3 / 4
さん
しおりを挟む2匹目を駆除したシャーロットは3匹目が現れる前にその場を離れる事にした
少し空腹を感じ、あまり人がいない料理が並べられたスペースのデザートコーナーへ移動する
色とりどりの甘味は心を擽り全てをコンプリートせねばと意気込む
先ずは高級感溢れるチョコから攻めるとしよう
薔薇の形をしたチョコを口に入れればほろ苦さが口に広がった。
「大人の味ね」
苦さの後には中に入っていた甘いクリームが幸せに浸らせる
これぞ飴とムチ
「素晴らしい……」
シャーロットは舌鼓をうちながら次の可憐なピンクの薔薇(チョコだけど)に手を伸ばそうとした時だった
「…………シャー……ロッ…ト…………」
自分を呼ぶ声が聞こえたような気がした
……一瞬手が止まる……だが振り返りはしない
再びチョコに手を伸ばす
「ウフフッこれも美味しい……」
シャーロットは気にしない
聞こた気がしただけだから
「次はどれにしようかな」
「シャーロット……」
今度ははっきりと聞こえたので仕方なく
仕方なく振り返る
「こんにちはクルス様」
クルスが木枯らし背負って立っていた
腕に青褪めた女性をぶら下げて
「すまないシャーロット………私と婚約破棄してほしい」
はぁっ!?っと低い声が漏れ出そうになったが令嬢である事を思いだす
「いきなり何をお言いになるのかしら?脳に空気が足りてないのですか?それも挨拶もなく人としてなっていませんよ」
アルカイクスマイルで答えるが甘い一時を邪魔されてきつい言葉が出てしまう
シャーロットが令嬢に視線を移すと何故かしきりに首を横に振ります
婚約破棄の場のセオリーといえば令嬢はか弱い振りして婚約者にベタベタしてニヤリ顔のはず
婚約者も婚約者で上から目線で偉そう口上をたれしたり顔………の雰囲気の欠片もなく悲壮感しかありません
「……したくない……本トはしたくない……」
何かブツブツ言ってるクルスをチラリ
病んでる?
令嬢をチラリ
壊れた玩具みたいにまだ首を左右に振っております
すすり泣きまで始めました
怖い……
この現状に頭を痛めるシャーロット
今日何があった?!
聞きたくない
すっごく聞きたくない
帰りたい
「クルス様そちらのご令嬢はどなたかしら?」
シャーロットの言葉にビクリと体が跳ねる
「クロモン子爵家のカーラだ。うちで侍女として先週から働いてくれている」
2
あなたにおすすめの小説
あんなにわかりやすく魅了にかかってる人初めて見た
しがついつか
恋愛
ミクシー・ラヴィ―が学園に入学してからたった一か月で、彼女の周囲には常に男子生徒が侍るようになっていた。
学年問わず、多くの男子生徒が彼女の虜となっていた。
彼女の周りを男子生徒が侍ることも、女子生徒達が冷ややかな目で遠巻きに見ていることも、最近では日常の風景となっていた。
そんな中、ナンシーの恋人であるレオナルドが、2か月の短期留学を終えて帰ってきた。
乙女ゲームのヒロインに転生したのに、ストーリーが始まる前になぜかウチの従者が全部終わらせてたんですが
侑子
恋愛
十歳の時、自分が乙女ゲームのヒロインに転生していたと気づいたアリス。幼なじみで従者のジェイドと準備をしながら、ハッピーエンドを目指してゲームスタートの魔法学園入学までの日々を過ごす。
しかし、いざ入学してみれば、攻略対象たちはなぜか皆他の令嬢たちとラブラブで、アリスの入る隙間はこれっぽっちもない。
「どうして!? 一体どうしてなの~!?」
いつの間にか従者に外堀を埋められ、乙女ゲームが始まらないようにされていたヒロインのお話。
モブの声がうるさい
ぴぴみ
恋愛
公爵令嬢ソフィアには、幼い頃より決まった婚約者がいる。
第一王子のリアムだ。
いつの頃からか、ソフィアは自身の感情を隠しがちになり、リアム王子は常に愛想笑い。
そんなとき、馬から落ちて、変な声が聞こえるようになってしまって…。
悪役令嬢に転生したにしては、腕っぷしが強すぎます
雨谷雁
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公は、悪役令嬢セラフィナ。
本来ならヒロインをいじめ、最後は断罪される役だ。
しかし彼女には一つ問題があった。
前世の影響で、異常に腕っぷしが強いのである。
悪役らしく陰で動こうとしても、トラブルが起きれば拳で解決。
剣術教師より強く、騎士団にも勝ち、結果的に周囲から恐れられる存在になる。
そのせいで、断罪イベントは次々失敗。
ヒロインや王子たちとの関係も、ゲーム通りには進まない。
破滅を避けたいだけなのに、
力が強すぎて世界の流れを壊してしまう――
これは、物理で運命をねじ曲げる悪役令嬢の物語。
本音と建前のお話
下菊みこと
恋愛
感じることはあれどもあえてなにも言わなかったお話。
そしてその後のタチの悪い仕返しのお話。
天使様がチートなご都合主義のSS。
婚約破棄しない、けれどざまぁは過剰に、そしてただただ同じことをしただけのお話。
小説家になろう様でも投稿しています。
貧乏男爵家の末っ子が眠り姫になるまでとその後
空月
恋愛
貧乏男爵家の末っ子・アルティアの婚約者は、何故か公爵家嫡男で非の打ち所のない男・キースである。
魔術学院の二年生に進学して少し経った頃、「君と俺とでは釣り合わないと思わないか」と言われる。
そのときは曖昧な笑みで流したアルティアだったが、その数日後、倒れて眠ったままの状態になってしまう。
すると、キースの態度が豹変して……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる