ねこさんは、トレジャーハンター!?

豆井悠

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176 ゴール!

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『どうやら無事に戻ってきたようだな』

 にゃんこキラーが消え去り、ねこさんたちがモニターに映し出された。

 おおおっー!!

 湧き上がる両ギルド陣営が、誰彼かまわずハイタッチしていた。

「ぎゃあああっ! キジメロちゃーん!!」

「きゃあああっ! キジメロ様ーっ!!」

 キジマスとシロにゃんが同時に絶叫して、へたり込んだ。

「どこへ行ったのかと思えば……ヤツの腹の中だったのか……」

「流石はねこさんですね」

 ギルマスとみけ美はほっとしたような表情を浮かべていた。

『ふふっ、強運ここに極まれり、だな……ご主人』

 歓声が鳴りやまない中、モニター内のねこさんたちが、歩きだした。


 ────────────

「さあ、ねこさんからゴールラインを越えてよ」

「む、それはできない相談なのねー」

「あの魔法生物を倒したのはねこさんなんだ。だから、先にゴールする権利はそっちにあるんだよ」

 キジメロが必死に訴える。

「でも、あれを用意したのは、ネコサンなのねー。だから、その主人として責任を取るのね」

 ねこさんも、頑として聞き入れない構えだ。

「ぬぬぬー」

「むむむー」

 意地のぶつかり合いが続く……と、思いきや。

「じゃあ、一緒にゴールしましょうか?」

「お、それはいい考えなのねー」

 キジメロの提案に、ぽむ、と手を打って同意した。

「……そ、それじゃあ……はい」

「ん? お手々が痛いのねー?」

 差し出された左手を、まじまじと見つめるねこさん。

「ち、違うわよ!」

「あいたーっ!?」

 このニブチン! そんな視線が彼を貫くと同時に、思い切りその手でねこさんの右手を握りしめた。

 それはもう、渾身の力を込めて。

 そして。

「ゴール!」

「いたたたたっ??」

 二匹は仲良く? 手をつないでゴールしたのだった。
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