美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました

SEKISUI

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 心の狭いクルー様
 プルトック並じゃない?せめて本体の缶位にしましょうよ
 まぁそれは置いといてヒローイン君どうする?
 「チッ」
 小さくヒローイン君が舌打する
 本性ちょっと出ましたね、まだまだ序盤ですよ
 すっと立ち上がりヒローイン君はワザワザ私にぶつかって横を通り過ぎようとする
 「モブは大人しく僕の踏み台になれ、このブス」
 去り際に耳元で囁かれた
 「ひゃっんん」
 悲鳴が口から飛び出た私は悪くない
 耳凄く弱いんですよ
 クルー様と出会ってから耳を責められない日はなかった。年々感度レベルが高くなってる為刺激に注意、でないと魔王が来ます
 台詞を耳元で言われれば当然息も掛りますよね
 「んぐっ?」
 直ぐにクルー様に腕を引かれて抱き締められた
 チラ見した私の目にはヒローイン君はガクブルしてる姿が写ったよ
 顔は蒼白だった
 私の知ってる展開と何かちょっと違う
 まぁクルー様ってば黒い霧を出すのはお止め下さい
 深淵を覗かせる笑顔は精神に悪いです
 そういやぁブスって言われたな
 見た目儚げな美少年から見たらモブでしかない私はそうなの?○ャニーズに入れてもらえる位と思うんだけど
 「クルー様ボクって不細工?」
 「ライルはおバカだけど可愛いいです。閉じ込めたくなる可愛さです」
 一言多くない?可愛いだけでいいよね、あと監禁はちょっと、軟禁ならまぁ出不精なので許容範囲ですけど
 「ライルあれに見えるが不細工ですよ」
 ヒローインを顎で指すクルー様
 「あれは体から滲みでた不細工汁が固まった不細工の細胞で固められた不細工100%、どこをとっても不細工、ブサ可愛いではなく穢れた不細工です。ライル見てはいけません。不細工が移ります」
 移りません
 どれだけ不細工言うの
 ヒローイン君も可愛いは連呼される事はあっても不細工連呼されるのは人生で初めてじゃない
 美神に愛されたクルー様だから言えるけど、普通の方はあの顔に言えないよ
 ヒローイン君の顔は赤紫から青へ、青から白へ、白から灰色へそして真紅に落ち着いた
 顔を真っ赤に目は吊り上がり眉間は縦線2本
 ヒローインとして失格ですよ
 「はぁ!!ちょっとお!!!不細工不細工って僕のどこが不細工なんだよ!!!こんな美少年捕まえて!!」
 更に顔を真っ赤にキィキィ吠えるヒローイン君
 さっきのガクブル何処行った
 沸点低いぞ、着火型ですかな
 プライドが勝ったのか、でも今はドブに捨てとけ命が欲しいなら
 相手見て言った方がいいよ
 消されるよ、物理的に
 でも私だって侮辱されて気分が悪いのよ
 「鏡みよ鏡み、この場で一番不細工なのはだ~あれ?」
 攻めちゃうよ、私のバックに魔王様
 私は虎の威を借る狐でOkなんで、全然問題無い
 どんどん借りちゃう、調子にのっちゃうよ
 「それは貴方です!」
 鏡を素早く出してヒローインに向ける
 意味が分からず勢い削がれキョトンしているヒローインの目が段々吊り上がって行く
 あっ脳に浸透した
 般若だ般若に変身したなヒローイン君、般若マンだ!
 「ァ嗚呼!!巫山戯んなこのちびが!!」
 叫ぶヒローイン、ぶりっ子しなくていいの?
 では代わりに私がしましょう
 「キャー、クルーさまこわ~い」
 どうヒローイン君
 同じみの台詞を棒読みで、チラッと見たヒローイン君は吊り上がった目を私とクルー様を行来して、手を奮わせ悩んでる
 私は安全地帯のクルー様の腕の中、手が出せまい
 でも私だってここから逃げれないのよ貴方のせいで!
 腕でガッチリ抱き締められて困ってるんですからね!
 それにしても私が読んでた小説のザマァヒローインの中でも質が悪いな
 見た目と経歴は合格なのに残念だ
 可哀想になってくる
 不憫な子
 「心が醜く、顔が不細工なので、生きる価値無し、可哀想に、もう、死んだ方がいいですよ」
 クルー様が死止めに掛かった

 そしてヒローイン君は負けを認め本気泣きして走って行った
 クルー様恐いよね
 頑張れヒローイン君
 もう私に構わないでね
 強く生きるんだぞ
 でも廊下は走ってはいけませんよ

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