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第1章
第十話 「ジュンブライトの父親になるための猛特訓!」
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「フフフフフーン♪フフフフフーン♪」
ん?ジュンブライト、なにしてるの?
「ん?勉強だ。」
めずらしい。あのジュンブライトが勉強をするなんて。
ん?なに読んでるの?
「あ、ちょっとな。」
どれどれ?ん?
『立派な子供に育てるために』?
これ、子育ての本じゃん!
「あぁ。あと6ヵ月で生まれるから、その間、勉強しよっかなぁ~?と思って。」
うわぁ~。全部、子育ての本ばっか!
ジュンブライト……私のためにがんばっているんだね。
ありがとう。
「ガーゴー、ガーゴー。」
って、ねてるし!
もしもし?ジュンブライトさん?もしもし!
ったくもう、ちゃんとしてるかと思ったら、してないじゃん!
そこをもうちょっと、がんばらないとねぇ。
「王子は徹夜で、勉強してたんですよ。」
えぇっ!?この人、徹夜したの!?
「はい。」
この人、いきなり生真面目になっちゃって。
「んがあ!もう朝か?」
昼です。
「さーて、読もっと。」
って、マンガじゃん!勉強は!?
「休憩だ。」
休憩ってあんた、さっきまで寝てたでしょ!
「ガハハハハハ~!うけるぅ~!」
って、聞いてないし!
「ったく、王子は気が変わるのが早いですからねぇ。」
そうですねぇ。
もうちょっと、真剣にやってくれればいいのに。
「おい、なにやってんだ?」
あ、ヒアン様。
「!」
ジュンブライトったら、ヒアン様が来たとたん、すぐ子育ての本を読んじゃって。
「実はジュンブライト、父親になるために、勉強をしてるんです。」
「しかも徹夜してたんですよ。すごいでしょ。」
「へぇー。どれどれ?見せてみろ。」
ヒアン様が、のぞきこむと……。
「なんじゃこりゃあ!子育ての本じゃなくて、マンガを読んでいるじゃないかぁ!」
え~!?
「し、しまった!」
「こんのぉ~、バカ息子がぁ~!」
ボカ!
「いてててて……。」
ジュンブライトの頭には、大きなたんこぶがついている。
「もっと真面目にせんかいっ!」
「す、すみません……。」
「ったく、お前はどんだけ、不真面目なんだ。そのままだと、立派な父親にはなれん。わかったか!」
「は、はい。」
ジュンブライト、反省したみたい。
「ねぇ、ギロ。私達も、子供つくらない?」
「ごめん、リッちゃん。俺、いそがしいから。」
「ふーん。」
けど、すごいね。
ノートにはぎっしり、メモしてるもん。
「なんて書いてあるのか、わかんないですけど。」
うん。
「『父親になるための方法その1 子供をしかる時、たたかないこと。』」
よ、読めるんだ!
「『子供には愛情を捧げる。毎日おはようとおやすみのチューをすると、子供はだんだん、父親を好きになる。』」
ま、真面目だねぇ。
「ふっ、あのバカが、まさか勉強するとはねぇ。」
「バ、バカにすんな!」
「ま、がんばってくださ~い。」
「てめぇ、いつか覚えてろよ!」
☆
昼食の時間。
「ムシャムシャムシャ、なるほどぉ~。」
ジュンブライト、読みながらご飯を食べるのはやめな。
「ごちそうさま~。あー、勉強しないと。」
「王子、まだ残ってるじゃないですか。」
「うるせぇ。俺は今日から真面目ちゃんになるんだ。」
ジュンブライトはそう言って、その場を去った。
「ルクト、ほっとけ。あいつ、最近、真剣にやっとるみたいだから。」
「……そうですよねぇ。」
ジュンブライト、がんばっているみたい。
☆
ん?ジュンブライト、なにしてるの?
「ん?勉強だ。」
めずらしい。あのジュンブライトが勉強をするなんて。
ん?なに読んでるの?
「あ、ちょっとな。」
どれどれ?ん?
『立派な子供に育てるために』?
これ、子育ての本じゃん!
「あぁ。あと6ヵ月で生まれるから、その間、勉強しよっかなぁ~?と思って。」
うわぁ~。全部、子育ての本ばっか!
ジュンブライト……私のためにがんばっているんだね。
ありがとう。
「ガーゴー、ガーゴー。」
って、ねてるし!
もしもし?ジュンブライトさん?もしもし!
ったくもう、ちゃんとしてるかと思ったら、してないじゃん!
そこをもうちょっと、がんばらないとねぇ。
「王子は徹夜で、勉強してたんですよ。」
えぇっ!?この人、徹夜したの!?
「はい。」
この人、いきなり生真面目になっちゃって。
「んがあ!もう朝か?」
昼です。
「さーて、読もっと。」
って、マンガじゃん!勉強は!?
「休憩だ。」
休憩ってあんた、さっきまで寝てたでしょ!
「ガハハハハハ~!うけるぅ~!」
って、聞いてないし!
「ったく、王子は気が変わるのが早いですからねぇ。」
そうですねぇ。
もうちょっと、真剣にやってくれればいいのに。
「おい、なにやってんだ?」
あ、ヒアン様。
「!」
ジュンブライトったら、ヒアン様が来たとたん、すぐ子育ての本を読んじゃって。
「実はジュンブライト、父親になるために、勉強をしてるんです。」
「しかも徹夜してたんですよ。すごいでしょ。」
「へぇー。どれどれ?見せてみろ。」
ヒアン様が、のぞきこむと……。
「なんじゃこりゃあ!子育ての本じゃなくて、マンガを読んでいるじゃないかぁ!」
え~!?
「し、しまった!」
「こんのぉ~、バカ息子がぁ~!」
ボカ!
「いてててて……。」
ジュンブライトの頭には、大きなたんこぶがついている。
「もっと真面目にせんかいっ!」
「す、すみません……。」
「ったく、お前はどんだけ、不真面目なんだ。そのままだと、立派な父親にはなれん。わかったか!」
「は、はい。」
ジュンブライト、反省したみたい。
「ねぇ、ギロ。私達も、子供つくらない?」
「ごめん、リッちゃん。俺、いそがしいから。」
「ふーん。」
けど、すごいね。
ノートにはぎっしり、メモしてるもん。
「なんて書いてあるのか、わかんないですけど。」
うん。
「『父親になるための方法その1 子供をしかる時、たたかないこと。』」
よ、読めるんだ!
「『子供には愛情を捧げる。毎日おはようとおやすみのチューをすると、子供はだんだん、父親を好きになる。』」
ま、真面目だねぇ。
「ふっ、あのバカが、まさか勉強するとはねぇ。」
「バ、バカにすんな!」
「ま、がんばってくださ~い。」
「てめぇ、いつか覚えてろよ!」
☆
昼食の時間。
「ムシャムシャムシャ、なるほどぉ~。」
ジュンブライト、読みながらご飯を食べるのはやめな。
「ごちそうさま~。あー、勉強しないと。」
「王子、まだ残ってるじゃないですか。」
「うるせぇ。俺は今日から真面目ちゃんになるんだ。」
ジュンブライトはそう言って、その場を去った。
「ルクト、ほっとけ。あいつ、最近、真剣にやっとるみたいだから。」
「……そうですよねぇ。」
ジュンブライト、がんばっているみたい。
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