伯爵令嬢の婚約者は執事で王弟で変態です

SEKISUI

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人体実験2

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 「お嬢様~起きて下さい」
 寝に戻ったアメリアは起きない
 二度寝は気持ちがいいものだ
 「先に実験しちゃいますよ」
 アメリアは目覚めた
 「こちらをお使い下さい」
 差し出された濡れタオル
 乙女の尊厳を守る為よだれ跡を拭き取る
 「ではこちらにお着替え下さい」
 部屋着をベッドの中で着替える
 パジャマは変態をチラリと見てルビィナは素早く回収した
 ベッドから出たアメリアは自分で実験の邪魔にならないように髪を後に縛りお団子に
 「完璧ね」
 「まだです。これを」
 マスクと手袋とトングをルビィナは差し出す
 「イケナイ。イケナイ。奴を殺る前にわたしが殺られるわ」
 取り扱い注意の物にはこの3点セットは基本だ
 
 吊るされた変態の下には鍋、その下には即席コンロ
 鍋の中には熱湯
 「では実験を始めます。1番のパンスト」
 お鍋の中にポチャン
 匂いは熱すると濃くなる
 効果は直ぐ現れた
 鍋の上の変態の顔色は青から肌色へ
 そしてピンクから赤へと頰は蒸気していく
 「ハァハァ………こ…これは………アメリアの匂い」
 目はランランと輝いて
 「誰か!誰か!それを私の口にいれてくれ!ほしい!欲しい!私の物だ!」
 パンストは食べ物ではない
 「次」
 騒ぎ出した変態は無視するようだ
 1番のパンストを回収して2番のパンストを入れる
 「……………………」
 静かになった
 顔色も普通だ
 顔を無にした罠に嵌ったただの人
 「次ー!」
 3番のパンストをポチャン
 「……お……お嬢様……こちらへ」
 アメリアを鍋から距離を取らせる
 熱湯に変化はないが怪しき匂いが立ち昇る
 「グハァッ!ゲボッゲホゲホゲホッ……」
 大変だ顔を土気色にして変態が血を吐いた
 「ルビィナな3番は誰が履いたもの?」
 冷静にルビィナにアメリアは問う
 「旦那様とハンスと隊長といった臭いが弱い順番に中年3強に履いて頂いた一品で御座います」
 「何と強烈な物を!素晴らしい………何て威力。とどめを刺すわよ。今この時をもって変態の時代を終わらさなければ!ハンス鈴蘭の根を鍋へ」
 泣きながらハンスは花ごと鍋にそっと入れる
 ハンスは手袋はしているがマスクはしてない
 だって鍋の異臭はハンスの足の臭いでもあるからだ
 自分と同じ加齢臭何てへっちゃらさ
 マスク何て不要だよ
 でも涙は止まらない
   
 「大変です!お嬢様ぁ殿下が!殿下が!持ち直し始めました」
 些か顔色が良くなっている変態
 「どうして?!」
 「原因は花の匂いがオヤジ臭を緩和したものと思われます。毒は直接飲ませた方か良かったのでは!ということでこれを」
 ルビィナが瓶をアメリアに渡す
 瓶の中には1輪の紫の花
 「花?これは」
 「トリガブトです」
 誰を殺るつもりでいた 
 恐ろしい子
 「取り扱いには注意して下さいね。全てに毒があるので直接手で触るのは危険です」
 「どうしたらいい?鍋に入れる?直接食べさせる?」
 ルビィナは首を振り
 「遣り方は知りません。取り敢えず何かの時に役に立つかと手に入れておいただけなので」
 暗殺者以外は必要は無いはずだ
 
 
 

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