聞けた。父と母の馴れ初め。
「お兄ちゃん、最初っからのんちゃんのこと、惚れてたらしいもんね~。」
「光玖!いい加減にしろ!」
「紀香もそんな清亮のことが、好きになったとよね~。」
「告白はお兄ちゃんの方だったみたいだし!」
「やーめーろ!」
お父さん、照れなくてもいいのに。
こんな賑やかな雰囲気も悪くないな。
福岡に住んでいる母方の祖父母も、わざわざ東京から駆けつけてきて、父方の祖父母やみーちゃんも後からやってきた。
「美由紀ちゃん、元気にしよったね?」
「うん。してた。」
「こんなに大きくなって、びっくりしたばい!」
母方のおじいちゃんとおばあちゃんと話すの、久しぶりだなぁ。
「お義父さん、お義母さん。わざわざ遠くからお越しくださり、ありがとうございます。」
お父さん、礼儀正しい……。
「いえいえ~。清亮さんも、相変わらず変わっとらんね~。紀香の葬儀以来やね。」
「これ、お土産。」
と、おじいちゃんが私に袋を渡した。
これは私の大好きな、博多通りもんだ!
嬉しい!あとで食べよう!
「お兄ちゃん、もうすぐお坊さん、来るって。」
「おう。」
しばらくして、お坊さんが来て、お経を読み上げ始めた。
途中で足が痺れたけど、我慢して最後はありがたいお話も聞けてよかったなぁ。
お経を唱え終わると、今度は母の御骨を持ってお墓へ。
お母さんの御骨は、ひいじいちゃんやひいばあちゃんが眠るお墓に一緒に入れることになった。
ひいじいちゃんが亡くなったのは、お父さんが大学生の頃って言ってたっけ。
ひいばあちゃんは、私がまだ赤ちゃんだった頃に亡くなったって。
私はまだ赤ちゃんだったから覚えてないけど、産まれてからずっと抱っこしてたらしい。
家族が眠るお墓に来ると、色んな思い出が蘇る。
お母さんと笑った時や、怒られた時も、褒められた時も。なんだか懐かしくて。
……お母さん。これからも私達家族を見守ってくださいと、私はそう思いながら、手を合わせた。
お墓を出てから、私の家でみんな集まってオードブルや刺身を食べながら、わいわい楽しんだ。
「美由紀、料理頑張ってるじゃないの~。」
「そう言われると、なんだか照れる……。」
「今度、上級の料理を教えてやるよ!」
「料理上手なら、お嫁に行けばいいのに。」
と、父方のおばあちゃんは、お酒を飲みながらきっぱりと言った。
「あ、相手がいないからいいでしょ!」
みーちゃんの顔、赤くなってる……。
「職場にはいないのか。」
「職場は……男性一人だから。」
みーちゃんの職場は、保育園だ。
「でも、私と4つ年下だよ?」
「年下でもいいじゃなーい。」
「私は年上がタイプなんですぅ!」
と、みーちゃんは頬を膨らました。
「母さん。光玖の運命の人は光玖自身で決めるから、ほっといてやれよぉ。」
「でも、光玖は今年でえーっと……。」
「28だ。」
「そそそ!」
まあた始まった。みーちゃんの結婚話。
親戚一同集まると、こーなるんだよねぇ。
「もーお母さん。結婚はね、そんなに焦らなくても、いつかできるんだから!」
「もう、最近の若い人はマイペースね!」
と、おばあちゃんは、呆れ顔。
「そういえば、美由紀。好きな人でもできたの?」
「……!」
「えっ!?」
お父さんが、赤くなってる私の顔を見て驚いた。
「い、いるわけないじゃん!」
と、私は必死にごまかす。
「正直に話さんね~。」
「どがん男ね~。」
もう……福岡のおじいちゃんもおばあちゃんもノリノリになっちゃってぇ。
「ゴホン!」
あ……お父さんが咳払いをしたから、ようやく収まった。
「そうそう!お兄ちゃんって、のんちゃんとは合コンで知り合ったんだよね~。」
「ブー!」
と、お父さんがビールを吐き出しちゃった。
「光玖!その話はやめろっ!」
「私は知ってるよぉ。」
「美由紀!」
お父さん、恥ずかしがってる。
「紀香ったら、あの時、飲めないのに無理してお酒ば飲んどったらしかよ。」
「そうなんだ。」
「酔っ払った娘をアパートまでおぶってくれたのが、清亮さんやったね。」
「翌日、酔いが覚ますまで、清亮さんがずっと傍にいてくれたとよね~。」
さらにもっと聞けた。父と母の馴れ初め。
「お兄ちゃん、最初っからのんちゃんのこと、惚れてたらしいもんね~。」
「光玖!いい加減にしろ!」
「紀香もそんな清亮のことが、好きになったとよね~。」
「告白はお兄ちゃんの方だったみたいだし!」
「やーめーろ!」
お父さん、照れなくてもいいのに。
こんな賑やかな雰囲気も悪くないな。
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