さくらんぼ

もふ

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〜episode27〜

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お母さんが部屋のドアを叩く音で目が覚めた。
「ヒナー!起きなさい!!」
「ん…おはよう、お母さん」
「朝ごはん出来てるわよ、早く支度しておいで」
「はーい」
ベッドからノロノロと出る。
まだ頭は寝ぼけているみたいでぼーっとする。
それでも毎日同じことをしているから体が勝手に動いて支度を始める。
顔洗って、制服を着て、カバンに荷物詰めて。
朝ごはんを食べたあと、テレビで占いを見ていた。
だいぶ頭はすっきりとした。

ピンポーン

「ヒナ、出て!」
「はいはーい」
こんな朝から誰だろう、と思いつつドアを開ける。
「やぁ、おはようヒナ!」
そこに立っていたのはかずだった。
「おはよう。あれ、かず何で…?」
「付き合うことになったんだし、さ。一緒に登校したいなって思って」
そっか。
いつも学校に行くのは葵と一緒にが当然だったから…。
付き合うってなるとやっぱりカレカノで登校したりするよね。
「そっか。カバン持ってくるからちょっと待ってて!」
「うん!」
あ、そういえば突然だったから葵に先行くって言ってないや。
メールしとこうかな。
素早くメールをうっているとお母さんが寄ってきて
「外で待ってるのヒナの彼氏?」
とニヤニヤしながら聞いてきた。
あぁー、もう!
お母さんはこの手の話になるとものすごく食いついてくる。
「なんだっていいでしょ」
私はそう言いながらメールを送信し、カバンを持って外に出た。
「行ってきまーす」
「遅かったね、何かあったの?」
かずが不思議そうに聞いてきた。
私は歩き出しながらお母さんとの会話を話した。
「そっか…。彼氏って言って欲しかったな」
「え?」
「僕としてはお母さんに紹介して欲しかったなって!まぁいいや、また今度紹介してね!」
「うん!」
そこからまた他愛ない会話をしながら学校へ向かうのだった。

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