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3話.優秀な指揮?【馬鹿の過信ほど怖いものは無い】
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【side クロ】
「は??」
演習の日、俺は掲示板に張り出された班分けをみて、愕然とした。俺の班のメンバーは、俺とマリア、そして、王子と取り巻き達だったのだ。
俺の隣で班分けを見ていたマリアが呟く。
「王子様達、まだ学校にいたんだね」
授業が始まって一度も王子達を見ていなかったので、マリアがそう思うのも無理はない。だが、それ以上に不可解な点がある。
(王子と王子の取り巻き達が同じ班って事は、この班分けは王子が指示したか、先生が王子様に忖度したって事だよな? ならなんで、俺達を同じ班にする? 意味が分からない……何も起こらないといいけど)
不安な気持ちを抑えつつ、俺達は集合場所に向かった。
集合場所に集まった俺達は、ライス先生に連れられて、俺達は『魔獣の森』に向かう。
「さて、もうすぐ演習会場の『魔獣の森』に着く。皆、準備はいいな?」
ライス先生が俺達に向かって言った。
「分かっていると思うが、今日の演習は、班ごとに『魔獣の森』に入って、魔獣を狩ってもらう。より多くの魔獣を狩れるよう、皆頑張るように! 頑張った班は、明日のパーティーで表彰されるぞ。もちろん、1班で魔獣を狩りつくしてくれても構わない。仮に1班で魔獣を狩りつくせたら歴代最優秀賞班として、末代まで語り継がれる事になるだろう。まぁ、他班からは恨まれてしまうかもしれないがな。はははは!」
『魔獣の森』はスライムやコボルト、ゴブリンなどの非常に弱い魔獣がたくさん生息している。クラス全員がどれだけ頑張っても、魔獣を狩りつくす事など、不可能だ。初めての演習、そして、初めての実戦で緊張している生徒達をリラックスさせるためのライス先生なりのジョークなのだろう。
だが、次の瞬間、ライス先生の顔から笑みが消えて、厳格な表情で話し出す。
「だが……仮にそうなった場合でも、絶対に『指定区域』は出ないように! 『指定区域』を出た場合、命はないと思え! いいな!?」
「「「はい!」」」
今回、俺達が試験を行う『指定区域』は、事前に先生達が下調べを行って、安全を確認してくれた場所だ。さらに試験中は、対魔獣用の結界を張って、危険な魔獣が入ってこれないようにしてくれている。
ただ、対魔獣用の結界は人間には効果が無い。過去には、自分の実力を過信した生徒が『指定区域』の外に出てしまい、魔獣に襲われて死亡した事があったそうだ。
ゆえにライス先生は、何があっても絶対に『指定区域』は出ないように注意を促している。
「最後に、火魔法は使用禁止だ。火事になってしまうからな。注意事項は以上だ! 10分後に試験を始めるぞ。各班、位置につけ!」
俺とマリアは班ごとに割り振られたスタート地点へと向かった。
「遅いぞ」
俺達の班に割り振られたスタート地点で、不機嫌そうな王子が、取り巻き達一緒に俺達を待っていた。演習開始にはまだまだ余裕があるので、なんの問題もないはずだが、波風立てないためにもここは謝っておく。
「申し訳ありません」
「? ……申し訳ありません」
マリアも、なぜ俺が謝っているのか分かっていないようだが、空気を読んで謝ってくれた。
「…………ふんっ!」
そんな俺達を見て、王子はますます機嫌を悪くしてしまう。
(はぁ……どうするのが、正解だったんだよ。大丈夫か、これ?)
そんな王子様の態度に、俺の不安はますます大きくなるが、今更そんなことを言っても始まらない。
「指揮は俺がとる。先行するから死ぬ気でついてこい。足を引っ張るなよ」
「はい、努力します」
ぶっきらぼうに言った後、王子はそっぽを向いてしまった。俺としては極力丁寧に答えたつもりなのだが、何かが王子様の気に障ったらしい。
「(私より弱いのにね)」
「(シーッ!!! 本当の事でも言っちゃダメ!)」
ただ、王子がそっぽを向いたおかげで、マリアのつぶやきは聞こえなかったので、良かったと思う事にしよう。
それから少しして、『魔獣の森』にライス先生の声が響き渡る。
「それではこれより試験を開始する。よーい……スタート!」
ライス先生の合図とともに、各班一斉に走り出した。
「――よし、行くぞ!!」
俺達の班も、王子様を先頭に走り出す。しかし、案の定というべきか、先行する王子様はかなり適当な方向に走り出した。
(俺かマリアが先行した方がいいと思うんだけど……まぁ、仕方ないか)
「ねぇ、クロちゃん。あっちに行った方が――」
「――しっ! 今は、王子様について行こう」
「? 分かったー」
マリアが言おうとした事は分かる。『魔獣の森』の様子からして、もっと右の方に進めば、魔獣がいる可能性が高い事をマリアは言いたかったのだろう。
だが、長年魔獣を狩って来た俺とマリアからすれば当たり前の事でも、王子にとって、その事は理解できない事のようだ。魔獣が居そうにない方向に、どんどん進んで行く。演習の事を考えれば、王子様に進言して、進路を変えるべきなのだが、王子様が素直にいう事を聞くとは思えない。
ならば、ここは王子様の指示に従っておくのが得策だろう。そう思って、俺は何も言わずに先行する王子様の後を追った。
【side フィリップ王子】
俺は先行しながら後ろを確認する。
(よしよし、ちゃんとついて来ているな)
この日の為に取り巻き達にも内緒で準備を進めたのだ。アリアとあいつがついて来ていなかったら、話にならない。
(試験なんか後回しだ! まずは俺の目的を達成しないとな!)
俺は試験では使用が禁止されている索敵用の魔道具を使い、あえて魔獣を避けながら『指定区域』の奥へ奥へと進んで行く。『指定区域』は『魔獣の森』の中でも外側の、比較的弱い魔獣しか出てこない場所に設置されているが、それでも最奥まで行けば、『魔獣の森』の奥地まで行く事が出来る。もちろん、対魔獣用の結界が張ってあるため、どれだけ『魔獣の森』の奥地まで進もうと、『指定区域』内に危険な魔獣などいない。だが、対魔獣用の結界さえなければ、そこは本来、危険な魔獣がたくさんいる場所なのだ。
(ま、強者たる俺には関係のない話だがな。だが、あいつは……くくくっ)
俺やマリア、そして俺の取り巻き達ならば、一般に危険と言われている魔獣も、どうという事は無いだろう。だが、クラスで最弱のあいつにとってはそうではない。
(実力不足で不幸な事故にあってしまっても仕方ないよな。それに、緊急事態でも落ち着いて行動する俺を見れば、マリアも俺に惚れるに違いない。そのために、取り巻き達にすら内緒で作戦を進めたんだからな。くくく。我ながら完璧な計画だ。唯一の問題は、そうなった時『マリアがあいつをかばいかねない』という事か……これを使う前に、あいつとマリアを引き離さなければ)
俺は、『指定区域』の最奥を目指しながら、マリアとあいつを引き離すべく、作戦を練った。
「は??」
演習の日、俺は掲示板に張り出された班分けをみて、愕然とした。俺の班のメンバーは、俺とマリア、そして、王子と取り巻き達だったのだ。
俺の隣で班分けを見ていたマリアが呟く。
「王子様達、まだ学校にいたんだね」
授業が始まって一度も王子達を見ていなかったので、マリアがそう思うのも無理はない。だが、それ以上に不可解な点がある。
(王子と王子の取り巻き達が同じ班って事は、この班分けは王子が指示したか、先生が王子様に忖度したって事だよな? ならなんで、俺達を同じ班にする? 意味が分からない……何も起こらないといいけど)
不安な気持ちを抑えつつ、俺達は集合場所に向かった。
集合場所に集まった俺達は、ライス先生に連れられて、俺達は『魔獣の森』に向かう。
「さて、もうすぐ演習会場の『魔獣の森』に着く。皆、準備はいいな?」
ライス先生が俺達に向かって言った。
「分かっていると思うが、今日の演習は、班ごとに『魔獣の森』に入って、魔獣を狩ってもらう。より多くの魔獣を狩れるよう、皆頑張るように! 頑張った班は、明日のパーティーで表彰されるぞ。もちろん、1班で魔獣を狩りつくしてくれても構わない。仮に1班で魔獣を狩りつくせたら歴代最優秀賞班として、末代まで語り継がれる事になるだろう。まぁ、他班からは恨まれてしまうかもしれないがな。はははは!」
『魔獣の森』はスライムやコボルト、ゴブリンなどの非常に弱い魔獣がたくさん生息している。クラス全員がどれだけ頑張っても、魔獣を狩りつくす事など、不可能だ。初めての演習、そして、初めての実戦で緊張している生徒達をリラックスさせるためのライス先生なりのジョークなのだろう。
だが、次の瞬間、ライス先生の顔から笑みが消えて、厳格な表情で話し出す。
「だが……仮にそうなった場合でも、絶対に『指定区域』は出ないように! 『指定区域』を出た場合、命はないと思え! いいな!?」
「「「はい!」」」
今回、俺達が試験を行う『指定区域』は、事前に先生達が下調べを行って、安全を確認してくれた場所だ。さらに試験中は、対魔獣用の結界を張って、危険な魔獣が入ってこれないようにしてくれている。
ただ、対魔獣用の結界は人間には効果が無い。過去には、自分の実力を過信した生徒が『指定区域』の外に出てしまい、魔獣に襲われて死亡した事があったそうだ。
ゆえにライス先生は、何があっても絶対に『指定区域』は出ないように注意を促している。
「最後に、火魔法は使用禁止だ。火事になってしまうからな。注意事項は以上だ! 10分後に試験を始めるぞ。各班、位置につけ!」
俺とマリアは班ごとに割り振られたスタート地点へと向かった。
「遅いぞ」
俺達の班に割り振られたスタート地点で、不機嫌そうな王子が、取り巻き達一緒に俺達を待っていた。演習開始にはまだまだ余裕があるので、なんの問題もないはずだが、波風立てないためにもここは謝っておく。
「申し訳ありません」
「? ……申し訳ありません」
マリアも、なぜ俺が謝っているのか分かっていないようだが、空気を読んで謝ってくれた。
「…………ふんっ!」
そんな俺達を見て、王子はますます機嫌を悪くしてしまう。
(はぁ……どうするのが、正解だったんだよ。大丈夫か、これ?)
そんな王子様の態度に、俺の不安はますます大きくなるが、今更そんなことを言っても始まらない。
「指揮は俺がとる。先行するから死ぬ気でついてこい。足を引っ張るなよ」
「はい、努力します」
ぶっきらぼうに言った後、王子はそっぽを向いてしまった。俺としては極力丁寧に答えたつもりなのだが、何かが王子様の気に障ったらしい。
「(私より弱いのにね)」
「(シーッ!!! 本当の事でも言っちゃダメ!)」
ただ、王子がそっぽを向いたおかげで、マリアのつぶやきは聞こえなかったので、良かったと思う事にしよう。
それから少しして、『魔獣の森』にライス先生の声が響き渡る。
「それではこれより試験を開始する。よーい……スタート!」
ライス先生の合図とともに、各班一斉に走り出した。
「――よし、行くぞ!!」
俺達の班も、王子様を先頭に走り出す。しかし、案の定というべきか、先行する王子様はかなり適当な方向に走り出した。
(俺かマリアが先行した方がいいと思うんだけど……まぁ、仕方ないか)
「ねぇ、クロちゃん。あっちに行った方が――」
「――しっ! 今は、王子様について行こう」
「? 分かったー」
マリアが言おうとした事は分かる。『魔獣の森』の様子からして、もっと右の方に進めば、魔獣がいる可能性が高い事をマリアは言いたかったのだろう。
だが、長年魔獣を狩って来た俺とマリアからすれば当たり前の事でも、王子にとって、その事は理解できない事のようだ。魔獣が居そうにない方向に、どんどん進んで行く。演習の事を考えれば、王子様に進言して、進路を変えるべきなのだが、王子様が素直にいう事を聞くとは思えない。
ならば、ここは王子様の指示に従っておくのが得策だろう。そう思って、俺は何も言わずに先行する王子様の後を追った。
【side フィリップ王子】
俺は先行しながら後ろを確認する。
(よしよし、ちゃんとついて来ているな)
この日の為に取り巻き達にも内緒で準備を進めたのだ。アリアとあいつがついて来ていなかったら、話にならない。
(試験なんか後回しだ! まずは俺の目的を達成しないとな!)
俺は試験では使用が禁止されている索敵用の魔道具を使い、あえて魔獣を避けながら『指定区域』の奥へ奥へと進んで行く。『指定区域』は『魔獣の森』の中でも外側の、比較的弱い魔獣しか出てこない場所に設置されているが、それでも最奥まで行けば、『魔獣の森』の奥地まで行く事が出来る。もちろん、対魔獣用の結界が張ってあるため、どれだけ『魔獣の森』の奥地まで進もうと、『指定区域』内に危険な魔獣などいない。だが、対魔獣用の結界さえなければ、そこは本来、危険な魔獣がたくさんいる場所なのだ。
(ま、強者たる俺には関係のない話だがな。だが、あいつは……くくくっ)
俺やマリア、そして俺の取り巻き達ならば、一般に危険と言われている魔獣も、どうという事は無いだろう。だが、クラスで最弱のあいつにとってはそうではない。
(実力不足で不幸な事故にあってしまっても仕方ないよな。それに、緊急事態でも落ち着いて行動する俺を見れば、マリアも俺に惚れるに違いない。そのために、取り巻き達にすら内緒で作戦を進めたんだからな。くくく。我ながら完璧な計画だ。唯一の問題は、そうなった時『マリアがあいつをかばいかねない』という事か……これを使う前に、あいつとマリアを引き離さなければ)
俺は、『指定区域』の最奥を目指しながら、マリアとあいつを引き離すべく、作戦を練った。
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