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第1章
第五十七話 「ロゼッタさんの過去」
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タオルをしぼってと。
「お母さん、具合はどう?」
「えぇ。少し楽になったみたい。」
よかった。
今、おでこにぬれたタオル、つけるね。
私はお母さんのおでこに、濡れたタオルをつけた。
よし、これでOK!
「ありがとう、ロゼッタ。」
どういたしまして!
じゃあ私、薬の材料、取ってくるねー!
「いってらっしゃ~い。」
☆
よし、アオムシOK、カエルOK、カブトムシの幼虫OK!
あとは薬草を探してっと。
街にあるのかなぁ~?
ん?あ、あった!薬草屋さん!
けど、お金が……。
でも、これはお母さんのためだもん!
いつも通り、やればいいのか!
よーし!早速、盗むぞぉ!
「いらっしゃ~い。薬草は、いかがですかぁ~?安いよ~。」
よし、今だ!
私は、ミドリグサを、ぱっと取って、逃げた。
「あ!こら!薬草を返せぇ~!」
へへへーん。つかまえるものだったら、つかまえてみなー。
よし、いつも通りに盗んだし、これでお母さんは、元気になる……。
ツルッ。
キャッ!
いたたたた……うわぁ、血が出ちゃった……。
「この紅い髪のガキめ!よくもうちの薬草を盗みやがって!」
ドッ!
キャッ!
「この、この~!」
やめてぇ~!
☆
薬草の店主に殴られ、私はボロボロになっちゃった。
薬草、手に入れなかったけど、お母さん、大丈夫かなぁ?
ガラッ。
「お母さん、ただいまぁ~。」
あれっ?お母さんの声が、全くしない。
お母さん、寝てるの?
ひやっ!お母さんの体、冷たい!
ん!?まさか!
私は、お母さんの心臓の音を聞いた。
うそ……死んでる……。
私のお母さんが、死んだなんて……。
う……ゔぅ……。
うわ~ん!
お母さん、私を一人にしないでよ!私、お母さんがいないと、いないと……うわ~ん!
大切な人を救えなかった……。
お母さん、お母さん……。
☆
「お母さん、具合はどう?」
「えぇ。少し楽になったみたい。」
よかった。
今、おでこにぬれたタオル、つけるね。
私はお母さんのおでこに、濡れたタオルをつけた。
よし、これでOK!
「ありがとう、ロゼッタ。」
どういたしまして!
じゃあ私、薬の材料、取ってくるねー!
「いってらっしゃ~い。」
☆
よし、アオムシOK、カエルOK、カブトムシの幼虫OK!
あとは薬草を探してっと。
街にあるのかなぁ~?
ん?あ、あった!薬草屋さん!
けど、お金が……。
でも、これはお母さんのためだもん!
いつも通り、やればいいのか!
よーし!早速、盗むぞぉ!
「いらっしゃ~い。薬草は、いかがですかぁ~?安いよ~。」
よし、今だ!
私は、ミドリグサを、ぱっと取って、逃げた。
「あ!こら!薬草を返せぇ~!」
へへへーん。つかまえるものだったら、つかまえてみなー。
よし、いつも通りに盗んだし、これでお母さんは、元気になる……。
ツルッ。
キャッ!
いたたたた……うわぁ、血が出ちゃった……。
「この紅い髪のガキめ!よくもうちの薬草を盗みやがって!」
ドッ!
キャッ!
「この、この~!」
やめてぇ~!
☆
薬草の店主に殴られ、私はボロボロになっちゃった。
薬草、手に入れなかったけど、お母さん、大丈夫かなぁ?
ガラッ。
「お母さん、ただいまぁ~。」
あれっ?お母さんの声が、全くしない。
お母さん、寝てるの?
ひやっ!お母さんの体、冷たい!
ん!?まさか!
私は、お母さんの心臓の音を聞いた。
うそ……死んでる……。
私のお母さんが、死んだなんて……。
う……ゔぅ……。
うわ~ん!
お母さん、私を一人にしないでよ!私、お母さんがいないと、いないと……うわ~ん!
大切な人を救えなかった……。
お母さん、お母さん……。
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