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ピンチはレべルアップして待っていた
しおりを挟む「んん……どうして私はここに?」
令嬢の必殺技『気絶』を繰り出した私は目覚めた
見慣れた自分の部屋の天井が目に入る
「起きても大丈夫ですか?」
「えっ?」
声をした方を見れば公爵がいた
「ヒッ!@×○↑↑な↑↓@なナぜweぁbn○×p」
言葉にならない悲鳴が口から漏れる
「気を失ったのでベッドに、俺が、運びました。貴方は羽のように軽く。家まで持って帰りたくなりました」
あぁ……そうか……脳が考えるのを放棄したのか
再び現実逃避したくなった
でも場所が悪い
「いえ。それは遠慮願います。どうして貴方が私のベッドにいるのです?」
多少細かろうと私は標準サイズのおっさんだ
羽とはそれは無重力の羽か
そして何故一緒に寝ている
体を寄せるな
「離れて下さい」
壁と公爵に挟まれて狭い
公爵の後は随分余裕がありそうですが見えない人でもいるのですか
ダブルベッドだから大人の男性2人寝ても狭くないはずだ
だがそんな問題ではない
私のピンチはレベルが上がっていた
目と鼻の先に公爵がいるので逃げ場がない
服は着ているので、まだ、大丈夫
公爵を押すがビクともしない
「夫婦なのだから一緒のベッドにいても不思議ではないですよ」
公爵が不思議ちゃんだ
「まだ私達は赤の他人です。お帰りはあちらです」
扉を指す私に公爵が微笑む
「ルー。慎ましやかなところも可愛い」
うぎゃっ足を絡ませてくるな鳥肌が立つ
「愛称呼び許してませんよ」
「ツンな貴方も可愛いい」
やめろぉぉ足先で私の膝小僧を触るなぁ
ゴスッ
「すみません。手が滑りました」
私の拳は公爵のボディーを打った
「いけない手だ。フフッ」
頬を赤く染め喜ぶ公爵はダメージゼロ
そして私はカウンターで心理的ダメージを負った
殴った腕が痛い、公爵の腹は硬かった
右腕負傷
私の方に更に近寄って来る
押してもだめなら引いたらぁ私の貞操の危機だ
ひぃぃ尻を掴まれた
いやいやいや引いてないよ!ずっと押しっぱよ
後に壁、前に変態公爵
私は壁と同化したい
「ぁあ貴方はどのように乱れるのでしょうか」
ギラギラした肉食獣の瞳を宿す公爵に私は喉を引くつかせ、体が強張る
やめて揉まないでぇ私の薄っぺらい尻揉みながら公爵の息が荒い
「しょしょしょやまではフゥ清イナカデオネガイジマズ」
いゃぁあ誰かぁぁあああ!!助けてぇえええええ!!犯されるぅうう!!!
子供達イイイイイ!た~すけて~~!!お父さん女の子にされちゃうぅうぅぅぅ
青ざめる私、鼻息荒くニヤつく公爵
私はもう駄目だぁあと半泣きになり掛けた時、扉がノックも無しに開かれた
「お父様具合はどうですか?」
リルアとサイラスだった
助かったけど助かってない
この態勢を見られるのはとても情操教育に良くない
リルア私に向かってサムズアップをしない
「お取り込み中申し訳ありません。ですがお戯れはその位でお願いします公爵」
やめて、謝らないで、気を使わなでぇお父さん恥ずか死ぬから、でも息子よありがとう
リルア舌打ちしない
「おやここまでのようだ。ルーも起きたことですし応接室に戻りましょう」
公爵がベッドから出て行く姿にホッとする
再び私達は応接室に戻った
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