夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2023年10月

10月24日

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職場につくと、昨日風邪気味だった佐々木君が来ていなかった。
連絡もないため事務の早瀬さんに10時になったら電話するよう伝え、取引先との打ち合わせに出かけた。
12時前に帰社すると俺が出てからすぐに佐々木君から電話がきたとのこと。
熱で動けないから休ませてほしいとのことだった。
昼食を食べに外に出てから会社に戻り佐々木君メールした。
しんどいなら明後日までは連絡しないで休んでいいこと、助けてくれる人がいないなら助けるので遠慮なく言ってほしいと伝えた。

帰宅し着替えるため寝室に入ると昨日干した洗濯物が畳んでベッドに置いてあった。
タンスの中に仕舞おうと思い抽斗をあけるがよく分からなかったのでそのまま閉めた。
リビングでは長女がかわいい袋について妻に話しかけていた。
夕飯はなすと豚バラの炒めもだったが長男は肉だけ残した。
あと10年もすると肉を欲するようになるのだから今食べろと思うが、これも思い出になるのだろう。
長男の袖口が調味料で汚れていることに気づき服を脱がせそのまま風呂に入れた。

風呂から上がり、書斎の机からアイツの結婚式の招待状を取り出しソファーに座り見ているとキッチン用の扇風機を持った妻が入ってきた。
ずっと聞けなかったが物置代わりにしている部屋ではなくなぜこの部屋にストーブと扇風機を置くのか、と尋ねた。
物置きは長男が開けて危ないので棚を置いたが棚を動かせなくなっているとのことだった。
ストーブは俺が運ぶと伝えるとラッキーと笑う顔を見て最初からの俺に運ばせるつもりであったことに気がついた。
ちゃっかりしているところは昔から変わらない。
「何見てるの?」と誤魔化しながら俺の手元を覗き込みアイツの結婚式の写真の中の俺を見つけ若くて可愛かったと茶化された。
ソファーに座る俺の隣にお尻をねじ込みながら妻が座った。
アイツの隣で笑顏で写るアイツの妻を見つめながら、アイツの妻ならこんなことしないのだろうとの漠然と浮かんできたがそんな考えを振り払った。
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