夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2023年10月

10月26日

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物置きの前の棚が動かせないのは俺の物が上がっているせいであることに気が付いたが、特に今日も何もしなかった。
佐々木君はまだ体調が悪く動けないとのメールが来たので実家に電話した。
お姉さんが出たので体調を崩していることを伝えるとご両親と訪ねてくれた。
熱が高く一人では動けなかったようでお父様と一緒になんとか病院に連れて行ったとのこと。
鼻に綿棒を入れて検査をしたが陰性であったこと、脱水になっていたこと、解熱剤の点滴を打ち少し熱が下がったことと、連絡をしたことに対する感謝の電話がお母様からあった。
仕事は30日の朝に出社できるか判断して休むなら連絡してほしいと伝えた。

もう少し早く連絡していればよかったとも思ったが、プライベートに踏み込みすぎるのも良くないだろうと自分に言い聞かせるが気持ちは落ち込む。
気分を変えようと外に出て空気を吸うと反対車線の歩道を高校生2人が自転車で走っていった。
時計を見ると11時だった。
俺とアイツもあんな風に見えていたのだろうか。
保育園から就職先までずっと一緒だった。
母が仕事に復帰するため保育園に入れられた俺と、妹が生まれ家が手狭になったという理由で引っ越しのために転園してきたアイツ。
思えば長い付き合いだ。
中学生の頃までのアイツは色白で俺のほうが背も高くてガタイもよかった。
高校を卒業する頃にはアイツのほうが背も高くなり色白だった肌も日に焼け筋肉もついたようだった。
大学ではそれぞれの彼女をつれダブルデートしたこともあった。
最初の彼女ができたのは俺が先だったのにアイツが先に結婚するとは思わなかった。
改めて考えるとアイツのほうが良い男だったのかもしれない。

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