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139 魔力を増やそう 基礎編
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ねこさんたちは、クーラーの効きまくった六畳間で真剣な表情で話し合っていた。
『リース、念のための確認なんだが、ご主人の魔力を高めるにはどうしたらいい?』
(そうね、一番簡単で確実なのは、魔法をとことん使う事ね)
「魔法を、使う?」
ねこさんの前にあるコップの中の氷が、からん、と音を立てた。
(そう。魔法を使う事で使った魔法の熟練度が上がるの。そうすると消費MPが減ったり威力があがったりするわ)
『ふむ、やはりその仕組みで間違いなかったか』
(ええ。それと、どんな魔法でもいいからとにかく使ってMPをすっからかんにすることで、魔力の最大値が上昇していくのよ)
「なるほど‥‥‥それでとことん使うという事なのねー」
リースが明滅して同意を示した。
『よし、では早速やってみようか、ご主人』
(あ、ここでやるならねこバリアにしてね。猫たちの大行進だと、お部屋が異世界の猫まみれになっちゃうから)
「なのねー」
頷いて、ねこさんはねこバリアを展開した。
『お、この間より若干だが長く展開しているぞ!』
そうネコサンが言った刹那。
「あ、ああ‥‥‥」
どたーん、とねこさんが白目を剥いて卒倒した。
『なあリース。これをどれ位やればいいんだ?』
(んー、ねこさんの魔力量が、今三十でしょう。ねこバリアLV1の消費MPが一秒ごとに五だから‥‥‥)
オーブ本体に、ねこさんのステータスや、魔法一覧が表示されている。
(とりあえずMPを三桁に乗せる頃には、魔法のレベルも上がるでしょうね。そうすれば、実戦で少しは使えるんじゃない?)
『いや、だからそこに到達するために、ご主人はあと何回くらい気絶すればいいのか聞いてるんだが』
(ああ、そういう事。そうねえ‥‥‥二、三百も気絶すればいいんじゃないかしら)
『そうか‥‥‥』
何だか渋い顔をしているネコサン。
(レジェンド級の装備で解決、って手もあるけど、地力を上げておくに越したことはないと思うわ)
『ああ、それは同感だ。装備の件は時期を見てご主人に話そう』
(ええ、それがいいわね)
どこかまぬけな顔で気絶しているねこさんを見ながら、二人はそんな会話をしていた。
『リース、念のための確認なんだが、ご主人の魔力を高めるにはどうしたらいい?』
(そうね、一番簡単で確実なのは、魔法をとことん使う事ね)
「魔法を、使う?」
ねこさんの前にあるコップの中の氷が、からん、と音を立てた。
(そう。魔法を使う事で使った魔法の熟練度が上がるの。そうすると消費MPが減ったり威力があがったりするわ)
『ふむ、やはりその仕組みで間違いなかったか』
(ええ。それと、どんな魔法でもいいからとにかく使ってMPをすっからかんにすることで、魔力の最大値が上昇していくのよ)
「なるほど‥‥‥それでとことん使うという事なのねー」
リースが明滅して同意を示した。
『よし、では早速やってみようか、ご主人』
(あ、ここでやるならねこバリアにしてね。猫たちの大行進だと、お部屋が異世界の猫まみれになっちゃうから)
「なのねー」
頷いて、ねこさんはねこバリアを展開した。
『お、この間より若干だが長く展開しているぞ!』
そうネコサンが言った刹那。
「あ、ああ‥‥‥」
どたーん、とねこさんが白目を剥いて卒倒した。
『なあリース。これをどれ位やればいいんだ?』
(んー、ねこさんの魔力量が、今三十でしょう。ねこバリアLV1の消費MPが一秒ごとに五だから‥‥‥)
オーブ本体に、ねこさんのステータスや、魔法一覧が表示されている。
(とりあえずMPを三桁に乗せる頃には、魔法のレベルも上がるでしょうね。そうすれば、実戦で少しは使えるんじゃない?)
『いや、だからそこに到達するために、ご主人はあと何回くらい気絶すればいいのか聞いてるんだが』
(ああ、そういう事。そうねえ‥‥‥二、三百も気絶すればいいんじゃないかしら)
『そうか‥‥‥』
何だか渋い顔をしているネコサン。
(レジェンド級の装備で解決、って手もあるけど、地力を上げておくに越したことはないと思うわ)
『ああ、それは同感だ。装備の件は時期を見てご主人に話そう』
(ええ、それがいいわね)
どこかまぬけな顔で気絶しているねこさんを見ながら、二人はそんな会話をしていた。
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