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年貢の納め時間近
しおりを挟む婚姻届にサインして2週間が過ぎた
まだ私と公爵は清いままだ
だから私のバックは未貫通だ
このまま守り通したい
公爵には結婚式までに初夜の心得を学びたいと待てを躾けている
初夜の心得なんぞ知らんがな
おっさんに期待するのが間違っている
38歳のおっさんが初夜のテキスト広げたらキモくない?
だいたい騙される方が悪い
リルアがお父様にってウキウキしながら秘蔵書を渡してくる
気持ちが滅入るのでやめて頂きたい
速ゴミ箱行きだ
娘にそんな本を渡される父親の身になって考えてもらいたい
トイレの便器に嵌って抜けなくなる位に哀しい
自分がハズレクジを引いた後に大当たりが出た時位に心が荒む
娘よ、お父さんを追い込まないで
切実に思う
後一週間で結婚式だ
もう後一週間で私は公爵に色々されて知りたくない世界を体験してしまう
私が生娘の様にやめてぇーとか言って恥じらうのは精神的にくる、だからと言ってさっさとやればいいと男らしく股を開くのも嫌だ、大体から私がアハーンやウフーンと鳴く世界など知りたくない
あー嫌だ、子供のように手足をばたつかせて駄々こねたい
結婚式が済むまでは断固として伯爵家で過ごしている
何故か公爵が毎日来る
暇なの?
帰る時必ず私をお持ち帰ろうとする
拒否るけど
息子も形だけは断ってくれる
「ヤメテアケゲテ下サイ。結婚式ガ終ワルマデハ」
棒読みで
末息子だけは可愛い、純粋で
「お父様今日もお仕事お疲れ様です」
毎回労ってくれる
そんな末息子は公爵家の跡取りとして私の一ヶ月遅れで公爵家へ行く
私が気を失ってる間に決まっていた
逃げ道など1ミリもない
憂鬱だ
何故おっさんの私なのだ
小じわがそろそろ気になるお年頃
まだ白髪はない
剥げてない
いっそスキンヘッドにしたらツルツルのピカピカで光って後光をさされた錯覚を起こして目が覚めてくれないだろうか
でも私スキンヘッドは似合わないんだよね
まだ歯槽膿漏には早いし
太ってみるか……脂ぎってテカテカのギトギトになるのは私が嫌だ
清潔感大事
頑張れば加齢臭位出せるかもしれない
必殺技は加齢臭って地味に私にもダメージが来る
子供達に加齢臭いって言われたらショックだな
得に末息子にお父様臭い近寄らないでって言われたら徹夜で並んだのに自分の前で完売した時位のダメージはあるな
今は伯爵だった2週間前が懐かしい
現在一応公爵夫人
中年のおっさんですが
亡き妻もグイグイ来たが旦那になった公爵もグイグイ来るよね
隙あらば公爵チューとかしてくるし、舌入って拳で語り合ったりしてる
私流されやすいのかな?
気が重い、等々鬱を発症するかもしれない
だが嫁に行かないわけにはいかないのだ
私1人を公爵の生贄に捧げれば家族も領民も路頭に迷わずに済む
子供達も犠牲って言ったし
ああ~せめて相手の性別が女性なら良かった
この際女性なら初老の方でも良いし、ゴリラ並のアマゾネスでも取り敢えず雌だ、私の後穴は守られる
『ウッホ』とか言われたら引くかもしれないかど
現実を直視して戻ってくるよ
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