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相変わらず聖女に組み敷かれてる俺ですが、今は襲われる恐怖よりも嘔吐に耐えてプルプル震えている
だって吐いたら自分にかかるんだぞ
下呂塗れる何て嫌だあ!
でもね、聖女に触られたところが鳥肌が立って仕方が無い
「やだぁ怯えた顔、たまらないわ」
違う違う、今はそうじゃない
迫り上がって来たモノに耐えてるだけ
プルプルを勘違いした聖女が目を潤ませ喜び勇んでキスしてくる
唇と唇を重なったまでは耐えられた
だが口の中に異物が入って来るともう駄目だった
口の中を舌が這い回って怖気が………ぁぁもうダメだ………セドとチューしても気持ちいいだけなのに………吐く………堪えきれない…………
舌が歯列をなぞった時、胃で消化途中の物が食道へ遡り等々喉から雪崩式に昼食べた物が流れお互いの口の中を埋め尽くす時、事態は動いた
勿論キスで繋がった聖女の口の中へと流れて行きましたとも
見事ベロチューがゲロチューとなりました
業とじゃないよ
俺悪くないし
自業自得だし
ざまぁした感じかな?
「ローレン!!無事かぁあ!!」
突然ドンガラガッシャーンと倒れる扉!
誰だ!セドだ!
犯人はお休みだったセイクリードさんでした!
セドが助けに来たのだ!
きっと保身を考えたロイが呼んだのだろう
鍵掛かってたか知らんけど
あいつ壊したな
それはまあいい
弁償するの俺じゃないから
聖女が受け取ったからリバ塗れは免れた
良かった
隣で聖女が口移しの昼ご飯でえずいてる
良かった
悪は討伐した
ヒーローおっそ
吐く前に来いよな
折角食べたのにお腹空いた~
「貴様ぁあ私のローンに何をした」
低く低く重く地の底から聞こえてくるような声だった
「ひっ……」
怖い……俺悪くないし……何で??
腹がスースーする
ちょっとはだけたシャツ一一ーーぁ~俺襲われてな
リバース事件でちょっと忘れてた……これは不味い
チラッ聖女を見れば、青褪めてまだえずいてる
ですよね
「殺す」
殺人は駄目だセド
聖女を射殺さんばかりに睨み付けたセドに抱きついた
「相手は俺のゲロ飲み込んである意味瀕死だから帰ろう」
上目遣いにセドを見て哀願する
殺しはいかん
「私はローレンの全てを愛せる。嘔吐物だって愛おしい」
ないわ~
スッとセドから離れ後ろへ俺は物理的にも精神的にも引いた
「ローレン?」
不思議そうな顔で俺を見るな
「帰ろう」
ゲーゲー吐いてる聖女を見たらもういいかな
トラウマになってそうだし
「分かった」
良かった
婚約者が犯罪者だと困る
「だが少し待て」
そう言ったセドは聖女の頭を鷲掴み廊下に出た
分かったんじゃないの?
俺は慌ててセドを止めよとしたらロイがどっかから現れて邪魔をする
ボディーブローをロイに叩き込んでやった
聖女の頭を掴んだまま腕を振り上げ、そのまま振り降ろせば聖女は悲鳴を上げて廊下を滑っていった
あっ!そのまま行くと階段がある
……ぁ…………落ちた…………忘れよう
「セド抱っこ」
両手を拡げて強請れば満面の笑顔のセドが俺を抱き抱えた
疲れた
早く帰りたい
階段下からフレイデル令嬢の歓喜の声がするから大丈夫だろう
今日はもう温かいお風呂に入ってゆっくりしたいな
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