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第三十九話 「ネルさん、ウルフ一郎さんと、二人っきりになる」
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「はぁ!?竹下通りに出かけるだとぉ!?」
「あぁ。気分転換に、出かけようと思ってな。」
ふざけるな!あたしは、洋服とか、興味ねぇーし、人が多いところは、苦手だぁ!
「迷子になるからか。」
図星・・・・・・。
「図星かいっ!まぁ、俺様が手をつないでやるから、安心しろ。」
お前、昨日から頭、おかしいぞ。
あたしのこと、心配して。なにかあったのか?
「いや、なんでもないっ。」
・・・・・・あやしい。
☆
というわけで、あたし達は、竹下通りに行った。
あたしの言う通り、人は多いわ、ギュウギュウづめに押されるわ、大変・・・・・・。
「おい。ちゃんと手、つないでいるか?」
ウルフ一郎が、あたしの方を振り向きながら、言った。
つないでるよ!
「あっ、洋服屋さんがある。おい、ちょっと、よってみないか?」
はぁ!?
だからあたしは、洋服には興味ねぇ―っつーの!
☆
洋服屋さんに入ったウルフ一郎は、早速、服を選んだ。
「ん―、これもいいなぁ。あっ、これも似合うけどぉ、これはどうかなぁ?」
お前は女子高校生かっ。
「あっ、これもかわいいなぁ。」
こいつ、回りの女子高校生の目線、気にしろよ。
ん?この洋服、かわいい・・・・・・あ・・・・・・。
「どうした?」
い、いや、なんでもないっ。
「その服、買いたいのか?」
バレた―っ!
「あ・・・・・・あぁ、そうだ。」
「一回、試着してみたら?」
はぁ!?めんどくせ―。
だから、洋服は苦手なんだよぉ。
・・・・・・仕方ない。試着してみるか。
「おい、刀、持て。」
あたしはウルフ一郎に、刀を渡した。
「あぁ。」
-15分後ー
シャッ。
「おぉ!かわいいじゃねぇか!」
「そ・・・・・・そうか。」
チェック柄のリボンがついた、制服。おまけに、スカートもチェック柄だ。
こ―んなかわいい制服着たの、初めてだぜ。
ま、あたしは中高とも、授業に出ず、ず~っと、休んでたからな。
「それ、気に入ったか?」
「うん・・・・・・。」
あたしは、顔を赤くしながら、うなずいた。
「じゃあ、その服、買ってあげるよ。」
えっ?いいのか?
「あたり前だろ?今回は、特別さ。」
うわぁ、ありがとう!
あたしは思わず、キャッ、キャッ、と、跳びはねた。
「ぷっ。」
なんだよ。
「お前、乙女なところも、あるんだな。」
ち、ちげ―よ!お前、人をからかうなっ!
「アハハハハハ!」
笑うなっ。
「あの人達、カップルみたいねっ。」
「いいなぁ。あんなに仲良くしちゃって。」
あたしのダーリンは、ジュンブライト様だって、言ってんだろっ!
☆
夜、あたしは帰るしたくをしていた。
ずっと、いたかったけど、ここで寝泊まりする、必要はねぇ。
「ガーゴー、ガーゴー。」
ふっ、いびき、かいでる。
あたしは、気持ちよさそうにねているウルフ一郎を、ほほ笑みながら、見つめた。
さ―てと、行くか。
あたしが、玄関に行こうとした、その時。
ガサッ。
うわぁ!なにか、足に当たった!
なんだろう?ん?あ、これ、今日買った、制服じゃねぇか!
・・・・・・もらって行こっかな?
あたしは、制服が入った袋を持って、寝室を出て、玄関に行った。
「・・・・・・世話んなったな。」
あたしは、そうつぶやいて、満月荘を出た。
「あぁ。気分転換に、出かけようと思ってな。」
ふざけるな!あたしは、洋服とか、興味ねぇーし、人が多いところは、苦手だぁ!
「迷子になるからか。」
図星・・・・・・。
「図星かいっ!まぁ、俺様が手をつないでやるから、安心しろ。」
お前、昨日から頭、おかしいぞ。
あたしのこと、心配して。なにかあったのか?
「いや、なんでもないっ。」
・・・・・・あやしい。
☆
というわけで、あたし達は、竹下通りに行った。
あたしの言う通り、人は多いわ、ギュウギュウづめに押されるわ、大変・・・・・・。
「おい。ちゃんと手、つないでいるか?」
ウルフ一郎が、あたしの方を振り向きながら、言った。
つないでるよ!
「あっ、洋服屋さんがある。おい、ちょっと、よってみないか?」
はぁ!?
だからあたしは、洋服には興味ねぇ―っつーの!
☆
洋服屋さんに入ったウルフ一郎は、早速、服を選んだ。
「ん―、これもいいなぁ。あっ、これも似合うけどぉ、これはどうかなぁ?」
お前は女子高校生かっ。
「あっ、これもかわいいなぁ。」
こいつ、回りの女子高校生の目線、気にしろよ。
ん?この洋服、かわいい・・・・・・あ・・・・・・。
「どうした?」
い、いや、なんでもないっ。
「その服、買いたいのか?」
バレた―っ!
「あ・・・・・・あぁ、そうだ。」
「一回、試着してみたら?」
はぁ!?めんどくせ―。
だから、洋服は苦手なんだよぉ。
・・・・・・仕方ない。試着してみるか。
「おい、刀、持て。」
あたしはウルフ一郎に、刀を渡した。
「あぁ。」
-15分後ー
シャッ。
「おぉ!かわいいじゃねぇか!」
「そ・・・・・・そうか。」
チェック柄のリボンがついた、制服。おまけに、スカートもチェック柄だ。
こ―んなかわいい制服着たの、初めてだぜ。
ま、あたしは中高とも、授業に出ず、ず~っと、休んでたからな。
「それ、気に入ったか?」
「うん・・・・・・。」
あたしは、顔を赤くしながら、うなずいた。
「じゃあ、その服、買ってあげるよ。」
えっ?いいのか?
「あたり前だろ?今回は、特別さ。」
うわぁ、ありがとう!
あたしは思わず、キャッ、キャッ、と、跳びはねた。
「ぷっ。」
なんだよ。
「お前、乙女なところも、あるんだな。」
ち、ちげ―よ!お前、人をからかうなっ!
「アハハハハハ!」
笑うなっ。
「あの人達、カップルみたいねっ。」
「いいなぁ。あんなに仲良くしちゃって。」
あたしのダーリンは、ジュンブライト様だって、言ってんだろっ!
☆
夜、あたしは帰るしたくをしていた。
ずっと、いたかったけど、ここで寝泊まりする、必要はねぇ。
「ガーゴー、ガーゴー。」
ふっ、いびき、かいでる。
あたしは、気持ちよさそうにねているウルフ一郎を、ほほ笑みながら、見つめた。
さ―てと、行くか。
あたしが、玄関に行こうとした、その時。
ガサッ。
うわぁ!なにか、足に当たった!
なんだろう?ん?あ、これ、今日買った、制服じゃねぇか!
・・・・・・もらって行こっかな?
あたしは、制服が入った袋を持って、寝室を出て、玄関に行った。
「・・・・・・世話んなったな。」
あたしは、そうつぶやいて、満月荘を出た。
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