夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

文字の大きさ
515 / 784
2025年2月

2月21日 1/2

しおりを挟む
今日から学校に行くことになっていたが長女が寝坊したので送っていった。
1日出れば休みになるのにと思い頑張るように言うと、その1日が面倒なようだった。
もう1日くらい休んでも変わらないのにとブツブツ言っていた。
学校の近くでおろすと背中を丸め面倒くさそに歩いていった。
長男は幼稚園が楽しみだし、小学校に上がることも楽しみにしているのでなぜ面倒くさそにしているのか謎のように感じているようだった。
俺も子供の頃ならそう思っていたが、大人になると1日休んだだけでだいぶ変わるので考え方が変わった。

溜まっていた仕事をできるだけ片付けようと思ったが、達也さんのことが気になって何も手がつかなかった。
終わらせないといけなかった仕事の半分も終わらなかった。
昼の約束の時間に達也さんから電話がかかってきた時にはやっと終わると少しホッとした。
それでもどんな内容かと心臓がバクバクするのを感じながら出ると、今日もいつもと違う雰囲気の口調だった。
内容をまとめると、今での態度についてと遺産に口を出したことに対するお詫びだった。
ずっと文乃が俺のことを好きだと誤解してたそう。
俺も本当は文乃が好きだが代わりに文乃の兄の妻と結婚していると考えていたそう。
いくらなんでもその考えは妻に対して失礼だと思ったのが声に出たのか、慌てて謝罪と今はそんなことは考えていないと言い切った。
一応どうしてそんなこと考えていたのかと聞くと、亡くなった母親が俺との関係を怪しんでいた事と文乃が結婚してすぐの頃にベロベロに酔って俺に送られて来たことが原因だそう。
文乃は酔っている時はアイツに電話をかけ迎えにこささていたのでそのせいだろう。
俺のことは『臣くん』、アイツのことは『おにい』で登録していたので押し間違えたと言っていたし。
俺はてっきり達也さんもアイツも都合がつかなくて呼ばれたのかと思っていたので仕方なく行ったと思う。
それだけだったが普段から母親に色々と言われていたので何もかもが怪しく思えていたそう。
アイツがいなくなってからは文乃が俺達に用がある時は「臣くんのとこ。」と言って連絡していたので俺と親密に連絡を取っているとも考えていようだが、実際には妻に連絡をしていた。
俺に直接連絡を寄越すのはほとんど中村家で誰かが亡くなった時だけだ。
会えば話すし、困ったことがあれば助けるが、元からすごく仲が良いというわけでもなかったし。
達也さんは「ずっと不安だった。」と苦しそに話していた。
子供が生まれると俺からプレゼントが届き、それを文乃が嬉しそうにしていたことがたまらなく怖かったと。
そうは言われてもアイツを通じての文乃からのリクエストだったと思いながら聞いていると、文乃が欲しがっている物がちょうどいいタイミングで届いていたので心が通じ合っていると考えていたそうだ。
リクエストがあったので子供もいない俺には言われたままのことをするしかなかったことを伝えると、最近その話を文乃が子どもたちに話しているときに知ったそう。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...