さくらんぼ

もふ

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〜episode記憶①〜

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私がまだ小学生だった頃。
空にぃは私の憧れだった。
顔も整っていて、成績も優秀…
そのうえ運動も出来るとなるとやっぱり親の愛情は空にぃに向いて。
それが羨ましくて羨ましくて、私も一生懸命勉強もスポーツも頑張った。
それでも…どんなに頑張っても空にぃには勝てなくて。
いつも親は空にぃの方しか見ていなかった。

いつからか私の憧れは妬みに変わっていった。
誰かの1番がいい、私の事を1番に必要としてほしい、と。
そう、ただ私の事を必要として欲しかった。

それから私には誰かにヤキモチをやいて欲しい、という変な願望が生まれてしまった。


そう、それが今の生活を望まない方向へねじ曲げてしまったのだ。
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