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忘れものにはご注意を5
しおりを挟むあの世から現世へ帰ってきた変態はアメリアへ飛び付いた
「アメリアアアアアァァァァァァ!!」
「ヒィッ!」
顔を青くさせたアメリアはビオルヘンの胸の中に収まってしまう
「イッ!イィィイヤアアアアァァァァァァァ!!……はな…離して……」
地肌をアメリアにギュウギュウ押し付けビオルヘン
半泣きのアメリアの首筋に頭をグリグリ擦り寄せる
「冷たくて湿気ってて気持ち悪いよぉ………」
やったのはアメリアだがそんなはことは関係ない
変態はタオルを腰に巻いてるだけの全裸だ
乙女なら全力で逃げたい
どこから見ても犯罪臭しかしない現状
ルビィナはアメリアの隣で混乱と混沌で固まっている
暴れて逃げよとするアメリアをガッチリ抱き締めながら変態はアメリアを堪能していた
「可愛いいカワイイかわいい食べたい」
「イヤ………イヤ……止め………て…………湿気てるし臭いし…………」
ハンスの逆襲か
アメリアは顔を引き攣らせそのまま気絶した
令嬢らしく気絶していた時間は5分間
ビオルヘンはアメリアを味わっていた
「ああいい匂い」
アメリアの髪に顔を埋め大きく息を吸い込む
変態の行動は止まらない
首筋をペロリ、チュッ、ベロリ
「甘い……アメリアは汗まで美味しい」
耳をスンスン、ハムハム、ペロン、チュッ
「ちょっと位食べてもいいよね」
唇をペロリと舐めてチュッとバードキス
ピクリとアメリアの指が動く
眩はゆっくり開きビオルヘンを見る
意識を取り戻したアメリアは腕をビオルヘンの腰に回して強く抱きしめた
「……アメリア………」
両手をガッチリ組んでビオルヘンを背中を力一杯絞める!
「アメリア?」
「ビオルヘン」
優しく名を呼ぶアメリアにドキドキするビオルヘンだったが急に視界が反転する
「死ねぇぇぇぇぇ!!変態ぃぃぃぃ!!」
ゴスッ!
「ゴフッ!!」
アメリアがビオルヘンごとブリッジして変態の頭を地面に叩き着けた
アメリアのフロント・スープレックスが決まったのだ
相手の油断を付いて見事に決まり変態の首を90度に曲げる
因みに背後から決めるとジャーマン・スープレックスとなる
普通の人なら重症だ
ビオルヘン程の変態なら軽い軽い
だからこうなる
「いい眺めだな」
首が90度に曲がったまま下からアメリアのパジャマの中を覗いている
「ピンクのレースとは可愛いアメリアにピッタリだ」
アメリアはゴミを見る目で変態に足を振り下ろす
変態は避けない
「もっと踏んで………アメリア」
飛び退るアメリア
末期な変態に打つ手無し
「ルビィナ替わって」
「無理です!」
愉悦にビオルヘンが笑う
「フフッアメリアは恥ずかしがりやさんだな」
足を上にかがけ下に下ろす反動でビオルヘンはタオル一丁で立ち上がる
そんなビオルヘンにお前が恥ずかしがれと二人は思った
年頃の娘二人を前にして慎みをもつがいい
後ずさる二人
躙り寄る変態
「アメリア……そんな姿で私を誘惑するなんていけない人だ」
「はっ?」
「お嬢様パジャマが……大変」
ルビィナはアメリアの前に立って変態からアメリアを隠す
「パジャマ?」
パジャマは透けていた
「キャアァァ!」
胸を手で急いで隠す
濡れた変態に抱かつけれて濡れた白いパジャマはアメリアを艶めかしい姿に替えていた
「私の体液とアメリカの出汁が混ざり合い、布に染み込み透けて私の私を刺激する。ピンクの頂きはいやらくしてたまらない………ルビィナ隠しても私の目には焼きつけた」
動けぬアメリアに頬を染めて変態が扉へ向う
「せっかく冷えた体が火照ってきたので今日はこれで部屋へもどるとしよう」
ハンスは見ていた
物陰からこっそりと巻き込まれたくないので
変態が去った後アメリアはベッドで項垂れていた
今日も負けた………アメリアは変態の生命力に負けたのだ…
分かっていたが……この世は不純利。殺れなかったことだけは悔やまれる
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