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白い病室の目覚め
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最初に感じたのは、消毒液の匂いだった。
佐藤陽介は、まぶたの奥に鈍い痛みを感じながらゆっくりと目を開けた。視界に広がるのは白い天井。見知らぬ部屋。窓から差し込む柔らかな光。
(ここは……どこだ?)
一瞬、自分がどこにいるのかわからなかった。混乱した頭の中で、必死に記憶をたどる。
「……っ」
口を開けようとすると、唇が割れそうなほど乾燥していた。
「陽介……!目を覚ましたのね?」
女性の声だった。見覚えのある顔。彼女の目は赤く腫れていて、涙が溢れている。
「お母さん……?」
自分の声が、かすれて聞こえた。
「よかった……本当によかった……」母は陽介の手を握りしめ、肩を震わせて泣いた。「医師を呼んでくるわね」
母が部屋を出て行くと、陽介はゆっくりと周囲を見回した。白いカーテンとベッド。枕元には何やら見慣れない機器があり、少しずつそこが病室だと気づいた。
自分の腕には点滴が刺さっている。窓の外には桜の木。満開の桜。
(桜……?冬だったはずなのに……)
ドアが開き、白衣を着た医師が入ってきた。母と、そしてもう一人の男性が後に続いている。見知らぬ顔だった。いや、どこか懐かしさを感じる顔。
「佐藤さん、目が覚めましたね。良かった」
医師が笑顔で言った。
「なぜご自身がここに居るのか理解されていますか?」
陽介は首を横に振った。
「そうですか」
少しだけ寂しそうに微笑んだ医師が続ける。
「私は主治医の山田です。佐藤さん、あなたは交通事故に遭いました。脳に損傷を負って、3週間ほど意識不明の状態でした」
「3週間……?」
陽介はぼんやりと呟いた。
「3週間……?そんなはずはないです。だって、まだ、冬で……」
陽介は混乱した。最後に覚えているのは、大学の卒業制作に追われていた記憶。卒業間近で、一人残った部屋でかじかんだ手で石膏を削っていた。あの時はまだ12月で、雪も降っていて……。
「今、何年……?」
ぽつりとつぶやいた言葉に部屋の空気が一瞬凍りついた。
「2025年の3月よ」
母が静かに答えた。
「そう……ですか」
(そんな……5年も経っている……?)
「記憶喪失は脳の損傷による一般的な症状です」
少しだけこれまでより明るく医師が説明を続けた。
「検査の結果、幸い身体機能への深刻な影響はありませんでした。ただ、事故前の数年間の記憶が失われている可能性があります」
陽介は言葉を失った。5年間の記憶がない。大学を卒業した記憶もない。今の自分が何をしているのかも分からない。
そのとき、後ろに立っていた見知らぬ男性が一歩前に出た。
「陽介……」
その声には、どこか懐かしさがあった。低く、柔らかな声。心地よい声。陽介の体が微かに反応するのを感じた。
「あなたは……?」
男性は微かに表情を曇らせたが、すぐに柔らかい笑顔を作った。
「三浦健一だ。覚えてないか」
「三浦……?」
その名にも聞き覚えがある気がした。どこかで会ったことがあるような。
陽介はしばらく考えていたが、何も思い出せなかった。でもなぜか胸が締め付けられるような気持ちになった。なぜか目の奥が熱くなる。
「ははっ、とにかく目覚めてくれてよかった。幼馴染だよ。小学校からの付き合いだ」
陽介は必死に記憶を探った。三浦健一……確かに小学校に同じ名前の子がいた気がする。でも、目の前の大人の姿と結びつかない。
「すみません……はっきりとは……」
「気にするな」
健一は微笑んだ。その笑顔に、陽介は奇妙な安心感を覚えた。
「時間をかければ、少しずつ思い出すかもしれないし、俺がいろいろ教えてやるよ」
「三浦くんは毎日のように見舞いに来てくれていたのよ。仕事が終わるとすぐに駆けつけて、夜遅くまで付き添ってくれたの」
母の言葉に陽介は驚いて顔を上げた。
「毎日……ですか?」
健一は少し恥ずかしそうに笑った。
「大げさにしないでください。親友として当然のことです」
親友……。その言葉が妙に引っかかった。
医師は陽介の状態を確認した後、詳しい検査のスケジュールを説明し、部屋を出て行った。母も「少し休んでいらっしゃい」と言って席を外した。
部屋には陽介と健一だけが残された。
沈黙が流れる。
健一は窓際の椅子に腰掛け、陽介をじっと見ていた。その視線に何か深いものを感じ、陽介は落ち着かない気持ちになった。心臓が少し早く鼓動するのを感じる。
「本当に……何も覚えていないのか?」
「大学時代までは覚えているけど……その後のことは全く……。三浦くんとはどんな関係だったんだ?」
健一は一瞬、言葉に詰まった。
「幼馴染で、大学でも一緒だった。お前がファッションデザインを専攻して、俺はインテリアデザイン。実際に仲良くなったのは卒業後だけどな。互いの仕事を応援し合ってた……そんな感じだ」
「今、僕は何をしているんだ?」
「有名ブランドのデザイナーだよ。この前も新作コレクションが評判になった」
健一は誇らしげに言った。
陽介は自分の手を見つめた。ついさっきまで石膏を削っていた、そして、今はデザイナーの手。記憶にない人生。
「家族は?恋人は?ほかに……関係する人は……、さっきのは母であってるよな……?」
健一の表情が一瞬こわばった。
「はは、あぁ、そうだよ。お前んち父親とは少し……複雑な関係だったみたいだけどな」
そこで健一は言葉を切った。
「恋人は……最近はいなかったと思う」
その「最近は」という言葉選びが気になった。陽介は追及しようとしたが、なぜか口にできなかった。
「退院後のことだが」
少し空気を入れ替えるように健一が話題を変えた。
「医師は最初の数週間は一人暮らしは避けた方がいいと言っていた。お母さんの家に戻るという選択肢もあるけど……」
「それは……」
自分の年齢を考えると、母親の家に戻るのは何だか違和感があった。それに大学時代から一人暮らしだったし、いまさらそれも少し恥ずかしかった。
「よかったら、しばらく俺のマンションに来ないか?広いし、二人分の部屋もある。何か思い出すきっかけになるかもしれないし」
その提案に、陽介は不思議と抵抗を感じなかった。むしろ、この見知らぬようで懐かしい男性の近くにいると安心する感覚があった。
「ありがとう。そうさせてもらおうかな」
健一の表情が明るくなった。その瞬間、窓からの光が彼の横顔を照らし、陽介の胸に奇妙な感覚が走る。体が少し熱くなる。
(なんだろう、この感じ……)
「よし、決まりだな」
健一が笑った。
笑顔の健一を見ていると、胸がざわめくような感覚。
「あ、そうだ、これ、お前の」
健一は立ち上がり、バッグから何かを取り出した。手に取ると小さなスケッチブックだった。
「事故の日、持っていたものだ。医師に確認したけど、見せても大丈夫だって」
開くと、そこにはファッションデザインのスケッチが描かれていた。線の引き方、色使い、線の癖、どれも自分の絵……という雰囲気があるが、それでも自分が知っている自分の絵よりも数段洗練されているように感じる。
「これが……僕のデザイン」
ページをめくると、男性用の衣装のデザインが続いていた。洗練されたスーツ、カジュアルなジャケット、大胆な露出が多い作品も。そして最後のページには、半分だけ描きかけのデザイン。そこには『健一』と描かれていた。
「これは……」
「事故の直前に描いていたものだ。お前は『健一のために』と言っていた」
健一が静かに言った。
陽介は描きかけのデザインを見つめた。確かに目の前の男性にフィットしそうなイメージだった。
「すごく……親しかったんだな、僕たち」
健一は一瞬、悲しそうな表情をした。すぐに笑顔に戻したが、その目には何か言葉にできない感情が宿っていた。
「ああ……とても親しかった」
陽介の心に、何かが引っかかる感覚。ここには語られていない何かがある。でも今は、そこに踏み込む勇気がなかった。
「三浦くん……」
「健一でいいよ。前はそう呼んでたから」
「健一……」
その名前を口にした瞬間、唇に不思議な懐かしさを感じた。まるで何度も何度も呼んだ名前のように。心臓が少し早く鼓動する。
「健一、ありがとう。これからよろしく」
陽介が差し出した手を、健一はゆっくりと握った。その手の温もりに、陽介の体が微かに反応するのを感じた。手から電流のようなものが走る。
(この感覚は……一体……)
春の陽光が二人を優しく包み込む。それは新しい始まりの光だった。でも陽介の胸の内には、失われた5年間の記憶と、健一という存在が秘める謎が影を落としていた。
記憶は消えても、体は何かを覚えている。それが何なのか、陽介はまだ知らなかった。
佐藤陽介は、まぶたの奥に鈍い痛みを感じながらゆっくりと目を開けた。視界に広がるのは白い天井。見知らぬ部屋。窓から差し込む柔らかな光。
(ここは……どこだ?)
一瞬、自分がどこにいるのかわからなかった。混乱した頭の中で、必死に記憶をたどる。
「……っ」
口を開けようとすると、唇が割れそうなほど乾燥していた。
「陽介……!目を覚ましたのね?」
女性の声だった。見覚えのある顔。彼女の目は赤く腫れていて、涙が溢れている。
「お母さん……?」
自分の声が、かすれて聞こえた。
「よかった……本当によかった……」母は陽介の手を握りしめ、肩を震わせて泣いた。「医師を呼んでくるわね」
母が部屋を出て行くと、陽介はゆっくりと周囲を見回した。白いカーテンとベッド。枕元には何やら見慣れない機器があり、少しずつそこが病室だと気づいた。
自分の腕には点滴が刺さっている。窓の外には桜の木。満開の桜。
(桜……?冬だったはずなのに……)
ドアが開き、白衣を着た医師が入ってきた。母と、そしてもう一人の男性が後に続いている。見知らぬ顔だった。いや、どこか懐かしさを感じる顔。
「佐藤さん、目が覚めましたね。良かった」
医師が笑顔で言った。
「なぜご自身がここに居るのか理解されていますか?」
陽介は首を横に振った。
「そうですか」
少しだけ寂しそうに微笑んだ医師が続ける。
「私は主治医の山田です。佐藤さん、あなたは交通事故に遭いました。脳に損傷を負って、3週間ほど意識不明の状態でした」
「3週間……?」
陽介はぼんやりと呟いた。
「3週間……?そんなはずはないです。だって、まだ、冬で……」
陽介は混乱した。最後に覚えているのは、大学の卒業制作に追われていた記憶。卒業間近で、一人残った部屋でかじかんだ手で石膏を削っていた。あの時はまだ12月で、雪も降っていて……。
「今、何年……?」
ぽつりとつぶやいた言葉に部屋の空気が一瞬凍りついた。
「2025年の3月よ」
母が静かに答えた。
「そう……ですか」
(そんな……5年も経っている……?)
「記憶喪失は脳の損傷による一般的な症状です」
少しだけこれまでより明るく医師が説明を続けた。
「検査の結果、幸い身体機能への深刻な影響はありませんでした。ただ、事故前の数年間の記憶が失われている可能性があります」
陽介は言葉を失った。5年間の記憶がない。大学を卒業した記憶もない。今の自分が何をしているのかも分からない。
そのとき、後ろに立っていた見知らぬ男性が一歩前に出た。
「陽介……」
その声には、どこか懐かしさがあった。低く、柔らかな声。心地よい声。陽介の体が微かに反応するのを感じた。
「あなたは……?」
男性は微かに表情を曇らせたが、すぐに柔らかい笑顔を作った。
「三浦健一だ。覚えてないか」
「三浦……?」
その名にも聞き覚えがある気がした。どこかで会ったことがあるような。
陽介はしばらく考えていたが、何も思い出せなかった。でもなぜか胸が締め付けられるような気持ちになった。なぜか目の奥が熱くなる。
「ははっ、とにかく目覚めてくれてよかった。幼馴染だよ。小学校からの付き合いだ」
陽介は必死に記憶を探った。三浦健一……確かに小学校に同じ名前の子がいた気がする。でも、目の前の大人の姿と結びつかない。
「すみません……はっきりとは……」
「気にするな」
健一は微笑んだ。その笑顔に、陽介は奇妙な安心感を覚えた。
「時間をかければ、少しずつ思い出すかもしれないし、俺がいろいろ教えてやるよ」
「三浦くんは毎日のように見舞いに来てくれていたのよ。仕事が終わるとすぐに駆けつけて、夜遅くまで付き添ってくれたの」
母の言葉に陽介は驚いて顔を上げた。
「毎日……ですか?」
健一は少し恥ずかしそうに笑った。
「大げさにしないでください。親友として当然のことです」
親友……。その言葉が妙に引っかかった。
医師は陽介の状態を確認した後、詳しい検査のスケジュールを説明し、部屋を出て行った。母も「少し休んでいらっしゃい」と言って席を外した。
部屋には陽介と健一だけが残された。
沈黙が流れる。
健一は窓際の椅子に腰掛け、陽介をじっと見ていた。その視線に何か深いものを感じ、陽介は落ち着かない気持ちになった。心臓が少し早く鼓動するのを感じる。
「本当に……何も覚えていないのか?」
「大学時代までは覚えているけど……その後のことは全く……。三浦くんとはどんな関係だったんだ?」
健一は一瞬、言葉に詰まった。
「幼馴染で、大学でも一緒だった。お前がファッションデザインを専攻して、俺はインテリアデザイン。実際に仲良くなったのは卒業後だけどな。互いの仕事を応援し合ってた……そんな感じだ」
「今、僕は何をしているんだ?」
「有名ブランドのデザイナーだよ。この前も新作コレクションが評判になった」
健一は誇らしげに言った。
陽介は自分の手を見つめた。ついさっきまで石膏を削っていた、そして、今はデザイナーの手。記憶にない人生。
「家族は?恋人は?ほかに……関係する人は……、さっきのは母であってるよな……?」
健一の表情が一瞬こわばった。
「はは、あぁ、そうだよ。お前んち父親とは少し……複雑な関係だったみたいだけどな」
そこで健一は言葉を切った。
「恋人は……最近はいなかったと思う」
その「最近は」という言葉選びが気になった。陽介は追及しようとしたが、なぜか口にできなかった。
「退院後のことだが」
少し空気を入れ替えるように健一が話題を変えた。
「医師は最初の数週間は一人暮らしは避けた方がいいと言っていた。お母さんの家に戻るという選択肢もあるけど……」
「それは……」
自分の年齢を考えると、母親の家に戻るのは何だか違和感があった。それに大学時代から一人暮らしだったし、いまさらそれも少し恥ずかしかった。
「よかったら、しばらく俺のマンションに来ないか?広いし、二人分の部屋もある。何か思い出すきっかけになるかもしれないし」
その提案に、陽介は不思議と抵抗を感じなかった。むしろ、この見知らぬようで懐かしい男性の近くにいると安心する感覚があった。
「ありがとう。そうさせてもらおうかな」
健一の表情が明るくなった。その瞬間、窓からの光が彼の横顔を照らし、陽介の胸に奇妙な感覚が走る。体が少し熱くなる。
(なんだろう、この感じ……)
「よし、決まりだな」
健一が笑った。
笑顔の健一を見ていると、胸がざわめくような感覚。
「あ、そうだ、これ、お前の」
健一は立ち上がり、バッグから何かを取り出した。手に取ると小さなスケッチブックだった。
「事故の日、持っていたものだ。医師に確認したけど、見せても大丈夫だって」
開くと、そこにはファッションデザインのスケッチが描かれていた。線の引き方、色使い、線の癖、どれも自分の絵……という雰囲気があるが、それでも自分が知っている自分の絵よりも数段洗練されているように感じる。
「これが……僕のデザイン」
ページをめくると、男性用の衣装のデザインが続いていた。洗練されたスーツ、カジュアルなジャケット、大胆な露出が多い作品も。そして最後のページには、半分だけ描きかけのデザイン。そこには『健一』と描かれていた。
「これは……」
「事故の直前に描いていたものだ。お前は『健一のために』と言っていた」
健一が静かに言った。
陽介は描きかけのデザインを見つめた。確かに目の前の男性にフィットしそうなイメージだった。
「すごく……親しかったんだな、僕たち」
健一は一瞬、悲しそうな表情をした。すぐに笑顔に戻したが、その目には何か言葉にできない感情が宿っていた。
「ああ……とても親しかった」
陽介の心に、何かが引っかかる感覚。ここには語られていない何かがある。でも今は、そこに踏み込む勇気がなかった。
「三浦くん……」
「健一でいいよ。前はそう呼んでたから」
「健一……」
その名前を口にした瞬間、唇に不思議な懐かしさを感じた。まるで何度も何度も呼んだ名前のように。心臓が少し早く鼓動する。
「健一、ありがとう。これからよろしく」
陽介が差し出した手を、健一はゆっくりと握った。その手の温もりに、陽介の体が微かに反応するのを感じた。手から電流のようなものが走る。
(この感覚は……一体……)
春の陽光が二人を優しく包み込む。それは新しい始まりの光だった。でも陽介の胸の内には、失われた5年間の記憶と、健一という存在が秘める謎が影を落としていた。
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