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特別編 「ウルフ一郎が主役!真莉亜と会う1か月前に起きた話!」
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はぁ、はぁ、はぁ。
どこにいるんだ?あの三人!
絶っっっっっっ対、うらみを晴らしてやるぅ!
あっ、いた!
俺様は、廃工場の中へ入った。
「おい!ウル男さん、ウル次さん、ウル蔵さん!」
俺様が大きな声で呼ぶと、三人は、後ろを振り向いた。
「よぉ、ウルフ一郎。」
「今日はやけに、機嫌が悪りいなぁ。」
あったりめぇだぁ!
俺様のさけび声が、工場の中じゅう、響いた。
「てめぇら、よくも俺様や弟達をハメやがったなぁ!」
「ちっ、そうだよ。全ては、俺様達がやったんだよ!」
ゆるせねぇ、絶っっっっっっ対、ゆるせねぇ~!
「うおぉぉぉぉぉぉぉ!」
俺様は、三人に向かって走って、おそいかかった。
ドッ、ドッ、ドッ!
「なんでこんなこと、するんだよぉ!あこがれた人だったのにぃ!」
俺様は、ウル男さんを泣きながら、なぐった。
「……裏切り者め。」
え……。
「今まで一緒に悪さをしたのに、急に人に優しくしやがって!俺様達は、そーゆーお前達兄弟を見て、ムカツいたんだよぉ!」
そ、そんな……。
「これでわかっただろ?俺様達の本音がよっ!」
ドッ!
うわぁ~!
俺様は、ウル男さんに蹴飛ばされた。
ゔ……ゔぅ……。
立ち上がろうとした瞬間、ウル次さんとウル蔵さんが、俺様を蹴り続けた。
うわぁぁぁぁぁぁ!
「おら、おら!」
「もっとさけべ!」
はぁ、はぁ。
俺様の頭と口から、血が出ている。
「なんだ?もう終わりか?」
ウル男さんが、しゃがんで、俺様の顔をのぞきこんだ。
「ま……まだあきらめねぇよ!お前らをぶっとばすまでは!」
「俺様達をぶっとばすぅ?」
そのとたん、三人が、「アハハハハ!」と笑い出した。
なにがおかしい!
「俺様達をぶっとばすなんて、10年、いや、100年早いんだよっ!」
ウル男さんが、俺様を強く蹴った。
うわぁぁぁぁぁ!
……誰か、助けに来てくれ……。
「もう、お遊びはおしまいだ。」
「じゃあな、ウルフ一郎ちゃん。」
ウル男さんが俺様を蹴ろうとした、その時。
「やめろ!」
後ろから声が聞こえて、ウル男さんが、ピタッと足を止めた。
「なんだ?」
ん?人がいっぱいいる。
ま、まさか……。
「みんな、こぶたちゃん達、ウルフ次郎、ウルフ三郎!」
「ウルフ一郎、助けに来ただよ!」
「疑って悪かったな!」
「やい!元祖オオカミ三兄弟!お遊びはおしまいだぁ!」
こぶたちゃん達!危ない!
「でぃやー!」
ドッ!
「うわぁ!」
三人は、こぶたちゃん達にほうきでなぐられ、ばたりとたおれた。
「お、おのれ~!」
三人が立ち上がったと同時に、街の人達が、三人をおそいかかった。
「やい!元祖オオカミ三兄弟!」
「とっととこの街から出て行け!」
「うわぁぁぁぁぁ!もう、わかったから、出て行くよ~!おい、お前ら!撤収するぞ!」
「おう!」
三人は、人混みの中を通り抜けて、逃げて行っちゃった。
「あ!逃げたぞ!」
「まて~!」
街の人は三人のあとを追いかけ始めた。
「ひぃぃぃぃぃ!」
「兄貴、大丈夫ッスか!?」
ウルフ次郎とウルフ三郎とこぶたちゃん達が、かけつけてきた。
あぁ。なんとか大丈夫だ……いてててて。
「ウルフ一郎兄貴!ムチャしたらいけないッスよ!」
「おらが手当てをするから!」
ありがとよ、こぶたちゃん達。
俺様は、ニカッと笑った。
「ウルフ一郎、ごめんな。疑って。」
いいんだ。悪いのは、あの三人だ。
もう、二度と近よらねぇ。
「そうですね。」
「もう二度と、関わらないようにしましょう。」
「おう!」
俺様はまた、ニカッと笑った。
「よし、これでOKだ!」
ありがとう、ブタ三郎。
「さぁ、母ちゃんがまってますよ。」
「今日の夜ご飯は、グラタンですって!」
「えぇ~!?俺様、チーズが苦手なんだよなぁ。」
「嫌いなものはちゃんと食べる!わかりましたか?」
「……はーい。」
☆
ーそして現在ー
「ふー。」
いい天気だなぁ。
「ウルフ一郎。」
その声は……。
「ネル!」
「なにしてるんだ?」
いや、ちょっと昔のことを思い出してなぁ。
「へー。聞きたいなぁ。」
ネルが俺様のとなりにやって来た。
「長くなるから、話さねぇよ。」
「えぇ~?話してよぉ!」
だめって言ってんだろ!
「ウルフ一郎のいじわる!ぶぅ!」
ネルはほっぺをふくらました。
お前はかわいいなぁ。
俺様はネルの頭をなでた。
「……ウルフ一郎。」
なんだ?
ネルが俺様の腕を組んだ。
「……愛してる。」
俺様も、愛してるぜ、ネル。
「ところでウルフ一郎。」
「なんだ?」
「あたし達、いつ結婚するんだ?」
けけけけけけけけ結婚だとぉ!?
つきあってまだ何日も経ってないのに、結婚だなんて、まだ早ぇよ!
「そうだな。」
ごめんな、ネル。
「いいよ、ウルフ一郎。」
まだ考えてねぇから、がまんしろよな。
「あぁ。」
ふっ、かわいいなぁ、お前は。
俺様はまた、ネルの頭をなでた。
「えへへへへ。」
今の俺様は、しあわせだ。
こんなにかわいい彼女ができて、マジでしあわせだ。
もし、ずーっと悪いと思われていたら、生きてなかったのかもしれない。
もう二度と、悪さはしねぇ。
大切な人を守るために。
☆終☆
どこにいるんだ?あの三人!
絶っっっっっっ対、うらみを晴らしてやるぅ!
あっ、いた!
俺様は、廃工場の中へ入った。
「おい!ウル男さん、ウル次さん、ウル蔵さん!」
俺様が大きな声で呼ぶと、三人は、後ろを振り向いた。
「よぉ、ウルフ一郎。」
「今日はやけに、機嫌が悪りいなぁ。」
あったりめぇだぁ!
俺様のさけび声が、工場の中じゅう、響いた。
「てめぇら、よくも俺様や弟達をハメやがったなぁ!」
「ちっ、そうだよ。全ては、俺様達がやったんだよ!」
ゆるせねぇ、絶っっっっっっ対、ゆるせねぇ~!
「うおぉぉぉぉぉぉぉ!」
俺様は、三人に向かって走って、おそいかかった。
ドッ、ドッ、ドッ!
「なんでこんなこと、するんだよぉ!あこがれた人だったのにぃ!」
俺様は、ウル男さんを泣きながら、なぐった。
「……裏切り者め。」
え……。
「今まで一緒に悪さをしたのに、急に人に優しくしやがって!俺様達は、そーゆーお前達兄弟を見て、ムカツいたんだよぉ!」
そ、そんな……。
「これでわかっただろ?俺様達の本音がよっ!」
ドッ!
うわぁ~!
俺様は、ウル男さんに蹴飛ばされた。
ゔ……ゔぅ……。
立ち上がろうとした瞬間、ウル次さんとウル蔵さんが、俺様を蹴り続けた。
うわぁぁぁぁぁぁ!
「おら、おら!」
「もっとさけべ!」
はぁ、はぁ。
俺様の頭と口から、血が出ている。
「なんだ?もう終わりか?」
ウル男さんが、しゃがんで、俺様の顔をのぞきこんだ。
「ま……まだあきらめねぇよ!お前らをぶっとばすまでは!」
「俺様達をぶっとばすぅ?」
そのとたん、三人が、「アハハハハ!」と笑い出した。
なにがおかしい!
「俺様達をぶっとばすなんて、10年、いや、100年早いんだよっ!」
ウル男さんが、俺様を強く蹴った。
うわぁぁぁぁぁ!
……誰か、助けに来てくれ……。
「もう、お遊びはおしまいだ。」
「じゃあな、ウルフ一郎ちゃん。」
ウル男さんが俺様を蹴ろうとした、その時。
「やめろ!」
後ろから声が聞こえて、ウル男さんが、ピタッと足を止めた。
「なんだ?」
ん?人がいっぱいいる。
ま、まさか……。
「みんな、こぶたちゃん達、ウルフ次郎、ウルフ三郎!」
「ウルフ一郎、助けに来ただよ!」
「疑って悪かったな!」
「やい!元祖オオカミ三兄弟!お遊びはおしまいだぁ!」
こぶたちゃん達!危ない!
「でぃやー!」
ドッ!
「うわぁ!」
三人は、こぶたちゃん達にほうきでなぐられ、ばたりとたおれた。
「お、おのれ~!」
三人が立ち上がったと同時に、街の人達が、三人をおそいかかった。
「やい!元祖オオカミ三兄弟!」
「とっととこの街から出て行け!」
「うわぁぁぁぁぁ!もう、わかったから、出て行くよ~!おい、お前ら!撤収するぞ!」
「おう!」
三人は、人混みの中を通り抜けて、逃げて行っちゃった。
「あ!逃げたぞ!」
「まて~!」
街の人は三人のあとを追いかけ始めた。
「ひぃぃぃぃぃ!」
「兄貴、大丈夫ッスか!?」
ウルフ次郎とウルフ三郎とこぶたちゃん達が、かけつけてきた。
あぁ。なんとか大丈夫だ……いてててて。
「ウルフ一郎兄貴!ムチャしたらいけないッスよ!」
「おらが手当てをするから!」
ありがとよ、こぶたちゃん達。
俺様は、ニカッと笑った。
「ウルフ一郎、ごめんな。疑って。」
いいんだ。悪いのは、あの三人だ。
もう、二度と近よらねぇ。
「そうですね。」
「もう二度と、関わらないようにしましょう。」
「おう!」
俺様はまた、ニカッと笑った。
「よし、これでOKだ!」
ありがとう、ブタ三郎。
「さぁ、母ちゃんがまってますよ。」
「今日の夜ご飯は、グラタンですって!」
「えぇ~!?俺様、チーズが苦手なんだよなぁ。」
「嫌いなものはちゃんと食べる!わかりましたか?」
「……はーい。」
☆
ーそして現在ー
「ふー。」
いい天気だなぁ。
「ウルフ一郎。」
その声は……。
「ネル!」
「なにしてるんだ?」
いや、ちょっと昔のことを思い出してなぁ。
「へー。聞きたいなぁ。」
ネルが俺様のとなりにやって来た。
「長くなるから、話さねぇよ。」
「えぇ~?話してよぉ!」
だめって言ってんだろ!
「ウルフ一郎のいじわる!ぶぅ!」
ネルはほっぺをふくらました。
お前はかわいいなぁ。
俺様はネルの頭をなでた。
「……ウルフ一郎。」
なんだ?
ネルが俺様の腕を組んだ。
「……愛してる。」
俺様も、愛してるぜ、ネル。
「ところでウルフ一郎。」
「なんだ?」
「あたし達、いつ結婚するんだ?」
けけけけけけけけ結婚だとぉ!?
つきあってまだ何日も経ってないのに、結婚だなんて、まだ早ぇよ!
「そうだな。」
ごめんな、ネル。
「いいよ、ウルフ一郎。」
まだ考えてねぇから、がまんしろよな。
「あぁ。」
ふっ、かわいいなぁ、お前は。
俺様はまた、ネルの頭をなでた。
「えへへへへ。」
今の俺様は、しあわせだ。
こんなにかわいい彼女ができて、マジでしあわせだ。
もし、ずーっと悪いと思われていたら、生きてなかったのかもしれない。
もう二度と、悪さはしねぇ。
大切な人を守るために。
☆終☆
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