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第二十三話 「ウルフ一郎さん、現る!」
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私達が、満月荘に戻ると、ルクトさん達が、オオカミ三兄弟さん達を見て、驚いた。
「なんで三人が、ここに来てるんですか!?」
まだ、わかりません。
「なんか、あやしいですね。」
マドレーヌちゃんが、あやしい目で、三人を見つめた。
「まあた、真莉亜をお嫁にしようとしに来たんじゃない?」
「いや、そうじゃないと思う。」
「ねぇお母さん。あのオオカミさん達と、どんな関係なの?」
道華が、オオカミ三兄弟さん達の方を、不思議そうに指さした。
「えっとぉ・・・・・・。」
「俺様と、赤い糸で繋がっている、関係だよーん♡」
そうそう、あの、サングラスをかけているオオカミさんと、私は・・・・・・って、ちがーう!
「なーに言ってんだボケ―ッ!」
「先輩!手当てをしている時に、人をたたかないでください!」
「俺様はオオカミだっ。」
「本当のこと、教えなさいよ。」
「そうだよ!」
「私にも教えて。」
「あたしにも。」
「俺にも。」
「早く言いな。」
わかりました。
私と、ジュンブライトと、ルクトさんと、マドレーヌちゃんと、リリアさんが、最後の石のこぶた三兄弟に会った時、オオカミ三兄弟さん達が来たんだ。
そのころのオオカミ三兄弟さん達は、みんなにいじわるをしたり、食べようとする、おとぎの国で有名な、不良だったんだ。
で、オオカミ三兄弟さん達は、ジュンブライトを食べようとして、おそったんだ。
私が止めたけど、オオカミ三兄弟のなかの長男、ウルフ一郎さんが、私に一目ぼれして、なんだかんだで、結婚式を挙げることになったんだ。
結婚式の途中、ジュンブライト達と、クリスさんと、こぶた三兄弟さん達が、助けに来てくれて、私は、ウルフ一郎さんと結婚せずにすんだんだ。
「未来のお父さんが言ってたオオカミさんって、あのオオカミさん!?」
そうだよ。
「つきあえばいーじゃん。あんた達、すっごくお似合いだから。」
アキちゃん!よけーなこと、言わないでよ!
ウルフ一郎さんは、ぎゅっと、アキちゃんをだきしめた。
「そう?素直なガキだなぁ。よし、ビーフジャーキーをやろう!」
「そんなもん、もらって喜ぶ、バカがいるか。」
「あたし、猫娘だから、そんなもの、苦手なの。ほかのお肉なら、食べれるけどね。」
「!?」
ウルフ一郎さんは、顔を真っ青にして、アキちゃんから離れた。
ウルフ一郎さん、猫が苦手だったっけ。
「俺様達もだっ。」
「そーだったなぁ。」
兄弟全員、猫恐怖症ですね。
「ニャ―ッ!」
「うぎゃゃゃゃゃゃあ!」
「やめんかいっ!」
テレサさんが、クリスさんと、アキちゃんと、ソラちゃんを止めた。
「いやがってるじゃないか。手加減というものを知らないやつは、バカだよ。」
「はーい。」
クリスさん達は、顔をしゅんとした。
「ありがとう、姐さん!」
ウルフ一郎さん達が、テレサさんの手を、ぎゅっと両手でにぎった。
「あたしはいつ、あんた達の姐さんになったんだい。」
「肝心なとこ、忘れてるわよ。」
「そうそう!なんで人間界に来たんですか?」
「うふふふふ♡それはね・・・・・・。」
ウルフ一郎さんは、ジュンブライトの方へ走り出し、胸ぐらを引っ張って、サングラスの奥に光る目でジュンブライトの顔をにらんだ。
「ヴァンパイア界の王子!貴様に用があるんだよぉ!」
「はぁ!?」
「ちょっとまってくれ!まさか、おとぎの国で、あそこをけられたことを、うらんでいるのか!?」
下ネタ言うな。
「あぁ!ごめん!俺が悪かった!たのむ、ゆるしてくれ!お前の好きなもん、なんでも買ってあげるから!ほら、肉とか、ステーキとか・・・・・・。」
ウルフ次郎さん!ウルフ三郎さん!よだれ、滝のように流れてるよ!
「本当ですか!?ジュンブライトの兄貴!」
「なんて優しい人なんでしょう!」
「なんでお前らが、反応するんだ。てか、俺はいつ、お前らの兄貴になったんだ。あと、よだれ、大量に出てるし。」
「そーゆーことで、うらんでねぇ。」
「んじゃあ、なんなんだよ。」
ウルフ一郎さんは、顔をジュンブライトの方に近づけた。
「貴様ぁ!俺様がふるさとにいる間に、真莉亜ちゃんとつきあったなぁ!」
「えぇ~!?」
「なんで知ってるんだよ!」
「ふっ、ふっ、ふっ、ふ。それはな、これだぁ!」
ウルフ一郎さんが、懐から取り出したのは、一冊の本だった。
表紙には、きれいな女の人が載っていて、題名は、『週刊おとぎ』という本だった。
「これ、週刊誌じゃない。」
紅葉、読んだことあるの?
「あたり前じゃない。私、おとぎの国出身だから。」
「お父様がよく、読んでました。お父様、若いころ、マスコミに、女性と一緒にデートをしているところを、隠し撮りされて、この本に載せられ、3日間、ずっとお城にひきこもってたって、言ってました。」
マドレーヌちゃん、そーゆー情報、いらないから。
「あ、言わないっていう約束を、破ってしまいましたぁ~。」
「破るなよっ。ところで、この週刊誌に、なにかあるのか?」
「ページをめくればわかる。」
ジュンブライトが、ページをめくると、目を大きく見開いた。
「どうしたの?ジュンブライト。」
「見ろ!」
ジュンブライトが、指をさした方を見ると・・・・・・。
なにこの記事!しかも、私が写ってる!
「俺も写っているけど、モザイクで、俺のかっこいい顔が、隠れてるぜ~。真莉亜のかわいい顔も、モザイクで、隠れてるぜ~。」
そこかいっ!
「王子!隠し撮りされていたんですよ!」
「しかも、週刊誌に載せられているんですよっ!」
「ぬわんだとぉ~!?」
気づくのおそっ。
「えーっと、『ヴァンパイア界の王子、ジュンブライト!熱愛報道!お相手は、超~かわいい、人間の美少女!』だって。」
び、美少女なんて、照れますよぉ~。私、ヴァンパイア界で、有名になってるんですね。
「照れてる場合じゃねぇぞ。」
「おバカな真莉亜ちゃんも、ステキだぁ!」
失礼ですね。
「ヴァンパイア界のマスコミめ!よくもジュンブライト様を傷つけたわね!文句言ってやる!」
あのう、私も被害者なんですけど・・・・・・。
「クリス、やめなさい。文句言ったら、あなたも取り上げられるわよ。『ヴァンパイア界の王子、ジュンブライト!二股発覚!』って。」
「お前、よく冷静に言えるなぁ。」
「んで、話の続きをしてくれないかい?」
「あれは、一週間前だった。」
ウルフ一郎さんが、一人で本屋さんで本を読んでいると、ある記事が、ウルフ一郎さんの目に入った。
「ん!?ヴァンパイア界の王子、ジュンブライト!熱愛報道・・・・・・お相手は、超~かわいい、人間界の美少女・・・・・・え~!?真莉亜ちゃん、ヴァンパイア界の王子と、つきあったのぉ~!?んで、んで?菜の花広場で熱いキスをしたり、だきあったりしていた・・・・・・。」
怒りにたえきれなくなったウルフ一郎さんは、とうとう・・・・・・。
「こんのぉ~!ヴァンパイア界の王子め!真莉亜ちゃんとつきあったりして!ゆるさん!真莉亜ちゃんは、俺様のものだぁ~!」
週刊誌を買うことにした。
「おっさん!この本をくれ!」
「はいよ。230円ね。」
「はい!」
「あぁ!あんちゃん、おつり!」
「おつりはいらねぇ!急な用事が入ったんだ!」
「?」
「ヴァンパイア界の王子め!俺様のうらみをあびさせてやる!それと・・・・・・真莉亜ちゅわーん♡いつか、君の元に行くから、俺様とつきあってーん♡
・・・・・・というわけです。
「兄貴、あきらめましょう。」
「そうですよ。これ以上、真莉亜ちゃんにめいわくかけたらだめですよ。」
「いやだねーだ!俺様の恋はまだ、終わってねぇ!」
ウルフ一郎さんの目が、燃えてる!
「テレサとつきあえばいいじゃねぇか?なぁ、テレサ。」
「あたし、獣くさい彼氏は、ごめんだよ。」
「獣くさい言うなっ!」
「んじゃあ、そこらへんの犬と、つきあえばいいじゃねぇか?」
「俺様を犬扱いするなっ!」
「あぁ、確かに。」
ウルフ次郎さんと、ウルフ三郎さんが、うんうんとうなずく。
「くおうら!お前ら!感心するんじゃねぇ!」
ウルフ一郎さん、気持ちはわかりますが・・・・・・ごめんなさい。
(ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・・・・。)
「そ、そんなぁ~!」
「ひゃ―っはっはっはっはっは!フラれてやんの―!」
「笑うなっ!」
「オオカミのおじさん、この二人には、子供がいるの。」
「へぇー、そうなんだぁ・・・・・・え~!?」
ソラちゃん、ありがとう。
「ソラ、本当のこと、話しちゃったわね。」
「子供は正直ねぇ。」
「あたし、黒月道華。10歳。好きな食べものは、ナポリタン。身長140cm。未来から来たの。」
ウルフ一郎さんは、道華を見て、口をポカーンと開けている。
「え~!?っていうことは・・・・・・。」
「そう。王子と真莉亜様の、未来の子供です。」
ウルフ一郎さんは、そのままうなり始めた。
「兄貴、あきらめましょう。」
「そうですよ。真莉亜ちゃんは、未来でもしあわせに暮らしていますから。」
「・・・・・・うおぉぉぉぉぉ!もう、がまんできねぇ!ヴァンパイア界の王子!」
ウルフ一郎さんは、びしっとジュンブライトの方を指さした。
「今日からお前は、俺様の恋のライバルだぁ!」
え~!?
「ジュンブライトお兄様!」
ジュンブライトは、ニッと笑った。
「にっしっしっしっし!いいだろう。オオカミヤロー、覚悟しとけよ!」
あちゃ~。まあたややこしくなっちゃったよ~。
「それと、よくも俺の顔を傷つけやがって!治療費払え!」
「どぅわぁれが、お前の治療費を払うか、ぶあか。」
「なんだとぉ?」
「やんのかオラ!」
「二人とも!けんかはやめてください!」
私が止めると、二人は目をハートにして、私の方を向いた。
「はーい♡」
「キャラ、変えるタイミング、同じだね。」
「あ。」
どうしたんですか?ウルフ一郎さん。
「俺様、いいこと考えたーん♡」
なに?なに?
ウルフ一郎さんは、ニヤニヤしながら、私達の方を振り向いた。
「今日から俺様、ここに住むぅ~♡」
「え~!?」
「おい!お前、真莉亜と久しぶりに会って、頭、おかしくなったんじゃねぇのか!?」
ジュンブライトが、ウルフ一郎さんの肩を、両手でぶるんぶるんと振った。
「頭が元に戻る薬を、出しましょう!」
そんな薬、あるの?
「兄貴!バカなこと、言わないでください!」
「おとぎの国に、帰りますよ!」
ウルフ次郎さんと、ウルフ三郎さんが、ウルフ一郎さんを、連れ戻そうとしている。
「いやだ、いやだぁ!俺様、ここに住むぅ!真莉亜ちゃんと、一緒にいたーい!」
ウルフ一郎さんは、欲しいおもちゃを買ってもらえなくて、おもちゃ屋さんの前で、足をじたばたしながら泣いている子供みたいに、足をじたばたしながら、泣いている。
「ちょっとまってください。」
ルクトさんが、帰ろうとしているオオカミ三兄弟さん達を止めた。
「ウルフ一郎様、ここに住んでいいですよ。」
「え!?」
ウルフ一郎さんが、泣きやんで、ルクトさんの顔を見た。
「ルクトさん、本気で言ってるのかい?」
「はい。」
ルクトさんは、笑顔でうなずいて、ウルフ一郎さんの方を向いた。
「あなたがここに来れば、ますます、にぎやかになりますからね。」
「ゔ・・・・・・うわーん!」
ウルフ一郎さんは、泣きながら、ルクトさんにしがみついた。
「ありがとう、ヴァンパイア界の王子のしつじ!恩に切るぜ!」
「あのう、人の服で鼻水をふくの、やめてもらいます?」
「おい、お前ら。一回、帰って、兄貴の服とか全部もって来い。」
「はいっ!」
☆
「えっとぉ、歯みがきOK、パジャマOK、靴下OK、パンツOK、シャツOK・・・・・・。」
「兄貴!」
ウルフ一郎さんが振り返ると、顔をくしゃくしゃにしながら泣いている、ウルフ次郎さんと、ウルフ三郎さんがいた。
「お元気でいてくださいねっ!」
「手紙、送ってくださいねっ!」
ウルフ一郎さんは、二人の肩を、ポンっとたたいた。
「お前らも、元気でいろよ。手紙、ちゃんと書くから。」
「は・・・・・・はい!」
「じゃあな、ウルフ次郎、ウルフ三郎。こぶたちゃん達と元気でいてくれよな。」
「兄貴・・・・・・!」
「そんなに泣くな。男だろ?」
「兄貴!また会う日まで!」
「おう!」
二人は、鏡の中に入って行っちゃった。
「さあてと・・・・・・。」
ウルフ一郎さんは、目をハートにしながら、私の方を振り向いた。
「真莉亜ちゅわーん♡俺様と、熱ーい夜を過ごそー♡」
「ごめんなさい。私、みんなとここに、住んでいないので。」
「え―っ?おうちに帰っちゃうのぉ?」
はい。道華、行こっ。
「うん!」
私は、道華と手をつないで、家に帰ろうとしていた。
「まって!真莉亜ちゃん!」
ウルフ一郎さんが、帰ろうとしている、私と道華を止めた。
「明日なら、会えるよね?」
はい。
「やったぁ!」
ウルフ一郎さんが飛び上がった瞬間、ジュンブライトと、マドレーヌちゃんと、ギロさんが、ウルフ一郎さんの背後に立った。
「おい、オオカミヤロー。俺達と、風呂に入ろうぜ。」
ウルフ一郎さんは、顔をムスッとして、横を向いた。
「ふん!誰がお前らと風呂なんか入るかぶあか。」
「なんだとぉ?」
「やんのかオラ!」
「先輩!なんでそこで、けんかするんですか!」
ギロさんが、二人のけんかに割りこんだ。
「俺の言うことが聞けないなら・・・・・・クリス、アキ、ソラ、リリア、ギロ!」
「ニャーッ!」
クリスさんと、アキちゃんと、ソラちゃんは、猫顔になって飛び出し、リリアさんと、ギロさんは、ヴァンパイアキャットになった。
「ひぃぃぃぃぃ!」
ウルフ一郎さんは、私の背後に隠れた。
「猫地獄を味わせてやるぞ!」
「聞きますから、聞きますからぁ!」
クリスさんと、アキちゃんと、ソラちゃんは、元の顔に戻り、リリアさんと、ギロさんは、ヴァンパイアになった。
「じゃあ、ウルフ一郎お兄様!早く一緒にお風呂に入りましょう!」
マドレーヌちゃんは、ウルフ一郎さんの手をつないで、風呂場へ走り出した。
「真莉亜ちゅわーん♡また、明日ね~♡」
ウルフ一郎さんは、手をつながれたまま、走りながら、私の方に手を振った。
私も笑顔で手を振った。
「俺達も行くか。」
「はいっ。」
ジュンブライトとギロさんは、風呂場へ歩き始めた。
「マドレーヌの体、ちゃんと洗えよな。」
「か、か、か、か、か、か、体を洗えだとぉ!?いとこのお前がやれっ。」
「ギロ~。」
「あー!わかった、わかった!洗いまーす!」
ジュンブライト達の話し声が、遠くに消えて行った。
こうして、ウルフ一郎さんは、人間界に住むことになりました。
今後の毎日が楽しみです。
「なんで三人が、ここに来てるんですか!?」
まだ、わかりません。
「なんか、あやしいですね。」
マドレーヌちゃんが、あやしい目で、三人を見つめた。
「まあた、真莉亜をお嫁にしようとしに来たんじゃない?」
「いや、そうじゃないと思う。」
「ねぇお母さん。あのオオカミさん達と、どんな関係なの?」
道華が、オオカミ三兄弟さん達の方を、不思議そうに指さした。
「えっとぉ・・・・・・。」
「俺様と、赤い糸で繋がっている、関係だよーん♡」
そうそう、あの、サングラスをかけているオオカミさんと、私は・・・・・・って、ちがーう!
「なーに言ってんだボケ―ッ!」
「先輩!手当てをしている時に、人をたたかないでください!」
「俺様はオオカミだっ。」
「本当のこと、教えなさいよ。」
「そうだよ!」
「私にも教えて。」
「あたしにも。」
「俺にも。」
「早く言いな。」
わかりました。
私と、ジュンブライトと、ルクトさんと、マドレーヌちゃんと、リリアさんが、最後の石のこぶた三兄弟に会った時、オオカミ三兄弟さん達が来たんだ。
そのころのオオカミ三兄弟さん達は、みんなにいじわるをしたり、食べようとする、おとぎの国で有名な、不良だったんだ。
で、オオカミ三兄弟さん達は、ジュンブライトを食べようとして、おそったんだ。
私が止めたけど、オオカミ三兄弟のなかの長男、ウルフ一郎さんが、私に一目ぼれして、なんだかんだで、結婚式を挙げることになったんだ。
結婚式の途中、ジュンブライト達と、クリスさんと、こぶた三兄弟さん達が、助けに来てくれて、私は、ウルフ一郎さんと結婚せずにすんだんだ。
「未来のお父さんが言ってたオオカミさんって、あのオオカミさん!?」
そうだよ。
「つきあえばいーじゃん。あんた達、すっごくお似合いだから。」
アキちゃん!よけーなこと、言わないでよ!
ウルフ一郎さんは、ぎゅっと、アキちゃんをだきしめた。
「そう?素直なガキだなぁ。よし、ビーフジャーキーをやろう!」
「そんなもん、もらって喜ぶ、バカがいるか。」
「あたし、猫娘だから、そんなもの、苦手なの。ほかのお肉なら、食べれるけどね。」
「!?」
ウルフ一郎さんは、顔を真っ青にして、アキちゃんから離れた。
ウルフ一郎さん、猫が苦手だったっけ。
「俺様達もだっ。」
「そーだったなぁ。」
兄弟全員、猫恐怖症ですね。
「ニャ―ッ!」
「うぎゃゃゃゃゃゃあ!」
「やめんかいっ!」
テレサさんが、クリスさんと、アキちゃんと、ソラちゃんを止めた。
「いやがってるじゃないか。手加減というものを知らないやつは、バカだよ。」
「はーい。」
クリスさん達は、顔をしゅんとした。
「ありがとう、姐さん!」
ウルフ一郎さん達が、テレサさんの手を、ぎゅっと両手でにぎった。
「あたしはいつ、あんた達の姐さんになったんだい。」
「肝心なとこ、忘れてるわよ。」
「そうそう!なんで人間界に来たんですか?」
「うふふふふ♡それはね・・・・・・。」
ウルフ一郎さんは、ジュンブライトの方へ走り出し、胸ぐらを引っ張って、サングラスの奥に光る目でジュンブライトの顔をにらんだ。
「ヴァンパイア界の王子!貴様に用があるんだよぉ!」
「はぁ!?」
「ちょっとまってくれ!まさか、おとぎの国で、あそこをけられたことを、うらんでいるのか!?」
下ネタ言うな。
「あぁ!ごめん!俺が悪かった!たのむ、ゆるしてくれ!お前の好きなもん、なんでも買ってあげるから!ほら、肉とか、ステーキとか・・・・・・。」
ウルフ次郎さん!ウルフ三郎さん!よだれ、滝のように流れてるよ!
「本当ですか!?ジュンブライトの兄貴!」
「なんて優しい人なんでしょう!」
「なんでお前らが、反応するんだ。てか、俺はいつ、お前らの兄貴になったんだ。あと、よだれ、大量に出てるし。」
「そーゆーことで、うらんでねぇ。」
「んじゃあ、なんなんだよ。」
ウルフ一郎さんは、顔をジュンブライトの方に近づけた。
「貴様ぁ!俺様がふるさとにいる間に、真莉亜ちゃんとつきあったなぁ!」
「えぇ~!?」
「なんで知ってるんだよ!」
「ふっ、ふっ、ふっ、ふ。それはな、これだぁ!」
ウルフ一郎さんが、懐から取り出したのは、一冊の本だった。
表紙には、きれいな女の人が載っていて、題名は、『週刊おとぎ』という本だった。
「これ、週刊誌じゃない。」
紅葉、読んだことあるの?
「あたり前じゃない。私、おとぎの国出身だから。」
「お父様がよく、読んでました。お父様、若いころ、マスコミに、女性と一緒にデートをしているところを、隠し撮りされて、この本に載せられ、3日間、ずっとお城にひきこもってたって、言ってました。」
マドレーヌちゃん、そーゆー情報、いらないから。
「あ、言わないっていう約束を、破ってしまいましたぁ~。」
「破るなよっ。ところで、この週刊誌に、なにかあるのか?」
「ページをめくればわかる。」
ジュンブライトが、ページをめくると、目を大きく見開いた。
「どうしたの?ジュンブライト。」
「見ろ!」
ジュンブライトが、指をさした方を見ると・・・・・・。
なにこの記事!しかも、私が写ってる!
「俺も写っているけど、モザイクで、俺のかっこいい顔が、隠れてるぜ~。真莉亜のかわいい顔も、モザイクで、隠れてるぜ~。」
そこかいっ!
「王子!隠し撮りされていたんですよ!」
「しかも、週刊誌に載せられているんですよっ!」
「ぬわんだとぉ~!?」
気づくのおそっ。
「えーっと、『ヴァンパイア界の王子、ジュンブライト!熱愛報道!お相手は、超~かわいい、人間の美少女!』だって。」
び、美少女なんて、照れますよぉ~。私、ヴァンパイア界で、有名になってるんですね。
「照れてる場合じゃねぇぞ。」
「おバカな真莉亜ちゃんも、ステキだぁ!」
失礼ですね。
「ヴァンパイア界のマスコミめ!よくもジュンブライト様を傷つけたわね!文句言ってやる!」
あのう、私も被害者なんですけど・・・・・・。
「クリス、やめなさい。文句言ったら、あなたも取り上げられるわよ。『ヴァンパイア界の王子、ジュンブライト!二股発覚!』って。」
「お前、よく冷静に言えるなぁ。」
「んで、話の続きをしてくれないかい?」
「あれは、一週間前だった。」
ウルフ一郎さんが、一人で本屋さんで本を読んでいると、ある記事が、ウルフ一郎さんの目に入った。
「ん!?ヴァンパイア界の王子、ジュンブライト!熱愛報道・・・・・・お相手は、超~かわいい、人間界の美少女・・・・・・え~!?真莉亜ちゃん、ヴァンパイア界の王子と、つきあったのぉ~!?んで、んで?菜の花広場で熱いキスをしたり、だきあったりしていた・・・・・・。」
怒りにたえきれなくなったウルフ一郎さんは、とうとう・・・・・・。
「こんのぉ~!ヴァンパイア界の王子め!真莉亜ちゃんとつきあったりして!ゆるさん!真莉亜ちゃんは、俺様のものだぁ~!」
週刊誌を買うことにした。
「おっさん!この本をくれ!」
「はいよ。230円ね。」
「はい!」
「あぁ!あんちゃん、おつり!」
「おつりはいらねぇ!急な用事が入ったんだ!」
「?」
「ヴァンパイア界の王子め!俺様のうらみをあびさせてやる!それと・・・・・・真莉亜ちゅわーん♡いつか、君の元に行くから、俺様とつきあってーん♡
・・・・・・というわけです。
「兄貴、あきらめましょう。」
「そうですよ。これ以上、真莉亜ちゃんにめいわくかけたらだめですよ。」
「いやだねーだ!俺様の恋はまだ、終わってねぇ!」
ウルフ一郎さんの目が、燃えてる!
「テレサとつきあえばいいじゃねぇか?なぁ、テレサ。」
「あたし、獣くさい彼氏は、ごめんだよ。」
「獣くさい言うなっ!」
「んじゃあ、そこらへんの犬と、つきあえばいいじゃねぇか?」
「俺様を犬扱いするなっ!」
「あぁ、確かに。」
ウルフ次郎さんと、ウルフ三郎さんが、うんうんとうなずく。
「くおうら!お前ら!感心するんじゃねぇ!」
ウルフ一郎さん、気持ちはわかりますが・・・・・・ごめんなさい。
(ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・・・・。)
「そ、そんなぁ~!」
「ひゃ―っはっはっはっはっは!フラれてやんの―!」
「笑うなっ!」
「オオカミのおじさん、この二人には、子供がいるの。」
「へぇー、そうなんだぁ・・・・・・え~!?」
ソラちゃん、ありがとう。
「ソラ、本当のこと、話しちゃったわね。」
「子供は正直ねぇ。」
「あたし、黒月道華。10歳。好きな食べものは、ナポリタン。身長140cm。未来から来たの。」
ウルフ一郎さんは、道華を見て、口をポカーンと開けている。
「え~!?っていうことは・・・・・・。」
「そう。王子と真莉亜様の、未来の子供です。」
ウルフ一郎さんは、そのままうなり始めた。
「兄貴、あきらめましょう。」
「そうですよ。真莉亜ちゃんは、未来でもしあわせに暮らしていますから。」
「・・・・・・うおぉぉぉぉぉ!もう、がまんできねぇ!ヴァンパイア界の王子!」
ウルフ一郎さんは、びしっとジュンブライトの方を指さした。
「今日からお前は、俺様の恋のライバルだぁ!」
え~!?
「ジュンブライトお兄様!」
ジュンブライトは、ニッと笑った。
「にっしっしっしっし!いいだろう。オオカミヤロー、覚悟しとけよ!」
あちゃ~。まあたややこしくなっちゃったよ~。
「それと、よくも俺の顔を傷つけやがって!治療費払え!」
「どぅわぁれが、お前の治療費を払うか、ぶあか。」
「なんだとぉ?」
「やんのかオラ!」
「二人とも!けんかはやめてください!」
私が止めると、二人は目をハートにして、私の方を向いた。
「はーい♡」
「キャラ、変えるタイミング、同じだね。」
「あ。」
どうしたんですか?ウルフ一郎さん。
「俺様、いいこと考えたーん♡」
なに?なに?
ウルフ一郎さんは、ニヤニヤしながら、私達の方を振り向いた。
「今日から俺様、ここに住むぅ~♡」
「え~!?」
「おい!お前、真莉亜と久しぶりに会って、頭、おかしくなったんじゃねぇのか!?」
ジュンブライトが、ウルフ一郎さんの肩を、両手でぶるんぶるんと振った。
「頭が元に戻る薬を、出しましょう!」
そんな薬、あるの?
「兄貴!バカなこと、言わないでください!」
「おとぎの国に、帰りますよ!」
ウルフ次郎さんと、ウルフ三郎さんが、ウルフ一郎さんを、連れ戻そうとしている。
「いやだ、いやだぁ!俺様、ここに住むぅ!真莉亜ちゃんと、一緒にいたーい!」
ウルフ一郎さんは、欲しいおもちゃを買ってもらえなくて、おもちゃ屋さんの前で、足をじたばたしながら泣いている子供みたいに、足をじたばたしながら、泣いている。
「ちょっとまってください。」
ルクトさんが、帰ろうとしているオオカミ三兄弟さん達を止めた。
「ウルフ一郎様、ここに住んでいいですよ。」
「え!?」
ウルフ一郎さんが、泣きやんで、ルクトさんの顔を見た。
「ルクトさん、本気で言ってるのかい?」
「はい。」
ルクトさんは、笑顔でうなずいて、ウルフ一郎さんの方を向いた。
「あなたがここに来れば、ますます、にぎやかになりますからね。」
「ゔ・・・・・・うわーん!」
ウルフ一郎さんは、泣きながら、ルクトさんにしがみついた。
「ありがとう、ヴァンパイア界の王子のしつじ!恩に切るぜ!」
「あのう、人の服で鼻水をふくの、やめてもらいます?」
「おい、お前ら。一回、帰って、兄貴の服とか全部もって来い。」
「はいっ!」
☆
「えっとぉ、歯みがきOK、パジャマOK、靴下OK、パンツOK、シャツOK・・・・・・。」
「兄貴!」
ウルフ一郎さんが振り返ると、顔をくしゃくしゃにしながら泣いている、ウルフ次郎さんと、ウルフ三郎さんがいた。
「お元気でいてくださいねっ!」
「手紙、送ってくださいねっ!」
ウルフ一郎さんは、二人の肩を、ポンっとたたいた。
「お前らも、元気でいろよ。手紙、ちゃんと書くから。」
「は・・・・・・はい!」
「じゃあな、ウルフ次郎、ウルフ三郎。こぶたちゃん達と元気でいてくれよな。」
「兄貴・・・・・・!」
「そんなに泣くな。男だろ?」
「兄貴!また会う日まで!」
「おう!」
二人は、鏡の中に入って行っちゃった。
「さあてと・・・・・・。」
ウルフ一郎さんは、目をハートにしながら、私の方を振り向いた。
「真莉亜ちゅわーん♡俺様と、熱ーい夜を過ごそー♡」
「ごめんなさい。私、みんなとここに、住んでいないので。」
「え―っ?おうちに帰っちゃうのぉ?」
はい。道華、行こっ。
「うん!」
私は、道華と手をつないで、家に帰ろうとしていた。
「まって!真莉亜ちゃん!」
ウルフ一郎さんが、帰ろうとしている、私と道華を止めた。
「明日なら、会えるよね?」
はい。
「やったぁ!」
ウルフ一郎さんが飛び上がった瞬間、ジュンブライトと、マドレーヌちゃんと、ギロさんが、ウルフ一郎さんの背後に立った。
「おい、オオカミヤロー。俺達と、風呂に入ろうぜ。」
ウルフ一郎さんは、顔をムスッとして、横を向いた。
「ふん!誰がお前らと風呂なんか入るかぶあか。」
「なんだとぉ?」
「やんのかオラ!」
「先輩!なんでそこで、けんかするんですか!」
ギロさんが、二人のけんかに割りこんだ。
「俺の言うことが聞けないなら・・・・・・クリス、アキ、ソラ、リリア、ギロ!」
「ニャーッ!」
クリスさんと、アキちゃんと、ソラちゃんは、猫顔になって飛び出し、リリアさんと、ギロさんは、ヴァンパイアキャットになった。
「ひぃぃぃぃぃ!」
ウルフ一郎さんは、私の背後に隠れた。
「猫地獄を味わせてやるぞ!」
「聞きますから、聞きますからぁ!」
クリスさんと、アキちゃんと、ソラちゃんは、元の顔に戻り、リリアさんと、ギロさんは、ヴァンパイアになった。
「じゃあ、ウルフ一郎お兄様!早く一緒にお風呂に入りましょう!」
マドレーヌちゃんは、ウルフ一郎さんの手をつないで、風呂場へ走り出した。
「真莉亜ちゅわーん♡また、明日ね~♡」
ウルフ一郎さんは、手をつながれたまま、走りながら、私の方に手を振った。
私も笑顔で手を振った。
「俺達も行くか。」
「はいっ。」
ジュンブライトとギロさんは、風呂場へ歩き始めた。
「マドレーヌの体、ちゃんと洗えよな。」
「か、か、か、か、か、か、体を洗えだとぉ!?いとこのお前がやれっ。」
「ギロ~。」
「あー!わかった、わかった!洗いまーす!」
ジュンブライト達の話し声が、遠くに消えて行った。
こうして、ウルフ一郎さんは、人間界に住むことになりました。
今後の毎日が楽しみです。
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