夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2023年10月

10月27日

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明日は土曜日なので物置きの前の棚を動かしドアノブを鍵付きのものにしようと考えるが、長男の行動が読めないのでどうしようと一日中薄っすらと考えていた。
今日はとりあえず棚の上のものは寝る前に片付け、残りは明日鍵付きのドアノブを買っておこうと計画をたてた。

10時頃に佐々木君のクライアントから仕様変更について連絡がきた。
人のパソコンのなかを見るのは気が引けたが上司としての仕事だと自分に言い訳をしパスワードを入力した。
最初の企画書や計画書とずいぶん違うものが出来ていたので、メールや送られてきた書類を確認しながら佐々木君の相談を受けていたであろう教育係をしていた北島に事情聴取をした。
毎週のように仕様変更について連絡が来ていたようだ。
教育係が外れて初めての大きめな仕事だったので一人では頑張ろうとしたのだろうか。
あまりにおかしいと思い先方の上司に確認すると非常に驚いていた。
午後には先方から直接会いたいと連絡を受け事務の早瀬さんに直帰するのでと、戸締まりを頼み佐々木君のパソコンと自分のパソコンを持ち出かけた。
先方の担当の上司の新倉という女性が出迎えてくれた。
やはり担当者が勝手に行なったことが判明し謝罪をうける。
最初に打ち合わせた内容でと頼まれたがこちらの担当者が体調を崩していることを伝えると改めて謝罪をされた。
俺から見ても大変だったと思うほどの変更が有ったことに佐々木君に対して申し訳なく思う。
いつ復帰出来るかわからないので自分が担当者となろうと思っていると伝えると、こちらも自分が担当すると言われたのでそのまま確認作業に入る。
どの変更が本当に必要なものだったのか確認するため変更した箇所を見せると絶句していた。
「こちらで担当していた者に話を聞いて情報を整理したい」と言われたので月曜日にうちの会社での打ち合わせの約束をしてクライアント先を出た。
月曜日が憂鬱だ。

妻に仕事のトラブルでしばらく帰りが遅くなるかもしれないと伝えると「分かった」とひと言返事をされる。少し機嫌が悪いようだ。
アイツの妻ならどんな返答をするのだろ。
優しく「頑張って」や「大変だね」と返すのだろうか?
あの夢を見た日からずっとアイツの妻について考えている自分に気がつき心が落ちつかない。

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