伯爵令嬢の婚約者は執事で王弟で変態です

SEKISUI

文字の大きさ
13 / 43

真夜中の変態4

しおりを挟む
 


 いきなり被害者面する変態
 セクハラを押し付けられたアメリヤ
 そして手の中の白パンには戸惑いしなかい
 「履き替えろ、と……ん?」
 そこで始めて気付いた半ノーパン
 急激に顔に熱が集まる
 「え?ええ?……どうして?……私のパンツ膝上にありますの?」
 迷う事なくビオルヘンを疑いの目で見た
 「フフッ私が脱がしたからだよ」
 変態が胸を張って主張する
 「でもね途中までしか脱がせなかったんだ……アメリアが動くから……」
 憂いを含んだ視線でアメリアを見る
 「ごめんね、でも失敗したのはアメリアの所偽だから責任持って履き替えてね」
 花も綻ぶ微笑みで私がやりましたと享受しながら責任転換が酷い
 免罪もいいところだ
 「やはり私が脱がせてもいいかな?途中だったし」
 今度はモジモジしながら悩ましげな視線を送るビオルヘン
 アメリアはずーっと横座りで無感情で眺めていた
 よく喋る変態だな
 下着泥が何か言っている
 下着ドロに変態だなんて死刑しかない
 地獄に堕ちて永遠に針山でも登っていたらいい
 そしてフルコースを味って悟りを開いて人生やり直せ
 
 よしパンツを履こう
 膝立ちになりアメリアは気合を入れてズリ降ろされたパンツを上げにかかる
 その手をすかさず掴み上げさせまいとするビオルヘン
 パンツ上げ下げ合戦に縺れ合う二人
 シュールな光景だ
 パンツを必死に死守している為アメリアは気付かない
 月明かりが二人を照らしている事に
 パジャマの裾が捲り上がり太腿が露わになっている事に
 ビオルヘンの目が太腿を舐めるように見ている事に
 「キャツ?!」
 アメリアは勢い良く後ろへひっくり返った
 綱引き状態になっていた手をビオルヘンがいきなり離したからだ
 その所偽で裾が更に捲り上がり足のさらなる奥が露わになりかける
 パンツは足の付け根で止まっている
 アメリアは腹筋が乏しいので直ぐに起き上がれない
 このまま足元を広げでもされたら見えてしまうかもしらない
 月明かりはカーテンで遮られてあるとはいえ薄っすら入る明りで見えない保証はない
 アメリアは焦った
 見上げるビオルヘンは悪い顔をしている 
 「パンツをくれればこのまま引き下がるよ」
 ビオルヘンはニヤニヤしながらアメリアの太腿をゆっくりとなで上げる
 「ヒィッ」
 「どうする?私にこのまま生パンツを渡すか秘処を晒すか」
 青褪めるアメリアをビオルヘンは優しい口調で脅しにかかる
 「因みに渡す時は私だと思って大事にしてねと言って必ず手渡しで頂戴」
 あり得ない選択を迫られ心で悲鳴を上げる
 どう考えてもどちらを選択しても痴女だ
 変態がこのまま帰る第三の選択を切実にお願いしたい
 「取り敢えず灯りを付けましょう」
 何も言わないアメリアにもうひと押しするビオルヘン
 「まっ待って……待って……」
 どちらが精神的ダメージが少ないだろうかと必死に思案するアメリア

 「ぅウゥゥゥゥゥゥゥゥ……わっわた………わた……ゥゥわたすゥわよ……」
 嫌だけど
 すっごく嫌だけど
 苦渋の選択をしたアメリアだった
 そして破廉恥なセリフも言わせれたアメリアは瀕死だ
 

 
 「アメリア」
 「何よっ」
 「私は……」
 「何?」
 「見てしまった。一瞬だったけど月明かりで照らされたピンクの蕾を」
 「ピンク?蕾?」
 「瞬間目に焼き付けてしまった。目的は生パンでしたが……ホゥ……今日は極上の日だ」
 ウットリした目でアメリアを視線を送り
 「アメリア」
 「だからさっきから何なのよ!」
 「足の奥が又見えるよ。では朝に」
 ビオルヘンは身を翻しヒラリとベランダから去っていく
 自分の下半身に目をやったアメリアの顔は段々朱にそまっていく
 「バカバカバカバカァァァ死ね!ベランダから落ちろ!!うわぁーーんバカァア!!」
 羞恥と憤怒で顔を真っ赤に染めアメリアはビオルヘンの背に叫ぶ
 
 ビオルヘンは月明りを背に屋根の上で希少アイテム生パンに酔いしれる
 尚何故屋根の上かというと自分の部屋だとアメリアが復活して乗り込んで取り上げられる恐れがあるからだ

 ビオルヘンは難解なミッションをより難解にして見事クリアーした
 「今日もアメリアは可愛いかった」
 変態は生パン片手に微笑むのだった
 
 
 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています

空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。 『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。 「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」 「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」 そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。 ◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)

冷徹団長の「ここにいろ」は、騎士団公認の“抱きしめ命令”です

星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全16話+後日談5話⭐︎ 王都最硬派、規律と責任の塊――騎士団長ヴァルド・アークライトは、夜の見回り中に路地で“落とし物”を拾った。 ……いや、拾ったのは魔物の卵ではなく、道端で寝ていた少女だった。しかも目覚めた彼女は満面の笑みで「落とし物です!拾ってくださってありがとうございます!」と言い張り、団長の屋敷を“保護施設”だと勘違いして、掃除・料理・当番表作りに騎士の悩み相談まで勝手に開始。 追い出せば泣く、士気は落ちる、そして何より――ヴァルド自身の休息が、彼女の存在に依存し始めていく。 無表情のまま「危ないから、ここにいろ」と命令し続ける団長に、周囲はざわつく。「それ、溺愛ですよ」 騎士団内ではついに“団長語翻訳係”まで誕生し、命令が全部“愛の保護”に変換されていく甘々溺愛コメディ!

行き遅れのお節介令嬢、氷の公爵様と結婚したら三人娘の母になりました

鳥柄ささみ
恋愛
お節介焼きで困っている人を放っておけないシアは、数多のご令嬢達から人気の令嬢だ。毎日ファンレターが届き、社交界に出れば令嬢に取り囲まれるほどである。 けれど、それに反比例するように男性からの人気はなく、二十七だというのに嫁の貰い手もないため、毎日母から小言をもらっていた。 そんなある日のこと、突然公爵家から縁談の話が。 シアは公爵家がなぜ自分に縁談など持ち掛けるのかと訝しく思いつつ話を受けると、なんと公爵の後妻として三人の娘の母代わりになれと言われる。 困惑するも、自分へ縁談を持ちかけた理由を聞いて、お節介なシアは嫁ぐこと決めたのだった。 夫になるレオナルドはイケメンなのに無表情で高圧的。三人の娘も二女のアンナを除いて長女のセレナも三女のフィオナもとても反抗的。 そんな中でもお節介パワーを発揮して、前向きに奮闘するシアの物語。 ※他投稿サイトにも掲載中

冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない

彩空百々花
恋愛
誰もが恐れ、羨み、その瞳に映ることだけを渇望するほどに高貴で気高い、今世紀最強の見目麗しき完璧な神様。 酔いしれるほどに麗しく美しい女たちの愛に溺れ続けていた神様は、ある日突然。 「今日からこの女がおれの最愛のひと、ね」 そんなことを、言い出した。

年下男子に追いかけられて極甘求婚されています

あさの紅茶
恋愛
◆結婚破棄され憂さ晴らしのために京都一人旅へ出かけた大野なぎさ(25) 「どいつもこいつもイチャイチャしやがって!ムカつくわー!お前ら全員幸せになりやがれ!」 ◆年下幼なじみで今は京都の大学にいる富田潤(20) 「京都案内しようか?今どこ?」 再会した幼なじみである潤は実は子どもの頃からなぎさのことが好きで、このチャンスを逃すまいと猛アプローチをかける。 「俺はもう子供じゃない。俺についてきて、なぎ」 「そんなこと言って、後悔しても知らないよ?」

エモパレ ―感情が見えるぽっちゃりな私が、オジさま副局長を無自覚なまま搦め捕るまで―

久乃亜
恋愛
前世の記憶を持つぽっちゃり看板娘ハルネは、 人の「感情の色」が視える魔眼『エモパレ』と、持ち前の経営手腕で、実家の香房を切り盛りしていた。 そんなある日、とある事件から、 オジさま――第二調査局副局長、通称「鬼のヴァルグレイ」に命を救われ、 ハルネの理想のオジさま像に、一瞬で恋に落ちる。 けれど、彼がハルネに告げたのは、愛の言葉ではなく ――理不尽な『営業停止』の通告だった!? 納得いかないハルネは、自らの足と異能で犯人を追い詰めることを決意する。 冷徹で無表情な彼だが、なぜかハルネに同行し、過保護なまでに手伝ってくれて……? 「人生2週目」のポジティブぽっちゃり娘と、不器用な冷徹最強騎士が織りなす、 お仕事×捜査×じれじれの初恋溺愛ファンタジー! ※ 第1部(1~3章)完結済み。 毎日投稿中

婚約破棄された堅物令嬢ですが、鬼の騎士団長の娘として宮廷の陰謀を暴くのに忙しいので、美貌のカストラート(実は王子)に溺愛される暇はありません

綾森れん
恋愛
「お前のような真面目くさった女はいらない。婚約は破棄させてもらう!」 婚約者だった公爵令息に冷酷に言い放たれたリラ・プリマヴェーラ。 だが、彼女の心にあったのは悲しみではなく―― 十年前の王族暗殺事件を調査したいという情熱だった。 伯爵令嬢であるリラは、鉄の掟を守る『鬼の騎士団長』の娘。 彼女には恋よりも何よりも優先すべき使命があった。それは、十年前に幼い王子が暗殺された事件の真相を暴き、父を、そして王国を陰謀から救うこと。 婚約破棄直後、彼女の前に現れたのは、天使の歌声を持つ美貌のカストラート(去勢歌手)、アルカンジェロだった。 彼が十年前の事件について密かに調べていることを、リラは知ってしまう。 真相を探るため、リラは彼を自分の音楽教師として迎え入れ、距離を縮めていく。 事件解決の協力者として彼と接するうち、リラは謎めいたアルカンジェロに危機を救われることになる。 しかし、リラは知らない。 アルカンジェロの正体が、十年前に暗殺されたはずの第三王子であることを。 そして彼にとってリラこそが、初恋の女性であることを。 彼は十年間、密かにリラを想い続けていたのだ。 王位を狙う者たちから身を隠すため、声楽の技術を駆使して、教会歌手として大聖堂で生き延びてきたアルカンジェロだったが、王家を巡る不穏な陰謀が静かに動き始めていた。 捜査に猪突猛進な堅物令嬢と、彼女を影から支え執着を見せる、カストラート歌手のふりをした王子。 宮廷の闇を切り裂く二人の恋と事件の行方は――? ※本作は、過去に投稿していた『真面目くさった女はいらないと婚約破棄された伯爵令嬢ですが、王太子様に求婚されました。実はかわいい彼の溺愛っぷりに困っています』の設定・キャラクター・構成を大幅に改稿し、新作として再構成したものです。 物語の結末やキャラクターの掘り下げを強化しておりますので、初めての方も、以前お読みいただいた方もお楽しみいただけます。

処理中です...