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第二十六話 「道華の思い出」
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3カ月後。
「道華~。おっぱいの時間でちゅよぉ~。」
ところが、道華はおっぱいを、飲もうとしなかった。
「どうちたの~?ほら、飲んで。」
「ゔぅ・・・・・・。」
機嫌、悪いねぇ。
「早くしないと、なくなりまちゅよぉ~。」
「ゔぅ・・・・・・。」
顔が赤いねぇ。
ま、まさか!
私は、自分のおでこと、道華のおでこを当てた。
・・・・・・やっぱり、熱がある!
「ジュンブライト、ジュンブライト!」
私は、大きな声で呼んだ。
「どうしたんだ?」
「道華が、熱を出したの!しかも高い熱!早く病院に、行きましょう!」
「わかった!」
☆
道華はなかなか、治らなかった。
薬を飲んでも、全然、効果ゼロ。
もしかして、半分、ヴァンパイアだから、人間の薬が、効かないわけ!?
そんな・・・・・・このままじゃ、道華が死んじゃう・・・・・・。
「道華・・・・・・。」
私は、道華のほっぺたをさわった。
こんなことになってしまって、ごめんね。
あなたをつくってしまって、ごめんね。
こんな体にしてしまって、ごめんね。
私、だめなお母さんだよ・・・・・・。
ポタポタポタポタ・・・・・・。
思わず、泣いてしまった。
道華、道華・・・・・・!
どんどん、涙がこみ上げて来た。
失いたくない我が子を、ここで失いたくない!
私とジュンブライトの子供を、死なせたくない!
けど、こんなに苦しむ道華を見ると、思わず泣いてしまうよ。
「『ホンギャー、ホンギャー!』」
「『・・・・・・はぁ、はぁ。赤ちゃんは?』」
「『ここにいますよ。』」
「『はい。』」
「『うわぁ。こんなに小っちゃいんだね。私とジュンブライトの子供・・・・・・。』」
「『よくがんばりましたね。』」
「『若いのにこんなにがんばって産む子、初めて見たわ!』」
「『えへへへへ。』」
愛する人との間にできた子供だから、産むことが、できたんだ。
「『んく、んく、んく、んく・・・・・・。』」
「『まぁ、おっぱいを、こんなにおいしく飲んでいる。』」
「『相当、お腹の中で、飲む練習をしてたのね。』」
「『お母さんにそんなに、会いたかったのね。』」
「『あ、ミルクがついてる。』」
ぺろっ。
「『自分のミルクって、こんなにおいしいんだね。』」
「『あう、あう!』」
「『まだ飲むの~?』」
「『うー、うー。』」
「『え―っ?なくなっちゃうよ~。』」
「『あう、あう!』」
「『もう、自分勝手なところが、あの人にそっくりなんだからぁ!』」
「『うふふふふ。』」
「『DNA、一致しすぎたかしらね。』」
初めてやったおっぱいの味、今でも忘れない。
「『よっ、真莉亜!』」
「『ふつ―に登場しろよっ!』」
「『だってぇ、早く道華に、会いたかったんだもーん。』」
「『うふふふふ。道華ぁ、お父しゃんが来ましたよぉ。』」
「『う、う!』」
「『道華~♡会いたかったでちゅよぉ~♡お父しゃんの頭の中は、お前でいっぱいになってまちゅよぉ~♡』」
「『ちょっと!ここでやらないでよぉ!恥ずかしいよぉ!』」
「『早くおうちに来てくだちゃいね。まってまちゅよ。』」
チュッ、チュッ、チュッ、チュッ、チュ・・・・・・。
「『ねぇってばぁ!』」
「『あの人、すっごいイケメンだと、思ったのに・・・・・・・。』」
「『娘さんになると、メロメロになっちゃうのね。』」
「『私の頭の中の想像が、スッポーン!と、ぬけた。』」
「『ほかの患者さんが、ドン引きしてる・・・・・・親バカパワーは、リアン様ゆずりだね。』」
あなたが産まれて来るのを、楽しみにしていた。
「『おぉ!こんなにお腹がでっかくなっちまったのか!5カ月で!』」
「『うん。』」
「『どら、お腹をさわってみるか。』」
びくっ。
「『あっ、動いた!』」
「『うふふふふ。赤ちゃーん、早く産まれて来て。あなたが産まれて来るのを、楽しみにしているよ。』」
ゔ・・・・・・ゔぅ・・・・・・。
すると、誰かが私の肩をたたいた。
「ジュンブライト・・・・・・。」
「道華の容態は?」
私は、首を左右に振った。
「全然。」
「そっか。・・・・・・真莉亜。」
ジュンブライトが、私の背後からだきしめた。
「愛してる。」
「私も。愛してるよ、ジュンブライト。」
「・・・・・・だから・・・・・・。」
だから?
「道華にそんなに謝らないでくれ。」
うん・・・・・・。
「あ、さっき、ヴァンパイア界の薬局に行って、薬を買ったんだ。これなら、道華も飲めるだろう。」
ジュンブライトが私に、薬を差し出した。
「ありがとう。かわいい娘のために、こんなことまでしてくれて。」
「困った時は、おたがい様だぜっ!」
ジュンブライトは、ニッと笑った。
☆
-1週間後ー
「う、う!」
「道華!」
私は道華を、うれしそうにだっこした。
よかった。治って!
ポタポタポタポタ。
あれ?なんだか、涙が出て来た・・・・・・。
「道華・・・・・・大好きだよ。」
☆
1カ月後。
いよいよ、家庭教師デビューの日が、やって来ました!
産休、あっという間だったなぁ。
ピンポーン。
はーい。
ガチャ・・・・・・。
「真莉亜ちゃん、元気?」
若山さん。おはようございます。
「道華ちゃんは?」
今、朝ご飯を食べています。
「どれどれ?」
若山さんが、リビングに上がった。
「う、う!」
こらこら。道華、食べ物で遊ばないの。
「だ、だ!」
「にんじん、食べないと、大きくならないよ。」
「や!」
「・・・・・・にんじんが、苦手みたいだね。」
はい・・・・・・。
あっ、もう時間だっ!若山さん、お願いしますっ。
「わかったよ。」
もし、なにかあったら、電話してくださいねっ。
「うん。」
じゃあ、いってきまーす!
「いってらっしゃい。」
バタン。
さ―てと、行こうか。
えっとぉ、春川みのりちゃんちは・・・・・・。
「ホンギャー、ホンギャー!」
!?
すると、ドアが、ガチャッと開いた。
「若山さん!」
「急に道華ちゃんが泣き出しちゃって・・・・・・お母さんと離れるのが、いやなのねぇ。」
はぁ。仕方ないな・・・・・・。
☆
「え―っと、これはこーで・・・・・・。」
「ん!」
みのりちゃんが、急に鼻をつまんだ。
どうしたの!?みのりちゃん!
「・・・・・・先生、なんかくしゃい・・・・・・。」
え!?くんくんくんくん・・・・・・あ―!
「ホンギャー、ホンギャー!」
ど、どうしよう!おむつ、もってきてないし・・・・・・。
「私の弟のおむつがあるから、かそうか?」
ありがとう。もう、ごめんね。初日で、こんなにめいわくをかけてしまって・・・・・・。
来週、先生の子供のおむつ、もってくるから・・・・・・。
☆
「すみません、すみません!」
私は、家庭教師協会に戻って、会長に頭を下げた。
「いいよ。気にしないで。失敗は、誰でもあるさ。お母しゃんにめいわくかけたら、だめでちゅよぉ~。」
「う、う!」
はぁ。優しい人で、よかった。
☆
「道華~。おっぱいの時間でちゅよぉ~。」
ところが、道華はおっぱいを、飲もうとしなかった。
「どうちたの~?ほら、飲んで。」
「ゔぅ・・・・・・。」
機嫌、悪いねぇ。
「早くしないと、なくなりまちゅよぉ~。」
「ゔぅ・・・・・・。」
顔が赤いねぇ。
ま、まさか!
私は、自分のおでこと、道華のおでこを当てた。
・・・・・・やっぱり、熱がある!
「ジュンブライト、ジュンブライト!」
私は、大きな声で呼んだ。
「どうしたんだ?」
「道華が、熱を出したの!しかも高い熱!早く病院に、行きましょう!」
「わかった!」
☆
道華はなかなか、治らなかった。
薬を飲んでも、全然、効果ゼロ。
もしかして、半分、ヴァンパイアだから、人間の薬が、効かないわけ!?
そんな・・・・・・このままじゃ、道華が死んじゃう・・・・・・。
「道華・・・・・・。」
私は、道華のほっぺたをさわった。
こんなことになってしまって、ごめんね。
あなたをつくってしまって、ごめんね。
こんな体にしてしまって、ごめんね。
私、だめなお母さんだよ・・・・・・。
ポタポタポタポタ・・・・・・。
思わず、泣いてしまった。
道華、道華・・・・・・!
どんどん、涙がこみ上げて来た。
失いたくない我が子を、ここで失いたくない!
私とジュンブライトの子供を、死なせたくない!
けど、こんなに苦しむ道華を見ると、思わず泣いてしまうよ。
「『ホンギャー、ホンギャー!』」
「『・・・・・・はぁ、はぁ。赤ちゃんは?』」
「『ここにいますよ。』」
「『はい。』」
「『うわぁ。こんなに小っちゃいんだね。私とジュンブライトの子供・・・・・・。』」
「『よくがんばりましたね。』」
「『若いのにこんなにがんばって産む子、初めて見たわ!』」
「『えへへへへ。』」
愛する人との間にできた子供だから、産むことが、できたんだ。
「『んく、んく、んく、んく・・・・・・。』」
「『まぁ、おっぱいを、こんなにおいしく飲んでいる。』」
「『相当、お腹の中で、飲む練習をしてたのね。』」
「『お母さんにそんなに、会いたかったのね。』」
「『あ、ミルクがついてる。』」
ぺろっ。
「『自分のミルクって、こんなにおいしいんだね。』」
「『あう、あう!』」
「『まだ飲むの~?』」
「『うー、うー。』」
「『え―っ?なくなっちゃうよ~。』」
「『あう、あう!』」
「『もう、自分勝手なところが、あの人にそっくりなんだからぁ!』」
「『うふふふふ。』」
「『DNA、一致しすぎたかしらね。』」
初めてやったおっぱいの味、今でも忘れない。
「『よっ、真莉亜!』」
「『ふつ―に登場しろよっ!』」
「『だってぇ、早く道華に、会いたかったんだもーん。』」
「『うふふふふ。道華ぁ、お父しゃんが来ましたよぉ。』」
「『う、う!』」
「『道華~♡会いたかったでちゅよぉ~♡お父しゃんの頭の中は、お前でいっぱいになってまちゅよぉ~♡』」
「『ちょっと!ここでやらないでよぉ!恥ずかしいよぉ!』」
「『早くおうちに来てくだちゃいね。まってまちゅよ。』」
チュッ、チュッ、チュッ、チュッ、チュ・・・・・・。
「『ねぇってばぁ!』」
「『あの人、すっごいイケメンだと、思ったのに・・・・・・・。』」
「『娘さんになると、メロメロになっちゃうのね。』」
「『私の頭の中の想像が、スッポーン!と、ぬけた。』」
「『ほかの患者さんが、ドン引きしてる・・・・・・親バカパワーは、リアン様ゆずりだね。』」
あなたが産まれて来るのを、楽しみにしていた。
「『おぉ!こんなにお腹がでっかくなっちまったのか!5カ月で!』」
「『うん。』」
「『どら、お腹をさわってみるか。』」
びくっ。
「『あっ、動いた!』」
「『うふふふふ。赤ちゃーん、早く産まれて来て。あなたが産まれて来るのを、楽しみにしているよ。』」
ゔ・・・・・・ゔぅ・・・・・・。
すると、誰かが私の肩をたたいた。
「ジュンブライト・・・・・・。」
「道華の容態は?」
私は、首を左右に振った。
「全然。」
「そっか。・・・・・・真莉亜。」
ジュンブライトが、私の背後からだきしめた。
「愛してる。」
「私も。愛してるよ、ジュンブライト。」
「・・・・・・だから・・・・・・。」
だから?
「道華にそんなに謝らないでくれ。」
うん・・・・・・。
「あ、さっき、ヴァンパイア界の薬局に行って、薬を買ったんだ。これなら、道華も飲めるだろう。」
ジュンブライトが私に、薬を差し出した。
「ありがとう。かわいい娘のために、こんなことまでしてくれて。」
「困った時は、おたがい様だぜっ!」
ジュンブライトは、ニッと笑った。
☆
-1週間後ー
「う、う!」
「道華!」
私は道華を、うれしそうにだっこした。
よかった。治って!
ポタポタポタポタ。
あれ?なんだか、涙が出て来た・・・・・・。
「道華・・・・・・大好きだよ。」
☆
1カ月後。
いよいよ、家庭教師デビューの日が、やって来ました!
産休、あっという間だったなぁ。
ピンポーン。
はーい。
ガチャ・・・・・・。
「真莉亜ちゃん、元気?」
若山さん。おはようございます。
「道華ちゃんは?」
今、朝ご飯を食べています。
「どれどれ?」
若山さんが、リビングに上がった。
「う、う!」
こらこら。道華、食べ物で遊ばないの。
「だ、だ!」
「にんじん、食べないと、大きくならないよ。」
「や!」
「・・・・・・にんじんが、苦手みたいだね。」
はい・・・・・・。
あっ、もう時間だっ!若山さん、お願いしますっ。
「わかったよ。」
もし、なにかあったら、電話してくださいねっ。
「うん。」
じゃあ、いってきまーす!
「いってらっしゃい。」
バタン。
さ―てと、行こうか。
えっとぉ、春川みのりちゃんちは・・・・・・。
「ホンギャー、ホンギャー!」
!?
すると、ドアが、ガチャッと開いた。
「若山さん!」
「急に道華ちゃんが泣き出しちゃって・・・・・・お母さんと離れるのが、いやなのねぇ。」
はぁ。仕方ないな・・・・・・。
☆
「え―っと、これはこーで・・・・・・。」
「ん!」
みのりちゃんが、急に鼻をつまんだ。
どうしたの!?みのりちゃん!
「・・・・・・先生、なんかくしゃい・・・・・・。」
え!?くんくんくんくん・・・・・・あ―!
「ホンギャー、ホンギャー!」
ど、どうしよう!おむつ、もってきてないし・・・・・・。
「私の弟のおむつがあるから、かそうか?」
ありがとう。もう、ごめんね。初日で、こんなにめいわくをかけてしまって・・・・・・。
来週、先生の子供のおむつ、もってくるから・・・・・・。
☆
「すみません、すみません!」
私は、家庭教師協会に戻って、会長に頭を下げた。
「いいよ。気にしないで。失敗は、誰でもあるさ。お母しゃんにめいわくかけたら、だめでちゅよぉ~。」
「う、う!」
はぁ。優しい人で、よかった。
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