夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年3月

3月4日

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出社して東にあれからどうなったのかと聞くと、他の所も傾いてきたので、取り付けたものを回収に行かなければならないかもしれないとのことだった。
午前中に1つ仕事があることもあり、田中さんが様子を見に行くので、どうなっているか連絡を貰う約束をしたとのことだった。
あの大工さんと仲良さそうだったがよく会うのかと聞くと、仙道さんの弟弟子だとのことだったが、初めて会ったような気がする。
俺が何を考えているのかわかったようで、「三井さんっていって、今はもう独立してる。弟弟子っても一緒にいたのは最後の半年くらいだって話だから、そんなに仲良いわけでもないと思うけど、よくある学校が同じだけで先輩後輩で仕事もらえるみたいなやつ」と言った。
初めてで思い出したので、佐々木君が探している男の写真を見せたがわからないとのことだった。
工房で知ってる人がいたから調べて貰ってるというと、「調べるもなにもヨシオの部屋に写真貼っとけば良いだろう。用事はなんですかってメモ付きで」と提案だろうと親指を立てた。
佐々木君的には自分の仕事の関係者かもしれないと思っていると言うと、それなら最初の時になんか話すだろと他人だと呆れていた。
俺としては佐々木君が多分仕事でミスったのかと思って強く出れないでいるんだろうと思うと言うと、それはありそうだけど文句あったらここに来るだろと電話を見た。
「藤木さんだっけ?がヨシオの会社で見たりはしてないのか?」と聞かれ、佐々木君の話では部屋に来ていた人とは会わずに役職付きの人と話したとのことだし、会ってたら会社の人ならすぐわかると説明した。
「何にせよヤバそうなやつは早めに解決しろよ」と現場に向かった。

工房にいる北島からも佐々木君が探している男についての情報もなく、平穏に1日が過ぎ去った。
天気も良いし、時間にも心にも余裕があったのでスーパーであの若い男の店員がどうしてるのか見に行った。
ついでにはまぐりも見たが売ってなかったので、タイムセールと書かれていた5個入の大きな焼売を買った。
他にも、カレーの箱をたくさん開けたのを思い出し、とりあえず2箱カゴに入れレジの店員を見たがあの彼はいなかった。
どこでもいいやと思いレジに並ぶと前に声をかけられた中年の女性店員だった。
「昼過ぎに奥さんも来て、カレーとイカリング買って行ったけど大丈夫?」と声をかけられた。
双子ちゃんだから覚えてるのよと笑いながら話していた。
イカリングも良いなと思いながら、家につくと無かった。
妻はオホホと笑いながら温めた焼売をキッチンで1つ食べたため、長女と長男は2個ずつで丁度いいと思ったのか俺の分は残してくれなかった。
現代の父親はこうも悲しい生き物なのか。
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