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桃太郎の生まれ
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昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがおりました。
いいえ、ここからは本当の桃太郎のお話をしましょう。
……
おじいさんとおばあさんは、子に恵まれないまま年をとりましたが、幸せな日々を過ごしていました。
いつものようにおじいさんは山に柴刈りに、おばあさんは川に洗濯に行きました。
おばあさんが川で洗濯をしていると、山の方から、どんぶらこ、どんぶらこ、大きな桃が流れてきます。
おばあさんは、その桃を拾い。家へと持ち帰りました。
「ばあさん、どうしたんじゃ。その大きな桃は。」
「洗濯をしていると、川から流れてきたのです。おじいさんと一緒に食べようと思って、持って帰ってきました。」
「そうか、ありがとうよ。でも、こんなに大きいと包丁で切るのは大変じゃろう。代わりに私が切るよ。」
おじいさんは柴刈りに使うナタを水できれいに洗いました。
桃の前に立つと、ナタを高く上げ、大きく振りかぶり、桃をまっぷたつにします。
すると……
切った桃からとてもみずみずしい果汁がたれてきます。
垂れた水の蜜は澄んでおり、まぶしいほどに輝いています。
甘い匂いがあたりを満たします。
おじいさんとおばさんは切った桃を口まで運びました。
おじいさんは桃を一口かじります。
桃は口の中で溶け、さわやかな香りが鼻の奥をくすぐります。
かつてない清々しい甘さを湛えた桃に、おじいさんは体が震えてきます。
おじいさんは、体に何かが駆け巡るのを感じました。
柴刈りで疲れ切っていたはずの腕や足に力がみなぎります。
歳で目が悪く、あらゆる物がかすんで見えていたのに、目が開いたかのように、今ではどれもはっきりと見えます。
おばあさんの方を見ると、なんということでしょう!
おばあさんの白髪交じりでカサカサに渇いた髪は、美しい潤いのある深い黒色となり、しわだらけの顔はハリとツヤが戻り、曲がっていた背中も凛と伸びていました。
「ばあさん、その体、どうしたんじゃ! まるで若返ったようではないか!」
「何をおっしゃいます。おじいさんのほうこそ!」
おじいさんは自分の手や足を見ます。顔を触ります。
「なんということじゃ……」
おじいさんは再びおばあさんの方を向きます。
おばあさんは出会った頃のようでした。
唇は紅く、肌は白く透き通り、瞳を澄んでいます。
“本当に美しい”
おじいさんは彼女と出会った頃のように胸の鼓動が早くなり、体中が熱くなりました。
彼女の清い瞳を見ていると、吸い込まれそうになります。
顔を近づけ、唇が重なろうとした瞬間、
「いけません!」
おばあさんは後ろに下がり、手で胸元を隠します。
おじいさんは、おばあさんの垂れていたはずの乳房が、はち切れんばかりに膨らみ、服からこぼれ落ちそうになっているのをいました。
それだけでなく、腰はくびれ、尻が大きく突き出しています。
おじいさんは生唾をごくりと飲みます。
「す、すまない」
おじいさんは顔を伏せました。
そして気がつきました。
枯れていたはずの男の根が大きく隆起していることに。
おじいさんは、はしたなく思い、おばあさんに気づかれないようにサッと後ろを向きました。
「あっ!ごめんなさい。そんなつもりじゃ。」
おばあさんは、申し訳なさそうに声をかけ、おじいさんの肩に手をかけ、振り返らせました。
おばあさんは頬を赤らめました。おじいさんが隠そうとした袴の陰の茎に気づいたのです。
おじいさんは、柴を刈るのは得意ですが、自分の薪雑把を片付けるのはどうもうまくいきません。
“いったい、男の根なのか、陰の茎なのか、薪の枝なのか!”
そう混乱しながらも、おさめようと必死です。
「ばあさん。どうやらわたしのは『きかん棒』でな。はっはっは……。すまない……。」
「おじいさん……」
「……」
「……」
静寂の中、おじいさんは部屋に桃の甘さとは別の匂いに気づきます。
おばあさんの内太ももを見ると、雫がぽたぽたと落ちています。愛に満ちた液で床がぴちゃぴちゃです。
“白く肉づきの良い内太もも。何となまめかしい!”
「……」
「……」
ふたりは見つめ合い、目を離しません。
おじいさんは少しずつ顔を近づけます。
久しぶりのおばあさんのくちびるは、ふくよかで、甘美でした。
おじいさんはそのまま、おばあさんを床に押し倒します。
おじいさんはおばあさんの着物の懐に手を伸ばします。
豊かな乳房は手のひらにおさまりきりません。
柔らかく、すべすべとした滑らかさ。
着物をはだけさせ、乳房をあらわにさせます。
“なんと大きく綺麗な胸じゃ。懐かしい。これはワシのもんじゃ!”
おじいさんは赤ん坊のように胸の谷間に顔を埋め、乳房を揉みしだきます。
赤ん坊がおもちゃで遊ぶかのように、乳首を舌で転がし、つまんではたゆんと揺らします。
おじいさんの乳房遊びの手が、指が、止まりません。
「おじいさん、優しく……」
「すまない。つい力が入ってしまって」
おじいさんは頭を反対に向け、きめ細やかな肌の腹部から舌を這わせながら、へそ、黒い森に覆われたこんもりとした恥丘を越えて、内太ももに顔をうずめます。
“ムチムチとした太もも。このむせ返るような匂い。たまらん!”
おじいさんは、大きく陰された唇に接吻し、愛の溢れる液に湛えられた海の秘めたる貝、黒い森の恥丘から浜へと転がってきた栗、ふたつの海の幸と山の幸を、口にふくむと、
“なんたる美味か! なんたる贅沢!!”
「おじいさん! そこは!!」
赤く充血して大きくなった栗は殻が剥けて、はじけ飛び、貝から潮が噴き出します。
おばあさんは体をビクッビクッとのけぞらせ、大きくくねらせます。
おばあさんはは息を整えていると、顔の近くにおじいさんの腰から伸びる大業の釣竿があるのを見つけました。
釣針からは少し粘り気のある透明なエサが垂れていました。
おばあさんは、そのエサが罠であることを知りつつも、食べたいという欲に勝てませんでした。
「ばあさん、何しとる。やめないか」
「……」
「そんなことされたら、すぐに……」
それでも、カリ高の返しのついた釣針から口を離すことができません。
「あっ、あっ、あっ! だめじゃ!!!」
おじいさんは、よいアタリであることを知りながらも、あわてて腰を引いて糸をばらします。
「一番は、やはり……」
そういうと、おじいさんは、天井を見上げて寝ているおばあさんと向かい合います。
おばあさんの目はとろんと溶けています。
おじいさんのおばあさんの両の足首を持ち
「そろそろ御開帳といこうではないか。」
というと、美しくすらっとした足を大きく観音開きしました。
「なんと美しい。」
おじいさんは観音様に見とれます。
「おじいさん、そんなに見ないで。恥ずかしい。」
おじいさんの、煩悩という悪魔、摩羅が首をもたげはじめます。
おじいさんは黒く光った意固地な摩羅をおばあさんの観音様に挿し入れました。
「なんと暖かく、優しく、やわらかい! ぎゅっと締めつけ、抱いて離さない!」
おじいさんの摩羅は観音様の絶大なる愛に苦しみ、抗い始めます。
摩羅は全身で、おばあさんの腰を何度も激しく打ち付け、華麗に揺れ舞い踊る乳房を鷲掴みにして自由を奪い、むしゃぶりつきます。
「イキそう! ダメ!」
おばあさんが助けを求めようとすると、口を口で覆い、舌で舌を羽交い絞めにします。
摩羅は傍若無人に暴れまわります。
「ばあさん、そろそろ……」
「ダメ。中はダメですよ!」
おばあさんは首を振ります。
「問題なかろう。もうとっくに月のモノは過ぎて去っておろうに。」
「でも私たちは若返りました!」
「それなら逆によかろう。私たちは子を望んだが、恵まれなかった。
もし子をなせば、ふたりと、もうひとりで第二の人生を楽しめるではないか。
若返ったこの身体。また頑張っていこうではないか」
「……」
「ばあさん、愛しているよ」
「おじいさん……こんな時にズル」
「いいか、中で出すからな。」
「え、ええっ」
「中で出すぞ」
「まっ、あっ、ああんっ」
「本当に中で出すぞ」
「ん! んっんん!」
「中に出す!!!」
「私も、イッ」
摩羅は、ドクっ、ドクっ、ドクっ、ドクっ、上下に、左右に何度も飛び跳ねました。
摩羅は本来の性を出し尽くすと、負けを認め、観音様の前から立ち去りました。
白く黄ばんだ、ねっとりした大量の性が、摩羅の跡に残ります。
「ばあさんや、きれいじゃ」
「……」
「こんなに気持ちよく大量に出たのはいつぶりじゃろうか」
「……」
「本当に最高じゃった」
「……」
「ばあさんも気持ちよかったらいいんじゃが」
「……」
「怒っておるのか?」
「……」
「すまない」
「……」
おじいさんは謝りながらも、彼の摩羅は、負けてお堂から去ったにもかかわらず、ビクン、ビクンと、未だそそりたって跳ねまわっています。
観音様の慈愛に満ちたおばあさんは、悪の化身、摩羅にやさしく口づけをします。
「ばあさん、そんなことしなくてもよいんじゃよ。やめておくれ。」
おばさんはジュルジュルと音をたてながら、摩羅の性を丹念に吸い上げ、きれいにします。
「ばあさん。やめておくれ。イッたばかりじゃ。こそばゆい」
「……」
「やめておくれよ。」
おばあさんは聞かずに摩羅を舌で、唇で、愛をもって撫でまわします。
「ほんとうに、やめておくれ。そうしないと……うー」
おじいさんはそう低く呻くと、おばあさんの頭を押さえながら、口の中に、再度、性を放ちました。
おばあさんは一滴残らず口に含めます。
「ばあさん。すまない」
おばあさんは、おじいさんに見えるように、口の中で精根の源の液を転がし、見せつけるように飲み込みました。
「おじいさん、もう終わりですか?」
「ばあさんにはかなわないなぁ」
そう言い合うと、ふたりはお互いの何度も身体を求めました。
おばあさんは上になり、下になり、欲望のまま腰を振ります。
おじいさんは、おばあさんの手と足で陰茎を撫でさせます。
男根を乳房と太ももに挟んでは楽しみます。
上の口、下の口、お尻の後ろと所かまわず薪雑把を突っ込んでいきます。
おばあさんの若さと艶のある身体を使い、彼女の身体のあらゆる場所に性を散らしました。
毎晩ふたりは身体をむさぼりました。
おじいさんは、おばあさんに覆いかぶさり、逃れられないようにしては種を付けていきます。
ふたりは疲れてくると、桃を食べ、元気になると、何度もお互いの身体を楽しみました。
おばあさんの中で果てるのが、おじいさんにとって至福のときで、そのおじいさんを優しく抱くのが、おばあさんの幸せでした。
ある日のことです。
「ねぇ、おじいさん」
「なんだい、ばあさん。」
「私、できちゃったみたい」
「本当かい! それじゃぁ、名前を決めないとなぁ」
「おじいさんたら、気が早いわ。まだ、男の子か、女の子かもわからないのに。」
「男の子だろうよよ。そんな気がするじゃ」
「実は、私もそう思うんですよ。名前も決めています」
「ほう、何て名前だい?」
「私たちを若返らせた桃……。桃から生まれた、桃太郎。よい名前でしょう?」
いいえ、ここからは本当の桃太郎のお話をしましょう。
……
おじいさんとおばあさんは、子に恵まれないまま年をとりましたが、幸せな日々を過ごしていました。
いつものようにおじいさんは山に柴刈りに、おばあさんは川に洗濯に行きました。
おばあさんが川で洗濯をしていると、山の方から、どんぶらこ、どんぶらこ、大きな桃が流れてきます。
おばあさんは、その桃を拾い。家へと持ち帰りました。
「ばあさん、どうしたんじゃ。その大きな桃は。」
「洗濯をしていると、川から流れてきたのです。おじいさんと一緒に食べようと思って、持って帰ってきました。」
「そうか、ありがとうよ。でも、こんなに大きいと包丁で切るのは大変じゃろう。代わりに私が切るよ。」
おじいさんは柴刈りに使うナタを水できれいに洗いました。
桃の前に立つと、ナタを高く上げ、大きく振りかぶり、桃をまっぷたつにします。
すると……
切った桃からとてもみずみずしい果汁がたれてきます。
垂れた水の蜜は澄んでおり、まぶしいほどに輝いています。
甘い匂いがあたりを満たします。
おじいさんとおばさんは切った桃を口まで運びました。
おじいさんは桃を一口かじります。
桃は口の中で溶け、さわやかな香りが鼻の奥をくすぐります。
かつてない清々しい甘さを湛えた桃に、おじいさんは体が震えてきます。
おじいさんは、体に何かが駆け巡るのを感じました。
柴刈りで疲れ切っていたはずの腕や足に力がみなぎります。
歳で目が悪く、あらゆる物がかすんで見えていたのに、目が開いたかのように、今ではどれもはっきりと見えます。
おばあさんの方を見ると、なんということでしょう!
おばあさんの白髪交じりでカサカサに渇いた髪は、美しい潤いのある深い黒色となり、しわだらけの顔はハリとツヤが戻り、曲がっていた背中も凛と伸びていました。
「ばあさん、その体、どうしたんじゃ! まるで若返ったようではないか!」
「何をおっしゃいます。おじいさんのほうこそ!」
おじいさんは自分の手や足を見ます。顔を触ります。
「なんということじゃ……」
おじいさんは再びおばあさんの方を向きます。
おばあさんは出会った頃のようでした。
唇は紅く、肌は白く透き通り、瞳を澄んでいます。
“本当に美しい”
おじいさんは彼女と出会った頃のように胸の鼓動が早くなり、体中が熱くなりました。
彼女の清い瞳を見ていると、吸い込まれそうになります。
顔を近づけ、唇が重なろうとした瞬間、
「いけません!」
おばあさんは後ろに下がり、手で胸元を隠します。
おじいさんは、おばあさんの垂れていたはずの乳房が、はち切れんばかりに膨らみ、服からこぼれ落ちそうになっているのをいました。
それだけでなく、腰はくびれ、尻が大きく突き出しています。
おじいさんは生唾をごくりと飲みます。
「す、すまない」
おじいさんは顔を伏せました。
そして気がつきました。
枯れていたはずの男の根が大きく隆起していることに。
おじいさんは、はしたなく思い、おばあさんに気づかれないようにサッと後ろを向きました。
「あっ!ごめんなさい。そんなつもりじゃ。」
おばあさんは、申し訳なさそうに声をかけ、おじいさんの肩に手をかけ、振り返らせました。
おばあさんは頬を赤らめました。おじいさんが隠そうとした袴の陰の茎に気づいたのです。
おじいさんは、柴を刈るのは得意ですが、自分の薪雑把を片付けるのはどうもうまくいきません。
“いったい、男の根なのか、陰の茎なのか、薪の枝なのか!”
そう混乱しながらも、おさめようと必死です。
「ばあさん。どうやらわたしのは『きかん棒』でな。はっはっは……。すまない……。」
「おじいさん……」
「……」
「……」
静寂の中、おじいさんは部屋に桃の甘さとは別の匂いに気づきます。
おばあさんの内太ももを見ると、雫がぽたぽたと落ちています。愛に満ちた液で床がぴちゃぴちゃです。
“白く肉づきの良い内太もも。何となまめかしい!”
「……」
「……」
ふたりは見つめ合い、目を離しません。
おじいさんは少しずつ顔を近づけます。
久しぶりのおばあさんのくちびるは、ふくよかで、甘美でした。
おじいさんはそのまま、おばあさんを床に押し倒します。
おじいさんはおばあさんの着物の懐に手を伸ばします。
豊かな乳房は手のひらにおさまりきりません。
柔らかく、すべすべとした滑らかさ。
着物をはだけさせ、乳房をあらわにさせます。
“なんと大きく綺麗な胸じゃ。懐かしい。これはワシのもんじゃ!”
おじいさんは赤ん坊のように胸の谷間に顔を埋め、乳房を揉みしだきます。
赤ん坊がおもちゃで遊ぶかのように、乳首を舌で転がし、つまんではたゆんと揺らします。
おじいさんの乳房遊びの手が、指が、止まりません。
「おじいさん、優しく……」
「すまない。つい力が入ってしまって」
おじいさんは頭を反対に向け、きめ細やかな肌の腹部から舌を這わせながら、へそ、黒い森に覆われたこんもりとした恥丘を越えて、内太ももに顔をうずめます。
“ムチムチとした太もも。このむせ返るような匂い。たまらん!”
おじいさんは、大きく陰された唇に接吻し、愛の溢れる液に湛えられた海の秘めたる貝、黒い森の恥丘から浜へと転がってきた栗、ふたつの海の幸と山の幸を、口にふくむと、
“なんたる美味か! なんたる贅沢!!”
「おじいさん! そこは!!」
赤く充血して大きくなった栗は殻が剥けて、はじけ飛び、貝から潮が噴き出します。
おばあさんは体をビクッビクッとのけぞらせ、大きくくねらせます。
おばあさんはは息を整えていると、顔の近くにおじいさんの腰から伸びる大業の釣竿があるのを見つけました。
釣針からは少し粘り気のある透明なエサが垂れていました。
おばあさんは、そのエサが罠であることを知りつつも、食べたいという欲に勝てませんでした。
「ばあさん、何しとる。やめないか」
「……」
「そんなことされたら、すぐに……」
それでも、カリ高の返しのついた釣針から口を離すことができません。
「あっ、あっ、あっ! だめじゃ!!!」
おじいさんは、よいアタリであることを知りながらも、あわてて腰を引いて糸をばらします。
「一番は、やはり……」
そういうと、おじいさんは、天井を見上げて寝ているおばあさんと向かい合います。
おばあさんの目はとろんと溶けています。
おじいさんのおばあさんの両の足首を持ち
「そろそろ御開帳といこうではないか。」
というと、美しくすらっとした足を大きく観音開きしました。
「なんと美しい。」
おじいさんは観音様に見とれます。
「おじいさん、そんなに見ないで。恥ずかしい。」
おじいさんの、煩悩という悪魔、摩羅が首をもたげはじめます。
おじいさんは黒く光った意固地な摩羅をおばあさんの観音様に挿し入れました。
「なんと暖かく、優しく、やわらかい! ぎゅっと締めつけ、抱いて離さない!」
おじいさんの摩羅は観音様の絶大なる愛に苦しみ、抗い始めます。
摩羅は全身で、おばあさんの腰を何度も激しく打ち付け、華麗に揺れ舞い踊る乳房を鷲掴みにして自由を奪い、むしゃぶりつきます。
「イキそう! ダメ!」
おばあさんが助けを求めようとすると、口を口で覆い、舌で舌を羽交い絞めにします。
摩羅は傍若無人に暴れまわります。
「ばあさん、そろそろ……」
「ダメ。中はダメですよ!」
おばあさんは首を振ります。
「問題なかろう。もうとっくに月のモノは過ぎて去っておろうに。」
「でも私たちは若返りました!」
「それなら逆によかろう。私たちは子を望んだが、恵まれなかった。
もし子をなせば、ふたりと、もうひとりで第二の人生を楽しめるではないか。
若返ったこの身体。また頑張っていこうではないか」
「……」
「ばあさん、愛しているよ」
「おじいさん……こんな時にズル」
「いいか、中で出すからな。」
「え、ええっ」
「中で出すぞ」
「まっ、あっ、ああんっ」
「本当に中で出すぞ」
「ん! んっんん!」
「中に出す!!!」
「私も、イッ」
摩羅は、ドクっ、ドクっ、ドクっ、ドクっ、上下に、左右に何度も飛び跳ねました。
摩羅は本来の性を出し尽くすと、負けを認め、観音様の前から立ち去りました。
白く黄ばんだ、ねっとりした大量の性が、摩羅の跡に残ります。
「ばあさんや、きれいじゃ」
「……」
「こんなに気持ちよく大量に出たのはいつぶりじゃろうか」
「……」
「本当に最高じゃった」
「……」
「ばあさんも気持ちよかったらいいんじゃが」
「……」
「怒っておるのか?」
「……」
「すまない」
「……」
おじいさんは謝りながらも、彼の摩羅は、負けてお堂から去ったにもかかわらず、ビクン、ビクンと、未だそそりたって跳ねまわっています。
観音様の慈愛に満ちたおばあさんは、悪の化身、摩羅にやさしく口づけをします。
「ばあさん、そんなことしなくてもよいんじゃよ。やめておくれ。」
おばさんはジュルジュルと音をたてながら、摩羅の性を丹念に吸い上げ、きれいにします。
「ばあさん。やめておくれ。イッたばかりじゃ。こそばゆい」
「……」
「やめておくれよ。」
おばあさんは聞かずに摩羅を舌で、唇で、愛をもって撫でまわします。
「ほんとうに、やめておくれ。そうしないと……うー」
おじいさんはそう低く呻くと、おばあさんの頭を押さえながら、口の中に、再度、性を放ちました。
おばあさんは一滴残らず口に含めます。
「ばあさん。すまない」
おばあさんは、おじいさんに見えるように、口の中で精根の源の液を転がし、見せつけるように飲み込みました。
「おじいさん、もう終わりですか?」
「ばあさんにはかなわないなぁ」
そう言い合うと、ふたりはお互いの何度も身体を求めました。
おばあさんは上になり、下になり、欲望のまま腰を振ります。
おじいさんは、おばあさんの手と足で陰茎を撫でさせます。
男根を乳房と太ももに挟んでは楽しみます。
上の口、下の口、お尻の後ろと所かまわず薪雑把を突っ込んでいきます。
おばあさんの若さと艶のある身体を使い、彼女の身体のあらゆる場所に性を散らしました。
毎晩ふたりは身体をむさぼりました。
おじいさんは、おばあさんに覆いかぶさり、逃れられないようにしては種を付けていきます。
ふたりは疲れてくると、桃を食べ、元気になると、何度もお互いの身体を楽しみました。
おばあさんの中で果てるのが、おじいさんにとって至福のときで、そのおじいさんを優しく抱くのが、おばあさんの幸せでした。
ある日のことです。
「ねぇ、おじいさん」
「なんだい、ばあさん。」
「私、できちゃったみたい」
「本当かい! それじゃぁ、名前を決めないとなぁ」
「おじいさんたら、気が早いわ。まだ、男の子か、女の子かもわからないのに。」
「男の子だろうよよ。そんな気がするじゃ」
「実は、私もそう思うんですよ。名前も決めています」
「ほう、何て名前だい?」
「私たちを若返らせた桃……。桃から生まれた、桃太郎。よい名前でしょう?」
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