夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年12月

12月27日

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今日は最後の日なので会社の大掃除をしようかと思っていたが、早瀬さんが休んでいた間に溜まっていた仕事が終わらないとのことで出来なかった。
片岡さんは他の出来るところだけをすると言って資料室を掃除してくれた。
俺は倉庫をと思ったが、何から手を付けたらいいのか分からず床と分かるところだけを拭いておいた。
他にも自分の机の周りも掃除した。
片岡さんも自分の机の中を片付けていた。
賞味期限が去年のカップスープと、一ヶ月前のパンが発掘されたようだ。
早瀬さんは呪物だから袋に詰めて捨てるようにと顔がひきつっていた。
パンは意外にもきれいな形のままで食べれそうな雰囲気だった。
カップスープはなんとなく膨らんでいたので怪しい。

昼にドアが届いた。
来月になるとの話だったのでどうしたのかと思い聞くと、本来届けるはずだった先の取引相手が倒産したためキャンセルになったそうだ。
倒産は気の毒だが俺としてはラッキーだった。
届いてすぐに納品できるようになったことを連絡したが今日は難しいのでと来年になった。
元の予定よりは早く納品出来そうだ。

午後に佐々木くんが戻ってきて「やっと集金出来たんですよ~。」と片岡さんにお金を渡していた。
今月の分かと思い、来月でも構わないのにと言うと先々月の分だそうだ。
それならやっとだなと思いお疲れさんと労うと、「週一で来週払うからって言われてて信じて毎週通ってたんですけど、東さんにずっと騙されてるのかってバカにされて。」と憤っていた。
東が代わりに連絡をして払ってもらえるように話しをつけたらしい。
東のすぐに適切な対応できるところは感心する。
片岡さんが確認して仕舞おうとすると佐々木君がしっかり見るようにと言ってもう一度確認させた。
何があるのか分からずに俺にも回され確認したが分からずに困惑していると、新札の5千円札だそうだ。
とくに気にせずにいたが、佐々木君は初めて見たそうだ。
若い人だとキャッシュレスなのでそういうこともあるのだろう。
早瀬さんは千円札と万札が紛らわしいと文句を言っていた。
その後に思い出したように話の流れのまま、「太田さんそうしてるかしら?」と言って受話器を上げ電話をしだした。
5分ほど話し「元気だったわ、今年も春菜ちゃん戻ってこないことになったみたい。施設に会いに行くって。」と教えてくれた。
俺も年末が近づくにつれどうなったか気にはなっていたが連絡するのも違うしと思っていたので、早瀬さんが軽い世間話のように聞いてくれて助かった。
家の穴が空いている所はなんとなくそのままにしているそうだ。
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