Machine& Mercenary

タクティカルおじさん

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二日目。
滅茶苦茶濃い一日目を超えたからか若干の疲労感を抱えながら街に出る。
幸い運賃はこの前の報酬で心配しなくていいのでバスで商業区へと向かった。
何故商業区と思うかもしれないが、街中での突発的なクエストに関して覚えがないかラザニアに聞きに行く為だ。
βの時もあったのならいいんだけど、無かったのならゲーム内でフラグが進行した可能性がある。
ちなみに今回は行政区にも行きたいので装備をアイテム化してバッグに入れて移動している。
前回の反省を踏まえての事だ。
検問を通れるとは思えないが、通れたら突発クエストで変に臆病にならずに済む。

(前回は軽くホラーだったし)

バスに揺られる時間もそろそろ終わりだ。
ボタンを押して商業区の中央通り南で停めてもらう。
ウェポンキャリーを担ぎ、ゆっくりバスを降りる。
電気式で静かなバスの中は普通に快適だった。
揺れも少なかったからアブソーバーも優秀なのかも。
まぁそれはいいや。
このバス停が一番マッドラフターに近い位置なんだ。
歩きだと普通に時間が掛かるしね。

メジャーだと思われるガンショップを通り過ぎ、その先にある古びたお店へ入っていく。
奥のカウンターまで行けばそこには店主のラザニアがノートPCを開いて座っていた。
というか立体ディスプレイか。
しかも裏からだと何を見てるのか分からないの凄い。
これが未来のパソコン・・・・・・

「あら~!ユキちゃんじゃない、昨日振りね!」
「どーも」

ジロジロ眺めてたら気付かれた。
ああいう、現代じゃ見られないもの見るとつい観察しちゃうね。
挨拶した所でカウンター前まで行く。

「今日はどうしたの?お買い物じゃないわよね?」
「そうだよ。今日はちょっと訊きたい事があって」

そう前振りして昨日あった事を話した。
行政区で起きた突然の襲撃、そこから運良く生き残った事、そこで見たハイエンドMD。
全てが奇跡的な重なり方をしてデスを経験せずに済んだけど、どれか一つでもズレたら間違いなく死んでいた。
それを聞いたラザニアさんは怪訝な顔で深く考え込んだ。
しかしそう経たずに思考の渦から帰還する。

「街と言えばお使いクエストがこのゲームにもあったけど、襲撃なんて聞いた事ないわねぇ」
「あー、やっぱり?」
「だってそうでしょ?そうなったら街にいれば安全という前提が崩れるわ。でなきゃ生産職に進んだアタシみたいな人間とか、始めたばかりの初心者たちにとってデメリットしかないわ。初心者がそれで離れちゃったら運営としても困るはずよ」

そうなんだよねぇ~と同意する。
まだ行政区という初心者じゃまず行かない所だから事態はそこまで広がっていないけど、これが居住区や商業区だったら非常に不味い。
それはつまり“安全な場所が存在しない”という事に他ならないのだから。

「でも確信したわ。アナタがその情報を持ってきてくれたお陰でね」

そう言って手元のPCの画面を反転させた。
モニターだけで反転できるの凄い。
おっと、そうじゃない。
問題なのはその画面に映った内容だ。

「行政区襲撃事件の記事・・・・・・!これって」
「多分、アナタが巻き込まれた奴だと思うわ」

このゲームは本当に作り込まれている。
それこそ現実とほぼ遜色ない程に。
だからこそこういったNPCによるニュース記事があるのも納得出来る。
だがNPCが記事にしたという事はそれがゲームの仕様である事の証左にもなる。
仕様に無いのならNPCが反応しないはずだからね。

「荒れるなぁこれ」
「荒れるわねぇ」

二人でその未来を想像しながらゲンナリした。



マッドラフターを後にした私は行政区に来ていた。
目的は一つ。
先日完遂出来なかった目的、MAPやダンジョンの情報を得る為だ。
ちなみに先日の事を知っていたのか、検問は素通り出来た。
前日の事で厳戒態勢ではあるけど、警備部隊だけで対処し切れない場合動ける戦力は多い方が良いという判断らしい。
そうして意気揚々と行政区に足を踏み入れた私はーー

「資料を提供できない?」
「はい」

たった一言で目的が頓挫した。
一瞬呆然とするが、なんとか持ち直して聞き返した。

「なんでさ」
「先日の襲撃で行政区は厳戒態勢になっています。情報漏洩を防ぐのと行政塔にて先日の襲撃に関する情報整理の為ですね」

そして私を見て、明らかに侮蔑の感情を乗せて一言付け足した。

「我々は犬を飼う趣味は御座いませんので」

え、何こいつ。
なんでこんなで窓口できるの。
というかドッグオーダーズって実は嫌われ者なの?
明らかに一昼夜で出来た悪感情に見えないんですけど。
しかし現状で貰えないのであれば仕方ない。
悪口はともかく、確かに襲撃の事を考えれば不用意な情報流出は避けるべきだ。
でもまぁ、良い気はしないよねー。

「それなら仕方ないね」
「躾が行き届いているようでーー」
「ちなみに知ってる?古来から犬と人ってかけがえの無いパートナーだったんだって」
「・・・・・・何が言いたいんです?」
「犬がいなきゃ獲物も見付けられないのが人間って事よ人間様。それじゃあ」

さっさと受付から離れて手をひらひらと振る。
後ろから何かを叩く大きな音がした。
煽りは大成功だね。
あんまりやるもんじゃないけど、煽られたら煽り返すのがゲーマーってものよ。

しかしどうしたものか。
本当は情報収集してから観光に戻る予定だったんだけど、お金払ったらラザニアさんが提供してくれたりしないかな。
そんな皮算用をしながら行政塔を出る。
正直なところ誤算ではある。
結構二つ返事で貰えるもんだと思ってたからあんな猛烈に否定されるとは思わなかった。
行政区に食い込んでいるくらいだからそこそこ良い立場なんだと認識していたからこその驚きだ。

しかし他に情報があるとしたらどこだろう。
現代日本なら交通省とか行けば手に入りそうだけど、この世界にそんなのあるのだろうか。
この世界の要職って何があるのか調べてないからなぁ。

仕方ないので少し椅子に座って調べる。
MTTを起こしてこの街における、情報収集に適した職業を調べる。
こういうの調べなくても済むと思ってリアルでの情報収集を程々で切り上げたのに台無しね。
検索リストを広げて情報の取捨選択。
そこそこ集中力いるから面倒なのよこれ。
とりあえず気になったのは地形情報局と情報交渉局、ダンジョン探索総合事務所、建築総合組合くらいか。
他にもチマチマとあったけど、確実に取り扱っていそうなのはこんなものね。
流石に建築会社全部当たるのは骨が折れるし、条件を満たしているとなると片手指程度しか残らなかった。
前二つはパス。
明らかに行政局の息が掛かってる。
また門前払いじゃ足を運ぶ意味が無い。
だから除外。
後の二つに行けば必要な情報は集まりそうだね。
MTTを閉じて立ち上がる。

MAP情報は所得済み。
ルートは頭に入れたから順番に周ってみましょ。
今度は門前払いにされなきゃいいけど。

距離的にはバスを使わなくても十分以内に辿り着ける。
一番近いのは建築総合組合。
この世界にも様々な建築会社が存在しているんだけど、それらが建てた建造物の情報を集めて管理しているのがこのギルドだ。
各々で情報管理するのは勿論だが、このギルドに情報を寄与しておけば万が一その会社が潰れても建築物の情報を手に入れられるわけだ。
行政局はそれら含めて様々な情報を一堂に集めた場所でもあるから、あそこで情報が得られるならそれが一番良かった。
・・・・・・泣き言言っても仕方ない。
今は目先の事を終えよう。
これが終われば観光に戻っても問題無いのだから。

さて、MAPによればこの建物だと思うんだけど。

「・・・・・・まぁ普通?」

他と高さを合わせてあるだけあって立派という印象を受けない。
看板無きゃ分からないよ。
念の為座標情報を確認してから両開きの自動ドアを潜る。
奥の受付に行くと眼鏡を掛けたインテリ風の男に声を掛ける。

「すみません」
「建築総合ギルドへようこそ。ご用件はなんでしょう」
「この街にある建築物の情報、現用のだけ全部欲しいんだけど」
「失礼、身分証はお持ちでしょうか」

MTTを起こして身分証を提示する。

「ドッグオーダーズの方でしたか。用途をお聴きしても?」
「最近起こったテロ、アレの所為で街中でも戦闘が起きる可能性があるから速やかな作戦遂行の為にも情報が欲しい」
「なるほど・・・・・・」

すると男性は受付から出て移動を促した。

「此方へどうぞ。流石に全部となると整理の時間も含めて長くなりますのでお部屋でお待ち下さい」
「ありがと」

案内を受けて個室に通される。
私は素直にお礼を言って中で待つ事にした。
今回は門前払いされずに済みそうだ。

待合室のソファーに座り一息。
どれくらいの情報量になるかは分からないが、それを使い易く整理するのは流石に私の仕事だ。
例え未整理で送られてきても文句は言わないつもりだ。
というかそんなクレーム紛いな事言えない。
そもそも大事な情報だから貰える分マシなんだよ。

行政区の建築物は一見してみると全部同じに見えるがそれは罠だ。
行政区は特別な区画で、商業区や一般居住区が上に伸びるのに対して下に伸びるんだ。
だから見た目は同じに見えても、会社の規模次第ではどれだけ地下空間にスペースを確保しているか分からないんだ。
この会社だって私が通された待合室は地上二階だが、下に対してはどれだけ伸びているか分からない。
飽くまでここは窓口に過ぎないのだ。
例外は行政塔。
あれが上に伸びているのは行政区の中心をハッキリさせる為。
中心点が分かればどの方向に逃げれば行政区を出られるのか、塔に辿り着けるのかが一目で分かる。
詰まる所ランドマークみたいな物だ。
そこを中心に格子状に建造物を配置する事で経路を分かり易くするのと同時に、防衛策を立て易い様にしているわけね。
現代では景観軽視の建造物が増える中、ここはシステマチックに建築が進んでいるのは面白いと思う。
流石に行政区以外はこんなじゃないけど、重要な区画と一目分かるのは良い事だ。

暫くネット記事等を漁って時間を潰していると、先程の男性が戻ってきた。
手には何かを乗せたトレイを持っていた。

「大変お待たせしました。ラットホールで利用されている建築物のデータになります」
「メモリー?」
「流石に情報量が多過ぎるので、既存のMTTでは入り切らないと思いご用意させて頂きました」

端子はMTTに直挿しできるタイプと同じ奴だ。
しかし容量不足か。
考えた事無かったから有難い配慮だね。

「代金は7000bisとなりますが・・・・・・」
「大丈夫、払えるよ。確認だけさせて貰うね」
「どうぞ」

早速MTTに挿してデータを閲覧する。
検索エンジンを流用して紐付けして、待ち時間で組んだ簡易的なプログラムで接続。
・・・・・・うん、ちゃんと機能してる。
それにドッグオーダーズの間取りを引き出したり、行った覚えのある場所を全て閲覧してみたけど誤差は無し。
流石に家具配置までは無いけど想定内。
情報は正確だ。

「ありがと、支払いはここで?」
「はい、こちらの端末にアクセスして頂ければ」
「はいよー」

大きな出費だが痛過ぎる程じゃない。
寧ろ良心的とも言える。
支払いを済ませて立ち上がる。

「・・・・・・大抵の傭兵は渋るんですが、貴女は払うのですね」
「・・・・・・?情報は武器だよ。生き残る為なら安い金額だと思うよ」

よく分からないけど、悪い感情は無さそうだしいっか。
一応予定も詰まってるし次に向かわないと。
私は受付の男性に見送られながら次の場所に向かう。
次はダンジョン探索総合事務所。
この世界のダンジョンと言えば放置された研究施設や兵器開発工場、軍事施設や旧世代の遺産など世界の人々が戦争によって放棄せざる得なかった場所が多い。
そういったダンジョンの探索を助けるのがこの総合事務所になる。
所謂“冒険者ギルド”みたいな扱いの場所なのかな。
ただ大抵のファンタジーゲームで重要な立ち位置であるここは、この世界では民間施設の一つに過ぎない。
公的にその活動を補助されている訳では無いのだ。
だから情報の正確さに難があるだろうと私は推測している。
だがダンジョンの情報を知る事は生存率と任務成功率を引き上げる重要なファクターだ。
公的機関に出し渋られてる以上は、こうした組織で情報を得るしかない。

そうして向かっていたら聞き覚えのある音が突然耳に飛び込んできた。
銃声である。
同時に悲鳴やら一斉に逃げ出す人の足音。
そしてコンクリートが砕ける程の重量を感じる足音。
うっそでしょ。
私の遭遇率どうなってんのよ。

遠目に見えるのは間違いなく以前に見かけた二脚戦車だ。
数が以前より多い・・・・・・何かがおかしい。
あぁ、そうだ。
警備部隊が動いてないんだ。
一機も落とされてないから数が多く感じるんだ。
これは私も逃げた方が良いかも。

テロリスト達の兵器は全機がタワーに夢中で気付いていない。
駆け抜けるなら今だ。
そう思いながら出口に向けて走っていると近くから銃声が聞こえた。
明らかに軽機関銃による掃射音だ。
掃射音はどんどん小さくなる。
何やら建造物に入っていったようだ。
通りを抜けて銃声のした方向へと駆ける。
掃射が生み出したであろう現場に辿り着いた私は、思わず息を呑んだ。
そこには高そうな、しかし穴だらけで動けなくなった車両が運転手と共に動かなくなっていた。
掃射をもろに受けたのか死体はバラバラだ。
それに駆け付けたであろう警備部隊の隊員も血塗れで転がっている。
こちらも一部損壊していたりと悲惨な状況だ。
幸い射手は建物に引っ込んだのか見当たらない。

何があったのか推測を立てる為に現場に踏み入れると、これまた聞き覚えのある声が私を呼び止めた。

「おい・・・・・・」
「貴方は・・・・・・」

南側の検問をやっていた隊員ーー確か警備隊長だったかな?
腹部から出血しているが、応急手当はしてあるらしく包帯が巻かれている。
事情を聞く為に男に近寄った。

「こんなザマで悪いな傭兵、すまないが依頼を受けて欲しい」
「・・・・・・内容によるね」
「行政区の、要人が人質にされてる・・・・・・救助して欲しい」
「もしかして監禁場所、そこ?」

視線で訴えると苦しそうに首肯する。

「対象は?」
「一人、実質的な行政区の実権を握っているリリーラ様だ。彼女が人質に取られて、警備部隊が動けない・・・・・・!」

リリーラ・・・・・・名前からして女性かな。
行政区の支配者となると実質このラットホールの支配者も同然だ。
普通にヤバい。
容姿は最低でも二十代後半を想定した方が良いか。

「報酬は必ず出す。頼む、行政塔を崩されれば司法が崩壊する・・・・・・!このラットホールが危ないんだっ」

うーん、どうしようか。
これって緊急ミッションだよね。
一人で挑むのは分が悪過ぎる。
流石にあの数の戦車を無力化出来る装備なんて持ってない。
でもこれって街が崩壊する可能性、あるよね。
ついさっきラザニアさんと話したばっかだ。
下手すると初心者バイバイの過疎ゲームになってしまう。
何かしら救済処置も考えてるだろうけど、今の雰囲気を壊して欲しく無いし・・・・・・

(ダメで元々か。ここで受けずに崩壊を待つだけなんて嫌だし)

せめて誰かプレイヤーがいれば良かったけど、周囲にそれらしき人影も無い。
残念ながら私のフレリスは生産職であるラザニアしか入っていない
なら私が一人でどうにかするしかない。

「分かった、受けるよ」
「あり、がたい・・・・・・!」

唐突に脱力して項垂れたので死亡したかと思ったが、確認してみれば呼吸はしていた。
どうやら緊張の糸が切れて気絶したようだ。
そんなに期待されても困るんだけどなぁ。

バッグに入れた装備を取り出す。
新たに購入したベルトとベルトパッドに装備を纏めたファーストラインのみだが仕方ない。
愛用のXM-302を取り出し、前回は付けていなかったサプレッサーを装着しワンポイントスリングを頭から通して装備。
マルチグラスとイヤーマフを装備し、膝にニーパッドを装備する。
地形データの入ったメモリーをMTTに挿して建造物名で検索、地形情報を頭に叩き込む。

(まさか貰ったばかりで使う事になるとはね)

運命というのは分からない物だ。
何度か情報を反芻し、ある程度一時記憶に焼き付けたら立ち上がり両頬を軽く叩いて気合いを入れる。
失敗したら環境が激変する可能性があるミッション。
厳しいだろうけど、失敗しない様に足掻いて見せようじゃない。

「やりますか」

私の孤独な戦いが始まった。
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