ヴァンパイア♡ラブどっきゅ〜ん!

田口夏乃子

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第六十一話 「道華の思い出PART2」

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私は道華を幼稚園に送ったあと、ママ友会に出席した。
 
「うふふふふ。」
 
すると、ガラッとベルが鳴った。
 
「おまたせ~。」
 
あ、知恵ちゃんママ。
知恵ちゃんママは、専業主婦で、旦那さんが弁護士なの。
とても優しくて、美人なんだよ~。
ん?知恵ちゃんママが抱いているのは・・・・・・。
 
「そう。生まれたばかりの赤ちゃん。」
 
うわぁ~。かっわい~♡
 
「私にも抱っこさせてくれない?」
 
「あたしにも!」
 
「私にも!」
 
「あたしも~!」
 
「はいはい。順番、順番。まず、秋ちゃんママから。」
 
知恵ちゃんママは、秋ちゃんママに、赤ちゃんを渡した。
そのとたん、私達は集まった。
 
「うわぁ~。かっわい~♡」
 
「何カ月?」
 
「2カ月よ。」
 
「性別は?」
 
「女の子。名前は麦。」
 
「麦ちゃんかぁ。」
 
「いい名前ねぇ。」
 
「えへへへへ。麦のようにすくすく育って欲しいから、名付けたんです。」
 
「へぇ―。」
 
なんか、赤ちゃんだっだころの道華を思い出すなぁ。
 
「でしょでしょ?」
 
「うちもこーんなに小さかったのよぉ。」
 
「ところで道華ちゃんママ、二人目つくらないの?」
 
ブ―!
 
「道華ちゃんママ、コーヒー飛びましたよっ。」
 
あ、すみません。すぐふきますから。
私は、瞬くんママの汚れた服を、急いでふいた。
 
「最近、欲しいって言ってるんです。」
 
「なにを?」
 
「・・・・・・二人目を。」
 
「そりゃあ、欲しがるでしょーう。」
 
「道華ちゃん、一人っ子だもん。」
 
「で、イケメンの旦那さんは、なんて?」
 
それがぁ、一応、考えとくかって。
 
「一応はダメよぉ!」
 
「今、考えておかないと!」
 
で、でもぉ・・・・・・。
 
「がんばって!私達、応援するから!」
 
知恵ちゃんママが、私の両手をぎゅっとにぎった。
知恵ちゃんママ・・・・・・。
わかりました。やってみます。
 
「よし!そうこなくっちゃ!」
 
知恵ちゃんママが、私に向けて、ウインクをした。
 
 

 
 
はぁ。やっぱり無理なのかなぁ?
ジュンブライト、仕事でいそがしいしぃ。
もう少し安定して、話し合おっかな?
 
「ねぇ、道華。」
 
「なに?お母さん。」
 
私は道華のところへ行き、両手を道華の肩にポンッと置き、道華の背に合わせてしゃがんで、顔を上げた。
 
「赤ちゃんのことだけどね・・・・・・。」
 
「もう、いらな―い。」
 
えっ!?どういうこと!?
 
「だってもう、妹がいるしぃ。」
 
妹?
私が首をかしげると、道華はにっこりと笑いながら、背後からなにかを私に見せた。
 
「じゃ―ん!ルーちゃーん!」
 
あぁ。ジュンブライトからお誕生日プレゼントにもらったお人形ね。
でも、本当にいいの?
 
「うん!いい!」
 
道華は笑顔でうなずいた。
うふふふふ、かわいい。
私は道華の頭をなでた。
 
「じゃあ、お父さんにそう言っていい?」
 
「うん!いいよ!」
 
道華はまた、笑顔でうなずいた。
うふふふふ。あなたらしいね、道華。
私は優しくほほえんだ。
 
 

 
 
「どう?おもしろかったでしょ?」
 
「ニャ―、ニャ―ッ!」
 
「ニャニャニャニャニャ―ッ!」
 
えへへへへ。気に入った?
じゃあ、また話、しようか?
 
「ニャ~?」
 
「ニャ、ニャ、ニャニャニャ~。」
 
え~?もうあきたのぉ~?
仕方ない。これで最後にするか。
 
「あのね、あたしが幼稚園を卒園したあと・・・・・・。」
 


  
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