伯爵は借金の形に公爵家へ嫁ぐ

SEKISUI

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災害は人の判断まで狂わす

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 「すまないお前達、私が不甲斐ないばかりに我が家はこのままだと没落して身売りしなければならなくなる」
 伯爵が子供達に現状を苦悩を滲ませ伝えた

 ザワード伯爵領はこの2年、雨量が足らず野菜が育たない為に不作が続きザワード領域の領民は疲弊していた
 水不足で川は干上がり井戸水も枯れかけている
 最初の一年は蓄えで凌いだが2年目ともなると貯蔵庫も残り少ない
 そこへ恵みの雨と思い機や大量の雨が降り続いて川が決壊してしまう
 川は水位を増し氾濫して近くの家々を浸水させた
 増水した川の水は勢いを付け橋を破壊し流し領民を更に苦しめる
 2年前までザワード伯爵領民は裕福ではなかったが移住食に困る生活ではなかった
 だが度重なる災害で明日のパンにも困る生活を強いられることとなった
 水浸しの土地は座ることすら出来ない
 何とか領民と協力して土地から水を吐き出し人が通れる道を確保する
 破壊された橋を通れず大きく迂回しなけらばならなくなり不便をしいられ人々の心を重くする
 次第に資金も底を付き、今は借金をして何とかしのいでいるが、復興が思うように進まず伯爵家の借金だけが増えていく
 このままでは冒頭の言葉が本当になってしまう
 自分などどうでもいいが子供達にはそのようなことはさせたく無い
 だからと言って打開策も思い付かず伯爵は頭を抱える日々が続く

 そんな伯爵家に一通の手紙が届いた

 「支援と借金を肩代わりする代りに貴方を妻に頂きたい」

 この手紙の主はフェイサム公爵家の当主からの手紙だった

 ザワード伯爵は藁にもすがる思いでその申出を受ける事にした
 だが伯爵はこの手紙で大きな勘違いをしてしまう
 伯爵は娘への結婚の申出だと思っていることだ、後々自分の首を閉めることとなるとも知らず家族で喜んだ
 
 
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