夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年4月

4月13日 2/2

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「お母さまはいつ頃お戻りになるの?今日はデイサービスか何かで?」と。
すると、いやそういう訳ではないがとゴニョゴニョとなにか言っていた。
早瀬さんはさらに「近頃は越冬コースなんてのもありますもんね、古いお家は暖房が効かない部屋もあったりして大変ですもんね。」も追撃した。
エリカさんは、「おばあちゃんは施設でもう出れないと思うんです。」とはっきり言った。
早瀬さんはオホホとでも笑いそうな顔で「あら、それなら自分たちでお家の事決めないといけないですね。」と智子さんに言った。
健一さんは早瀬さんが何を言いたいのか分かったようで、気まずそうな顔をしていた。
「お父さんは家のこと決めれないみたいだから、お母さんが決めなよ。」とエリカさんが明るい声で言うと、そうだねと智子さんが同意した。
もしも、壁を塗るのなら雨戸を先に付けると後から一度取り外さなくてはいけなくなることがあると説明するも、先に取り付けたいと智子さんが決めた。
雨戸は元々は茶色く塗られていたものが風化して地の木の色が出てきていたが、何色にするかと聞くと黒か白系にして欲しいとのことだった。
壁の色との組み合わせもあるので予定している色を聞くと、どうしようとエリカさんを見た。
雨戸は直して茶色く塗ると思っていたのでそれに合わせた色を考えていたので、全く決まっていないとのことだった。
「智子さんの部屋を見た限りでは優しい色合いが好きみたいだから、どう思いますか?」と健一さんに早瀬さんが聞いた。
智子に任せると言ったが、「家のことだから2人で協力しましょう」と早瀬さんが提案した。
少し考え込んでから、そうだなと呟いた。
穏やかな顔で健一さんは、壁を黒くすると圧迫感があるので明るい色にしたらどうかと智子さんとエリカさんに聞いた。
そうかもとエリカさんが言うと、智子さんも同意した。
明るい色でも白っぽい色だと、雨戸が白いと馴染むし、黒いとアクセントになると言うと、「私は黒にしたい。」と智子さんが言った。
納品は10日前後になるので到着したら連絡すると言うと、エリカさんも立ち会いたいから日取りを合わせてほしいとのことだった。
塗装は、どうするかと聞くと健一さんが工務店さんにお願いしようと思うと答えた。
もう少し家族で話し合ってみますとのことだった。
家の外でエリカさんとあの部屋を見ていると、「最悪お母さん連れて帰らなきゃダメかなと思っていた。」と何とかなって良かったとほっとしていた。
「うちのお母さん左利きだからその事もおばあちゃん気に入らなかったみたいで、色々と言われてて大変だったから自分の時間を過ごしてほしかった。」と別れ際に言われた事が胸に刺さった。
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